その範囲が漢検漢字辞典で限られている個別漢字と違って、熟語や他の様々な表現に関しては、対象漢字を使っているのであれば、漢検漢字辞典になくても出題される可能性があるという事実は漢検を受けているもののなかでよく知られている。
となれば、特に対象漢字が多い漢検1級の対策が大変難しくなっている。
大まかな仮説をたてるとして、漢検漢字辞典と漢検四字熟語辞典の内容を全部抜かりなく徹底的に把握して、そしてその知識を検定の本番でミスなく使えるなら合格ラインまで到達できるはずなのですが、それもなかなか容易ではなく、現実の問題として受かるにはそれらの辞典に含まれていない内容も実質的に不可欠になっている。
特に故事・成句・諺に関する造詣を問う第八部においては、その番外の知識の重要性が顕著に顕れている。
当方も漢検1級の勉強を始めたときに協会が正式な資料として出している辞典の学習で手一杯で他所からの内容に視野を広げる余裕はなかったが、だいたい140点とれるようになってから
諺の本格的な対策が喫緊の課題になってくる
その一環でまず改めて四字熟語に目を向けるべきともいえる:
というのは、多くの場合、凝縮した形で意味を現している四字熟語そのものを読み下したら、それはそれで第八部で使われてもおかしくないものになるし、もしくは特定の四字熟語の成り立ちに関わる逸話や関連する歴史的文献のタグイはそれ自体が故事・成句・諺分野で使われそうな素材でもある。
しかし、いくら古典的な文章を読んだり、自分で辞書を調べたりするのは王道であるが、生活上の諸事情や時間的な制限でそれができない人が多いです
そこで自分が主に自分用の資料として集めた漢検1級関連の故事・成句・諺やそれに似た
表現のデーターベースを紹介したいと思います。
まず、roshiajin.jpのウエブサイトを開いて、そこのメニューにある『故事成句諺』をクリックします。
そこにおおよそ6000個の個別記録が含まれている表があって、便宜上100個ずつが表示されるようになっているが、一遍に全部の内容を表示させることもできる。
それらの個別記録はそれといった有意義な順番で羅列になっているものではないですし、意味も載っていないので、詳しく調べたい人はネットでさらに検索するか、
それが載っている辞書や辞典を参考していただきたいです
趣旨としては、漢検の問題で出題される可能性のあるところの読みが()内にひらがなで記されています。
誤字や脱字がないように注意はしていたつもりですが、何か行き届いていないところがあれば、知らせてください