漢字検定1級用故事・成句・諺・慣用句
Proverbs and famous classical expressions for the Kanji Kentei level 1 test (Kanken 1 kyuu)
漢検一級学習において故事、成句、諺の類いが大変重要な位置を占めている。
下記は約6200個の漢字検定1級に出題される可能性のある故事、成句、諺のデーターベースです。
(最後の更新:2022年12月31日)
漢検1級用故事、成句、諺、慣用句
.漢検1級用故事、成句、諺、慣用句 | |
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ああ小子(しょうし)、いまだ臧否(ぞうひ)を知らず | |
愛を以て孝(こう)なるは難し | |
煽(あお)ち貧乏 | |
青雲八町(はっちょう) | |
青田の田螺(たにし)嫁に食わすな | |
青田南に俵(にわら)雨 | |
赤い信女(しんにょ)の木魚講(もくぎょこう) | |
赤いものを使えば疱瘡(ほうそう)軽し | |
赤蜻蛉(あかとんぼ)は仏の使い | |
商いは山椒(さんしょう)の皮 | |
秋の日は釣瓶(つるべ)落とし | |
あたりき力車(りきしゃ) | |
あの声で蜥蜴(とかげ)食らうか時鳥 | |
一堂(いちどう)の和気(わき) | |
一世(いっせい)の冠(かん) | |
一世(いっせい)の師表(しひょう) | |
いにしえの矜(きょう)や廉(れん)、今の矜(きょう)や忿戻(ふんれい) | |
いにしえ虚諺(きょげん)無し | |
おなごは悪性(あくしょう)者 | |
お灸(きゅう)を据える | |
お寺開くか緋衣(ひごろも)着るか | |
お手が鳴るなら銚子(ちょうし)と悟れ | |
お鉢(はち)が回る | |
お幣子(へこ)の曼陀羅(まんだら) | |
勝兵(しょうへい)は水に似たり | |
かばねを鯨鯢(げいげい)の鰓(あぎと)に掛く | |
間(あい)が遠なりゃ契りが薄い | |
間(あい)は愛想(あいそ)のもの | |
賢(けん)を避けて初めて相を罷め、聖(せい)を楽しんで且つ杯を啣む | |
けんにょう切れて胸撓(しわ)らす | |
ここを先途(せんど) | |
異心(いしん)を挟む | |
これに懲りよ道才坊(どうさいぼう) | |
これは残念閔子騫(びんしけん) | |
三尺(さんじゃく・さんせき)の童子(どうじ) | |
塩鉄(えんてつ)の利(り) | |
しつこい坊主に檀那(だんな)がない | |
正大(せいだい)の気(き) | |
その誼(ぎ)を正し其の利(り)を謀らず | |
その君、発(はつ)を好めば其の臣決拾(けっしゅう)す | |
その子乃ち稼穡(かしょく)の艱難(かんなん)を知らず | |
その手は桑名(くわな)の焼き蛤 | |
その諾責(だくせき)あらんよりはむしろ已怨(いえん)あれ | |
それ仏法遙かにあらず、心中即ち近し。真如(しんにょ)にあらず、身を棄てて何んか求めん | |
ちゃっちゃの曽孫(ひこ) | |
なにものの老嫗(ろうう)か寧馨児(ねいけいじ)を生める | |
なりに似せて巻子・綜麻(へそ)を巻く | |
飲馬(いんば)銭を投ず | |
伯夷(はくい)の風(ふう)を聞く者は、頑夫(がんぷ)も廉(れん)に、懦夫(だふ)も志を立つる有り | |
はやりの半纏・袢纏(はんてん)着ない者は馬鹿 | |
はやる芝居は外題(げだい)から | |
股掌(こしょう)の臣(しん) | |
明かけりゃ盆(ぼん) | |
阿衡(あこう)の佐(さ) | |
阿漕(あこぎ)が浦に引く網 | |
阿呆(あほう)と鋏は使いようで切れる | |
阿呆(あほう)につける薬がない | |
阿呆(あほう)の一つ覚え | |
阿呆(あほう)の三杯汁 | |
阿弥陀(あみだ)の光も銭次第 | |
阿吽(あうん)の呼吸 | |
阿吽(あうん)の息 | |
阿闍梨(あじゃり)死して事欠けず | |
哀哀(あいあい)たる父母、我を生みて劬労(くろう)す | |
哀愍(あいびん)自謹(じきん)の砌(みぎり) | |
愛、屋烏(おくう)に及ぶ | |
愛してその醜(しゅう)を忘る | |
愛する所に駑馬(どば)を相するを教う | |
愛想(あいそ)を尽かす | |
愛嬌(あいきょう)を振り撒く | |
逢えば五厘(ごりん)の損(そん)がいく | |
逢掖(ほうえき)の衣(い) | |
悪は一旦(いったん)の事なり | |
悪を遏めて善を揚げ、天の休命(きゅうめい)に順う | |
悪言は口に出ださず、苟語(こうご)は耳に留めず | |
悪酒は悪人の如く、相攻むること刀箭(とうせん)より劇し | |
悪木(あくぼく)の枝に息わず、盗泉(とうせん)の水を飲まず | |
旭日(きょくじつ)昇天(しょうてん)の勢い | |
葦の髄(ずい)から天井覗く | |
葦間(あしま)の蟹で横と出る | |
葦巣(いそう)の悔い | |
葦末(いまつ)の巣 | |
梓(し)に上す | |
扱袵(そうじん)して鍾山(しょうざん)藍田(らんでん)の上に登る | |
絢爛(けんらん)の極、平淡(へいたん)に造る | |
綾袖(りょうしゅう)能く舞う | |
粟(ぞく)の秕(ひ)有るが如し | |
粟(ぞく)を給すること多くして馬痩す | |
粟(ぞく)を量りて舂く | |
安い旅籠(はたご)のよき馳走(ちそう) | |
安危(あんき)に其の志に弐かず、険易(けんい)に其の心を革めず | |
安石(あんせき)出でずんば蒼生(そうせい)を如何せん | |
按図(あんず)を以て駿(しゅん)を索む | |
按摩(あんま)掴み取り | |
暗がりの渋面(じゅうめん) | |
暗がり様は粋様(すいさま) | |
暗室(あんしつ)に欺かず | |
暗箭(あんせん)人を傷む | |
案(あん)に相違(そうい)する | |
鞍(あん)に拠りて顧眄(こべん)す | |
杏臉(きょうけん)桃腮(とうさい)の美女 | |
以て瞑(めい)すべし | |
伊達(だて)の素足は貧から起きる、有れば天鵞絨(びろーど)の足袋(たび)を履く | |
伊達(だて)の藤倉始末の雪駄(せった)所帯(しょたい)知らずの緒太(おぶと)草履(ぞうり) | |
伊達の素袷(すあわせ) | |
伊蘭(いらん)の林に交われども、赤栴檀(しゃくせんだん)の香は失せず | |
位牌(いはい)を汚す | |
夷狄(いてき)だも君有り | |
委細(いさい)構わず | |
威の徳と交わること繆纏(きゅうてん)の若く | |
威福(いふく)をほしいままにする | |
惟好鬚(こうしゅ)を称するのみ | |
惟適(ゆいてき)の安(あん) | |
意(い)は体(たい)する | |
意広き者は、斗室(としつ)も寛きこと両間の若し | |
意中(いちゅう)の人 | |
意表(いひょう)を付く | |
易者(えきしゃ)身の上知らず | |
易地(えきち)皆然り | |
易簀(えきさく)の際(さい) | |
異域(いいき)の鬼(き)と為る | |
移木(いぼく)の信(しん) | |
維摩(ゆいま)の一黙(いちもく) | |
胃(い)の腑(ふ)に落ちる | |
衣(い)、新(しん)を経ずんば何に由りて故(こ)ならん | |
衣(い)、帛(はく)を重ねず | |
衣(い)に堪えざる如し | |
衣(い)ばかりで和尚は出来ない | |
衣(い)は新(しん)に如くは莫く、人は故(こ)に如くは莫し | |
衣(い)は骭(かん)に至り袖腕に至る | |
衣(い)を千仞(せんじん)の崗に振るう | |
衣錦(いきん)の栄(えい) | |
衣鉢(いはつ)を継ぐ | |
衣鉢(えはつ)を伝える | |
違乱(いらん)は未練(みれん)の相 | |
遺愛寺(いあいじ)の鐘は枕を欹(そばだ)てて聴く | |
遺教経(ゆいきょうぎょう)へ参ろより釜の下へ参れ | |
遺佚(いいつ)せられて怨みず | |
医(い)は仁術(じんじゅつ) | |
医者の(やくれい)と深山の桜、取りに行かずさき次第 | |
医者の自脈(じみゃく)効き目なし | |
医者は重く言い、番匠(ばんじょう)は軽く言う | |
医者は先医(せんい)を謗り、物縫う女は針手(しんしゅ)を謗る | |
井(い)に坐して天を観る | |
井(い)のほとりに稚児(ちご)を置く | |
井蛙(せいあ)の見(けん) | |
井蛙(せいあ)を以て海を語るべからず | |
井戸端の御幣束(ごへいそく) | |
井水(せいすい)大魚(たいぎょ)なし | |
井中(せいちゅう)星を見れば、数星に過ぎず | |
井底(せいてい)の蛙(あ) | |
亥豕(がいし)の誤り | |
亥豕(がいし)の譌(か) | |
磯の笠子(かさご)は口ばかり | |
一(いつ)を以て之を貫く | |
一安気(あんき)二食 | |
一囲(いちい)の木も千鈞(せんきん)の屋(おく)を持し、五寸の鍵なるも開闔(かいこう)を制す | |
一淫(いん)二酒(しゅ)三湯(とう)四力(りき)五行(ぎょう)六音(おん)七煙(えん)八火(か) | |
一瓜実・瓜核(うりざね)に二丸顔 | |
一燕(いちえん)夏をなさず | |
一家(いっか)を機杼(きちょ)す | |
一家(いっけ)は遠のく蚤は近寄る | |
一塊(いっかい)の肉 | |
一割(いっかつ)の利(り) | |
一竿(いっかん)の竹、簪裾(しんきょ)に換えず | |
一眼(がん)二左足(さそく) | |
一掬(いっきく)の涙 | |
一丘(いっきゅう)の貉・狢(かく) | |
一驚(いっきょう)を喫(きっ)する | |
一薫(いっくん)一蕕(いちゆう)十年なお臭(しゅう)あり | |
一月(いちがつ)三舟(さんしゅう)の喩え | |
一言既に出ずれば駟馬(しば)も追い難し | |
一狐(いっこ)の腋(えき) | |
一狐裘(いっこきゅう)三十年、豚肩(とんけん)豆(とう)を掩わず | |
一黒(いっこく)陸頭(ろくとう)耳小(じしょう)歯違う | |
一再(いっさい)ならず | |
一子(いっし)成道(じょうどう)すれば九族(きゅうぞく)天に生ず | |
一死一生乃ち交情(こうじょう)を知る | |
一糸(いっし)纏わず | |
一糸(いっし)乱れず | |
一種(いっしゅ)一瓶(いっぺい)は亭主の課役(かえき) | |
一樹(いちじゅ)の陰 | |
一升(いっしょう)徳利(どくり)こけても三分 | |
一新(いっしん)を画(かく)す | |
一人っ子と一杯船(いっぱいせん)は持たぬがまし | |
一人の好士(こうじ)より三人の愚者 | |
一人の斉語(せいご)衆楚(しゅうそ)の咻しきに耐えず | |
一人慶(けい)あれば、兆民(ちょうみん)之れに頼る | |
一人倹(けん)を知れば一家富む | |
一人善く射れば、百夫決拾(けっしゅう)す | |
一炊(いっすい)の夢 | |
一寸(いっすん)の光陰(こういん)は沙裏(しゃり)の金 | |
一世(いっせい)の雄(ゆう) | |
一世(いっせい)を風靡(ふうび)する | |
一世の富貴死後までの文章(ぶんしょう) | |
一切(いっさい)衆生(しゅじょう)悉有(しつう)仏性(ぶっしょう) | |
一善(いちぜん)心を染むれば、万劫(ばんごう)朽ちず | |
一善を廃すれば衆善(しゅうぜん)衰う | |
一双(いっそう)の玉臂(ぎょくひ)千人(せんにん)の枕 | |
一旦(いったん)緩急(かんきゅう)あれば | |
一丁字(いっていじ)を知らず | |
一朝(いっちょう)の患 | |
一朝(いっちょう)の忿 | |
一滴(いってき)舌上(じょうぜつ)通じて大海(たいかい)の塩味(えんみ)を知る | |
一滴の水も積もれば湖水(こすい)となる | |
一天(いってん)俄かに掻き曇る | |
一度食する毎に便ち稼穡(かしょく)の艱難(かんなん)を念う | |
一頭(いっとう)地(ち)を抜く | |
一日(いちじつ)の長(ちょう) | |
一日見ざれば鄙吝(ひりん)生ず | |
一日之を暴(ばく)して十日之を寒(かん)す | |
一年の兵乱(へいらん)は三年の飢饉(ききん)に劣る | |
一農(いちのう)耕さざれば民之が為に飢う | |
一敗(いっぱい)は衄けるに足らず、後功(こうこう)前羞(ぜんしゅう)を掩わん | |
一敗(いっぱい)地(ち)に塗れる | |
一杯の水を以て車薪(しゃしん)の火は救い難し | |
一髪(いっぱつ)千鈞(せんきん)を引(ひ)く | |
一反(いったん)の田を作るより一人の口を減らせ | |
一斑(いっぱん)を見て全豹(ぜんぴょう)を卜(ぼく)す | |
一飯(いっぱん)の恩(おん) | |
一飯(いっぱん)の頃(けい) | |
一飯(いっぱん)の徳(とく) | |
一飯(いっぱん)の報(ほう) | |
一貧一富乃ち交態(こうたい)を知る | |
一夫(いっぷ)耕さざれば天下その饑(き)を受く | |
一夫関(かん)に当れば万夫も開くことなし | |
一夫両心(りょうしん)なれば刺を抜くこと深からず | |
一淵(いちえん)には両蛟(りょうこう)ならず | |
一物(いちぶつ)あれば一累(いちるい)を添う | |
一片の白雲(はくうん)谷口(こっこう)に横たわり、幾多の帰鳥(きちょう)夜巣(やそう)に迷う | |
一方聞いて下知(げち)をすな | |
一棒(いちぼう)一条痕(いちじょうこん)一摑・一掴(いっかく)一掌血(いっしょうけつ) | |
一枚(いちまい)噛む | |
一枕(いっちん)黒甜(こくてん)の余(よ) | |
一面(いちめん)の辞(じ) | |
一木(いちぼく)大廈(たいか)の崩るるを支うる能わず | |
一目(いちもく)の網は以て鳥を得べからず | |
一夜(いちや)検校(けんぎょう)向こう見ず | |
一葉(いちよう)の扁舟(へんしゅう) | |
一葉(いちよう)目を蔽えば太山を見ず、両豆(りょうとう)耳を塞げば雷霆(らいてい)を聞かず | |
一粒に百手の功(こう)当たる | |
一粒の粟中(ぞくちゅう)に世界を蔵し、半升(はんしょう)の鐺内(とうない)に山川を煮る | |
一輪(いちりん)咲いても花は花 | |
一埒(いちらつ)が済む | |
一抔(いっぽう)の土未だ乾かず、六尺(りくせき)の孤安にか在る | |
一揆(いっき)の寄り合い | |
一擲(いってき)乾坤(けんこん)を賭(と)す | |
一擲(いってき)千金渾て是れ胆(たん) | |
一斛(いっこく)の旧水(きゅうすい)蛟竜(こうりゅう)を蔵す | |
一榻(いっとう)の外、皆他人の家なり | |
一沐(いちもく)に三たび髪を握り、一飯(いっぱん)に三たび哺(ほ)を吐く | |
一簣(いっき)の功(こう) | |
一簣(いっき)を以て江河(こうが)を障う | |
一籌(いっちゅう)を遜(そん)ずる | |
一籌(いっちゅう)を輸(ゆ)する | |
一粲(いっさん)に供(きょう)する | |
一粲(いっさん)を博(はく)す | |
一翳(いちえい)眼にあれば空華乱墜(くうげらんつい)す | |
一臂(いっぴ)の力を貸す | |
一臂(いっぴ)の労(ろう) | |
一臠(いちれん)の肉を嘗めて、一鑊の味を知る | |
一饋(いっき)にして十たび起ち、一沐(いちもく)にして三たび髪を捉り、以て天下の民を労う | |
一簞(いったん)の食(し)、一瓢(いっぴょう)の飲(いん) | |
壱是(いっし)に皆身を脩むるを以て本と為す | |
溢美(いつび)の言(げん) | |
逸物(いちもつ)の鷹も放さねば捕らず | |
鰯で精進(しょうじん)落ち | |
鰯網で鯨の大功(たいこう) | |
印形(いんぎょう)は首と釣り替え | |
印綬(いんじゅ)を解く | |
咽喉(いんこう)の地(ち) | |
咽喉(いんこう)を扼(やく)する | |
咽喉(いんこう)右臂(ゆうひ)の地 | |
員子・銀子(いんつう)沢山 | |
因果(いんが)が蹲(つくば)う | |
飲みの宿禰(すくね) | |
飲むこと長鯨(ちょうげい)の百川(ひゃくせん)を吸うが如し | |
飲河(いんが)の願い | |
飲至(いんし)の礼(れい) | |
飲食(いんしょく)の人 | |
淫婦(いんぷ)に石女(せきじょ)多し | |
陰になり日向(ひなた)になり | |
陰徳(いんとく)有る者は、必ず陽報(ようほう)有り、陰行(いんこう)有る者は、必ず昭名(しょうめい)有り | |
陰嚢(ふぐり)も釣り方 | |
陰陽(いんよう)を燮理(しょうり)す | |
陰裏の桃も生る時分(じぶん)には生る | |
隠逸(いんいつ)の林中(りんちゅう)に栄辱(えいじょうく)なく、道義(どうぎ)の路上に炎涼(えんりょう)なし | |
隠公(いんこう)左伝(さでん)桐壺(きりつぼ)源氏(げんじ) | |
隠田(おんだん)百姓作り取り | |
隠亡(おんぼう)も焼き賃 | |
宇(う)を同じうし、体を異にす | |
烏が垢離(こり)取る | |
烏が生麩(しょうふ)こいだよう | |
烏に反哺(はんぽ)の孝(こう)あり | |
烏の行水(ぎょうずい) | |
烏の雌雄(しゆう) | |
烏の水垢離(みずごり) | |
烏は鳥中(ちょうちゅう)の曾参(そうしん) | |
烏を鵜(う)に使う | |
烏羽(からすば)の文字 | |
烏雲(ううん)の陣(じん) | |
烏獲(うかく)の力 | |
烏合(うごう)の衆(しゅう) | |
烏鷺(うろ)の争い | |
烏集(うしゅう)の衆(しゅう) | |
烏集(うしゅう)の交わり | |
烏賊(いか)の甲(こう)より年の劫(こう) | |
烏鳥(うちょう)の私情(しじょう) | |
烏頭(うとう)白くして馬角(ばかく)を生ず | |
烏鳶(うえん)の卵毀たざれば而る後に鳳凰(ほうおう)集まる | |
烏有(うゆう)に帰す | |
烏滸・尾籠・痴 (おこ)の高名せぬに如かず | |
烏鵲(うじゃく)の智 | |
羽(は)が利く | |
羽觴(うしょう)を飛ばす | |
迂直(うちょく)の計(けい) | |
雨に沐い風に櫛(くしけず)る | |
雨後(うご)の筍(たけのこ) | |
雨垂れ腕(かいな)を弾く | |
雨畢りて道を除い、水涸れて梁(りょう)を為す | |
卯(う)の精進 | |
卯亥巳(ういみ)未に爪取らず | |
卯辰(うたつ)の雨で巳(み)にかかる | |
鵜(う)で居る | |
鵜(う)の真似(まね)をする烏 | |
鵜(う)の目鷹の目 | |
鵜(てい)翼を濡らさず | |
渦中((かちゅう))の人 | |
浦場(うらば)の犬は鰯を食わぬ | |
瓜の蔓に茄子(なすび)はならぬ | |
瓜葛(かかつ)の親(しん) | |
瓜田(かでん)に履を納れず | |
運(うん)に兵法(ひょうほう) | |
運用の妙(みょう)は一心(いっしん)に存す | |
雲は秦嶺(しんれい)に横たわって家いずくにか在る | |
雲霞(うんか)の交 | |
雲雀(ひばり)の口に鳴る子 | |
雲端(うんたん)に霾(つちふ)る | |
雲中(うんちゅう)の白鶴(はっかく) | |
雲泥(うんでい)の差(さ) | |
雲夢(うんぼう)八九(はっく)を吞む | |
雲無心(むしん)にして岫(しゅう)を出ず | |
雲霓(うんげい)の望み | |
餌(え)を食うより肉を食え | |
嬰児(えいじ)の貝を以て巨海(きょかい)を測る | |
嬰児(えいじ)の股掌(こしょう)の上にあるが如し | |
嬰児(えいじ)の常に病むは飽(ほう)に傷むなり、貴人(きじん)の常に禍あるは寵(ちょう)に傷むなり。哺乳すること太だ多ければ掣縦(せいしょう)にして癇(かん)を生じ、富貴太だ盛んなれば必ず驕佚(きょういつ)にして過ちを生ず | |
嬰児(みどりご)は水の泡 | |
影迹(えいせき)端(たん)なし | |
栄を希わざれば、何ぞ利禄(りろく)の香餌(こうじ)を憂えんや | |
栄華(えいが)の夢 | |
栄華(えいが)有る者は必ず憔悴(しょうすい)あり | |
栄耀(えよう)の隠し食い | |
栄耀(えよう)の餅の皮 | |
永沈(ようちん)に堕つ | |
盈丈(えいじょう)の尾を見て咫尺(しせき)の軀にあらざるを知る | |
盈寸(えいすん)の膠(にかわ)を投じて、江海(こうかい)の色を易えんとす | |
盈満(えいまん)の咎(とが)め | |
穎(えい)を脱す | |
英奇(えいき)を仄陋(そくろう)に采る | |
英雄、閑日月(かんじつげつ)あり | |
衛(えい)の懿公(いこう)の鶴 | |
詠雪(えいせつ)の才(さい) | |
詠絮(えいじょ)の才(さい) | |
益体(やくたい)も無い | |
越王(えつおう)、怒蛙(どあ)に式(しょく)す | |
越鶏(えっけい)は鵠卵(こくらん)を伏す能わず | |
越人の秦人の肥瘠(ひせき)を視るが如し | |
越鳥(えっちょう)南枝(なんし)に巣くい、胡馬(こば)北風(ほくふう)に嘶(いなな)く | |
越畔(えっぱん)の思い | |
越俎(えっそ)の罪 | |
榎(え)の実はならばなれ、木は椋(むく)の木 | |
円石(えんせき)を千仞(せんじん)の山に転(てん)ず | |
園(えん)に螫虫(せきちゅう)有れば藜藿之が為に采られず | |
園葵(えんき)を抜く | |
堰杙(いぐい)にも笠 | |
宴安(えんあん)は酖毒・鴆毒(ちんどく) | |
炎(えん)に付き寒(かん)に棄つ | |
焔焔(えんえん)に滅ぜずんば炎炎(えんえん)を若何せん | |
煙焔・煙焰(えんえん)天に漲(みなぎ)る | |
煙火中(えんかちゅう)の人 | |
煙霞(えんか)の痼疾(こしつ) | |
燕雁(えんがん)代わって飛ぶ | |
燕許(えんきょ)の大手筆(だいしゅひつ) | |
燕爵・燕雀(えんじゃく)屋に処る | |
燕昭(えんしょう)台を築く | |
燕雀(えんじゃく)安んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや | |
燕石(えんせき)を裹み、玄圃(げんぽ)を履み、魚目(ぎょもく)を帯びて漲海(ちょうかい)に遊ぶ | |
燕台(えんだい)の召し | |
燕幕上(ばくじょう)に巣くうが如し | |
燕翼(えんよく)の謀 | |
燕趙(えんちょう)悲歌(ひか)の士(し) | |
猿に烏帽子(えぼし) | |
猿に剃刀(かみそり) | |
猿の霍乱(かくらん) | |
猿号(えんごう)柱を擁く | |
猿猴(えんこう)が月を取る | |
猿臂(えんぴ)の勢 | |
猿臂(えんぴ)を伸ばす | |
縁(えん)なき衆生(しゅじょう)度(ど)し難し | |
縁(えん)の下の筍(たけのこ) | |
遠くの火事より背中の灸(きゅう) | |
遠く騏驥(きき)を求めて近く東隣(とうりん)に在るを知らず | |
遠山(えんざん)の眉 | |
遠人に耳目(じぼく)なし | |
遠水(えんすい)近渇(きんかつ)を救わず | |
遠水近火(きんか)を救わず | |
遠慮なければ近憂(きんゆう)あり | |
鉛刀(えんとう)の一割(いっかつ) | |
鉛槧(えんざん)に付す | |
鴛鴦 (えんおう)の契り | |
鴛鴦(えんおう・おし)の衾(ふすま) | |
鴛鴦(えんおう)繍了(しゅうりょう)して君の看るに従す | |
鴛鴦(えんおう)比目(ひもく)の枕 | |
塩車(えんしゃ)の憾(かん) | |
奥(おう)に媚びんよりは寧ろ竈(そう)に媚びよ | |
往(い)に掛けの駄賃 | |
往(い)に跡へ行くとも死に跡へ行くな | |
往(おう)を彰らかにして来(らい)を察し、顕(けん)を微(び)にして幽(ゆう)を闡く | |
往ぬる魚を恵比寿(えびす)に供う | |
往事(おうじ)渺茫(びょうぼう)として都て夢に似たり | |
往者(おうしゃ)は諫(いさ)めず | |
応に住(じゅう)する所無くして其の心(しん)を生ずべし | |
横根疳瘡(かんそう)骨絡み | |
横草(おうそう)の功(こう) | |
王の言は糸の如くなるも、其の出ずるや綸(りん)の如し | |
王は兆民(ちょうみん)を子とす | |
王業(おうぎょう)は良輔(りょうほ)を須ち、建功(けんこう)は英雄を俟つ | |
王侯(おうこう)将相(しょうしょう)、寧んぞ種あらんや | |
王佐(おうさ)の才(さい) | |
王事(おうじ)を以て家事(かじ)を辞す | |
王事(おうじ)盬きことなし | |
王将(おうしょう)も歩(ふ)のもの | |
王昭君(おうしょうくん)が胡地(こち)の旅 | |
王祥(おうしょう)が孝感(こうかん)の鯉 | |
王臣(おうしん)蹇蹇(けんけん)躬の故にあらず | |
王良(おうりょう)車に登れば馬に罷駑(ひど)無し | |
黄牛(あめうし)に腹突かれる | |
黄泉(こうせん)の客 | |
黄泉(こうせん)の路上老少(ろうしょう)無し | |
黄泉路(よみじ)の障り | |
黄白(こうはく)を散(さん)じる | |
黄髪(こうはつ)番番(はは)に謀れば、則ち過つ所なし | |
黄檗(きはだ)を嘗めた啞(おし)のよう | |
黄粱(こうりょう)の夢 | |
黄粱(こうりょう)一炊(いっすい)の夢 | |
沖(おき)な物あて | |
沖天(ちゅうてん)の勢い | |
沖漠(ちゅうばく)無眹万象森然 | |
沖和(ちゅうわ)の気(き) | |
屋烏(おくう)の愛(あい) | |
屋漏(おくろう)に愧じず | |
牡丹餅(ぼたもち)は米、辛抱は金 | |
乙(おつ)に絡む | |
乙(おつ)を澄ます | |
乙(おと)は血の余り | |
乙子(おとご)の十五は家蔵建てる | |
乙子(おとご)生んで自慢言え | |
乙夜(いつや)の覧(らん) | |
温温(おんおん)たる恭人(きょうじん)は、木に集まるが如し、惴惴(ずいずい)たる小心は、谷に臨むが如し | |
温良恭倹譲(おんりょうきょうけんじょう)、以て之を得たり | |
穏座(おんざ)の初物(はつもの) | |
音頭(おんど)を取る | |
下学(かがく)の功(こう) | |
下戸は上戸の被官(ひかん) | |
下交(かこう)驕らず | |
下手の按摩(あんま)と仲裁は初めより悪くなる | |
下手の真ん中上手の縁矢(ふちや) | |
下衆・下種(げす)の謗り食い | |
下衆・下種(げす)も三食上﨟(じょうろう)も三食 | |
下衆・下種(げす)無い上﨟(じょうろう)は成らず | |
下塵(かじん)を承く | |
下大夫と言うときは、侃侃(かんかん)如たり、上大夫と言うときは、誾誾如たり | |
下卑(げび)ても息災(そくさい) | |
下郎(げろう)は口のさがないもの | |
化粧(けわい)化粧して水風呂の御馳走 | |
仮令僕の法に伏して誅(ちゅう)を受くるも、九牛(きゅうぎゅう)の一毛(いちもう)亡うが若し、螻蟻(ろうぎ)と何を以て異ならん | |
何れ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた) | |
何処へ行っても甘草(かんぞう)の流れる川はない | |
伽羅(きゃら)で作った仏同然 | |
伽羅(きゃら)の仏に箔(はく)を置く | |
伽羅(きゃら)も焚かず屁(へ)もこかず | |
嘉肴(かこう)有りと雖も食らわずんばその旨きを知らず | |
嘉事(かじ)多く、飫賜(よし)に暇なし | |
嘉膳(かぜん)の和(か)は一味を取るにあらずや | |
夏の温石(おんじゃく)と傾城(けいせい)の心とは冷たい | |
夏の昼饂飩(うどん) | |
夏の氷は宣旨(せんじ)なければ氷らず | |
夏の令を行えば、則ち民疾疫(しつえき)多く、時雨降らず、山陵(さんりょう)収まらず | |
夏座敷と鰈・玉余魚(かれい)は縁側がよい | |
夏楚(かそ)の二物は、其の威を収むるなり | |
夏虫(かちゅう)は以て氷を語るべからず | |
夏炉(かろ)は湿(しつ)を炙り冬扇(とうせん)は火をあおぐ翣ぐ | |
嫁と姑の仲がよいのは物怪(もっけ)の不思議 | |
家に賢妻(けんさい)有れば、男児は横事(おうじ)に遭わず | |
家に弊帚・敝帚(へいそう)有り、之を千金に享つ | |
家に無くてはならぬものは上がり框・檔(がまち)と女房 | |
家に諫子(かんし)なければ其の家必ず滅ぶ | |
家の身上(しんしょう)見るなら三代目の朝起きを見やれ | |
家を富ますに良田を買うを用いず、書中自ら千鍾(せんしょう)の粟(ぞく)あり | |
家鴨(あひる)の脚絆(きゃはん) | |
家鴨の杠・杠秤・扛秤(ちぎ)重し負うたような | |
家鶏(かけい)を賤しみて野雉(やち)を愛す | |
家醜(かしゅう)外に向かって揚ぐることなかれ | |
家賊(かぞく)防ぎ難し | |
家内和睦(わぼく)は福神の祭り | |
家貧しく孝子(こうし)顕る | |
家貧しく親愛(しんあい)散じ、身病みて交遊(こうゆう)罷む | |
科(か)に盈ちて後進む | |
暇あれば瘡(かさ)掻く | |
歌うも舞うも法(のり)の声 | |
歌には鬼神も納受(のうじゅ)ある | |
歌より囃子(はやし) | |
歌人(かじん)は居ながらにして名所を知る | |
歌人(かじん)尊からずして高位(こうい)に交わる | |
歌道(かどう)は諸道(しょどう)を知る | |
河(か)、角(かく)を射れば夜作(やさく)に堪え、犂星(りせい)没すれば水骨を生ず | |
河(か)は委蛇(いい)を以てゆえに能く遠し | |
河海(かかい)は細流(さいりゅう)を択ばず | |
河漢(かかん)の言(げん) | |
河魚(かぎょ)の腹疾(ふくしつ) | |
河清(かせい)を俟つ | |
河東(かとう)の獅子吼(ししく) | |
河童(かっぱ)に塩を誂(あつら)える | |
河童(かっぱ)に寒稽古(かんげいこ) | |
河童(かっぱ)の屁(へ) | |
河梁(かりょう)の吟(ぎん) | |
河梁(かりょう)の別れ | |
火を乞うは燧(すい)を取るに若かず | |
火を恋う青蛾(せいが)は焰に焼かれ、花を貪る胡蝶は蜘蛛の網(い)にかかる | |
火牛(かぎゅう)の計(けい) | |
火事(かじ)と喧嘩(けんか)は江戸の花 | |
火打ち箱に煙硝(えんしょう)入れて昼寝する | |
火宅(かたく)の境(きょう) | |
禍いは繊繊(せんせん)より生ず | |
禍いは懈惰(かいだ)に生ず | |
禍は蕭牆(しょうしょう)の中より起る | |
禍患(かかん)は常に忽微(こつび)に積みて、智勇(ちゆう)は多く溺るる所に困しむ | |
禍心(かしん)を包蔵(ほうぞう)す | |
禍福(かふく)は糾・糺(あざな)える縄の如し | |
禍福(かふく)を擅にす | |
稼(か)は老農に如かず、圃は老圃に如かず | |
花には三春(さんしゅん)の約(やく)あり | |
花の弟(おとと) | |
花の傍ら深山木(みやまぎ) | |
花は半開(はんかい)を看、酒は微酔(びすい)に飲む、此の中に大いに佳趣(かしゅ)あり | |
花を賞するに慎みて離披(りひ)に至る勿れ | |
花下(かか)に褌(こん)を曬す | |
花中(かちゅう)の鶯舌(おうぜつ)は花ならずして芳し | |
苛政(かせい)は虎よりも猛し | |
茄子(なす)の蔓に胡瓜(きゅうり)は生らぬ | |
荷(に)が勝つ | |
華燭(かしょく)の典(てん) | |
華封(かほう)の三祝(さんしゅく) | |
華胥(かしょ)の国 | |
華胥(かしょ)の夢 | |
華袞(かこん)の贈(ぞう) | |
蝦(か)を将て鼈(べつ)を釣る | |
蝦蛄・青竜蝦(しゃこ)で鯛(たい)を釣る | |
蝦蟇(がま)は恒に鳴けども、人は聴かず | |
蝦蟇(がま)の息天に昇る | |
迦葉(かしょう)の口に笑みを含む | |
迦陵(かりょう)頻伽(びんが)の声 | |
過ちて誤るに篩(ふる)うこと勿れ | |
過ちを宥すに大とするなく、故(こ)を刑(けい)するに小(しょう)とするなし | |
過去塵点(じんてん)の如し | |
過庭(かてい)の訓え | |
蚊(か)の脛(すね) | |
蚊(か)をして山を負わしむ | |
蚊虻(ぶんぼう)の労(ろう) | |
蚊虻(ぶんぼう)牛羊(ぎゅうよう)を走らす | |
蚊子(ぶんし)、牛を咬む | |
蚊蜹(ぶんぜい)山を負う | |
蚊蜹(ぶんぜい)膚を咬み虎狼(ころう)肉を食らう | |
我が家楽の釜盥(かまだらい) | |
我が輩豈是れ蓬蒿(ほうこう)の人ならんや | |
我が物いらずの僭上(せんじょう)張り | |
我が物身贔屓(みびいき) | |
我が烝民(じょうみん)を立つ、爾の極に匪ざるは莫し | |
我に嘉賓(かひん)有り 瑟(しつ)を鼓き笙(しょう)を吹かん | |
我を撫(ぶ)するは則ち后、我を虐げるは則ち讐 | |
我関(かん)せず焉(えん) | |
我無事にして民自ら富み、我無欲にして民自ら樸(ぼく)なり | |
画工(がこう)闘牛(とうぎゅう)の尾を誤って牧童(ぼくどう)に笑わる | |
画餅 (がべい)に帰(き)す | |
画餅(がべい)飢えに充たず | |
画竜(がりょう)点睛(てんせい)を欠く | |
臥して東海(とうかい)を治む | |
臥木(がぼく)は蠹(と)を成し易く、棄花(きか)は再び春なり難し | |
臥榻(がとう)の側他人の鼾睡(かんすい)を容れず | |
蛾子(ぎし)時に之を術ぶ | |
餓(かつ)え坊主が斎(とき)に会ったよう | |
餓鬼(がき)に苧殻(おがら) | |
餓鬼(がき)も人数(にんず) | |
餓鬼の物に脾虫(ひむし)が付く | |
餓狗(がく)枯髏(ころ)を齧む | |
餓狼(がろう)の口 | |
餓狼(がろう)の庖厨(ほうちゅう)を守る如し | |
餓鴟(がし)の叫び | |
駕(が)を枉ぐ | |
駕籠(かご)に乗る人担ぐ人そのまた草鞋(わらじ)を作る人 | |
駕籠舁(かごか)き駕籠(かご)に乗らず | |
介冑(かいちゅう)蟻蝨・蟻虱(ぎしつ)を生ず | |
会うや柳因(りゅういん)別るるや絮果(じょか) | |
会稽(かいけい)の恥 | |
解語(かいご)の花 | |
解脱(げだつ)幢相(どうそう)の法衣(ほうえ) | |
回雪 (かいせつ)の袖 | |
回伏(えふく)の難 | |
回禄(かいろく)の災い | |
回瀾(かいらん)を既倒(きとう)に反す | |
廻天・回天(かいてん)の力 | |
快(かい)に乗じて事を多くすべからず、倦(けん)に因りて終わりを鮮くすべからず | |
快犢(かいとく)車を破る | |
怪我(けが)の功名(こうみょう) | |
怪力(かいりき)乱神(らんしん)を語らず | |
懐甎(かいせん)の俗(ぞく) | |
魁星(かいせい)斗(と)を踢る | |
魁塁(かいるい)の士(し) | |
海は水潦(すいろう)を譲らず、以て其の大を成す | |
海鼠(なまこ)を藁でつなぐ | |
海中より杯中(はいちゅう)に溺死する者多し | |
海老は跳れども斗(と)を出でず | |
海棠(かいどう)の雨に濡れたる風情(ふぜい) | |
海棠(かいどう)睡り未だ足らず | |
海驢(あしか)の番(ばん) | |
灰汁(あく)の下げ汁も捨て場所がある | |
灰釘(かいてい)を請う | |
灰燼(かいじん)に帰(き)す | |
皆、封疆(ほうきょう)を脩め、審らかに径術を端す | |
絵の花には香(こう)なし | |
絵事(かいじ)は素(そ)を後にす | |
芥子に須弥(しゅみ)を蔵す | |
芥子を千(ち)にも割る | |
蟹に甲(こう)より年の劫(こう) | |
蟹の子は爪白(つまじろ) | |
開けた儘(まま)なる雑言(ぞうごん) | |
階(かい)を釈てて天に登る | |
階前(かいぜん)は則ち万里(ばんり)なり | |
貝(かい)を作る | |
貝錦(ばいきん)をなす | |
凱歌(がいか)を奏(そう)する | |
凱風(がいふう)南よりして彼の棘心(きょくしん)を吹く | |
外言は梱(こん)に入らず | |
外術(げじゅつ)は七日保たず | |
外方(そっぽ)を向く | |
外法(げほう)の下り坂 | |
外法(げほう)成就(じょうじゅ)の者は子孫に伝わらず | |
外面(げめん)似(じ)菩薩(ぼさつ)内心(ないしん)如(じょ)夜叉(やしゃ) | |
外襤褸(ぼろ)、内錦 | |
咳唾(がいだ)珠を成す | |
咳唾(がいだ)珠玉(しゅぎょく)を成し、吐気(とき)虹霓(こうげい)を作す | |
害は備えざるに生じ、穢(あい)は耨かざるに生ず | |
蓋棺(がいかん)事定まる | |
蓋世(がいせい)の気(き) | |
蓋世(がいせい)の才(さい) | |
骸(がい)を乞う | |
骸骨(がいこつ)を乞う | |
蛙の願(がん)立て | |
拡然(かくぜん)として大公(たいこう)、物来りて順応す | |
格致(かくち)日に新たなり | |
角ある獣に上歯(じょうし)なし | |
角銭(かくせん)に裃(かみしも)着せたよう | |
赫赫(かくかく)の功(こう) | |
赫赫(かくかく)の名 | |
郭公(かっこう)が鳴いたら種を蒔け | |
隔世(かくせい)の感(かん) | |
革靴(かっか)を枉げる | |
学(がく)は須らく静(せい)なるべし | |
学びて厭わず教えて倦(う)まず | |
学びて行わざる、之を名づけて掫囊(しゅうのう)と曰う | |
学ぶ者は牛毛(ぎゅうもう)の如く、成る者は麟角(りんかく)の如し | |
学べば則ち固(こ)ならず | |
学を為すの大病(たいへい)は、名を好むに在り | |
学者不身(ふみ)持ち | |
学問の道は他無し、其の放心(ほうしん)を求むるのみ | |
楽(がく)は内に修むる所以なり。礼は外を修むる所以なり | |
楽しみを為すは当に時に及ぶべし、何ぞ能く来茲(らいじ)を待たん | |
楽阿弥(らくあみ)が手車 | |
楽屋(がくや)で声を嗄(か)らす | |
割った茶碗を接(つ)いでみる | |
割殻(われから)食わぬ上人(しょうにん)はなし | |
割臂(かっぴ)の盟(めい) | |
括囊(かつのう)すれば咎もなく誉れもなし | |
渇(かっ)して井(せい)を穿つ | |
渇(かつ)に臨みて井(せい)を掘る | |
渇すれども盗泉(とうせん)の水を飲まず | |
渇馬(かつば)水を守り餓犬(がけん)肉を護る | |
滑疑(こつぎ)の耀(よう) | |
滑稽(こっけい)の雄(ゆう) | |
褐(かつ)を被り玉を懐く | |
轄(かつ)を投(とう)ず | |
鰹節と砥石(といし)の借り入れはない | |
株(しゅ)を削り根を掘る | |
蒲(ほ)を編む | |
蒲鞭(ほべん)の政(せい) | |
蒲鞭(ほべん)の罰(ばつ) | |
蒲柳(ほりゅう)の質(しつ) | |
鴨(かも)の脛(はぎ) | |
鴨が葱を背負(しょ)って来る | |
鴨を打って鴛鴦(えんおう)を驚かす | |
茅・萱・茆(かや)にも心置く | |
茅茨(ぼうし)剪らず采椽(さいてん)削らず | |
瓦の窓、縄の枢(とぼそ) | |
瓦合(がごう)の卒(そつ) | |
乾(けん)を旋らし坤(こん)を転ず | |
冠(かん)を挂く | |
冠は穿弊(せんぺい)すと雖も必ず頭に戴く | |
冠蓋(かんがい)相望む | |
冠履(かんり)は同じく蔵せず、賢不肖(けんふしょう)は位を同じくせず | |
冠履(かんり)を貴びて頭足(とうそく)を忘れる | |
寒(かん)に帷子(かたびら)土用(どよう)に布子(ぬのこ) | |
寒(かん)を救うは裘(きゅう)を重ぬるに如くは莫し | |
寒さひだるさ苗代(なわしろ)時 | |
寒九(かんく)の雨 | |
寒垢離(かんごり)屋が商売は冷たい | |
寒者は短褐(たんかつ)を利とし、饑者(きしゃ)は糟粕(そうはく)甘とす | |
寒松(かんしょう)千丈(せんじょう)の節 | |
寒蝉(かんせん)枯木(こぼく)を抱く | |
寒流月を帯びて澄めること鏡の如し、夕吹(せきすい)霜に和して利きこと刀に似たり | |
寒林(かんりん)に骸を打つ | |
寒暄(かんけん)を述ぶ | |
寒暄(かんけん)を叙す | |
勘(かん)を付ける | |
勘当(かんどう)に科なく赦免(しゃめん)に忠(ちゅう)なし | |
勧学院(かんがくいん)の雀は蒙求(もうぎゅう)を囀・哢・啅(さえず)る | |
巻耳を采り采るも、頃筐(けいきょう)に盈たず | |
巻帙(かんちつ)綻ぶ | |
堪忍(かんにん)家督(かとく)短気(たんき)は損気(そんき)、辛抱(しんぼう)は金 | |
堪忍(かんにん)袋の緒(お)が切れる | |
姦・奸 (かん)無きを以て吠えざるの狗を畜うべからず | |
姦人(かんじん)の雄(ゆう) | |
官(かん)は私昵(しじつ)に及ぼさず | |
官は宦(かん)の成るに怠る | |
官途(かんと)に就く | |
寛猛(かんもう)相済う | |
干雲(かんうん)蔽日(へいじつ)の木も、葱青(そうせい)より起こる | |
干天・旱天(かんてん)の慈雨(じう) | |
干戈(かんか)に訴える | |
干戈(かんか)を交える | |
干戈(かんか)を倒載(とうさい)す | |
患(かん)は宦(かん)の成るに生じ、病は少しく癒ゆるに始まる | |
感謝(かんしゃ)感激(かんげき)雨霰(あめあられ) | |
敢えて天下の先とならず、故に能く成器(せいき)の長(ちょう)たり | |
敢えて毀傷(きしょう)せざるは、孝(こう)の始めなり | |
敢諫(かんかん)の鼓(こ) | |
桓山(かんざん)の四鳥(しちょう) | |
棺(かん)を蓋いて事定まる | |
棺(かん)を鬻ぐ者は歳(さい)の疫(えき)ならんことを欲す | |
棺(かん)を蓋いて始めて能く士の賢愚(けんぐ)を定め、事に臨みて始めて能く人の操守(そうしゅ)を見る | |
款(かん)を通ず | |
歓(かん)を尽す | |
歓楽(かんらく)極まりて哀情(あいじょう)多し、少壮(しょうそう)幾時ぞ、老い奈何せん | |
歓心(かんしん)を買う | |
汗馬(かんば)の労(ろう) | |
漢宮(かんきゅう)の幻 | |
甘井(かんせい)は先ず竭き、招木(しょうぼく)は先ず伐らる | |
甘酒進上(しんじょう) | |
甘草(かんぞう)丸呑み | |
甘棠(かんとう)の愛 | |
甘棠(かんとう)の詠(えい) | |
看一看(かんいっかん)す | |
竿竹で星を搗(か)つ | |
管豹(かんぴょう)の一斑(いっぱん) | |
管鮑 (かんぽう)の交わり | |
緩兵(かんへい)の計(けい) | |
緩頰(かんきょう)を煩わす | |
缶・甌(ほとぎ)を被って壁に向かうが如し | |
翰音(かんおん)、天に登る、何ぞ長かるべけんや | |
肝胆(かんたん)も楚越(そえつ)なり | |
肝胆(かんたん)を砕く | |
肝脳(かんのう)地に塗る | |
肝膾(きもなます)を作る | |
観る者堵(と)の如し | |
観念(かんねん)の臍(ほぞ)を固める | |
間(あい)は愛想(あいそ)のもの | |
間(かん)に髪(はつ)を入れず | |
間隙(かんげき)を生ずる | |
間尺(ましゃく)に合わない | |
間然(かんぜん)する所無し | |
間髪(かんぱつ)を入れず | |
間夫(まぶ)は勤めの憂さ晴らし | |
閑古鳥(かんこどり)が鳴く | |
関関(かんかん)たる雎鳩(しょきゅう)は河の洲(しゅう)に在り | |
関路(せきじ)の鳥 | |
関雎(かんしょ)の化(か) | |
関雎(かんしょ)の楽しみ | |
韓信(かんしん)の股くぐり | |
韓文(かんぶん)の疵(し) | |
韓盧(かんろ)を馳せて蹇兎(けんと)を逐う | |
館舎(かんしゃ)を捐つ | |
含沙(がんしゃ)、影を射る | |
岸を斬り谿を堙めて以て鐘(しょう)を迎う | |
巌下(がんか)の電(でん) | |
巌岫(がんしゅう)の士(し) | |
眼光(がんこう)炯炯(けいけい)として人を射る | |
眼中(がんちゅう)の釘 | |
眼中(がんちゅう)の刺(し) | |
眼底(がんてい)を払う | |
眼裏(がんり)に塵あって三界(さんがい)窄し | |
眼窩(がんか)に入る | |
雁(がん)一匹さえ矢三銭(さんせん) | |
雁の玉章(たまずさ) | |
雁の琴柱(ことじ) | |
頑艶(がんえん)を哀感(あいかん)せしむ | |
顔(かんばせ)を犯す | |
伎癢・技癢(ぎよう)に堪えず | |
危うきこと朝露(ちょうろ)の如し | |
危ない所に登らねば熟柿(じゅくし)は食えぬ | |
危坐(きざ)して師に向かい、顔色(がんしょく)恥ずるなかれ | |
危殆(きたい)に瀕(ひん)する | |
喜びの賀(が) | |
器(き)と名とは以て人に仮すべからず | |
奇(き)を出だして勝ちを制す | |
奇(き)を衒(てら)う | |
奇貨(きか)居くべし | |
岐(き)に哭(こく)して練(れん)に泣く | |
稀世・希世(きせい)の雄(ゆう) | |
幾(き)を知るは其れ神か | |
幾事(きじ)密(みつ)ならざれば即ち害成る | |
忌憚(きたん)のない | |
忌諱(きき)に触れる | |
机上(きじょう)の論(ろん) | |
机上灯下(きじょうとうか)の見(けん) | |
旗鼓(きこ)相当たる | |
既に雕り既に琢き朴(ぼく)に復帰す | |
既往(きおう)は咎(とが)めず | |
棄灰(きかい)の刑(けい) | |
機(き)に因りて法を説け | |
機(き)の前に薬なし | |
機(き)を逸する | |
機運(きうん)が熟する | |
機械(きかい)ある者は必ず機事(きじ)あり | |
機械(きかい)の心 | |
機嫌(きげん)気褄(きづま)を取る | |
機先(きせん)を制する | |
帰(き)を同じくして塗(と)を殊にす | |
帰雁(きがん)友を偲ぶ | |
帰師(きし)は遏むこと勿れ。囲師(いし)に必ず闕き、窮寇(きゅうこう)に迫る勿れ | |
帰心(きしん)矢の如し | |
帰妹(きまい)は天地の大儀(たいぎ)なり。天地交わらざれば万物興らず | |
気(き)、斗牛(とぎゅう)を貫く | |
気(き)が咎(とが)める | |
気(き)を揉(も)む | |
気炎(きえん)を上げる | |
気佳なるかな、鬱鬱(うつうつ)葱葱(そうそう)たり | |
気勢(きせい)を殺ぐ | |
気褄(きづま)を合わせる | |
季札(きさつ)剣を挂く | |
季春(きしゅん)の月、日は胃に在り、昏に七星中し、旦に牽牛(けんぎゅう)中す | |
季布(きふ)の一諾(いちだく) | |
規矩(きく)は方円(ほうえん)の至りなり、聖人は人倫(じんりん)の至りなり | |
記問(きもん)の学は、以て人の師と為るに足らず | |
記誦(きしょう)の学 | |
貴(き)に処りて旧(きゅう)を忘れず | |
貴(き)は驕(きょう)と期せずして驕(きょう)自ずから来たる | |
貴意(きい)を得る | |
貴珠(きしゅ)は賤蚌(せんぼう)より出ず | |
軌(き)を一(いつ)にする | |
飢(かつ)えて死ぬは一人飲んで死ぬは千人 | |
飢(かつ)え坊主が斎(とき)に会ったよう | |
飢えても腐鼠(ふそ)を啄まず、渇しても盗泉(とうせん)を飲まず | |
飢えて糟糠(そうこう)を択ばず | |
飢寒(きかん)身に至る時は廉恥(れんち)を顧みず | |
飢饉(ききん)は海から | |
飢饉(ききん)針魚に世の中鰯 | |
騎虎(きこ)の勢い | |
騎竹(きちく)の交わり | |
騎竹(きちく)の年 | |
鬼が十能(じゅうのう)を抱えたよう | |
鬼の起請(きしょう) | |
鬼の犬悦(けんえつ)で人ばかり | |
鬼の霍乱・癨乱(かくらん) | |
鬼も魔障(ましょう) | |
鬼を一車(いっしゃ)に載す | |
鬼神(きじん)に横道(おうどう)無し | |
鬼神(きじん)は盈つるを害して謙(けん)に福す | |
鬼籍(きせき)に入る | |
鬼千匹小姑(こじゅうと)一人 | |
鬼灯・酸漿(ほおずき)と娘は色づくと虫が付く | |
鬼面(きめん)人を嚇す | |
鬼門(きもん)金神(こんじん)我より祟る | |
鬼瞰(きかん)の禍 | |
鬼臉(きけん)を被って稚児(ちじ)を威す | |
亀の甲(こう)より年の劫(こう) | |
亀鶴(きかく)の契り | |
亀鶴(きかく)の思い | |
儀狄(ぎてき)の酒 | |
宜しく蕩佚(とういつ)簡易(かんい)にして、小過(しょうか)を寛し大綱(たいこう)を総ぶべきのみ | |
宜しく殷(いん)に鑑みるべし 駿命(しゅんめい)易からず | |
戯(ざ)れ昂(こう)すれば喧嘩になる | |
戯言(ぎげん)も思わざるよりは言わず | |
技(ぎ)、神(しん)に入る | |
犠(ぎ)を畏れて聘(へい)を辞す | |
疑事(ぎじ)功(こう)無し | |
義(ぎ)は泰山(たいざん)より重く命は鴻毛(こうもう)より軽し | |
義(ぎ)は君臣(くんしん)、情(じょう)は父子(ふし) | |
義経の八艘(はっそう)飛び | |
義理(ぎり)と褌(ふんどし)欠かされぬ | |
義理に疑い有れば、則ち旧見を濯去(たっきょ)し、以て新意を来せ | |
義理は阿呆(あほう)の唐名(からな) | |
義理も糸瓜(へちま)もない | |
菊は華の隠逸(いんいつ)なり、蓮は華の君子なる者なり | |
菊を採る東籬(とうり)の下、悠然(ゆぜん)として南山(なんざん)を見る | |
吉凶(きっきょう)は糾纆の如く、憂喜(ゆうき)は相紛繞(ふんじょう)す | |
橘(きつ)化して枳(き)と為る | |
橘中(きっちゅう)の楽しみ | |
橘裏(きつり)に山川(さんせん)を峙つ | |
詰まった時は継母(ままはは)姨を尋ねる | |
杵臼(しょきゅう)の交わり | |
黍離(しょり)の歎(たん) | |
黍稷(しょしょく)馨しきに非ず。明徳(めいとく)惟れ馨し | |
客、驪駒(りく)に歌う | |
客星(かくせい)帝座(ていざ)を犯す | |
客発句(ほっく)、亭主脇 | |
脚の有る陽春(ようしゅん) | |
丘山(きゅうざん)の功(こう) | |
丘山(きゅうざん)は卑きを積みて高きを為す | |
丘陵(きゅうりょう)山を学びて山に至らず | |
久要(きゅうよう)に平生の言を忘れず | |
久離・旧離(きゅうり)を切る | |
久闊(きゅうかつ)を叙(じょ)する | |
仇野・化野・徒野(あだしの)の露、鳥辺野の煙 | |
及肩(きゅうけん)の牆(しょう) | |
宮に恒舞(こうぶ)し、室に酣歌(かんか)す。これを巫風(ふふう)と謂う | |
宮室(きゅうしつ)を卑しくして力を溝洫(こうきょく)に尽くす | |
弓矢(きゅうし)を包み干戈(かんか)を袋にす | |
急弦(きゅうげん)は懦響(だきょう)無く、亮節(りょうせつ)は音を為し難し | |
急行(きゅうこう)に善歩(ぜんぽ)無し | |
朽索(きゅうさく)の六馬(ろくば)を馭(ぎょ)するが如し | |
朽木(きゅうぼく)は雕るべからず、糞土(ふんど)の牆は杇るべからず | |
求全(きゅうぜん)の毀 | |
泣いて馬謖(ばしょく)を斬る | |
灸・灼(やいと)箸にて目を突く | |
灸(きゅう)を据える | |
窮(きゅう)すれば濫(らん)す | |
窮猿(きゅうえん)林に投じて木を択ぶに暇あらず | |
窮亀(きゅうき)、尚恩(おん)を忘れず | |
窮鼠(きゅうそ)猫を噛む | |
窮達(きゅうたつ)は命有り、吉凶(きっきょう)は人に由る | |
窮鳥(きゅうちょう)懐に入れば漁師も殺さず | |
窮途(きゅうと)の哭(こく) | |
窮余(きゅうよ)の一策(いっさく) | |
窮寇(きゅうこう)は追うこと勿れ | |
窮寇(きゅうこう)は敵を択ばず、窮女(きゅうじょ)は夫を択ばず | |
窮閻(きゅうえん)の漏屋(ろうおく) | |
笈(きゅう)を負う | |
旧(きゅう)を倍(ばい)する | |
旧歓(きゅうかん)を暖める | |
旧柯(きゅうか)花を生ぜず | |
牛が嘶(いなな)き馬が吼える | |
牛に経文(きょうもん) | |
牛の一散(いっさん) | |
牛を椎(つい)して墓を祭るは、鶏豚(けいとん)の親存(しんそん)に逮ぶに如かず | |
牛を桃林(とうりん)の野に放つ | |
牛蹄(ぎゅうてい)の涔には尺の鯉無し、塊阜(かいふ)の山には丈の材無し | |
牛鼎(ぎゅうてい)の意(い) | |
牛鼎(ぎゅうてい)鶏を烹る | |
牛刀(ぎゅうとう)を以て鶏を割く | |
牛羊(ぎゅうよう)を牽きて屠所(としょ)に参るがごとし | |
牛喘(ぎゅうぜん)を問う | |
牛縻(はなづら)に籐(とう)を通す | |
牛蒡(ごぼう)も身祝い | |
牛驥(ぎゅうき)、皁(そう)を同じくす | |
牛驥(ぎゅうき)一皁(いっそう)を同じくし、鶏棲(けいせい)に鳳凰(ほうおう)食す | |
去る者は弊帷(へいい)の如く、来る者は新衣(しんい)の如し | |
去年(こぞ)の暦 | |
去年(こぞ)植えた柿の木 | |
去路(きょろ)一身は葉よりも軽し | |
居(きょ)は気を移し、養(よう)は体を移す | |
居候(いそうろう)の三杯目 | |
巨川(こせん)の済渉(さいしょう) | |
挙(きょ)に出る | |
挙(きょ)に乗じる | |
挙ぐることは鴻毛(こうもう)の如く、取ることは拾遺(しゅうい)の如し | |
挙措(きょそ)を失う | |
虚(きょ)を衝く | |
虚器(きょき)を擁(よう)す | |
虚空(こくう)を摑む | |
虚室(きょしつ)白(はく)を生ず | |
虚舟(きょしゅう)、舟に触るるも人怒らず | |
虚勢(きょせい)を張る | |
虚無僧(こむそう)に尺八 | |
虚名(きょめい)久しく立たず | |
許由(きょゆう)耳を洗えば、巣父(そうほ)牛を引いて帰る | |
漁夫(ぎょふ)の勇(ゆう) | |
漁夫(ぎょふ)の利(り) | |
魚の釜中(ふちゅう)に遊ぶが如し | |
魚の懸かるは甘餌(かんじ)に由る | |
魚は江湖(こうこ)に相忘る | |
魚は上﨟(じょうろう)に焼かせよ、餅は下種(げす)に焼かせよ | |
魚を得て筌(せん・うえ)を忘る | |
魚塩(ぎょえん)の中 | |
魚塩(ぎょえん)の利(り) | |
魚戯れて新荷(しんか)動き、鳥散じて余花(よか)落つ | |
魚腹(ぎょふく)に葬られる | |
魚鱗(ぎょりん)の陣(じん) | |
魚魯(ぎょろ)を弁ぜず | |
魚魯(ぎょろ)渾乱(こんらん)す可からず、虚虎(きょこ)失画(しかっく)す可からず | |
魚菽(ぎょしゅく)の祭 | |
魚豕(ぎょし)の惑い | |
魚鼈(ぎょべつ)は猶淵を以て浅しと為して穴をその中に穿つ | |
供養(くよう)より施行(せぎょう) | |
匡衡(きょうこう)は学に勤めて燭(しょく)なし | |
喬松(きょうしょう)の寿(じゅ) | |
喬木(きょうぼく)は風に折らる | |
強きを破るは変(へん)の元 | |
強弩(きょうど)の末魯縞(ろこう)に入る能わず | |
恐懼(きょうく)戦兢(せんきょう)なる者は患いを除く所以なり | |
恭(きょう)、礼に近づけば恥辱に遠ざかる | |
恭敬(きょうけい)慈愛(じあい)、言語嘔嘔(くく)たり | |
恭者(きょうしゃ)は人を侮らず | |
挟書(きょうしょ)の律(りつ) | |
教学(きょうがく)相長ず | |
橋に逢いては須らく馬を下るべし、渡(と)を過ぎては船を争う莫れ | |
狂狗(きょうく)塊を追う | |
狂言綺語(きょうげんきご)も讃仏乗(さんぶつじょう)の因縁 | |
狂者(きょうしゃ)は進みて取り、狷者(けんしゃ)は為さざる所有るけり | |
狂夫(きょうふ)の楽しみは知者の哀しみ | |
狂夫(きょうふ)の言(げん)も聖人之を択ぶ | |
狂瀾(きょうらん)を既倒(きとう)に廻らす | |
狭屋(せばや)の長刀 | |
狭間(さま)潜りの武辺(ぶへん)話 | |
狭匙・切匙(せっかい)で腹を切る | |
狭斜(きょうしゃ)の巷 | |
矯(た)めつ眇(すが)めつ | |
胸の痞(つか)えが下りる | |
胸臆(きょうおく)を開く | |
胸襟(きょうきん)を開く | |
胸中(きょうちゅう)に塵生ず | |
胸中(きょうちゅう)に成竹(せいちく)あり | |
胸中(きょうちゅう)の鱗甲(りんこう) | |
興(きょう)に乗る | |
興(きょう)に入る | |
郷(ごう)と化け物は見た者が無い | |
郷士(ごうし)も武士の一分(いちぶん) | |
郷愿(きょうげん)は徳(とく)の賊(ぞく) | |
鏡は重磨(じゅうま)によって輝く | |
鏡明らかなれば則ち塵垢(じんこう)止まらず | |
驚き桃の木山椒(さんしょう)の木 | |
仰いで以て天文を観、俯(ふ)して以て地理を察す | |
仰いで天に愧じず、俯(ふ)して地に怍じず | |
凝れば妙(みょう)あり | |
尭舜(ぎょうしゅん)の子に聖人(せいじん)なし | |
暁知らずの宵枕(よいまくら) | |
暁天(ぎょうてん)の星 | |
業(ぎょう)は勤むるに精しく嬉しむに荒む | |
業(ごう)によりて果(か)を引く | |
局(きょく)を結ぶ | |
曲肱(きょっこう)の楽しみ | |
曲者(くせもの)の空笑い | |
曲植籧筐を具え、后妃斉戒(さいかい)し、親ら東郷し躬ら桑とり、婦女を禁じて観する毋からしむ | |
極印(ごくいん)を押す | |
玉は貞(てい)にして折るるも、瓦と合うこと能わず | |
玉を食らい桂(けい)を炊ぐ | |
玉を衒(てら)いて石を賈る | |
玉を擿ち、珠を毀たば小盗(しょうとう)起こらじ | |
玉札(ぎょくさつ)丹砂(たんさ)赤箭(せきせん)青芝(せいし)牛溲(ぎゅうしゅう)馬勃(ばぼつ)敗鼓(はいこ)の皮も倶に収めて並びに蓄え、用(よう)を待って遺すこと無きは、医師の良(りょう)なり | |
玉山(ぎょくざん)頽る | |
玉山に在りて草木(そうもく)潤う | |
玉斧(ぎょくふ)を乞う | |
玉簾(たまだれ)と薦垂れ | |
玉卮(ぎょくし)に当(とう)無し | |
玉趾(ぎょくし)を挙ぐ | |
桐始めて華さき、田鼠(でんそ)化して鴽と為り、虹始めて見れ、萍始めて生ず | |
巾櫛(きんしつ)を執る | |
巾箱(きんそう)の寵(ちょう) | |
巾幗(きんかく)の贈(ぞう) | |
錦に特石(とくせき)を包む | |
錦上(きんじょう)に花を添う | |
欣懐(きんかい)を叙す | |
琴(こと)の緒(お)、絶ゆ | |
琴書(きんしょ)を以て自ら楽しむ | |
琴心(きんしん)を以て挑む | |
琴線(きんせん)に触れる | |
琴柱(ことじ)に膠(にかわ)す | |
琴奕(きんえき)を善くする者は譜(ふ)を視ず、相馬(そうば)を善くする者は図(ず)を按ぜず | |
琴瑟(きんしつ)相和(あいわ)す | |
琴瑟(きんしつ)調わず | |
禽(きん)も苦しめば車を覆す | |
禽鳥(きんちょう)百を数うると雖も一鶴(いかっく)に如かず、衆愚(しゅうぐ)の諤々(がくがく)たるは一賢(いっけん)の唯唯(いい)に如かず。百星(ひゃくせい)の明(めい)も一月(いちげつ)の光に如かず | |
緊唇(あくち)も切れぬ | |
襟を正して危坐(きざ)す | |
金と痰壺(たんつぼ)は溜まるほど汚い | |
金の光は阿弥陀(あみだ)ほど | |
金の草鞋(わらじ)で尋ねる | |
金の卵も生む鵝鳥(がちょう)を殺すな | |
金を炊ぎ玉を饌(せん)して鳴鐘(めいしょう)を待つ | |
金柑(きんかん)頭の蠅すべり | |
金牛(きんぎゅう)を駆りて路を開く | |
金玉(きんぎょく)の言 | |
金屑(きんせつ)貴しと雖も、眼に入って翳(えい)となる | |
金轡(かなぐつわ)を嵌(は)める | |
金石(きんせき)の交 | |
金石(きんせき)を鐫る者は、功を為し難く、枯朽(こきゅう)を摧く者は、力を為し易し | |
金谷(きんこく)の酒数(しゅすう) | |
金湯(きんとう)の固きも粟(ぞく)に非ざれば守らず | |
金箔(きんぱく)付きの上に覆輪(ふくりん)掛ける | |
金平糖(こんぺいとう)にも角あり | |
金蘭(きんらん)の契(けい) | |
金蘭(きんらん)の交 | |
金輪(こんりん)奈落の底 | |
金榜(きんぼう)に名を掛く | |
金縢(きんとう)の事 | |
金襴(きんらん)着るか薦着るか | |
銀台(ぎんだい)金闕(きんけつ)夕沈沈(ちんちん)、独宿(どくしゅく)相思ひて翰林(かんりん)に在り | |
九河盈溢(えいいつ)すれば、一凷の防ぐ所に非ず | |
九卿(きゅうけい)、碌々(ろくろく)として其の官(かん)を奉じ、過ちを救い贍らず | |
九五(きゅうご)の位 | |
九思(くし)の一言(いちごん) | |
九字(くじ)を切る | |
九尺(くしゃく)二間(にけん)戸が一枚 | |
九重(きゅうちょう)の天 | |
九層の台・闍(うてな)は累土(るいど)より起こる | |
九天(きゅうてん)の雨潦(うろう) | |
九年(くねん)の蓄 | |
九仞(きゅうじん)の功(こう)を一簣(いっき)に虧く | |
倶舎(くしゃ)は三年、唯識(ゆいしき)は一代 | |
句(く)作るより田作れ | |
区区(くく)の心 | |
狗猪(くちょ)も余(よ)を食らわず | |
狗馬(くば)の心 | |
狗尾(くび)をもて貂(ちょう)に継ぐ | |
矩(のり)を踰える | |
苦瓜(くか)、根に連なって苦く、甜瓜(てんか)、蔕に徹して甘し | |
苦難あれど所怙(しょこ)に依らず | |
苦肉(くにく)の計(けい) | |
苦肉(くにく)の策(さく) | |
苦杯(くはい)を喫する | |
愚(ぐ)を守る | |
愚かなる羊は豺狼(さいろう)にその身を談ず | |
愚者の百行(ひゃっこう)より知者の居眠り | |
愚者は成事に闇く、智者は未萌(みぼう)に見る | |
空谷(くうこく)の跫音(きょうおん) | |
屈(こご)み女に反(そ)り男 | |
屈輪(ぐり)を舞う | |
靴を隔てて痒(かゆ)きを掻く | |
轡銜(ひかん)を急にする者は千里の御に非ず | |
熊野(ゆや)松風に米の飯 | |
熊羆(ゆうひ)の夢 | |
桑海(そうかい)の変(へん) | |
桑間(そうかん)濮上の音 | |
桑中(そうちゅう)の喜び | |
桑田(そうでん)変(へん)じて滄海(そうかい)となる | |
桑蓬(そうほう)の志 | |
桑麻(そうま)の交 | |
桑楡(そうゆ)且に迫らんとす | |
君、臣を視ること土芥(どかい)の如くなれば、臣、君を視ること寇讐(こうしゅう)の如し | |
君に事えて二心(じしん)なきは人臣(じんしん)の職(しょく)なり | |
君の読む所の者は、古人の糟魄(そうはく)のみ | |
君は四海(しかい)を家とし兆民(ちょうみん)を子とす | |
君は思うべくして恃むべからず、故に衆口(しゅうこう)は其の金を鑠かす。初めに是くの若くして殆きに逢う。羹に懲りて膾に吹く。何ぞ此の志を変ぜざるや | |
君は桴・枹(ばち)、臣は太鼓 | |
君は盂(う)の如く、民は水の如し | |
君を視ること奕棋(えきき)に如かず | |
君子に九思(きゅうし)有り | |
君子に侍するに三愆(さんけん)あり | |
君子の学は善を留むることなく、問いを宿(しゅく)することなし | |
君子の三畏(さんい) | |
君子は下問(かもん)を恥じず | |
君子は器(き)ならず | |
君子は義(ぎ)に喩り小人は利(り)に喩る | |
君子は刑人(けいじん)に近づかず | |
君子は言に訥(とつ)なれども行いに敏(びん)ならんと欲す | |
君子は行うに苟難(こうなん)を貴ばず | |
君子は三端(さんたん)を避く | |
君子は周(しゅう)して比(ひ)せず | |
君子は貞(てい)にして諒(りょう)ならず | |
君子は兎鶏(とけい)に遊ばず | |
君子は徳性を尊んで問学(もんがく)に道(よ)る | |
君子は豹変(ひょうへん)す | |
君子は庖厨(ほうちゅう)を遠ざく | |
君子は矜(きょう)にして争わず、群(ぐん)して党(とう)せず | |
君子蕩蕩(とうとう)として小人戚戚(せきせき)たり | |
君子篤恭(とくきょう)にして天下平らかなり | |
君臣(くんしん)佐使(さし)の薬 | |
君側(くんそく)の悪 | |
君父(くんぷ)の讐(しゅう)とは倶に天を戴かず | |
君命は黙(もだ)し難し | |
君明(めい)なれば臣恵(けい)なり | |
薫(くん)は香(こう)を以て自ら焼く | |
薫蕕(くんゆう)は器を同じくせず | |
薫蕕(くんゆう)雑処(ざっしょ)せば、終に必ず臭(しゅう)と為らん | |
訓の卒するを聞くに至り、吼号(こうごう)せざるなし | |
群疑(ぐんぎ)に因りて独見(どっけん)を阻むこと毋れ。己が意に任せて人の言を廃すること毋れ | |
群蟻(ぐんぎ)腥羶(せいせん)に付く | |
群玉(ぐんぎょく)瑶台・瑤台(ようだい)の仙境(せんきょう) | |
群軽(ぐんけい)軸(じく)を折る | |
群臣(ぐんしん)を棄つ | |
群盲(ぐんもう)象(ぞう)を評(ひょう)す | |
群蝨・群虱(ぐんしつ)褌中(こんちゅう)に処る | |
軍(ぐん)は和(か)にあって衆(しゅう)にあらず | |
軍に輜重(しちょう)無ければ委積(いせき)も無し、則ち亡びの道なり | |
軍井(ぐんせい)未だ達せざるに将渇(かつ)を言わず | |
軍中(ぐんちゅう)に礼(れい)なし | |
軍門(ぐんもん)に君命(くんめい)なく戦場に兄(けい)の礼(れい)なし | |
軍竈(ぐんそう)いまだ飯(いい)炊がざるに、将(しょう)、饑えたりと言わず | |
卦体(けたい)が悪い | |
袈裟(けさ)と衣は心に着よ | |
傾蓋(けいがい)の知己(ちき) | |
傾危(けいき)の士(し) | |
傾城(けいせい)と行灯(あんどん)、昼に見られず | |
傾城(けいせい)と辻風には合わぬが秘密 | |
傾城(けいせい)の空泣き | |
傾城(けいせい)の誠と卵の四角なのは無い | |
傾城(けいせい)の千枚起請(きしょう) | |
傾城(けいせい)買いの糠味噌汁 | |
刑(けい)の疑わしきは軽くせよ、功(こう)の疑わしきは重くせよ | |
刑場(けいじょう)の露と消える | |
兄弟(けいてい) 讒鬩(ざんげき)すれども侮人(ぶじん)を百里にす | |
兄弟(けいてい)牆(げき)に鬩(せめ)げども外其の務りを禦ぐ | |
兄弟は後生(ごしょう)までの契り | |
啓居(けいしょ)するに遑あらず | |
啓沃(けいよく)の功(こう) | |
圭角(けいかく)が取れる | |
珪璋特達(けいしょうとくたつ)するは徳なり | |
形に似せて綜麻(へそ)を巻く | |
形は槁木(こうぼく)の如く、心は死灰(しかい)の如し | |
形骸(けいがい)を土木(どぼく)にす | |
慶庵・慶安・桂庵(けいあん)者の空笑い | |
慶者(けいしゃ)堂(どう)に在り、弔者(ちょうしゃ)閭(りょ)に在り | |
慧智(けいち)出でて大偽(たいぎ)あり | |
敬(けい)、怠(たい)に勝てば則ち吉なり | |
敬(けい)して遠ざける | |
敬(けい)に居て簡(かん)を行う | |
敬(けい)は百邪(ひゃくじゃ)に勝つ | |
敬(けい)を以て内を直くし、義(ぎ)を以て外を方(ほう)にす | |
桂玉(けいぎょく)の艱(かん) | |
桂馬(けいま)の高上がり | |
桂林(けいりん)の一枝(いっし)、崑山(こんざん)の片玉(へんぎょく) | |
渓壑・谿壑(けいがく)の欲(よく) | |
畦蔬(けいそ)茅屋(ぼうおく)を繞る | |
稽古(けいこ)に神変(じんぺん)あり | |
稽古(けいこ)の力 | |
系図(けいず)侍不包丁(ふぼうちょう) | |
経始(けいし)は亟やかにする勿れ、庶民子来(しらい)す | |
経師(けいし)は遭い易く人師(じんし)は遭い難し | |
経綸(けいりん)の才(さい) | |
継子(ままこ)の腹はいつもふくれぬ | |
継体(けいたい)の君 | |
罫(けい)を見て裏打つ | |
荊公(けいこう)の字(じ)を解くが如し | |
荊山(けいざん)の玉(ぎょく) | |
荊棘(けいきょく)の道 | |
蛍火(けいか)を以て須弥(しゅみ)を焼く | |
蛍雪(けいせつ)の功(こう) | |
計・果・捗(はか)が行く | |
警策(けいさく)に接する | |
軽忽(けいこつ)の頭に蠅がたかる | |
軽車(けいしゃ)の熟路(じゅくろ)に付くが若し | |
軽塵(けいじん)弱草(じゃくそう)に棲む | |
軽諾(けいだく)は必ず信(しん)寡なし | |
軽漾(けいよう)激して影唇を動かす | |
鶏を養う者は狸(り)を畜わず獣を牧する者は豺(さい)を育せず | |
鶏冠(けいかん)に来る | |
鶏犬(けいけん)も寧らかならず | |
鶏犬(けいけん)雲に吠ゆる | |
鶏犬(けいけん)相聞こゆ | |
鶏声( けいせい ) 茅店 (ぼうてん)の月、人迹(じんせき)板橋( ばんきょう )の霜 | |
鶏鳴(けいめい)に起き孳孳(じじ・しし)として善をなす | |
鶏鳴(けいめい)の助 | |
鶏鳴(けいめい)狗吠(くはい)相聞こゆ | |
鶏鳴いて起き孳孳(じじ・しし)として善を為すは舜(しゅん)の徒なり | |
鶏肋(けいろく)捨て難し | |
芸無し座頭(ざとう)の琵琶(びわ)拵(こしら)え | |
鯨に銛(もり) | |
鯨に鯱(しゃちほこ) | |
鯨鯢(げいげい)の顎(あぎと)にかく | |
撃壌(げきじょう)の歌 | |
撃断(げきだん)して諱む無し | |
隙穴(げきけつ)の臣(しん) | |
決河(けっか)の勢 | |
潔(けつ)は常に汚(お)より出で、明(めい)は毎に晦(かい)より生ず | |
穴隙(けつげき)を鑽る | |
結縄(けつじょう)の政 | |
血気(けっき)に逸(はや)る | |
月と鼈(すっぽん) | |
月に一鶏(いっけい)を攘みて以て来年を待つ | |
月に叢雲(むらくも)、花に風 | |
月の影取る猿(ましら) | |
月も朧(おぼろ)に白魚の篝(かがり)もかすむ春の空 | |
月明らかに星稀に、烏鵲(うじゃく)南に飛ぶ | |
月落ち烏啼いて霜天(そうてん)に満つ、江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対す | |
倹(けん)以て廉(れん)を助くべし | |
倹約と吝嗇(りんしょく)は水仙(すいせん)と葱(ねぎ) | |
倦(う)まず撓(たゆ)まず | |
健奴(けんぬ)は必ず無礼なり、驕る子は必ず不孝(ふこう)なり | |
兼人(けんじん)の勇(ゆう) | |
兼并豪党(けんぺいごうとう)の徒(と) | |
剣(けん)を落として舟に刻む | |
剣(けん)突くを食らわす | |
剣の下は潜れても理合(りあい)いの下は潜れぬ | |
喧嘩(けんか)果てての乳切(ちぎ)り木 | |
喧嘩(けんか)過ぎての棒(ぼう)千切(ちぎ)り | |
喧嘩(けんか)両成敗(りょうせいばい) | |
喧喧(けんけん)囂囂(ごうごう)牛もうもう | |
堅白(けんぱく)同異(どうい)の弁(べん) | |
懸(か)けまくも畏(かしこ)し | |
懸河(けんが)の弁(べん) | |
懸車(けんしゃ)の年 | |
懸鶉(けんじゅん)、道を楽しむ | |
権は両錯(りょうそ)せず、政は二門(じもん)せず | |
権者(ごんしゃ)にも失念 | |
権勢に依阿(いあ)する者は万古に凄涼(せいりょう)たり | |
権兵衛(ごんべえ)が種蒔きゃ烏が穿る | |
権兵衛(ごんべえ)蒟蒻(こんやく)辛労(しんど)が利(り) | |
権輿(けんよ)も無い | |
犬、骨折って鷹の餌食(えじき) | |
犬猿(けんえん)の仲 | |
犬猿(けんえん)も啻ならず | |
犬牙(けんが)相制す | |
犬子・犬児(えのこ)の火を踏みたるよう | |
犬兎(けんと)の争い | |
犬馬 (けんば)の齢・歯(よわい) | |
犬馬(けんば)の心 | |
犬馬(けんば)の年 | |
犬馬(けんば)の養(よう) | |
犬馬(けんば)の労(ろう) | |
犬羊(けんよう)の知識 | |
硯席(けんせき)を同じゅうす | |
県官(けんかん)漫漫(まんまん)冤み死する者半ばなり | |
肩を脅かし諂い笑うは、夏畦(かけい)よりも病る | |
見行可(けんこうか)の仕え | |
見参(けんざん)に入る | |
賢(けん)に任ずるに弐(に)する勿れ | |
賢者(けんじゃ)饑(ひだる)し伊達(だて)寒し | |
賢臣(けんしん)は二君(にくん)に仕えず | |
賢路(けんろ)を塞ぐ | |
賢路(けんろ)を避く | |
軒冕(けんべん)の為に志しを肆べず、窮約(きゅうやく)の為に俗に趨かず | |
軒冕(けんべん)を泥塗(でいと)にす | |
険言(けんげん)は忠(ちゅう)に似たり、故に受けて詰らず | |
元の木阿弥(もくあみ) | |
元手なしの唐走(とうばし)り | |
元日に嚔(はなひ)るは長命の相 | |
原憲(げんけん)の貧(ひん) | |
厳威(げんい)儼恪(げんかく)は親に事うる所以に非ず | |
厳家(げんか)には悍虜(かんりょ)無し | |
弦・絃(げん)を絶つ | |
玄豹(げんぴょう)は毛を吝みて穢れを憎む | |
玄牝(げんぴん)の門、是、天地の根を謂う | |
舷舷(げんげん)相摩(あいま)す | |
言(げん)を左右(さゆう)する | |
言、義に及ばず、好みて小慧(しょうけい)を行う | |
言えば言わるる大鋸屑(おがくず) | |
言には必ず防(ぼう)有り、行には必ず検(けん)有り | |
言を以て人を傷うは刀斧(とうふ)より利く、術を以て人を害するは虎狼(ころう)より毒す | |
言外(げんがい)の意(い) | |
言言(げんげん)肺腑(はいふ)を衝く | |
言質(げんち)を取る | |
言承好しの異見(いけん)聞かず | |
言忠信にして、行い篤敬(とっけい)ならば、蛮貊(ばんばく)の邦と雖も行われん | |
言未だ之に及ばすして言う、之を躁(そう)と謂う | |
言葉に訥(とつ)にして行い敏(びん) | |
言葉を番(つが)う | |
古は墓(ぼ)して墳(ふん)せず | |
古を以て鑑とせば、興替(こうたい)を知るべし | |
古家の造作(ぞうさく) | |
古琴(こきん)の友 | |
古人(こじん)の糟魄・糟粕(そうはく) | |
古墓(こぼ)犂かれて田と為り、松柏(しょうはく)摧かれて薪と為る | |
古木(こぼく)に花開く | |
古木(こぼく)はつき難し | |
古木(こぼく)を移して枯れを導くが如し | |
固まり法華(ほっけ)に徒党(ととう)門徒(もんと) | |
固唾(かたず)を呑む | |
姑に拙縫(せっぽう)なし | |
姑の前の見せ麻小笥(おごけ) | |
孤児寡婦を欺き、狐媚(こび)して以て天下を取るに効わず | |
孤掌(こしょう)鳴らし難し | |
孤父(こほ)の戈を以て牛矢(ぎゅうし)を钃す | |
孤塁(こるい)を守る | |
孤犢(ことく)乳に触れ、驕子(きょうし)母を罵る | |
孤閨(こけい)を守る | |
己の長(ちょう)を伐らず | |
己心(こしん)の弥陀(みだ) | |
庫裏(くり)怱々(そうそう)して座禅得法成り難し | |
戸限(こげん)に穿を為る | |
故旧(こきゅう)遺れざれば、則ち民偸からず | |
故郷今夜千里を思うならん、霜鬢(そうびん)明朝又一年 | |
故国とは喬木(きょうぼく)あるの謂に非ず、世臣(せしん)あるの謂なり | |
枯れ木も衣装(いしょう) | |
枯魚(こぎょ)河を過ぎて泣く | |
枯魚(こぎょ)索(さく)を銜む、幾何か蠹(と)せざらん | |
枯寂(こじゃく)の空 | |
枯樹(こじゅ)、華を生ず | |
枯木(こぼく))栄(えい)を発す | |
枯木(こぼく)死灰(しかい)花開く | |
枯楊(こよう)華を生ず | |
枯槁(ここう)の士(し) | |
湖海(こかい)の士(し) | |
狐丘(こきゅう)の戒め | |
狐死して丘(きゅう)に首す | |
狐白(こはく)は冬を禦ぐに足る、焉ぞ無衣(むい)の客を念わん | |
狐白(こはく)を以て犬羊(けんよう)を補えば身其の炭(たん)に塗る | |
狐有り綏綏(すいすい)たり | |
狐媚(こび)を以て天下を取る | |
狐憑きに外郎(ういろう)を飲ます | |
狐裘(こきゅう)にして羔袖(こうしゅう)す | |
狐裘(こきゅう)弊ると雖も補うに黄狗(こうく)の皮を以てすべからず | |
糊口・餬口(ここう)を凌ぐ | |
袴の襠(まち)に雑魚たまる | |
袴搗(か)ち栗で痛めつける | |
股肱(ここう)の臣(しん) | |
股肱(ここう)の良(りょう) | |
股掌(こしょう)の上に玩ぶ | |
胡越(こえつ)の如し | |
胡孫(こそん)、袋に入る | |
蝴蝶・胡蝶(こちょう)の夢 | |
胡麻(ごま)を擂(す)る | |
胡乱(うろん)の沙汰(さた) | |
胡椒(こしょう)の丸呑み | |
胡羯(こかつ)を呑む | |
虎の尾を履む、愬愬(さくさく)たらば終に吉なり | |
虎仮(こけ)で太いほど恐ろしい者は無い | |
虎仮(こけ)にする | |
虎仮(こけ)の後思案(あとじあん) | |
虎口(ここう)の讒言(ざんげん) | |
虎子(こし)地に落ちて牛を食らう気あり | |
虎頭(ことう)を料る | |
虎斑(こはん)は見やすく人斑は見え難し | |
虎豹(こひょう)の駒(く)は未だ文を成さざるも、食牛(しょくぎゅう)の気有り | |
虎豹(こひょう)の文(ぶん) | |
虎豹(こひょう)豈犬羊(けんよう)の欺きを受けんや | |
虎伏す野辺(のべ)、鯨(いさな)寄る浦 | |
虎落(もがり)を逆様 | |
虎嘯けば谷風(こくふう)至り、竜挙がりて景雲(けいうん)属まる | |
虎嵎(ぐう)を負う | |
虎鬚(こしゅ)を編む | |
虎髥(こぜん)を引き損ねる | |
雇い人(ど)に科なし | |
顧復(こふく)の恩 | |
鼓(こ)を鳴らして攻む | |
鼓琴(こきん)の悲しみ | |
五岳(ごがく)の図を披きて以て山を知ると為すは、樵夫(しょうふ)の一足に如かず | |
五湖(ごこ)に薬を売る | |
五合の徳利(とくり)に一升詰まらぬ | |
五指(ごし)に余る | |
五指(ごし)の更更(こもごも)弾くは捲手(けんしゅ)の一挃に若かず | |
五車(ごしゃ)もただならず | |
五勺(ごしゃく)雑炊、八合粥 | |
五寸の鍵開闔(かいこう)を制す | |
五斗米(ごとべい)の為に腰を折る | |
五倍子・付子・附子(ふし)食ったよう | |
五歩に一楼(いちろう)、十歩に一閣(いかっく) | |
五両で帯買うて三両で絎(く)ける | |
五噫(ごい)を歌う | |
午寅(うまとら)八日 | |
呉越(ごえつ)の富 | |
呉下(ごか)の阿蒙(あもう) | |
呉牛(ごぎゅう)月に喘(あえ)ぐ | |
呉市(ごし)で簫を吹く | |
呉鐸(ごたく)は声を以て自ら毀ち、膏燭(こうしょく)は明(めい)を以て自ら鑠かす | |
吾(あ)が仏尊し | |
後ろを見ろ蘇婆訶(そわか) | |
後ろ弁天前板額(はんがく) | |
後ろ坊主の前角鬘(すみかずら) | |
後家の見せかけ数珠は奥紅絹(もみ) | |
後喜(こうき)の祝い | |
後顧(ここう)の憂い | |
後光(ごこう)より台座(だいざ)が高くつく | |
後車(こうしゃ)の誡 | |
後塵(こうじん)を拝する | |
後世(ごせ)を願う | |
後生(ごしょう)を願う | |
後生(ごしょう)願いの六性悪(ろくしょうあく) | |
後凋・後彫(こうちょう)の節 | |
後無きを大(だい)なりと為す | |
御器(ごき)も持たぬ乞食 | |
御忌(ぎょき)は都の衣装比べ | |
御座(ござ)る度に牡丹餅(ぼたもち)はならぬ | |
御多分(ごたぶん)に洩れず | |
御土砂(おどしゃ)をかける | |
御扶持(ごふち)の無力(ぶりょく) | |
御幣(ごへい)を担ぐ | |
御簾(みす)隔てて花をみるよう | |
梧桐(ごどう)角を断つ | |
梧鼠・鼯鼠(ごそ)は五枝(ごぎ)にして窮(きゅう)す | |
梧鼠(ごそ)の技(ぎ) | |
碁(ご)知恵算(さん)勘(かん)阿呆(あほう)の内 | |
語(ご)を継ぐ | |
護摩(ごま)の灰(はい) | |
護摩堂(ごまどう)の本尊の雨に会うが如し | |
乞食に朱椀(しゅわん) | |
乞食の系図(けいず)話 | |
乞食の駝鳥・鴕(だちょう) | |
交喙(いすか)の嘴(はし) | |
公(こう)は明(めい)を生じ、偏(へん)は闇(あん)を生ず、端愨(たんかく)は通(つう)を生じ、詐偽(さい)は塞(そく)を生ず、誠信(せいしん)は神(しん)を生じ、夸誕(かたん)は惑(わく)を生ず | |
公家(くげ)にも襤褸(つづれ) | |
公家(くげ)の位倒れ | |
公家(くげ)の達者なものは、歌、蹴鞠(けまり) | |
公儀(こうぎ)を張る | |
公事(くじ)と垣とは一人じゃゆえぬ | |
公事(くじ)三年 | |
公事(くじ)武者の駆り兵 | |
公事者(くじしゃ)は牢獄で果てる | |
公室(こうしつ)は豊碑(ほうひ)になぞらえ、三家は桓楹(こうえい)になぞらう | |
公養(こうよう)の仕え | |
功過(こうか)は少しも混ずるべからず | |
功名(こうみょう)を竹帛(ちくはく)に垂る | |
勾践(こうせん)の本意 | |
勾張(こうばり)り強くして家押し倒す | |
厚味(こうみ)寔に腊毒 | |
口から高野(こうや) | |
口に栄耀(えよう)身に奢り | |
口に地代(じだい)は出ない | |
口に入る物なら按摩(あんま)の笛でも | |
口の端(は)に上る | |
口は機関(きかん)なり | |
口は好(こう)を出だし戎(じゅう)を興す | |
口を箝(かん)する | |
口吸うと腫物(しゅもつ)にいえば耳立たず | |
口血(こうけつ)未だ乾かず | |
口耳(こうじ)四寸(しすん)の学(がく) | |
口先の裃(かみしも) | |
口中(こうちゅう)の雌黄(しおう) | |
口中(こうちゅう)の虱 | |
口頭(こうとう)の交わり | |
口吻(こうふん)を洩らす | |
喉を扼・搤(やく)して背を拊(う)つ | |
喉舌(こうぜつ)の官(かん) | |
垢(こう)無きを誡め辱(じょく)無きを思う | |
垢塵(こうじん)玉を汚さず、霊鳳(れいほう)羶(せん)を啄まず | |
好きな道に辛働(しんどう)無し | |
好言(こうげん)は口よりし、莠言(ゆうげん)も口よりす | |
好死(こうし)は悪活に如かず | |
好事(こうじ)も無きに如かず | |
好事(こうじ)魔(ま)多し | |
好事(じうじ)を行いて前程(ぜんてい)を問う勿れ | |
好物(こうぶつ)に祟(たた)り無し | |
孔懐(こうかい)の情(じょう) | |
孔丘(こうきゅう)盗跖(とうせき)俱に塵埃(じんあい) | |
孔子(くじ)の倒れ | |
孔子(こうし)に倒される | |
孔子(こうし)の腹黒 | |
孔子(こうし)も時に会わず | |
孔子(こうし)珠を穿つ | |
孔子(こうし)に盗跖(とうせき) | |
孔雀(くじゃく)は羽故に人に獲らる、麝香(じゃこう)は臍より身を亡ぼす | |
孔雀(くじゃく)は雷を聞いて孕むみ、鯨は風を懐妊の縁とし、兎は月の光を見て孕む | |
孔席(こうせき)暖まらず墨突(ぼくとつ)黔まず | |
孔明(こうめい)、盲(もう)の敵を引く | |
孝(こう)は妻子(さいし)に衰う | |
孝(こう)立てば則ち忠(しゅう)遂ぐ | |
孝経(こうきょう)で親の頭を打つ | |
孝子(こうし)は孔子(こうし)に似ず | |
孝子(こうし)は日を愛しむ | |
孝子(こうし)匱しからず永く爾に類を賜う | |
孝悌(こうてい)は仁(じん)を為すの本 | |
工(こう)はその事を善くせんと欲すれば必ず先ずその器(き)を利(り)にす | |
工人(こうじん)しばしば業(ぎょう)を変うればその功(こう)を失う | |
巧言(こうげん)は徳を乱る | |
巧詐(こうさ)は拙誠(せっせい)にしかず | |
巧妻(こうさい)常に拙夫(せっぷ)に伴うて眠る | |
巧者(こうしゃ)の手から水が漏る | |
巧者(こうしゃ)は労(ろう)して、知者は憂うるも、無能なるものは求むる所なく飽食(ほうしょく)して遨遊(ごうゆう)す。汎(はん)として繫がざる舟の如く、虚(きょ)にして遨遊(ごうゆう)する者なり | |
巧者(こうしゃ)貧乏人宝 | |
巧笑(こうしょう)倩(せん)たり、美目盼たり | |
巧遅(こうち)は拙速(せっそく)に如かず | |
巷間(こうかん)の侠客(きょうかく) | |
巷伯(こうはく)の傷み | |
恒沙(ごうしゃ)の眷属(けんぞく) | |
抗顔(こうがん)師と為る | |
控馭(こうぎょ)の術 | |
攻苦(こうく)啖(たん)を食らう | |
攻守(こうしゅ)所を変える | |
更(こう)闌(た)く | |
更に梨子地(なしじ)の重箱 | |
江河(こうが)の溢(いつ)は三日に過ぎず、飄風(ひょうふう)暴風は須臾(しゅゆ)にして畢る | |
江河(こうが)は漏卮(ろうし)を実たす能わず | |
江漢(こうかん)以て之を濯い、秋陽(しゅうよう)以て之を暴す | |
江戸見ぬと牢(ろう)に入らぬとは男の内じゃない | |
江山風月(こうざんふうげつ)、本常主なし、閑者(かんじゃ)便ち是主人 | |
江南の橘江北に移されて枳(き)となる | |
江鮒(えぶな)の出世 | |
浩然(こうぜん)の気(き)を養う | |
港口(こうこう)で難船(なんせん) | |
溝壑(こうがく)を塡む | |
溝瀆(こうとく)に自経(じけい)す | |
溝瀆(こうとく)に縊(くび)る | |
甲(こう)は舎利(しゃり)になる | |
甲斐(かい)無き星が夜を明かす | |
甲斐性(かいしょう)がない | |
甲由(こうゆ)田申(でんしん)は筆者(ひっしゃ)の誤り、十点(じってん)千字(せんじ)は継母(けいぼ)の謀 | |
皇天(こうてん)、私阿(しあ)なし | |
皇天(こうてん)親(しん)無く惟徳を是輔く | |
糠(ぬか)を舐(ねぶ)りて米に及ぶ | |
糠舟(ぬかぶね)にも船頭(せんどう) | |
紅(こう)は園生(そのう)に植えても隠れなし | |
紅線(こうせん)日を量る | |
紅灯(こうとう)の巷 | |
紅粉(こうふん)翠黛(すいたい)唯白皮(はくひ)を彩り、男女の淫楽(いんらく)は互いに臭骸(しゅうがい)を抱く | |
紅葉の中の常磐木(ときわぎ) | |
紅涙(こうるい)を絞る | |
紅炉上(こうろじょう)一点の雪 | |
耕(こう)は当に奴(ど)に問うべく、織(しょく)は当に婢(ひ)に問うべし | |
考えと続飯(そくい)は練る程良い | |
肯綮(こうけい)に中る | |
膏(こう)は明(めい)を以て焚かる | |
膏(こう)を焚き晷に継ぐ | |
膏血(こうけつ)を絞る | |
膏沢(こうたく)に豊年多し | |
膏粱(こうりょう)の子弟(してい) | |
膏肓(こうこう)に入る | |
膏肓(こうこう)の疾(しつ) | |
膏腴(こうゆ)の地(ち) | |
荒(こう)に就く | |
荒神(こうじん)の火傷(やけど) | |
荒唐(こうとう)の言(げん) | |
荒亡(こうぼう)の行 | |
行(こう)を省みる者は其の過ちを引かず | |
行き摩りの宿世(すくせ) | |
行くに常に経(けい)を帯ぶ | |
行ないを砥く碧山(へきざん)の石、交わりを結ぶ青松(せいしょう)の枝 | |
行者忍辱(にんにく)で落居した | |
行道(こうどう)の人も受けず乞人(きつじん)も屑しとせず | |
行路(こうろ)の人 | |
行路難(こうろなん)、水に在らず山に在らず、只人情の反覆(はんぷく)の間にあり | |
衡山(こうざん)の雲を開く | |
衡門(こうもん)の下以て棲遅・栖遅(せいち)すべし | |
衡軛(こうやく)の陣(じん) | |
講(こう)せんより乞食せよ | |
講釈師(こうしゃくし)を見てきたような嘘をつく | |
降魔(ごうま)の相(そう) | |
項斯(こうし)を説く | |
項背(こうはい)相望む | |
香餌(こうじ)の下には懸魚(けんぎょ)あり | |
香餌(こうじ)の下必ず死魚(しぎょ)有り | |
香煎(こうせん)をこぼすと蚤になる | |
香箱(こうばこ)を作る | |
香炉峰(こうろほう)の雪は簾を撥げて看る | |
高い所に上がらねば熟柿(じゅくし)は食えぬ | |
高きは下きを以て基とし、洪(こう)は繊(せん)に由りて起こる | |
高家(こうけ)の妻は七人半の宛い | |
高閣(こうかく)に束ぬ | |
高言(こうげん)は衆人(しゅうじん)の心に止まらず | |
高講(こうぎ)して及ぶべからざるは、卑論(ひろん)功(こう)あるに若かず | |
高材(こうざい)疾足(しっそく)の者 | |
高山に登らざる者は、顚墜(てんつい)の患いを知ること無し | |
高山に登らざれば天の高きことを知らず、深谿(しんけい)に臨まざれば地の厚きことを知らず | |
高山峻原(しゅんげん)草木を生ぜず、松柏(しょうはく)の地は其の土肥えず | |
高鳥(こうちょう)死して良弓(りょうきゅう)蔵る | |
高飛(こうひ)の鳥も美食に死し、深泉(しんせん)の魚も芳餌(ほうじ)に死す | |
高慢(こうまん)は出世の行き止まり | |
高名(こうみょう)の中に不覚(ふかく)あり | |
高名(こうみょう)の腕捲(まく)り | |
高明(こうめい)の家、鬼(き)、其の室を瞰う | |
高陽(こうよう)の酒徒(しゅと) | |
鴻溝(こうこう)を画(かく)す | |
鴻溝(こうこう)を分かつ | |
鴻鵠(こうこく)の志 | |
鴻鵠(こうこく)一挙(いっきょ)千里、恃む所は六翮のみ | |
鴻漸(こうぜん)の翼 | |
鴻毛(こうもう)を以て炉炭(たんろ)の上に燎く | |
鴻門(こうもん)の会(かい) | |
剛(ごう)の者に矢が立たず | |
剛(ごう)を好みて学を好まざれば、その弊や狂(きょう)なり | |
剛毅(ごうき)木訥(ぼくとつ)仁(じん)に近し | |
剛戻(ごうれい)自ら用う | |
劫(ごう)を経る | |
劫﨟(こうろう)を経る | |
合浦(ごうほ)の珠還る | |
合歓(ごうかん)の木は槐(えんじゅ)の木 | |
合抱(ごうほう)の木も毫末(ごうまつ)に生ず | |
刻削(こくさく)の道は鼻大なるに如くは莫く、目は小なるに如くは莫し | |
告朔(こくさく)の餼羊 | |
告訐(こくけつ)を以て誠直(せいちょく)と為し、同徳(どうとく)を以て朋党(ほうとう)と為す | |
告訐(こくけつ)の風は長ずべからず | |
国に死罪(しざい)を行えば海内(かいだい)に謀反(むほん)の者絶えず | |
国の将に興らんとするや、必ず師(し)を貴びて傅(ふ)を重んず | |
国を治むるの道は、寛猛(かんもう)中を得るに在り | |
国を治むるは譬え瑟(しつ)を張るが如く | |
国家昏乱(こんらん)して忠臣あり | |
国彊くして戦わざるは蝨官(しっかん)を生ず | |
国郷談(くにきょうだん)所風俗 | |
国土を治むる賢皇は鰥寡(かんか)を侮ること勿れ | |
国邑(こくゆう)を循り行き、原野を周り視、隄防を修め利し、溝瀆(こうとく)を道き達し、道路を開き通じて、障塞あらしむこと毋れ | |
鵠(こく)を刻して鶩(ぼく)に類す | |
鵠(こく)日に浴(よく)せざるも白く、烏は日に黔(けん)せざるも黒し | |
黒牛(こくぎゅう)白犢(はくとく)を生む | |
黒貂(こくちょう)の裘(きゅう) | |
獄の両辞(りょうじ)を私家(しか)すること或る無かれ | |
獄訟(ごくしょう)を止む | |
腰間(ようかん)の秋水(しゅうすい) | |
甑(こしき)に座するが如し | |
甑(そう)を落して顧みず | |
甑中(そうちゅう)塵を生じ、釜中(ふちゅう)魚を生ず | |
甑中(そうちゅう)糝粒(さんりゅう)無し | |
忽ち景(えい)を躡んで軽しく騖す 奔驥(ほんき)逸やかにして、遺風を超ゆ | |
忽諸(こっしょ)に付する | |
惚(ほ)れた目には痘痕(あばた)も靨(えくぼ) | |
骨が舎利(しゃり)になる | |
骨折り損の草臥(くたび)れ儲け | |
骨肉(こつにく)の親(しん) | |
此の道の廃興に吾が命は在り、世間の騰口(とうこう)云云に任す | |
此処(ここ)と言えば彼処(かしこ)と悟る | |
今を失いて治めざれば、必ず錮疾(こしつ)と為らん | |
今際(いまわ)の念仏誰も唱える | |
今昔(こんじゃく・こんせき)の感(かん) | |
困歓(こんかん)止動(しどう)の誤り | |
昏(こん)以て期と為せしも、明星(めいせい)晢晢(せいせい)たり | |
根(こん)を詰める | |
根(こん)を深くして柢・蔕(てい)を固くす | |
根太に膏薬(こうやく) | |
根葉(ねは)に持つ | |
梱外(こんがい)の任(にん) | |
紺屋(こうや)の地獄 | |
紺屋(こうや)の白袴 | |
紺屋の籡(しんし)と強情は突っ張るほど効く | |
紺掻(こうか)き白袴を着る | |
魂(こん)を失い魄(はく)を落とす | |
佐命(さめい)の士(し) | |
左伝(さでん)文公(ぶんこう)庭訓(ていきん)三月 | |
左平目に右鰈(かれい) | |
左褄(ひだりづま)を取る | |
差し金無くては雪隠(せっちん)も建たぬ | |
沙中(さちゅう)の偶語(ぐうご) | |
沙弥(しゃみ)から長老(ちょうろう)にはなれぬ | |
砂子・沙子(いさご)に黄金、泥に蓮(はちす) | |
砂糖船に甘草(かんぞう)の帆柱 | |
坐する堂(どう)に垂(すい)せず | |
座(ざ)に堪えない | |
座右(ざゆう)の銘(めい) | |
座頭(ざとう)を川中で剥ぐ | |
座頭(ざとう)の茱萸・胡頽子(ぐみ) | |
再全(さいぜん)の錦 | |
再造(さいぞう)の恩(おん) | |
最期(さいご)の一念(いちねん)によって三界(さんがい)の生(しょう)を引く | |
塞翁(さいおう)の馬 | |
妻に三不去(さんふきょ)有り | |
彩(さい)ずる仏の鼻を欠く | |
彩管(さいかん)を揮う | |
才(さい)余りて識(しき)足らず | |
才覚(さいかく)の花散り | |
才槌(さいづち)で蝸牛(かたつむり)を打つよう | |
才難(さいなん)の嘆(たん) | |
採薪・采薪(さいしん)の憂 | |
歳寒(さいかん)の松柏(しょうはく) | |
歳寒くして松柏(しょうはく)の凋むに後るるを知る | |
歳十一月徒杠(とこう)成り、十二月輿梁(よりょう)成り、民未だ渉ることを病えざるなり | |
済(な)す時の閻魔顔(えんまがお) | |
済済(せいせい)たる多士(たし)文王以て寧し | |
済勝(せいしょう)の具(ぐ) | |
災妖(さいよう)は善政(ぜんせい)に勝たず、寤夢(ごむ)は善行(ぜんこう)に勝たず | |
采(さい)を振る | |
采柄(さいづか)を握る | |
祭が閊(つか)える | |
祭の延びた六月の晦日・晦(つごもり) | |
祭り過ぎての橡麺棒(とちめんぼう) | |
祭文(さいもん)が下手でも貝吹きは上手 | |
祭祀(さいし)には疏(そ)の布巾(ふきん)を以て八尊(はっそん)を冪う | |
斎(とき)にも非時(ひじ)にもはずれる | |
細工(さいく)は流流(りゅうりゅう)仕上げを御覧(ごろう)じろ | |
細行(さいこう)を矜まざれば終に大徳(たいとく)を累わす | |
細草(さいそう)微風(びふう)の岸、危檣(きしょう)独夜の舟 | |
細大(さいだい)漏らさず | |
菜根(さいこん)を咬み得ば則ち百事(ひゃくじ)做すべし | |
菜種から蕪菁・蕪・菁(かぶら)まで | |
菜物(さいもの)作りの米食わず | |
在三(ざいさん)の義(ぎ) | |
在所(ざいしょ)育ちの麦飯 | |
在所(ざいしょ)住まいの喜三次(きさんじ) | |
在天(ざいてん)の霊(れい) | |
罪無くして配所(はいしょ)の月を見る | |
財を積む千万なるも、薄伎(はくぎ)身に在るに如かず | |
財宝(ざいほう)は地獄の家苞(いえづと) | |
作州(さくしゅう)へ行って棒振るな | |
搾木(しめぎ)に掛かる | |
昨日の大尽(だいじん)、今日の乞食 | |
昨日の襤褸(つづれ)、今日の錦 | |
朔風(さくふう)は秋草(しゅうそう)を動かし、辺馬(へんば)は帰心(きしん)あり | |
策媒・策配(さくばい)がつかぬ | |
桜三月、菖蒲(しょうぶ)は五月 | |
札片・札枚(さつびら)を切る | |
殺(せつ)は報殺(ほうせつ)の縁 | |
雑魚(ざこ)も魚鰭(うえひれ) | |
雑餉(ざっしょう)を構える | |
皐鶴(こうかく)の声 | |
錆に腐らせんより砥(と)で減らせ | |
鮫鰐(こうがく)の淵と化す | |
三つ子の横草履(ぞうり) | |
三界(さんがい)の火宅(かたく)、四衢(しく)の露地(ろじ) | |
三界(さんがい)唯一心(いっしん)、心外(しんげ)無別法(むべっぽう) | |
三学(さんがく)の友に交わらず何ぞ七覚(しちかく)の林に遊ばん | |
三釜(さんぷ)の養(よう) | |
三偶(さんぐう)の地を忌む | |
三軍(さんぐん)も帥(すい)を奪うべし | |
三郡(さんぐん)に狐なし | |
三月に新糸(しんし)を売り、五月に新穀(しんこく)を糶る | |
三顧(さんこ)の礼(れい) | |
三公(さんこう)を以て其の介(かい)を易えず | |
三思(さんし)して後行う | |
三枝(さんし)の礼(れい) | |
三舎(さんしゃ)を避く | |
三写(さんしゃ)烏焉馬(うえんば) | |
三尺の岸にして虚車(きょしゃ)も登る能わず | |
三十に満たざれば人の像(ぞう)を画くべからず | |
三十六策、走るを上計(じょうけい)と為す | |
三十輻(さんじゅっぷく)一轂(いっこく)を共にす | |
三人寄らば文殊(もんじゅ)の智慧 | |
三人寄れば公界(くがい) | |
三人市虎(しこ)を成す | |
三寸(さんずん)の轄・楔(くさび) | |
三寸(さんずん)俎板(まないた)を見抜く | |
三寸不爛(さんずんふらん)の舌 | |
三牲(さんせい)の養(よう) | |
三蔵(さんぞう)の仲直り元より悪し | |
三度目は定(じょう)の目 | |
三日月傾けば日和の象(しょう) | |
三日向顔(こうがん)せざればその心測り難し | |
三日書を読まざれば語言(ごげん)味なし | |
三年父の道を改むること無きは孝(こう)と謂うべし | |
三遍(さんべん)回って煙草・莨(たばこ)にしょ | |
三訳(さんやく)を重ねて来たる | |
三槐(さんかい)を植う | |
参らすれば賜(たば)る | |
参る衆もあれば下向(げこう)もある | |
参商(しんしょう)の隔て | |
山に槎櫱(さげつ)無し | |
山に蹊隧(けいすい)無く、沢に舟梁(しゅうりょう)無し | |
山に躓かずして垤(てつ)に躓く | |
山の事は樵夫・樵・蕘(きこり)に聞け | |
山の神に鰧・虎魚(おこぜ) | |
山の物は山量(ばか)り | |
山は陵遅(りょうち)を以て故に能く高し | |
山を違ること十里にして蟪蛄(けいこ)の声猶耳にあり | |
山葵(わさび)と浄瑠璃(じょうるり)は泣いて誉める | |
山雨(さんう)来らんと欲して風楼(ろう)に満つ | |
山光鳥性を悦ばしめ、潭影(たんえい)人心を空しうす | |
山高からざれば即ち霊(れい)ならず | |
山雀(やまがら)の胡桃(くるみ)回す | |
山雀(やまがら)利根(りこん) | |
山谷(さんこく)処を易う | |
山中(さんちゅう)暦日(れきじつ)無し、寒尽くれども年を知らず | |
山筆(さんぴつ)海硯(かいけん)にも及び難し | |
山万歳(ばんぜい)を呼ぶ | |
山陵(さんりょう)崩る | |
山路(さんろ)が笛 | |
山椒(さんしょう)、目の毒、腹薬 | |
山椒(さんしょう)は小粒でもぴりりと辛い | |
産(さん)を傾ける | |
産(さん)を破る | |
産(さん)の苦は青竹をも拉(ひし)ぐ | |
算(さん)を置く | |
算(さん)を乱す | |
算術者の不身代(ふしんだい) | |
算木(さんぎ)を置く | |
算用(さんよう)合って銭足らず | |
算用(さんんよう)十八、手六十 | |
斬衰(ざんさい)の服(ふく) | |
残念閔子騫(びんしけん) | |
残喘(ざんぜん)を保つ | |
残孼(ざんげつ)の衆(しゅう)満(まん)に盈たず、利兵(りへい)之を鏖にせん、手に唾して決す可し | |
仕(し)を致す | |
仕置き場の掏摸・掏児(すり) | |
仕様(しよう)がなければ茗荷(みょうが)がある | |
仕埒(しらち)を分ける | |
刺(し)を通ずる | |
刺の無い薔薇(ばら)は無い | |
刺草(しそう・せきそう)の臣(しん) | |
司徒に命じて、県鄙(けんぴ)を循行し、農を命じて作を勉め、都に休うこと毋からしむ | |
史(し)に三長(さんちょう)有り | |
四牡(しぼ)騑騑たり、周道倭遅(いち)たり | |
四海困窮(しかいこんきゅう)せば天禄(てんろく)永く終えん | |
四股(しこ)を踏む | |
四塞(しそく)の国 | |
四時(しじ)の序(じょ)、功(こう)を成す者は去る | |
四時(しじ)を貫きて柯を改め葉を易えず | |
四十後家(ごけ)と赤い信女(しんにょ)の操立て | |
四十新造(しんぞ)五十島田 | |
四十坊主は鹿の角二十坊主は牛の陰嚢(ふぐり) | |
四戦(しせん)の国 | |
四戦(しせん)の地(ち) | |
四大(しだい)空に帰す | |
四鳥(しちょう)の別 | |
四目(しもく)を明らかにして四聡(しそう)を達す | |
四六衾(しろくぶすま)は夜の物 | |
士(し)別れて三日まさに刮目(かつもく)して相待つべし | |
士に争友(そうゆう)有れば、則ち身令名(れいめい)を離れず | |
始めて雨水あり、桃始めて華さき、倉庚(そうこう)鳴き、鷹化して鳩と為る | |
始めて学を立つる者は、必ず先聖先師に釈奠(せきてん)す | |
始めて俑(よう)を作る者は、後なからん | |
始めの囁き後の響動・哄(どよ)めき | |
始め庠塾(しょうじゅく)に遊び、儒学(じゅがく)の栄(えい)を無みせざるも、或いは兵書(へいしょ)を見、遂に風雲(ふうん)志あり | |
姿は俗性(ぞくしょう)を現す | |
子(し)は温(おん)にして厲し | |
子と袍(ほう)を同じくせん | |
子には誑語(きょうご)を語ることなかれ | |
子に黄金満籯を遺すは一経(いっけい)に如かず | |
子は三界(さんがい)の首枷(くびかせ) | |
子は鎹(かすがい) | |
子を愛するものは、之に教うるに義方(ぎほう)を以てす | |
子を易え骸(がい)を析く | |
子を生まば当に孫仲謀(そんちゅうぼう)の如くなるべし | |
子期(しき)死して伯牙(はくが)復琴をかなでず | |
子供に飢饉(ききん)なし | |
子貢(しこう)が多言も顔子(がんし)の一黙(いちもく)に如かず | |
子細(しさい)に及ばず | |
子持ち二人扶持(ぶち) | |
子早い者は襠(まち)を超えても孕む | |
子乃ち規規然(ききぜん)として之を求むるに察(さつ)を以てし、之を索むるに弁(べん)を以てす。是れ直管(かん)を用いて天闚い、錐を用いて地を指すなり | |
子路(しろ)米を負う | |
子曰く、吾豈に匏瓜(ほうか)ならんや | |
市(いち)で禍母(かも)を買う | |
市(いち)に帰(き)するが如し | |
市(いち)に三虎(さんこ)を致す | |
市(いち)を成す | |
市井(しせい)の徒(と) | |
市道(しどう)の交わり | |
師(し)三世(さんぜ)の契り | |
師(し)、厳(げん)にして道尊し | |
師(し)の処る所荊棘(けいきょく)生ず | |
師匠の端(はな)負け | |
師曠(しこう)の聡(そう) | |
志は気の帥(すい)なり、気は体の充(じゅう)なり | |
志は山岳(さんがく)の如く義(ぎ)は黄金より堅し | |
志を白刃(はくじん)に降さず | |
志合えば胡越(こえつ)も昆弟(こんてい)たり、志合わざれば骨肉も讐敵(しゅうてき)たり | |
志士(しし)は溝壑(こうがく)に在るを忘れず | |
志士(しし)苦心(くしん)多し | |
志士(しし)仁人(じんじん)は生(せい)を求めて以て仁を害することなし | |
思い面瘡(おもくさ)思われ面皰(にきび) | |
思う仲に公事(くじ)さすな | |
思う仲の小諍(こいさか)い | |
思索(しさく)は知(ち)を生じ、慢易(まんい)は憂いを生じ、暴傲(ぼうごう)は怨みを生じ、憂鬱(ゆううつ)は疾(しつ)を生ず | |
指の先で三番叟(さんばそう)を踏ませる | |
指呼(しこ)の間 | |
支証(ししょう)なき手柄 | |
旨酒(ししゅ)嘉肴(かこう)有りといえども嘗めざればその旨きを知らず | |
枝先に行かねば熟柿(じゅくし)は食えぬ | |
止渇(しかつ)の計(けい) | |
止足(しそく)の分 | |
死(し)を鴻毛(こうもう)の軽きに比す | |
死(し)を賭(と)す | |
死(し)一等(いっとう)を減ずる | |
死せる孔明(こうめい)、生ける仲達(ちゅうたつ)を走らす | |
死ぬ子三人皆孝行(こうこう) | |
死灰(しかい)復燃ゆ | |
死棋(しき)腹中(ふくちゅう)に勝着(しょうちゃく)有り | |
死虎(しこ)は鼠生(そせい)に如かず | |
死屍(しし)に鞭打つ | |
死児(しじ)の齢 | |
死出(しで)の山 | |
死出(しで)の旅 | |
死人に妄語(もうご) | |
獅子(しし)窟中(くっちゅう)に異獣(いじゅう)なし | |
獅子(しし)吼ゆれば野干(やかん)脳裂く | |
糸(し)に非ず、竹に非ず、蛾眉(がび)に非ず | |
糸麻(しま)有りと雖も菅蒯を棄つること無かれ | |
紙屋の反古・反故(ほうぐ)でしわくたじゃ | |
紙漉・紙抄(かみす)きの手鼻 | |
紙子(かみこ)に襟祝い | |
紙背(しはい)の意(い) | |
紙縒・紙撚・紙捻(こより)の馬のよう | |
紫の朱(しゅ)を奪う | |
紫燕(しえん)は柳樹(りゅうじゅ)の枝に戯れ白鷺(はくろ)は蓼花(りょうか)の蔭に遊ぶ | |
脂(やに)下がる | |
脂に画き氷に鏤(ちりば)む | |
脂膏(しこう)にも潤わず | |
脂粉(しふん)の気 | |
脂膠(しこう)丹漆(たんしつ)、良からざること或る毋からしむ | |
至るの日、大牢・太牢(たいろう)を以て高禖を祠る | |
至貴(しき)は爵(しゃく)を待たず | |
至言(しげん)は言を去る | |
至言(しげん)は耳に忤う | |
至治(しち)の国 | |
至人(しじん)己なし | |
至誠(しせい)神の如し | |
至誠(しせい)天に通ず | |
至善(しぜん)に止まる | |
至知(しち)は幾(き)ならず | |
至道(しどう)無難、唯揀択(けんじゃく)を嫌う | |
至道(しどう)有りと雖も、学ばざれば其の善きを知らざるなり | |
至徳(しとく)を論ずる者は俗に和せず | |
詩(し)は志を言い、歌は言(げん)を永うす | |
詩(し)三百一言(いちげん)以て之を蔽う、曰く思い邪無し | |
詩思(しし)は灞橋風雪の中、驢子(ろし)の上に在り | |
歯(し)を没す | |
歯牙(しが)にも掛けない | |
歯牙(しが)の間に置くに足らず | |
事は忽せにする所に起こり、禍は無妄(むぼう)に生ず | |
事は密(みつ)を以て成り、語は泄(せつ)を以て敗る | |
事を歴ふること深ければ、機械(きかい)も亦深し | |
似(じ)菩薩(ぼさつ)如(にょ)夜叉(やしゃ) | |
似我(じが)の功徳(くどく) | |
似非(えせ)侍の刀いじり | |
似非(えせ)者の空笑い | |
児戯(じぎ)に類する | |
寺啄(てらつつき)の子は卵から頷く | |
慈(じ)ある父も益(えき)なき子を愛せず | |
慈(じ)なるが故に勇(ゆう)なり | |
慈悲の殺生は菩薩(ぼさつ)の万行(まんぎょう)に勝る | |
慈母(じぼ)に敗子(はいし)有り | |
持仏堂(じぶつどう)と姑は置き所なし | |
時に従う者は猶火を救い亡人(ぼうじん)を追うがごとし | |
時の花を挿頭(かざし)にせよ | |
時の代官(だいかん)日の奉行(ぶぎょう) | |
時雨(じう)の化(か) | |
時好(じこう)に投ずる | |
時節(じせつ)の梅花(ばいか)春風を待たず | |
時務(じむ)を識るは俊傑(しゅんけつ)に在り | |
時利あらずして、騅(すい)逝かず | |
滋蔓・滋曼(じまん)図り難し | |
治(ち)を為すは多言(たげん)に在らず | |
爾汝(じじょ)の交わり | |
痔(じ)を舐めて車を得 | |
磁石は曲鍼(きょくしん)を受けず | |
而立(じりつ)の年 | |
耳、淫哇(いんあい)に務む | |
耳に悪声を聴くことなかれ、心に貪嗔(とんじん)を恣にすることなかれ | |
耳に胼胝(たこ)ができる | |
耳食(じしょく)の談(だん) | |
耳目(じもく)の欲 | |
耳朶(じだ)に触れる | |
自家(じか)の姸醜(けんしゅう)は自家知る | |
自彊(じきょう)息まず | |
自惚れ(うぬぼれ)と瘡気(かさけ)の無い者はない | |
自明(じめい)の理(り) | |
自余・爾余(じよ)に混せず | |
自屎(じし)臭きことを覚えず | |
辞(じ)は達(たつ)のみ | |
辞(じ)を低くする | |
辞気(じき)を出して、斯に鄙倍(ひばい)に遠ざかる | |
辞譲(じじょう)の心は礼(れい)の端なり | |
鹿の柵(しがらみ) | |
鹿は筆になっても料紙(りょうし)を離れず | |
鹿鳴(ろくめい)の宴(えん) | |
鹿苹(ろくへい)の歓(かん) | |
鴫の看経(かんきん) | |
七歳未満忌服(きぶく)無し | |
七種(しちしゅ)の菜羹(さいこう) | |
七年の病に三年の艾(もぐさ)を求む | |
七福(しちふく)は即生(そくしょう)せず | |
七仏(しちぶつ)通戒(つうかい)の偈(げ) | |
七歩(しちほ)の才(さい) | |
七本塔婆(とうば)になる | |
七艘(しちそう)船のような面 | |
執着(しゅうちゃく)の絆(きずな)は利剣(りけん)にても切られず | |
失せたる針は債(はた)らぬもの | |
失意泰然(たいぜん)得意淡然(たんぜん) | |
室(しつ)に怒りて市(いち)に色する | |
室は懸磬(けんけい)の如く、野には青草(せいそう)なし | |
湿(しつ)掻き三年又三年、治って三年又三年 | |
湿(しゅう)を悪みて下きに居る | |
漆千桶(せんおけ)に蟹の足 | |
漆膠(しっこう)の契り | |
疾行(しっこう)には善迹(ぜんせき)無し | |
疾痛惨怛(さんだつ)、未だ嘗て父母を呼ばざるはあらず | |
疾風に勁草(けいそう)を知り、板蕩 (はんとう)に誠臣を識る | |
疾雷(しつらい)耳を掩うに及ばず、迅電(じんでん)目を瞑るに及ばず | |
質(し)委(い)して臣(しん)と為れば二心(じしん)有る無く | |
質的(しつてき)張りて弓矢(きゅうし)至る | |
質八(しちばち)を置く | |
篠(しの)を束ぬ | |
芝(し)焚かれ蕙歎ず | |
芝蘭(しらん)の化(か) | |
芝蘭(しらん)の契り | |
芝蘭(しらん)の交 | |
芝蘭(しらん)の室(しつ)に入るが如し | |
芝蘭(しらん)の友 | |
芝蘭(しらん)玉樹(ぎょくじゅ)、庭階(ていかい)に生ず | |
芝蘭(しらん)深林(しんりん)に生ず、人無きを以て芳しからざるにあらず | |
縞紵(こうちょ)の交わり | |
舎(しゃ)を道傍(どうぼう)に作れば三年にして成らず | |
舎利(しゃり)が甲(こう)になる | |
射(しゃ)は仁(じん)の道なり、正(せい)己を求む | |
捨て嘴 ・ 觜(ばし)を突く | |
斜(しゃ)に構える | |
社(しゃ)未だ屋(おく)せず | |
社会の木鐸(ぼくたく) | |
社鼠(しゃそ)の患い | |
社稷(しゃしょく)の臣(しん) | |
社稷(しゃしょく)墟(きょ)となる | |
車は流水の如く馬は游竜(ゆうりょう)の如し | |
車魚(しゃぎょ)の嘆(たん) | |
車轂(しゃこく)撃つ | |
蛇(じゃ)が蚊(か)を呑んだよう | |
蛇も一生蛞蝓(なめくじ)も一生 | |
蛇蛇(いい)たる磧言(せきげん)は口より出ず、巧言(こうげん)簧(こう)の如きは顔の厚きなり | |
蛇首(じゃしゅ)を見て長短(ちょうたん)を知る | |
借りる時の地蔵顔済す時の閻魔(えんま)顔 | |
借りる八合、済(な)す一升 | |
借家栄えて母屋(おもや)倒れる | |
借銭(しゃくせん)の淵で首も回らぬ | |
尺(しゃく)を枉げて尋(ひろ)を直ぶ | |
尺の木も必ず節目(せつもく)有り、寸の玉も必ず瑕瓋有り | |
尺寸(せきすん)の功・効(こう) | |
尺寸(せきすん)の地(ち) | |
尺寸(せきすん)の兵(へい) | |
尺寸(せきすん)の柄(へい) | |
尺沢(せきたく)の鯢(げい) | |
尺布斗粟(しゃくふとぞく)の譏り | |
尺牘(せきとく)書疏(しょそ)は千里の面目 | |
尺璧(せきへき)宝に非ず、寸陰(すんいん)是競う | |
尺蚓(せきいん)堤を穿てば能く一邑(いちゆう)を漂わす | |
尺蠖(せっかく) 黄(こう)を食らえば則ちその身黄なり | |
尺蠖(せっかく)の屈(かが)めるは伸びんがため | |
杓子(しゃくし)は耳搔きにならず | |
杓子(しゃくし)馬も主が使えば歩く | |
酌(しゃく)を取る | |
釈迦(しゃか)が還俗(げんぞく)してきても | |
釈迦(しゃか)も孛如(ぼつじょ)たり | |
釈迦に説教孔子に悟道(ごどう) | |
錫(しゃく)を飛ばす | |
錫杖(しゃくじょう)が人を切ったよう | |
若し薬瞑眩(めんげん)せざればその疾癒えず | |
寂(せき)として人無きが若し | |
寂滅(じゃくめつ)の煙と立ち上る | |
寂寞・寂漠(じゃくまく)の枢(とぼそ) | |
弱き家に強い勾張(こうば)り | |
弱めに霊怪(りょうげ) | |
主(しゅ)の庶子(しょし)より老の惣領(そうりょう) | |
取る手方角(ほうがく)なし | |
手が薑(はじかみ)ならば生姜(しょうが)三へぎ | |
手に取るなやはり野に置け蓮華草(れんげそう) | |
手に万鈞(まんきん)を提げて、後、多力見る | |
手活(てい)けの花 | |
手酌(てじゃく)は恥のもの | |
手酌五合、髱(たぼ)一升 | |
手習いは通用(つうよう)の目の療治 | |
手蹟(しゅせき)は諸芸万能の上盛り | |
手足(しゅそく)の頭目(とうもく)を扞ぐが如し | |
手足を擂(す)り粉木(こぎ)にする | |
手底(たなそこ)にめぐらす | |
手套(しゅとう)を脱する | |
手不調(てぶっちょう)の口八丁(はっちょう) | |
手薬煉(てぐすね)を引く | |
手臂(しゅひ)終に外に向かって曲げず | |
朱(しゅ)を注ぐが如し | |
朱(しゅ)を入れる | |
朱買臣(しゅばいしん)五十富貴(ふうき) | |
朱筆(しゅひつ)を入れる | |
珠玉(しゅぎょく)の瓦礫(がれき)に在るが如し | |
種瓢・種瓠・種匏(だねふくべ)の底を叩く | |
種物食いの身上(しんしょう)潰し | |
趣(しゅ)を得るは多きに在らず、盆地(ぼんち)拳石(けんせき)の間にも、煙霞(えんか)は具足す | |
酒の席には狆(ちん)、猫、婆 | |
酒は三献(さんこん)に限る | |
酒は天の美禄(びろく)にして、帝王の天下を頤養(いよう)し、享祀(きょうし)して福を祈り、衰(すい)扶け疚(きゅう)養う所以なり | |
酒は憂いの玉箒(たまははき) | |
酒は燗(かん)、肴は刺身、酌(しゃく)は髱(たぼ) | |
酒を嗜む勿れ、狂薬(きょうやく)にして佳味(かみ)に非ず | |
酒を漿(しょう)とし肉を霍(かく)とす | |
酒中(しゅちゅう)の仙(せん) | |
首を回らせば荘遊(そうゆう)まことに昨夢(さくむ)、一竿(いっかん)の風月南湖(なんこ)に老ゆ | |
首切り八町(はっちょう) | |
儒者(じゅしゃ)の不身(ふみ)持ち | |
受領(ずりょう)は倒るる所に土を摑め | |
呪いは雛(ひよこ)の如く塒(ねぐら)に舞い戻る | |
寿夭(じゅよう)天にあり | |
樹堅ければ風の吹き動かすを怕れず、節操稜稜(りょうりょう)たれば還た自ずから持す | |
綬(じゅ)を解く | |
綬(じゅ)を結ぶ | |
周公(しゅうこう)恐懼(きょうく)す流言の日、王莽(おうもう)謙恭(けんきょう)す未だ簒(さん)せざるの時 | |
宗祇(そうぎ)の蚊帳(かや) | |
宗旨(しゅうし)の争いは釈迦の恥 | |
宗匠(そうしょう)の夜の雨 | |
宗廟(そうびょう)には親(しん)を尚び、朝廷(ちょうてい)には尊(そん)を尚び、郷党(きょうとう)には歯(よわい)を尚び、行事(こうじ)には賢(けん)を尚ぶは、大道(だいどう)の序(じょ)なり | |
宗論(しゅうろん)はどちらが負けても釈迦の恥 | |
修身(しゅうしん)斉家(せいか)治国(ちこく)平天下 | |
修羅(しゅら)の巷 | |
修理(しゅり)は物の乱れぬかた | |
愁眉(しゅうび)を開く | |
愁猴(しゅうこう)が手を出だし斑狼(はんろう)が涙 | |
秀歌(しゅうか)に返り事なし | |
秀句(しゅうく)和歌(わか)の命 | |
秀語(しゅうご)は寒餓(かんが)より出で、身窮まりて詩乃ち亨る | |
秋の日は鉈・屶(なた)落し | |
秋の令を行えば、則ち天沈陰多く、淫雨・霪雨(いんう)蚤く降り、兵革(へいかく)並び起こる | |
秋西に苫(とま)負え、秋北に鎌研げ | |
秋波(しゅうは)を送る | |
秋風起こりて白雲飛ぶ、草木黄落(こうらく)して雁南に帰る | |
秋柝(しゅうたく)沈沈(ちんちん)として戸はさず | |
秋毫(しゅうごう)を析つ | |
秋毫(しゅうごうの)の末 | |
終(つい)の住処 | |
終(つい)の別れ | |
終日乾々(けんけん)し、夕べに惕若たり、厲うけれども咎无し | |
習習(しゅうしゅう)たる谷風(こくふう)、以て陰り以て雨降る | |
臭(しゅう)を万載(ばんさい)に遺す | |
臭穢(しゅうわい)有らざれば、則ち蒼蠅(そうよう)飛ばず | |
衆(しゅう)と好みを同じくすれば成らざる靡し | |
衆(しゅう)を得れば国を得 | |
衆(しゅう)を用うる者は易(い)に務め、少を用うる者は隘(あい)に務む | |
衆(しゅう)之を悪むも必ず察する | |
衆寡(しゅうか)敵せず | |
衆曲(しゅうきょく)は直(ちょく)を容れず、衆枉(しゅうおう)は正(せい)を容れず | |
衆口(しゅうこう)金(きん)を鑠かす | |
衆口(しゅうこう)調え難し | |
衆庶(しゅうしょ)は強を成し、増積(ぞうせき)は山を成す | |
衆少(しゅうしょう)多きを成す | |
衆心(しゅうしん)城を成す | |
衆星(しゅうせい)の朗朗(ろうろう)は孤月(こげつ)の独明(どくめい)に如かず | |
衆草(しゅうそう)と伍(ご)す | |
衆鳥(しゅうちょう)高く飛んで尽き、孤雲(こうん)独り去って閑(かん)なり | |
衆怒(しゅうど)は犯し難し | |
衆妙(しゅうみょう)の門(もん) | |
衆木(しゅうぼく)尽く揺落して、初めて竹色の真を見る | |
衆矢(しゅうし)の的 | |
衆力(しゅうりき)功(こう)あり | |
醜夷(しゅうい)に在りて争わず | |
醜婦(しゅうふ)の仇 | |
什佰(じゅうはく)の器 | |
充閭(じゅうりょ)の慶(けい) | |
十の良馬(りょうば)を得るは一の伯楽(はくらく)を得るに若かず、十の良剣(りょうけん)を得るは一の欧冶(おうや)を得るに若かず | |
十囲(じゅうい)の木始め生じて櫱なれば足掻いて絶つべし | |
十王(じゅうおう)の勧進(かんじん)も食おうがため | |
十指(じっし)の指す所 | |
十榛(はしばみ)の九つ空 | |
十成(じゅうじょう)すれば必ず崩る | |
十善(じゅうぜん)の王 | |
十善(じゅうぜん)の君 | |
十日の菊六日の菖蒲(あやめ) | |
十把(じっぱ)一絡 ・紮(ひとから)げ | |
十方(じっぽう)暮れに雨降らず | |
十牖(じゅうゆう)の開を一戸(いっこ)の明に如かず | |
戎馬(じゅうば)を殺して狐狸(こり)を求む | |
戎狄(じゅうてき)は荐居(せんきょ)し、貨(か)を貴ぶ | |
柔弱(じゅうじゃく)は生の徒、堅彊(けんきょう)は死の徒 | |
汁食い看経(かんきん)唐辛子熱湯順礼長左衛門 | |
渋柿が熟柿(じゅくし)に成りあがる | |
獣(じゅう)逐う者は目に太山(たいざん)を見ず | |
重きを載せて馬羸るれば造父(ぞうほ)と雖も以て遠きに致す能わず | |
重賞(じゅうしょう)の下には必ず死夫(しふ)あり | |
重箱(じゅうばこ)を杓子(しゃくし)で払う | |
重卵(ちょうらん)の危(き) | |
叔母の家焼けても穀(ごく)休み | |
宿執(しゅくしゅう・しゅくじゅう)に目の潰るる | |
宿昔(しゅくせき)青雲の志、蹉跎(さた)たり白髪の年 | |
宿諾(しゅくだく)無し | |
淑慝(しゅくとく)を旌別(せいべつ)して、その門閭(もんりょ)を表す | |
祝融(しゅくゆう)の災い | |
熟処(じゅくしょ)忘じ難し | |
出ずるに警(けい)し、入るに蹕(ひつ)す | |
出る船の纜(ともづな)を引く | |
出婦(しゅっぷ)の郷曲(きょうきょく)に嫁(か)する者は良婦(りょうふ)なり | |
出藍(しゅつらん)の誉れ | |
術中(じゅっちゅう)に陥る | |
述懐奉公(じゅっかいぼうこう)身を持たず | |
春燕(しゅんえん)帰って林木(りんぼく)に巣くう | |
春三夏六秋一無冬(むとう) | |
春蚕(しゅんさん)死に到りて糸、方に尽き、蠟炬(りょうきょ)灰と成りて涙始めて乾く | |
春秋(しゅんしゅう)の称(しょう)、微(び)なれども顕(けん)、志せども晦(かい)、婉(えん)にして章(しょう)を成し、尽して汙ならず、悪を懲らして善を勧む | |
春宵(しゅんしょう)一刻(いっこく)直千金、歌管(かかん)楼台(ろうだい)声細細(さいさい)鞦韆(しゅうせん)院落(いんらく)夜沈沈(ちんちん) | |
春真風(まぜ)に七里走って苫を負え | |
春眠暁を覚えず、処処に啼鳥(ていちょう)を聞く | |
春蘭(しゅんらん)秋菊(しゅうぎく)俱に廃すべからず | |
瞬息(しゅんそく)の間 | |
舜(しゅん)は民を甄陶(けんとう)せず | |
舜(しゅん)も人なり我も亦人なり | |
駿足(しゅんそく)長阪(ちょうはん)を思えど、柴車(さいしゃ)は危轍(きてつ)を畏る | |
駿馬(しゅんめ)痴漢(ちかん)を駄せて走る | |
淳きを澆くして、樸(ぼく)を散じ、並びに偽貌(ぎぼう)を行い、名有て実(じつ)なし | |
淳淡(じゅんたん)なる者必ず怯(きょう)ならず | |
準鬚(じゅんしゅ)を汚す | |
処世は太潔(たいけつ)を忌み、至人は蔵暉(ぞうき)を貴ぶ | |
初めの囁(ささや)き後の哄(どよめき) | |
初献(しょこん)は慇懃(いんぎん)にして三献(さんこん)は親しく九献(くこん)は生酔い | |
初手はちょろちょろ中かっか末は熾火・燠火(おきび) | |
所思を寄せんと欲すれば好信なし、君の為に惆悵(ちゅうちょう)すれば又黄昏 | |
緒(しょ)に就く | |
書(しょ)は道を求むる筌蹄(せんてい)なり | |
書(しょ)を以て御する者は馬の情を尽さず | |
書は以て名姓(めいせい)を記すに足るのみ | |
書を校(こう)するは塵を払うが如し | |
書を読みて聖賢(せいけん)を見ざれば、鉛槧(えんざん)の傭(よう)となる | |
書を読むには須く熟読すべし、菜根(さいこん)は須く細嚼(さいしゃく)すべし | |
薯蕷(とろろ)と雪道は後ほどよい | |
諸悪莫作(まくさ)諸善奉行 | |
諸侯を封じ、慶賜(けいし)遂行し、欣説(きんえつ)せざるなし | |
助泥(じょでい)が破子(わりご) | |
女(じょ)は美悪(びあく)と無く宮(きゅう)に入って妒まる | |
女に五障(ごしょう)三従(さんじゅう)あり | |
女の足駄(あしだ)にて作れる笛には秋の鹿寄る | |
女の髪の毛には大象(たいぞう)もつながる | |
女の利発(りはつ)牛の一散(いっさん) | |
女は華丹(かたん)の窈窕(ようちょう)を乱すを悪む | |
女は俎板(まないた)が無ければ叶わぬ | |
女人の身には、猶五礙(ごげ)有り | |
女房は半身上(はんしんしょう) | |
女郎に誠あれば晦日(みそか)に月が出る | |
女郎の空泣き空起請(ぎしょう) | |
女郎の千枚起請(ぎしょう) | |
鋤すること八遍(はっぺん)なれば犬を餓え殺す | |
傷寒(しょうかん)看病はほいとの役 | |
傷弓(しょうきゅう)の鳥 | |
傷持つ足は簓(ささら) | |
傷痍(しょうい)未だ癒えず | |
勝者の用うる所は敗者の棋(き)なり | |
勝地(しょうち)は常ならず、盛筵(せいえん)は再びし難し | |
勝地(しょうち)定主(ていしゅ)無し | |
勝母(しょうぼ)の閭(りょ)を過らず | |
匠人(しょうじん)、棺(かん)を成せば、則ち人の夭死(ようし)を欲す | |
商いは吉相(きっそう) | |
商いは牛の涎(よだれ) | |
商鑑(しょうかん)遠からず | |
商山(しょうざん)の四皓(しこう) | |
商人(あきんど)と屏風(びょうぶ)は曲がらねば立たぬ | |
商人(あきんど)の空誓文(そらせいもん) | |
商人(あきんど)の子は算盤 ・ 十露盤(そろばん)の音で目をさます | |
商賈(しょうこ)は幣の変多きを以て貨(か)を積む | |
将、外に在りては主令(しゅれい)を受けざる所にあり | |
将星(しょうせい)隕つ | |
小、忍ばざれば、即ち大謀(たいぼう)を乱る | |
小にして聡了(そうりょう)たるは大にして未だ必ずしも奇(き)ならず | |
小貝(こがい)をあげて泣く | |
小器(しょうき)は満ち易し | |
小逆(しょうぎゃく)心に在りて、久福(きゅうふく)国に在り | |
小隙(しょうげき)船を沈む | |
小狐(しょうこ)殆ど済らんとして其の尾を濡らす | |
小才(こさい)が利く | |
小児(しょうに)は白き糸の如し | |
小児(しょうに)を教うるには、先ず安詳(あんしょう)恭敬(きょうけい)を要す | |
小手(こて)を翳(かざ)す | |
小舟の宵拵(よいごしら)え | |
小人(しょうじん)の勇(ゆう) | |
小人(しょうじん)位を得るに争わざるは不祥(ふしょう)なり | |
小人(しょうじん)窮(きゅう)すれば巧みをなす | |
小人(しょうじん)窮(きゅう)すれば斯に濫(らん)する | |
小人の交わりは甘きこと醴(れい)の若し | |
小成(しょうせい)に安んじる | |
小節(しょうせつ)を規る者は栄名を成す能わず | |
小男の総身(そうみ)の知恵も知れたもの | |
小恥(しょうち)を悪む者は大功(たいこう)を立つること能わず | |
小智(ちょうち)は菩提(ぼだい)の妨げ | |
小智(ちょうち)は亡国(ぼうこく)の端 | |
小田原評定(ひょうじょう) | |
小徳は川流(せんりゅう)し、大徳は敦化(とんか)す | |
小半・二合半(こなから)酒一升(いっしょう) | |
小便担桶(たご)にも小波 | |
小弁(しょうべん)義(ぎ)を害す | |
小粒の山椒(さんしょう) | |
小癪(こしゃく)に障る | |
小皰(しょうほう)を潰して座疽(ざそ)を発す | |
小褄(こづま)を取る | |
小鬢(こびん)が禿げる | |
少しき救わざれば大破(たいは)に及ぶ | |
少を衆めて多を成し、小を積みて鉅(きょ)を致す | |
少壮(しょうそう)にして努力せずんば、老大にして乃ち傷悲(しょうひ)せん | |
少年安んぞ長に少年なるを得んや、海波尚変じて桑田(そうでん)と為る | |
庄屋(しょうや)と屏風(びょうぶ)は直ぐにすれば倒れる | |
庄屋(しょうや)の井戸塀 | |
床頭(しょうとう)金尽く | |
掌(たなごころ)を反す | |
掌上(しょうじょう)に運らす | |
掌中(しょうちゅう)の珠 | |
松は二葉より棟梁(とうりょう)の思いあり | |
松蔭(しょういん)の楢・枹(なら)の木 | |
松菊(しょうきく)猶存す | |
松樹(しょうじゅ)千年終に是朽つ | |
松柏(しょうはく)の寿(じゅ) | |
松柏(しょうはく)の操 | |
松柏(しょうはく)は霜の後に顕れ忠臣(ちゅうしん)は世の危うき知らる | |
松蕈(しょうじん)は雌松より生ず | |
松蘿(しょうら)の契り | |
焼いた餅は居丈(いだけ)食う | |
焼き鳥にも攣(へお)をつけよ | |
焼き麩(ふ)の土左衛門 | |
焼けの勘八(かんぱち) | |
焼けは貧(ひん)から、茶は鑵子(かんす)から | |
焼け原に銅壺(どうこ)を引く | |
焼け木杭(ぼっくい)に火がつく | |
焼け野の雉(きぎす)夜の鶴 | |
焼眉・焦眉(しょうび)の急(きゅう) | |
焦頭爛額(しょうとうらんがく)を上客(じょうかく)と為す | |
焦螟(しょうめい)蚊睫(ぶんしょう)に集まる | |
照り荏(え)に降り胡麻 | |
祥(しょう)を見て不善をなさば則ち福至らず | |
祥日(しょうにち)に声嗄(か)らす | |
章句(しょうく)を尋ねる | |
章甫(しょうほ)を沓に薦く | |
章甫(しょうほ)を資(し)して越(えつ)に適く | |
笑中(しょうちゅう)に刀有り | |
笑壺(えつぼ)に入る | |
蕉鹿(しょうろく)の夢 | |
証文(しょうもん)の出し遅れ | |
象牙(ぞうげ)の塔(とう) | |
賞は冤仇(えんきゅう)を論ぜず、罰は骨肉を論ぜず | |
賞罰(しょうばつ)の柄(へい) | |
鍾馗(しょうき)の立腹(りっぷく) | |
鍾馗(しょうき)大臣の棚から落ちたよう | |
鐘(しょう)を聞いて日と為す | |
鐘も撞木(しゅもく)の当たりがら | |
鐘鼎(しょうてい)の門 | |
鐘(しょう)鳴り漏(ろう)尽く | |
鞘走(さやばしり)りより口走り | |
上、礼(れい)を好めば民敢えて敬(けい)せざるなし | |
上に道揆(どうき)なく、下に法守(ほうしゅ)なし | |
上は標枝(ひょうし)の如く、民は野鹿(やろく)の如し | |
上を見れば方図(ほうず)が無い | |
上意(じょうい)風の如し | |
上医(じょうい)国を医す | |
上下(しょうか)、心を一にす | |
上下(しょうか)の天光(てんこう)、一碧万頃(いっぺきばんけい)なり | |
上見れば榜示(ぼうじ)無し | |
上古(じょうこ)は結縄(けつじょう)して治まる。後世の聖人、是に易うるに書契(しょけい)を以てす | |
上交(じょうこう)諂わず | |
上邪まなれば下正し難く、衆枉(しゅうおう)なれば矯むべからず | |
上州(じょうしゅう))飲み助 | |
上州(じょうしゅう)侠客(きょうかく)、越後(えちご)米搗(つ)き | |
上州(じょうしゅう)名物嬶(かかあ)天下(でんか)に空っ風 | |
上善(じょうぜん)は水の若し | |
上智(じょうち)と下愚(かぐ)とは移らず | |
上丁、楽正に命じて、舞を習い釈菜(せきさい)せしむ | |
上帝(じょうてい)常ならず | |
上帝(じょうてい)板板(はんはん)として、下民卒く癉む | |
上田(じょうでん)五反(ごたん)に味噌醤油、柴沢山に小物一人 | |
上聞(じょうぶん)に達する | |
上方贅六(ぜいろく)に広島乞食 | |
上慢(じょうまん)の幢(はたほこ) | |
上目を用うれば下観(かん)を飾り、上耳を用うれば下声を飾り、上慮(りょ)を用うれば下辞(じ)を繁(はん)にす | |
丈数(じょうすう)を計り、高卑(こうひ)を揣り、厚薄(こうはく)を度り、溝洫(こうきょく)を 仞る | |
丈夫(じょうふ)は作さず児女の別れ、岐(き)に臨んで涕涙(ているい)衣巾(いきん)を沾すを | |
丈夫(じょうふ)涙無きに非ず、離別の間に灑がず | |
乗り合い船の皮癬・癬(ひぜん)搔き | |
城、隍(こう)に復る | |
城下(じょうか)の盟(めい) | |
城郭(じょうかく)を設けず | |
城中(じょうちゅう)蛾眉(がび)の女、珠珮(しゅはい)珂(か)珊珊(さんさん)たり | |
城府(じょうふ)を設けず | |
常山(じょうざん)の蛇勢(だせい) | |
常常(じょうじょう)綺羅(きら)の晴れ着なし | |
常棣(じょうてい)の華、鄂(がく)として韡韡たらざんや | |
情けかけるより燗鍋(かんなべ)かけよ | |
情理(じょうり)を尽す | |
埴生(はにゅう)の宿 | |
植木屋の糶(せり)分け | |
燭(しょく)を秉りて夜遊ぶ | |
燭寸(しょくすん)の詩(し) | |
織は当に婢(ひ)に訪うべし | |
職(しょく)を奉(ほう)ず | |
色も香(か)もある | |
色を見て枝を撓・橈(たわ)む | |
色気と痔(じ)の気の無い者はない | |
色事は銘銘(めいめい)稼ぎ | |
触らぬ神に祟(たた)りなし | |
食(じき)に友を忘る | |
食う膳(ぜん)の勧化(かんげ) | |
食の饐(い)して餲せる | |
食わず貧楽(ひんらく) | |
食色(しょくしょく)は性なり | |
食前(しょくぜん)方丈(ほうじょう)一飽(いっぽう)に如かず | |
食肉(しょくにく)の禄(ろく) | |
辱交(じょっこう)の友 | |
尻腰(しっこし)が無い | |
尻切れ蜻蛉・蜻蜓(とんぼ) | |
伸(の)るか反(そ)るか | |
伸るか踏反る(ふぞる)か肮の針 | |
信(しん)なき亀は甲(こう)を破る | |
信(しん)は仕事の妨げ | |
信(しん)は荘厳(しょうごん)より起こる | |
信(しん)を好みて学を好まざれば、その弊や賊(ぞく)なり | |
信(しん)を致す | |
信、豚魚(とんぎょ)に及ぶ | |
信心次第で雪隠箒(せっちんぼうき)も五百羅漢(らかん) | |
寝ていて餅食えば目に粉(こ)が入る | |
寝刃(ねたば)を合わす | |
心から乞丐(かたい)となる | |
心に哀(あい)を思えば涙双眼(そうがん)に浮ぶ | |
心に錠(じょう)を下す | |
心に物欲無くば即ち是れ秋空霽海(しゅうくうせいかい)なり | |
心の欲する所に従えども矩(のり)を踰えず | |
心の臍(ほぞ)の下に納む | |
心は万境(ばんきょう)に随って転ず | |
心を治め身を修むるには、飲食男女を以て切要(せつよう)と為す | |
心安ければ茅屋(ぼうおく)も穏やかなり、性定まれば菜根(さいこん)香ばし | |
心猿(しんえん)定まらず、意馬(いば)四馳(しち)す | |
心気(しんき)を病む | |
心好しは父(てて)無し子を生む | |
心鴻鵠(こうこく)にあり | |
心魂(しんこん)を徹する | |
心胆(しんたん)を寒からしめる | |
心中(しんじゅう)より饅頭(まんじゅう) | |
心腹(しんぷく)の疾(しつ) | |
心腹(しんぷく)の友 | |
心腹(しんぷく)を輸写(ゆしゃ)す | |
心懍懍(りんりん)として以て霜を懐き、志眇眇(びょうびょう)として雲に臨む | |
心曠ければ則ち万鍾(ばんしょう)も瓦缶(がふ)の如し | |
慎莫(しんまく)に負えぬ | |
振振(しんしん)たる公子 | |
新たに沐(もく)する者は必ず冠を弾く | |
新酒五勺(ごしゃく)でも、今が良い | |
新発意(しんぼち)太鼓 | |
新豊の折臂(せっぴ)翁(おう) | |
新涼(しんりょう)郊墟(こうきょ)に入る、灯火(とうか)稍く親しむべし | |
晋秦(しんしん)の好 | |
浸潤(しんじゅん)の譖り | |
深き淵に臨まざる者は没溺(ぼつでき)の患いを知ること無し | |
深ければ厲(れい)し、浅ければ掲(けい)す | |
深山(しんざん)大沢(だいたく)竜蛇(りゅうだ)を生ず | |
深山木(みやまぎ)の楊梅(ようばい) | |
深窓(しんそう)の佳人(かじん) | |
申酉(さるとり)荒れて戌あがり | |
真金(しんきん)は鍍(と)せず | |
真砂(まさご)の数 | |
真心は晩桂(ばんけい)を凌ぎ、勁節(けいせつ)は寒松を掩う | |
真竜(しんりゅう)勢いを失えば蚯蚓(きゅういん)と同じ | |
真楫(まかじ)繁貫(しじぬ)く | |
真鍮(しんちゅう)を磨く | |
神(しん)に入る | |
神に三熱(さんねつ)の苦しみあり | |
神の神庫(ほくら)も梯のままに | |
神は禰宜(ねぎ)のはからい | |
神は巫覡(きね)が習わし | |
神を誣(し)うる者は、殃い三世に及ぶ | |
神奇卓異(しんきたくい)は至人(しじん)にあらず | |
神祇(じんぎ)釈教(しゃっきょう)恋無常 | |
神代(じんだい)の遺風(いふう)鄙(ひな)に有り | |
神通(じんずう)並びに妙用(みょうゆう)、水を運ぶび及び柴を搬ぶ | |
神仏(しんぶつ)混淆(こんこう)火事(かじ)掛け合い | |
神仏(しんぶつ)は水波(すいは)の隔て | |
神明(しんめい)横道(おうどう)なし | |
神明(しんめい)愚人(ぐじん)を罰す | |
神輿(みこし)を据える | |
神竜(しんりょう)は深泉(しんせん)に蔵れ、猛獣は高岡(こうこう)に歩む | |
神竜(しんりょう)忽ち釣者(ちょうしゃ)の網にかかる | |
神力(しんりき)も業力(ごうりき)に勝たず | |
神力(しんりき)勇者に勝たず | |
秦庭(しんてい)の哭(こく) | |
紳(しん)に書す | |
薪を均して火を施せば火は燥(そう)に就く | |
薪雑把(まきざっぱ)と脛押し | |
薪水(しんすい)の労(ろう) | |
薪燎(しんりょう)を積むが如し | |
親(しん)は泣き寄り他人は食い寄り | |
親(しん)は媒に因らず | |
親、物に狂わば子は囃(はや)すべし | |
親が死んでも食(じき)休み | |
親の借銭(しゃくせん)をなすよう | |
親の背(せな)でもただは掻じゃぬ | |
親の罰(ばち)と小糠雨は当たるが知れぬ | |
親の罰(ばち)は子に当たる | |
親の目贔屓(ひいき)目 | |
親の欲目と他人の僻目(ひがめ) | |
親の脛(すね)を齧る | |
親知らず子知らず、犬戻り、合子(ごうし)投げ、左靫(うつぼ) | |
親父の夜歩き、息子の看経(かんきん) | |
親朋(しんぽう)一字無く、老病孤舟(こしゅう)有り | |
身ありて奉公(ほうこう) | |
身から出た錆は研ぐ砥(と)がない | |
身でないものは骨膾(ほねなます) | |
身の毛が弥立(よだ)つ | |
身の老ゆるを忘れ、年数の足らざるを知らず、俛焉(べんえん)として日に孳孳(じじ)たる有り、斃れて后已む | |
身は江海の上に在り、心は魏闕(ぎけつ)の下に居る | |
身を以て利に殉(じゅん)ず | |
身を全うして君に仕うるは忠臣の掟(おきて) | |
身を粉(こ)にする | |
身を立つるは孝悌(こうてい)を以て基と為す | |
身後(しんご)の恵沢(けいたく)は、流し得て長きを要す | |
身後(しんご)金を堆くして北斗をささうとも、生前一樽(いっそん)の酒に如かず | |
身上(しんしょう)太れば体も太る | |
身上(しんしょう)が縺(もつ)れる | |
身体髪膚(はっぷ)之を父母に受く | |
身体髪膚之を父母に受く、敢えて毀傷(きしょう)せざるは孝(こう)の始めなり | |
身代(しんだい))に連れる心 | |
身代(しんだい)を棒(ぼう)に振る | |
身中(しんちゅう)の虫 | |
身柱・天柱(ちりけ)から水を掛ける | |
身命(しんめい)と賭(と)する | |
辛い娑婆(しゃば)より気晴れの浄土(じょうど) | |
辛抱の棒(ぼう)が大事 | |
針縷(しんる)に順う者は帷幕(いばく)を成す | |
人と屏風(びょうぶ)は直には立たず | |
人にして学ばざれば、憂い無しと雖も禽(きん)たるを如何せん | |
人にして古今に通ぜずんば馬牛(ばぎゅう)にして襟裾(きんきょ)するなり | |
人にして恒(こう)無くんば以て巫医(ふい)を作す可からず | |
人に剛臆(ごうおく)なく気に進退有り | |
人に善言を与うるは布帛(ふはく)よりも煖かなり | |
人に存する者は、眸子(ぼうし)より良きは莫し | |
人に夭悪(ようあく)無く、物に疵厲(しれい)無し | |
人の牛蒡(ごぼう)で法事する | |
人の言い状(じょう)と餅はつくほどよし | |
人の小過(しょうか)を責めず、人の陰私(いんし)を発かず、人の旧悪(きゅうあく)を念わず | |
人の操履(そうり)は誠実に若くはなし | |
人の疝気(せんき)を頭痛に病む | |
人の籬下(りか)に寄る | |
人の褌・犢鼻褌(ふんどし)で相撲を取る | |
人の褌・犢鼻褌(ふんどし)で相撲(すもう)を取る | |
人は花実対対(たいたい) | |
人は盗人火は焼亡(じょうもう) | |
人は眉目(みめ)ただ心 | |
人は冥加(みょうが)が大事 | |
人を治め天に事うるは、嗇(しょく)に若くは莫し | |
人を取るに貌(ぼう)を以てす | |
人を助けるのは菩薩(ぼさつ)の行(ぎょう) | |
人を面誉(めんよ)するを好む者は背にして之を毀るを好む | |
人を謗るは雁(がん)の味 | |
人栄えて蜩螗(ちゅうとう)沸羹(ふっこう)たるを生む | |
人界(にんがい)は七苦八難 | |
人間の不定(ふじょう)芭蕉(ばしょう)泡沫(ほうまつ)世の慣い | |
人間の用捨(ようしゃ)は貧富にあり | |
人間行路(こうろ)難(なん)あり | |
人間到る処青山(せいざん)有り | |
人間万事塞翁(さいおう)が馬 | |
人琴(じんきん)の嘆(たん) | |
人琴(じんきん)倶に滅ぶ | |
人屑と野老(ところ)屑は投げる所はない | |
人傑(じんけつ)にして地霊(ちれい)なり | |
人穴の勧進(かんじん) | |
人後(じんご)に落つ | |
人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する | |
人参飲んで首縊(くびくく)る | |
人事代謝(たいしゃ)有り、往来古今を成す | |
人情は土を懐うに同じきなり、豈窮達(きゅうたつ)して心を異にせんや | |
人情は反復し、世路は崎嶇(きく)たり | |
人心(じんしん)惟れ危うく道心(どうしん)惟れ微(び)なり | |
人心は譬えば槃水(ばんすい)の如し | |
人生は金石に非ず、豈能く長く寿考(じゅこう)ならんや | |
人生は朝露(ちょうろ)に譬え、居世は屯蹇(ちゅんけん)多し | |
人生意(い)を得ば須らく歓(かん)を尽すべし | |
人生古より誰か死無からん、丹心を留取して汗青(かんせい)を照らさん | |
人生行路(こうろ)難し | |
人生相見ざるは、動もすれば参(しん)と商(しょう)の如し | |
人中(じんちゅう)の竜 | |
人中の騏驥(きき) | |
人、木石(ぼくせき)に非ず | |
仁(じん)に当たりて師(し)に譲らず | |
仁(じん)に里るを美(び)と為す | |
仁(じん)を好みて学を好まざれば、其の弊や愚(ぐ)なり | |
仁を絶ち義を棄つれば、民孝慈(こうじ)に復す | |
仁王の白癬・白禿瘡(しらくも) | |
仁賢(じんけん)を信ぜざれば国は空虚(くうきょ)なり | |
仁者(じんしゃ)盛衰(せいすい)を以て節(せつ)を改めず | |
仁親(じんしん)以て宝と為す | |
仁人(じんじん)の言(げん)、その利(り)博し | |
刃(じん)を迎えて解く | |
刃から出た錆は研ぐに砥石(といし)がない | |
刃金(はがね)が棟に回る | |
塵も箔屋(はくや)の塵 | |
尽期(じんご)の君 | |
腎虚(じんきょ)の練り薬 | |
須弥(しゅみ)の高きを知らば大海(たいかい)の深きを思え | |
須弥山(しゅみせん)と丈競べ | |
酢(す)でも蒟蒻(こんにゃく)でも | |
図南(となん)の翼(よく) | |
垂堂(すいどう)の戒 | |
垂簾(すいれん)の政 | |
垂拱(すいきょう)して天下治まる | |
垂拱(すいきょう)の化(か) | |
垂拱(すいきょう)の治(ち) | |
垂涎 (すいぜん)の的 | |
推(すい)より行(ぎょう) | |
水に三伏(さんぷく)の夏なし | |
水に竜舟を断ち、陸に犀甲(さいこう)を剸る | |
水は方円(ほうえん)の器に随う | |
水火(すいか)も辞せず | |
水火(すいか)を通ぜず | |
水火(すいか)を踏む | |
水魚(すいぎょ)の交(こう) | |
水鏡(すいきょう)の人 | |
水鏡(すいきょう)私無し | |
水鏡は姸蚩(けんし)を以て照を殊にせず、芝蘭(しらん)は寧んぞ貴賤(きせん)の為に芳を異にせん | |
水茎の跡は千代(ちよ)もありなん | |
水光瀲灩として晴れ方に好く、山色空濛(くうもう)として雨も亦た奇(き)なり | |
水行(すいこう)して蛟竜(こうりょう)を避けざるは漁夫(ぎょふ)の勇(ゆう)なり | |
水精(すいせい)の簾動いて微風起こり、満架(まんか)の薔薇(しょうび)一院香し | |
水鳥陸(くが)に惑う | |
水到りて渠(きょ)成る | |
水母・海月(くらげ)の骨 | |
炊臼(すいきゅう)の夢 | |
粋(すい)が川へはまる | |
粋(すい)は身を食う | |
粋(すい)は悋気(りんき)せぬもの | |
翠(すい)は羽を以て自ら残う | |
翠帳紅閨(すいちょうこうけい)、万事の礼法異なりと雖も、舟の中波の上、一生の歓会(かんかい)是同じ | |
酔い来たりて空山に臥せば、天地は即ち衾枕(きんちん)なり | |
酔えば則ち鐸を執りて挽歌(ばんか)し、物議(ぶつぎ)を屑しとせず | |
錐刀(すいとう)を以て太山(たいざん)を堕つ | |
随(ずい)八百 | |
随喜(ずいき)の涙 | |
随侯・隋侯(ずいこう)の珠 | |
随処(ずいしょ)に主(しゅ)となれば、立処(りっしょ)皆真(しん)なり | |
随徳寺(ずいとくじ)をきめる | |
崇台(すうだい)は一幹(いっかん)に非ず、珍裘(ちんきゅう)は一腋(いちえき)に非ず | |
嵩(かさ)に懸かる | |
数寄(すき)を凝らす | |
数珠(じゅず)ばかりで和尚(おしょう)ができぬ | |
趨舎(すうしゃ)時あり | |
雀の糠喜(ぬかよろこ)び | |
雀角(じゃっかく)鼠牙(そが)の争い | |
寸(すん)が詰まる | |
寸にして之を度れば、丈(じょう)に至りて必ず差い、銖(しゅ)にして之を称れば、石に至りて必ず過つ | |
寸指(すんし)以て淵を測る | |
寸糸(すんし)掛けず | |
寸草(すんそう)の心 | |
寸膠(すいんこう)は黄河の濁を治する能わず、尺水は蕭丘(しょうきゅう)の熱を郤くる能わず | |
世に居るは大夢(たいむ)の如し | |
世に伯楽(はくらく)ありて然る後に千里の馬あり | |
世の中に無禄(むろく)の人は無い | |
世の中よかれと鳴く烏は粢(しとぎ)を貰うて食う | |
世は射干玉・野干玉・烏玉・烏珠(ぬばた)の闇の儲け | |
世をること浅ければ、点染(てんせん)も亦浅し | |
世を金馬門(きんばもん)に避く | |
世間の禍故は忽せにすべからず、簀中(さくちゅう)の死屍も能く仇を報ず | |
世故(せこ)に長ける | |
世辞(せじ)で丸めて浮気で捏(こ)ねる | |
世上の毀誉(きよ)は善悪にあらず、人間の用舎(ようしゃ)は貧福にあり | |
世道(せどう)は奕棋(えきき)の如し、変化して覆すべからず | |
世法(せほう)あれば衆生(しゅじょう)あり | |
是の月や、耕者(こうしゃ)少しく舎む、乃ち闔扇(こうせん)を脩め、寝廟(しんびょう)畢く備わる | |
是の月や、生気方めて盛んにして、陽気発泄(はっせつ)し、句まる者畢く出で、萌す者尽く達す | |
是の月や、川沢を竭くすこと毋れ、陂池(ひち)を漉くすこと毋れ | |
是の月や、天気下り降り、地気上り騰る、天地和同して、艸木(そうもく)萌動(ほうどう)す | |
是の月や、百薬を聚め畜う、靡艸(びそう)死し、麦秋(ばくしゅう)至る | |
是の月や、野虞に命じて桑柘(そうしゃ)を伐ること毋からしむ | |
是の子や、熊虎(ゆうこ)の状にして豺狼(さいろう)の声なり | |
是非(ぜひ)の心 | |
是非已に傍人(ぼうじん)の耳に落つ | |
制(せい)を矯(た)む | |
勢利(せいり)の交わり | |
姓(せい)を冒す | |
征鳥(せいちょう)厲く疾し | |
性(せい)に率う、之を道と謂う | |
性(せい)は猶お湍水(たんすい)のごときなり | |
性(せい)は猶杞柳(きりゅう)の如し | |
成規(せいき)を墨守(ぼくしゅ)す | |
成事(せいじ)は説かず、遂事(すいじ)は諫めず、既往(きおう)は咎めず | |
成竹(せいちく)を胸中(きょうちゅう)に得 | |
成立(せいりつ)の難きは、天に升るが如く、覆墜(ふくつい)の易きは、毛を燎くが如し | |
政(せい)は蒲盧(ほろ)のごとし | |
政(せい)は正(せい)なり | |
政(せい)は魯衛(ろえい)の如し | |
政(せい)を為すは猶沐(もく)するがごとし | |
政事乱るるは、則ち冢宰(ちょうさい)の罪なり | |
政柄(せいへい)を執る | |
正(しょう)損盆(ぼん)徳報恩(ほうおん)つくつく | |
正鵠(せいこく)を失わず | |
正鵠(せいこく)を射る | |
正朔(せいさく)を奉ず | |
正直は一旦の依怙(えこ)にあらざれどもついに日月の憐みを被る | |
正直捨方便(しゃほうべん) | |
正直貧乏横着栄耀(えよう) | |
正法(しょうぼう)に奇特(きどく)なし | |
正法(しょうぼう)に不思議なし | |
清を揚げ滓穢(しわい)を蕩去(とうきょ)するは、これ義なり | |
清濁(せいだく)は必ず源を異にし、鳧鳳(ふほう)は並び翔けず | |
清白(せいはく)を子孫に遺す | |
清廟(せいびょう)の瑟(しつ)は、朱弦(しゅげん)ありて疏越、一倡(いっしょう)して三歎(さんたん)するは、遺音(いおん)有るものなり、大饗(たいきょう)の礼は玄酒(げんしゅ)を尚びて腥魚(せいぎょ)を俎し、大羹(たいこう)和せず、味を遺す有るものなり | |
清風(せいふう)朗月(ろうげつ)一銭(いっせん)の買うを用いず | |
生(せい)を養い死(し)を喪(そう)す | |
生きては百夫の雄と為り、死しては壮士(そうし)の規(き)と為る | |
生き身に餌食(えじき) | |
生まるる子の胞衣(えな)に親の定紋(じょうもん) | |
生まれぬ先の襁褓(むつき)定め | |
生涯は転蓬(てんぽう)に似たり | |
生亀(せいき)筒(とう)を脱す | |
生灸(なまやいと)の皮を剝く | |
生業(すぎわい)は草の種 | |
生死(しょうじ)即(そく)涅槃(ねはん) | |
生色(せいしょく)を失う | |
生酔(なまえい)い本性違わず | |
生年(せいねん)百に満たず、常に千載の憂いを懐く | |
生簀(いけす)の鯉 | |
盛昌(せいしょう)我意(がい)に任す | |
盛徳(せいとく)の士は乱世に疎んぜらる | |
盛年(せいねん)重ねて来らず | |
精(しら)げの中の籾(もみ) | |
精(せい)を得て麤(そ)を忘る | |
精衛(せいえい)、海を塡む | |
精根(せいこん)を傾ける | |
精神は主人たり。形骸(けいがい)は屋舎たり。主人漸く貧窮すれば、屋舎(おくしゃ)も亦頽謝(たいしゃ)す | |
精神一到(いっとう)何事成らざらん | |
聖人に両心(りょうしん)なし | |
聖人の将に動かんとするや必ず愚色(ぐしょく)あり | |
聖人は尺璧(せきへき)を貴ばずして寸陰(すんいん)を重んず | |
聖人は物に凝滞(ぎょうたい)せず | |
聖人は鶉居(じゅんきょ)して鷇食す | |
聖読(せいどく)して庸行(ようこう)す | |
声涙(せいるい)倶に下る | |
西王母(せいおうぼ)が桃 | |
西河(せいか)の痛 | |
西子(せいし)も不潔を蒙らば則ち人皆鼻掩いて過ぎん | |
西施(せいし)の顰(ひそ)みに倣う | |
西施(せいし)江(え)を愛し、嫫母鏡を棄つ | |
西方(さいほう)を誦(ず)す | |
誓言(せいごん)は神も受けず | |
誓文(せいもん)を立てる | |
誓文(せいもん)腐れ | |
青雲(せいうん)の士(し) | |
青雲(せいうん)の志 | |
青雲(せいうん)紫陌(しはく)の譏り | |
青海苔で太太講(だいだいこう) | |
青海苔の答礼(とうれい)に太太神楽(だいだいかぐら)を打つ | |
青山(せいざん)骨を埋むべし | |
青紫(せいし)を拾う | |
青州(せいしゅう)の従事(じゅうじ) | |
青黛(せいたい)が立て板に香炉木(こうろぎ)の墨 | |
青鳥(せいちょう)を投ず | |
青天(せいてん)の霹靂(へきれき) | |
青藍(せいらん)の器(き) | |
青蠅(せいよう)も垂棘(すいきょく)を穢す能わず | |
青蠅(せいよう)素に点ず | |
青蠅(せいよう)白(はく)を染む | |
斉眉(せいび)の礼(れい) | |
斉盟(せいめい)は信(しん)を質す所以なり | |
斉魯(せいろ)の学 | |
隻手(せきしゅ)の声 | |
隻鳧(せきふ)の別れ | |
斥鴳が鵬(ほう)を笑う | |
昔とった杵柄(きねづか) | |
昔年曾て竜蛇の陣を決す、老倒(ろうとう)却って稚子の歌を聞く | |
析薪(せきしん)を負う | |
石に灸(きゅう) | |
石臼でも心棒(しんぼう)が金 | |
石火(せっか)光中(こうちゅう)、此の身を寄す | |
石画(せっかく)の臣(しん) | |
石持の斑猫(はんみょう) | |
石菖(せきしょう)鉢の目高 | |
石上(せきじょう)五穀(ごこく)を生ぜず | |
石塔(せきとう)の赤い信女(しんにょ)が子を孕み | |
石淋(せきりん)の味を嘗めて会稽(かいけい)の恥を雪ぐ | |
積悪(せきあく)の家には必ず余殃(よおう)有り | |
積羽(せきう)船を沈む | |
積薪(せきしん)の嘆(たん) | |
積水(せきすい)を千仞・千尋(せんじん)の谿に決す | |
積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)有り | |
積毀(せっき)骨を銷(しょう)す | |
赤い信女(しんにょ)が子を孕む | |
赤子(せきし)には毒虫も螫さず、猛獣も拠らず、攫鳥(かくちょう)も搏たず | |
赤子の手を捻(ひね)る | |
赤手(せきしゅ)を以て江河(こうが)を障う | |
赤心(せきしん)推して人の腹中(ふくちゅう)に置く | |
赤縄(せきじょう)の因を結ぶ | |
赤貧(せきひん)洗うが如し | |
赤螺(あかにし)の壺焼き | |
赤鱏(あかえい)三分小切れが二分 | |
碩鼠・石鼠(せきそ)五能(ごのう)一技(いちぎ)を成さず | |
切なくなれば鶉(うずら)も木へ登る | |
切羽鎺(はばき)する | |
節季(せっき)の病気は普段の不養生(ふようじょう) | |
節供(せっく)倒しは薬礼(やくれい)になる | |
雪の果ては涅槃(ねはん) | |
雪の明日は間男の穿鑿(せんさく) | |
雪隠(せっちん)の錠前 | |
雪隠(せっちん)で饅頭(まんじゅう) | |
雪隠(せっちん)虫も所贔屓(びいき) | |
雪隠(せんち)の火事(かじ) | |
雪経(ゆきぎょう)に参らんよりは竈前(そうぜん)に参らんに如かず | |
雪中(せっちゅう)の筍(たけのこ) | |
雪泥(せつでい)の鴻爪(こうそう) | |
絶えざること綫・線(せん)の如し | |
絶えざること縷(る)の如し | |
舌端(ぜったん)の孼いは、楚鉄(そてつ)より惨し | |
舌頭(ぜっとう)を千転(せんてん)する | |
仙源(せんげん)澄めりと雖も烏浴びて流れを濁す | |
仙人の千年、蜉蝣・蜻蛉(かげろう)の一時 | |
先見(せんけん)の明(めい) | |
先鞭(せんべん)を著ける | |
千貫(せんがん)のかたに編み笠一蓋(いっかい) | |
千貫(せんがん)の鷹も放さねば知れず | |
千金(せんきん)の裘(きゅう)は一狐(いっこ)の腋(えき)に非ず | |
千金(せんきん)の子は堂陲(どうすい)に座せず | |
千金(せんきん)の珠は、必ず九重(きゅうちょう)の淵の而も驪竜(りりょう)の頷下(がんか)に在り | |
千金(せんきん)の駿馬(しゅんめ)、小妾(しょうしょう)に換え、笑って雕鞍(ちょうあん)に坐して落梅(らくばい)を歌う | |
千軒(せんげん)あれば共過ぎ | |
千行(せんこう)の涙 | |
千山鳥飛ぶこと絶え、万径人蹤(じんしょう)滅す | |
千秋万歳の名は、寂寞たる身後(しんご)の事 | |
千丈(せんじょう)の堤は、螻蟻(ろうぎ)の穴を以て潰え、百尺の室は、突隙(とつげき)の烟(えん)を以て焚く | |
千乗(せんじょう)の国 | |
千人の諾諾(だくだく)は一士(いっし)の諤諤(がくがく)に如かず | |
千雀万鳩(せんきゅうばんじゃく)、鷂(よう)と仇を為す | |
千村万落(せんそんばんらく)荊杞(けいき)を生ず | |
千淘(せんどう)万漉(ばんろく)辛苦なりも雖も、狂沙(きょうしゃ)を吹尽して始めて金に到る | |
千日の勤学(きんがく)よりも一時の名匠(めいしょう) | |
千日の旱魃・干魃(かんばつ)に一日の洪水 | |
千羊(せんよう)の皮は一狐(いっこ)の腋(えき)に如かず | |
千里の馬は常に有れども伯楽(はくらく)は常には有らず | |
千里の野辺(のべ)に虎の子を放つが如し | |
千里の蓴羹(じゅんこう) | |
千里駕(が)を命ず | |
千慮(せんりょ)の一失(いっしつ) | |
千両役者に損料(そんりょう)夜具(やぐ) | |
千仞(せんじん)の谿 | |
千鈞(せんきん)の重きを鳥卵(ちょうらん)の上に垂る | |
千鈞(せんきん)の弩(ど)は鼷鼠の為に機(き)を発たず | |
千鈞(せんきん)の弩(ど)を以て潰癰(かいよう)を射る | |
千鈞(せんきん)も船を得ば則ち浮かぶ | |
川上(せんじょう)の歎(たん) | |
川沢汙を納れ山藪(さんそう)疾(しつ)を蔵(ぞう)す | |
川淵(せんえん)深くして魚鼈(ぎょべつ)之に帰し、山林(さんりん)茂れば禽獣(きんじゅう)之に帰す | |
川流れの瓢箪(ひょうたん) | |
戦を見て矢を矧(は)ぐ | |
戦陣の間には、詐偽(さぎ)を厭わず | |
戦戦(せんせん)慄慄(りつりつ)日に一日を慎め | |
扇は要、傘は轆轤(ろくろ) | |
栴檀(せんだん)の林に入る者は染めざるに衣(い)自ずから芳し | |
栴檀(せんだん)は双葉より芳し | |
泉下(せんか)の客となる | |
泉声(せんせい)危石に咽び、日色青松に冷やかなり | |
泉石(せんせき)煙霞・烟霞(えんか)の病 | |
浅学なれば羝乳(ていにゅう)を信ず | |
染(せん)は積まざれば則ち人其の色を観ず、行は積まざれば則ち人其の事を信ぜず | |
潜竜(せんりょう)用いること勿れ | |
煽(おだ)てに乗る | |
煽(おだ)てと畚(もっこ)には乗り易い | |
繊芥(せんかい)の隔てもなく | |
船を好む者は溺れ、騎(き)を好む者は堕つ | |
船を沈め釜甑(ふそう)を破る | |
船頭(せんどう)の一時艪(いっときろ) | |
船頭(せんどう)馬方お乳(ち)の人 | |
賎(せん)を以て貴(き)理め、醜(しゅう)を以て好(こう)に化す | |
遷喬(せんきょう)の楽しみ | |
遷喬(せんきょう)の望(ぼう) | |
銭あれば木仏(きぶつ)も面を和らぐ | |
銭は阿弥陀(あみだ)ほど光る | |
銭財(せんざい)積まざれば則ち貪者(たんしゃ)憂う | |
前車(ぜんしゃ)の覆轍(ふくてつ) | |
前人樹を植えて後人涼(りょう)を得 | |
前轍(ぜんてつ)を踏む | |
前慮(ぜんりょ)定まらずんば、後に大患(たいかん)有り | |
善く丘陵阪険原隰(げんしつ・げんしゅう)、土地の宜しき所、五穀(ごこく)の殖する所を相て、以て民を教え道く | |
善く行うものは轍迹(てっせき)無く、善く言うものは瑕謫(かたく)無し | |
善く戦う者は上刑(じょうけい)に服す | |
善く吏(り)なるものは徳を樹つ | |
善をなせば之に百祥(ひゃくしょう)を降し、不善をなせば之に百殃(ひゃくおう)を降す | |
善を為すこと富家は易し、孝(こう)を為すこと貧家は難し | |
善を責むるは朋友(ほうゆう)の道なり | |
善悪に従いて休咎(きゅうきゅう)あり | |
善悪は水波(すいは)の如し | |
善結は縄約(じょうやく)なくして、而も解くべからず | |
善言は布帛(ふはく)よりも暖かなり | |
善行は轍迹(てっせき)無し | |
善書(ぜんしょ)紙筆(しひつ)を択ばず | |
善人の患(かん)に在りて救わざるは不祥(ふしょう)なり | |
善人は能く尽言(じんげん)を受く | |
善人燻胥(くんしょ)に遭う | |
善政(ぜんせい)は善教(ぜんきょう)の民を得るに如かず | |
善敗(ぜんぱい)己に由る | |
善苗(ぜんびょう)また耳に逆らう | |
漸(ぜん)を杜(と)じ、萌(ほう)を防ぐ | |
然諾(ぜんだく)を重んじる | |
禅の拗(すね)取り | |
禅僧(ぜんそう)呼ぶなら馬じゃと思え | |
膳部(ぜんぶ)揃うて箸を取れ | |
曽参(そうしん)人を殺す | |
曽参(そうしん)父の怒りて打ちけるに逃げず | |
楚(そ)の狂者(きょうしゃ)は楚言(そげん)す | |
楚王(そおう)細腰(さいよう)を好み宮中に餓人有り | |
楚館(そかん)の蕣華(しゅんか)、能富翁(ふおう)の産(さん)を蕩(とう)す | |
楚辞(そじ)に梅なく万葉に菊なし | |
楚囚(そしゅう)其の冠(かん)を纓(えい)す | |
楚人(そひと)の沐猴(もっこう) | |
楚幕(そばく)に烏有り | |
狙公(そこう)橡を賦る | |
疏食(そし)を飯い水を飲み、肱を曲げて之を枕とす | |
祖旧(そきゅう)に恭しくせざれば、則ち孝悌(こうてい)は備わらず | |
祖生(そせい)の先鞭(せんべん) | |
祖逖(そてき)の誓(せい) | |
粗相(そそう)が御意(ぎょい)に叶う | |
素引(すび)きの精兵(せいびょう) | |
素肌になっても口分限(くちぶげん) | |
蘇張(そちょう)の弁(べん) | |
鼠と木挽(こびき)は引かねば食われぬ | |
鼠に投げんと欲して器を忌む、此善諭(ぜんゆ)なり | |
鼠を以て璞(はく)と為す | |
鼠を相るに皮あり、人にして儀(ぎ)無からんや | |
鼠穴(そけつ)を治めて里閭(りりょ)を壊る | |
鼠口(そこう)終に象牙無し | |
鼠首(そしゅ)事を破る | |
僧(そう)の櫛 | |
創痍(そうい)未だ瘳えず | |
叢軽(そうけい)軸を折る | |
叢蘭(そうらん)茂らんと欲し秋風(しゅうふう)之を敗る | |
倉廩(そうりん)実ちて礼節を知る | |
倉廩(そうりん)実ちて囹圄(れいご)空し | |
累累(るいるい)として喪家(そうか)の狗の如し | |
壮なれば楹書(えいしょ)示さん | |
壮志(そうし)愁いに因りて減じ、衰容(すいよう)病と俱にす | |
爽(そう)を納れて耳目変じ、奇(き)を玩でで筋骨(きんこつ)軽し | |
宋弘(そうこう)諧わず | |
宋襄(そうじょう)の仁(じん) | |
挿花(そうか)は俗物 | |
操觚(そうこ)の士(し) | |
早いが賞翫・賞玩(しょうがん) | |
曹(そう)を分けて射覆(せきふ)すれば蠟灯(ろうとう)紅(こう)なり | |
巣林(そうりん)の一枝(いっし) | |
槍衾・鎗衾・鑓衾(やりぶすま)を作る | |
痩せ子に脾虫(ひむし)がせびる | |
相好(そうごう)を崩す | |
相手のさする功名(こうみょう) | |
相生(あいおい)の松 | |
相撲は三番(さんばん)の物 | |
糟糠(そうこう)にだに飽かざる者は粱肉(りょうにく)を務めず | |
糟糠(そうこう)の妻 | |
糟粕(そうはく)の妻 | |
糟粕(そうはく)を嘗める | |
総角(そうかく)の好 | |
総領・惣領(そうりょう)の甚六(じんろく) | |
草(そう)は走るが如し | |
草、囹圄(れいご)に満つ | |
草の縁・所縁(ゆかり) | |
草木の零落(れいらく)を惟い、美人の遅暮(ちぼ)を恐る | |
草履(ぞうり)履き際で仕損じる | |
草苞(くさづと)に国傾く | |
草莽・草茅(そうもう・そうぼう)の臣(しん) | |
草鞋(わらじ)を穿く | |
草鞋(わらじ)を脱ぐ | |
草萊(そうらい)を辟く | |
荘周(そうしゅう)の夢 | |
葬礼(そうれい)帰りの医者話 | |
蒼蠅(そうよう)驥尾(きび)に付(ふ)して千里(せんり)を致す | |
走(そう)して、趨(すう)せず | |
霜を履んで堅氷(けんぴょう)至る | |
霜葉(そうよう)は二月の花よりも紅なり | |
憎いが余って不憫・不愍(ふびん) | |
憎い腹から愛愛(いといと)が出る | |
憎き鷹へが餌(え)を飼え | |
憎まれっ子の端菜(はなざい) | |
臓(ぞう)を揉む | |
臓腑(ぞうふ)を揉む | |
蔵鋒(ぞうほう)を貴ぶ | |
側柏・児手柏(このてがしわ)の二面 | |
則闕・即闕(そっけつ)の官(かん) | |
即(つ)かず離れず | |
息筋(いきすじ)張る | |
足を擂(す)り粉木(こぎ)にする | |
足掻(あが)きが取れない | |
足駄(あしだ)を履いて首ったけ | |
速(まね)かざる客 | |
速やかに成れるは堅牢(けんろう)ならず | |
属纊(しょくこう・ぞくこう)に就く | |
賊(ぞく)の後棒乳切(ぼうちぎ)り木 | |
続飯(そくい)男に糸女 | |
続飯(そくい)殿原糸女郎 | |
続貂(ぞくちょう)の譏 | |
卒塔婆(そとば)を見れば三悪道(さんあくどう)を離れる | |
袖の振り合わせも五百生の機縁(きえん) | |
袖は針妙(しんみょう)の半仕事 | |
袖褄(そでつま)を引く | |
其の帰(き)は一(いつ)なり | |
其の誼(ぎ)を正し其の利(り)を謀らず | |
其の進むこと鋭(と)き者は其の退くこと速やかなり | |
其の人を憎まば其の除胥(じょしょ)を憎む | |
其の速やかに成るを望むこと無かれ、勢利(せいり)に誘わるること無かれ | |
其の道に非ざれば則ち一簞(いったん)の食(し)も人より受くべからず | |
其の日は丙丁(へいてい)、其の帝は炎帝、其の神は祝融(しゅくゆう)、其の虫は羽、其の音は徴(ち) | |
其の阜(ふ)に考訊(こうじん)して出ださば則ち怨(えん)靖からん | |
其の文(ぶん)好き者は皮必ず剥がれる | |
其の容止(ようし)を戒めざる者あらば、生子備わらず、必ず凶災(きょうさい)あらんと | |
其の睹ざる所に戒慎(かいしん)し、其の聞かざる所に恐懼(きょうく)す | |
存亡の秋・龝(とき) | |
存亡禍福は皆己のみ、天災地妖(ちよう)は加うる能わざるなり | |
孫(そん)は笛吹く | |
尊客(そんかく)の前には狗をだに叱らず | |
損(そん)と身の祈禱(きとう)をせぬ者なし | |
他弓(たきゅう)挽く莫れ | |
他山(たざん)の石 | |
他人(たにん)の疝気(せんき)を頭痛に病む | |
他人のために嫁衣装(かいしょう)を作る | |
他生・多生(たしょう)の縁(えん) | |
多銭(たせん)、善く賈(こ)す | |
太尉に命じて、桀俊(けつしゅん)を賛し、賢良を遂め、長大を挙げしむ | |
太液(たいえき)の芙蓉(ふよう) | |
太鼓も撥・桴(ばち)の当たりよう | |
太山(たいざん)の霤(りゅう)は石を穿ち、単極の航は幹を断つ | |
太宗(たいそう)は蝗(いなご)を呑んで命を園囿(えんゆう)の間に任す | |
太盛(たいせい)は守り難し | |
太倉(たいそう)の粟(ぞく)陳陳(ちんちん)相因る | |
太平の逸民・佚民(いつみん) | |
太平象(しょう)無し | |
唾(つばき)で矢を矧(は)ぐ | |
打ったり舞(もう)たり | |
打嚔(だてい)人の説くあり | |
柁首(かじこうべ)と船頭(せんどう) | |
駄駄(だだ)を捏(こ)ねる | |
体を粉(こ)にする | |
耐久(たいきゅう)の朋 | |
帯に短し襷 (たすき)に長し | |
帯礪・帯厲(たいれい)の誓 | |
待てば海路(かいろ)の日和あり | |
待てば甘露(かんろ)の日和あり | |
太山・泰山(たいざん)の安 | |
泰山の霤(あまだれ)は石を穿つ | |
泰山頽れ梁木(りょうぼく)折る | |
胎(たい)を刳き夭(よう)を焚く | |
鯛なくば狗母魚・鱛(えそ) | |
代馬(だいば)越(えつ)を思わず、越禽(えつきん)燕(えん)を恋わず | |
代馬(だいば)北風(ほくふう)に依る | |
台座(だいざ)後光(ごこう)を仕舞う | |
大いに和し、耋艾(てつがい)歌詠(かえい)す | |
大きい薬缶(やかん)は沸きが遅い | |
大きに酩酊(めいてい)の常灯明 | |
大は棟梁(とうりょう)と為し小は榱桷(すいかく)と為す | |
大隠(たいいん)は朝市(ちょうし)に隠る | |
大塊(たいかい)の間美苗(びびょう)なし | |
大寒(たいかん)に裘(きゅう)を索む | |
大姦・大奸(たいかん)は忠(ちゅう)に似たり | |
大疑(たいぎ)は大悟(だいご)の基 | |
大義親(しん)を滅する | |
大鋸屑(おがくず)も言えば言う | |
大鋸屑(おがくず)も取り柄 | |
大魚(たいぎょ)は小池(しょうち)に棲まず | |
大見得(おおみえ)を切る | |
大賢(たいけん)愚(ぐ)なるがごとし | |
大功(たいこう)を成す者は衆(しゅう)に謀らず | |
大功(たいこう)を天下に建つる者は必ず先ず閨門(けいもん)の内を修む | |
大功(たいこう)を論ずるものは小過(しょうか)を録せず、大美(たいび)を挙ぐる者は細瑕(さいか)を疵とせず | |
大功記(たいこうき)の十段目と嬶の名を知らぬ者はない | |
大孝(たいこう)は終身父母を慕う | |
大巧(たいこう)はは拙(せつ)なるが如し | |
大巧(たいこう)は為さざる所に在り | |
大行(たいこう)は細謹(さいきん)を顧みず、大礼(たいれい)は小譲(しょうじょう)を辞せず | |
大国を治むるは小鮮(しょうせん)を烹るが若し | |
大山も蟻穴(ぎけつ)より崩る | |
大事(だいじ)は細(さい)より作る | |
大酒(たいしゅ)遊芸(ゆうげい)は末の身知らず | |
大匠(たいしょう)は拙工(せっこう)の為に縄墨(じょうぼく)を改廃せず | |
大匠(たいしょう)は斲らず | |
大小(だいしょう)は武士の魂 | |
大象(たいぞう)は兎径(とけい)に遊ばず | |
大上(たいじょう)は徳を立つる有り | |
大丈夫(だいじょうふ)の一言は駟馬(しば)も走らず | |
大丈夫(だいじょうふ)世に処する、当に天下を掃除(そうじょ)すべし | |
大丈夫(だいじょうふ)事を行うや、当に礌礌落落、日月の皎然(きょうぜん)たるが如くなるべし | |
大食(たいじき)上戸(じょうご)の餅暗い | |
大人(たいじん)に説くには則ち之れを藐じ、其の巍巍然(ぎぎぜん)たるを視ること勿れ | |
大人(たいじん)は虎変(こへん)す | |
大人(たいじん)は赤子(せきし)の心を失わず | |
大尽(だいじん)風を吹かす | |
大声、里耳・俚耳(りじ)に入らず | |
大雪に飢渇(けかち)なし | |
大船を動かす櫓臍・艪臍(ろべそ)は一尺に足らず | |
大層(たいそう)もない | |
大体(だいたい)に従う者は大人(たいじん)となる | |
大男総身(そうみ)に知恵が回りかね | |
大椿(だいちん)の寿(じゅ) | |
大富は命(めい)に由り、小富は勤(きん)に由る | |
大風起こりて雲飛揚(ひよう)す、威(い)海内に加わりて故郷へ帰る | |
大幣・大帛(おおぬさ)の引く手あまた | |
大弁(だいべん)は訥(とつ)なるが如(ごと)し | |
大明(たいめい)私照(ししょう)無し、小草(しょうそう)遠志(おんじ)あり | |
大勇(たいゆう)は怯(きょう)なるが如し | |
大有り名古屋の金の鯱(しゃちほこ) | |
大猟(たいりょう)の明日 | |
大惑(たいわく)終身解けず | |
大廈(たいか)の材(ざい)は一丘(いっきゅう)の木(き)にあらず | |
大廈(たいか)の将に顛れんとするは一木(いちぼく)の支うる所にあらず | |
大廈(たいか)成りて燕雀(えんじゃく)相賀し、湯沐(とうもく)具わりて蟣蝨相弔す | |
大廈(たいか)千間(せんげん)夜臥(やが)八尺 | |
大旱(たいかん)の雲霓(うんげい)を望むが若し | |
大禹(たいう)は寸陰(すんいん)を惜しむ | |
大羹(たいこう)は和(か)せずして遺味(いみ)あり | |
大鉈(おおなた)を振るう | |
醍醐(だいご)の上味(じょうみ)翻じて毒薬となる | |
鷹の落とし餌(え) | |
鷹犬(ようけん)の才(さい) | |
鷹匠(たかじょう)の子は鳩を馴らす | |
鷹鳩(ようきゅう)変ぜず | |
鷹鷲(ようしゅう)山を以て卑しと為して巣を其の上に増す | |
啄木鳥(きつつき)の子は卵から頷く | |
啄木鳥(けら・けらつつき)の子は卵から頷く | |
宅相(たくそう)を正して心相(しんそう)を正さず | |
択言(たくげん)身に在る有る罔し | |
沢(たく)を竭くし藪(そう)を焚く | |
沢梁(たくりょう)禁(きん)無し | |
沢雉(たくち)は十歩に一啄(いったく)し、百歩に一飲(いちいん)するも、樊中(はんちゅう)に畜わるるを蘄めず | |
鐸(たく)は声を以て自ら毀る | |
諾(だく)を軽んずる者は信寡し | |
諾(だく)を宿むることなし | |
蛸に骨なし海月・水母(くらげ)に目なし | |
只錐頭(すいとう)の利を見て、鑿頭(さくとう)の方を見ず | |
叩くの人の按摩(あんま)を取る | |
達者万貫目(まんがんめ) | |
辰精(しんせい)運(うん)に感じ、昴霊(ぼうれい)祥(しょう)を発す | |
奪(ば)い合う物は中から取る | |
脱兎(だっと)の勢 | |
巽二(そんじ)風起こし、滕六(とうろく)雪降らす | |
巽与(そんよ)の言 | |
竪子・豎子・孺子(じゅし)ともに謀るに足らず | |
狸の睾丸(きんたま)八畳敷き | |
狸は入道(にゅうどう)狐は女 | |
誰か烏の雌雄(しゆう)を知らんや | |
誰か知らん盤中(ばんちゅう)の飧、粒々(りゅうりゅう)皆辛苦(しんく)なるを | |
誰に見しょとて紅鉄漿(べにかね)つきょうぞ | |
丹(たん)の蔵する所の者は赤し | |
丹(たん)は磨くべくして赤(せき)を奪うべからず | |
丹漆(たんしつ)文らず | |
丹誠(たんせい)を凝らす | |
丹青(たんせい)もて写し難きは是精神 | |
丹石(たんせき)の心 | |
単糸(たんし)線(せん)成らず | |
単辞(たんじ)を明清(めいせい)にせよ | |
単刀直入(たんとうちょくにゅう)すれば、則ち凡聖(ぼんせい)尽く真(しん)を露す | |
担桶(たご)も百荷(ひゃっか) | |
探卵(たんらん)の患い | |
旦には朝雲(ちょううん)と為り、暮れには行雨(こうう)と為る | |
旦夕(たんせき)に迫る | |
湛盧(たんろ)の剣(けん) | |
炭団(たどん)に目鼻 | |
短綆は以て深井(しんせい)を汲むべからず | |
端(はな)から和尚(おしょう)はない | |
端木(たんぼく)、金を辞す | |
端倪 (たんげい)すべからず | |
箪瓢(たんぴょう)屢空し | |
胆(たん)を奪う | |
胆(たん)を練る | |
胆(たん)大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す | |
胆(たん)斗(と)の如し | |
胆(たん)甕の如し | |
胆(たん)を坐臥(ざが)に懸く | |
鍛冶(かじ)の明日、紺屋(こうや)の明後日 | |
鍛冶屋の明晩(みょうばん) | |
団亀(どんがめ)にお月様 | |
団雪(だんせつ)の扇 | |
弾(だん)を執りて鳥を招く、梲(たつ)を揮って狗を呼ぶ、之を致さんと欲するも、顧みて反って走る | |
弾丸(だんがん)の地 | |
弾指(だんし)の間 | |
断じて敢行(かんこう)すれば鬼神(きしん)も之を避く | |
断機(だんき)の戒め | |
断琴(だんきん)の交わり | |
断腸(だんちょう)の思 | |
暖簾(のれん)に腕押し | |
檀欒(だんらん)空曲(くうきょく)に映じ、青翠(せいすい)漣猗(れんい)に漾う | |
段文昌駢四(べんし)儷六(れいろく)蛙鳴(あめい)蝉噪(せんそう)の音を以て鈞天(きんてん)の奏(そう)を易う | |
男が七度追い出すまでは聊爾(りょうじ)に出ぬもの | |
男は月を拝さず女は竈(そう)を祭らず | |
男は度胸(どきょう)女は愛嬌(あいきょう) | |
男やもめに蛆(うじ)がわき、女やもめに花が咲く | |
男児須く五車(ごしゃ)の書を読むべし | |
男所帯に蛆(うじ)がわき、女所帯に花が咲く | |
男女は自ら授受(じゅじゅ)せず | |
値偶(ちぐ)の縁 | |
知(ち)を好みて学を好まざれば、其の弊や蕩(とう)なり | |
知らぬが仏、見ぬが秘事(ひじ) | |
知恵出でて大偽(たいぎ)有り | |
知者(ちしゃ)は空門(くうもん)を破る | |
知慮(ちりょ)は禍福(かふく)の門戸なり | |
地(じ)で行く | |
地を画(かく)して趨る | |
地黄煎(じおうせん)で腰湯するような | |
地蔵と閻魔(えんま)は一(いつ) | |
地蔵頭に蓼(たで)擂(す)り粉木(こぎ) | |
地歩(ちほ)を占める | |
地蹈鞴(じたたら)を踏む | |
智(ち)を使い勇(ゆう)を使い貪(どん)を使い愚(ぐ)をつかう | |
智(ち)は円(えん)ならんと欲し、行いは方(ほう) | |
智者(ちしゃ)は未萌(みぼう)に見る | |
池魚(ちぎょ)の殃(わざわい) | |
池魚(ちぎょ)を畜う者は必ず猵獺を去る、禽獣(きんじゅう)を養う者は必ず豺狼(さいろう)を去る | |
池魚(ちぎょ)籠鳥(ろうちょう)に江湖(こうこ)山藪(さんそう)の思い有るがごとし | |
池中(ちちゅう)の物に非ず | |
池塘(ちとう)春草(しゅんそう)の夢 | |
痴(ち)ならず聾(ろう)ならざれば姑公(ここう)と成らず | |
痴人(ちじん)の前に夢を説く | |
痴人(ちじん)は鑪冶(ろや)を好む | |
置錐(ちすい)の地(ち) | |
置郵(ちゆう)して命を伝うるより速やかなり | |
蜘蛛(ちちゅ)が網を張りて鳳凰(ほうおう)を待つ | |
蜘蛛(ちちゅ)巧みなりといえども蚕(さん)に如かず | |
遅かりし由良之助(ゆらのすけ) | |
遅遅(ちち)たる澗畔(かんぱん)の松、鬱鬱(うつうつ)として晩翠(ばんすい)を含む | |
遅暮(ちぼ)の嘆(たん) | |
馳走(ちそう)終わらば油断すな | |
馳走(ちそう)答拝(たっぱい) | |
畜生(ちくしょう)にも菩提心(ぼだいしん) | |
畜聚(ちくしゅう)の臣(しん) | |
竹の園生(そのう) | |
竹の胴乱(どうらん)でくるには及ばぬ | |
竹馬(ちくば)の友 | |
竹林(ちくりん)の七賢(しちけん) | |
竹帛(ちくはく)に垂る | |
竹帛(ちくはく)に著す | |
竹帛(ちくはく)の功(こう) | |
竹箒(たけぼうき)も五百羅漢(らかん) | |
逐禍(ちっか・ちくか)の馬 | |
茶(ちゃ)は水が詮(せん) | |
中河(ちゅうか)に船を失えば一壺(いっこ)も千金 | |
中原(ちゅうげん)の鹿 | |
中宵(ちゅうしょう)白馬を斬り、盟歃(めいそう)気すでに麤(そ)なり | |
中心(ちゅうしん)疑う者は其の辞(じ)枝かる | |
中道(ちゅうどう)にして廃す | |
中品(ちゅうぼん)の人は教えて後善(こうぜん)なり | |
中有(ちゅうゆう)に迷う | |
中庸(ちゅうよう)の道 | |
中流(ちゅうりゅう)に船を失えば、一瓢(いっぴょう)も千金 | |
中流(ちゅうりゅう)の砥柱(しちゅう) | |
中冓(ちゅうこう)の言(げん) | |
仲春(ちゅうしゅん)に秋の令を行えば、則ち其の国大水あり、寒気総て至る、寇戎(こうじゅう)来り征す | |
仲春(ちゅうしゅん)の月、日は奎(けい)に在り、昏に弧中し、旦に建星中す | |
仲人の嘘は七駄(しちだ)方荷(かたに) | |
仲人は痘痕(あばた)の数まで教えて来る | |
忠(ちゅう)は危(き)を避けず | |
忠言(ちゅうげん)耳に逆らいて行いに利あり、故に愕愕(がくがく)なるものは福なり | |
忠信(ちゅうしん)以てこれを得、驕泰(きょうたい)以てこれは失う | |
忠臣(ちゅうしん)は孝子(こうし)の門に求む | |
忠臣蔵は歌舞伎の独参湯(どくじんとう) | |
昼寝は八朔(はっさく)まで、火燵(こたつ)は亥(い)の子から | |
柱(ちゅう)に膠(にかわ)し、瑟(しつ)を調ぶ | |
柱(ちゅう)に膠(にかわ)して瑟(しつ)を鼓(こ)す | |
虫食いも蚤選(のみえ)りの便り | |
鋳掛(いか)け屋の天秤棒 | |
樗蒲一(ちょぼいち)なら七里帰っても張れ | |
樗材(ちょざい)千年の寿も如かじ槿花(きんか)一日の栄には | |
樗櫟(ちょれき)の材(ざい) | |
猪牙(ちょき)が親船 | |
喋喋(ちょうちょう)しきは恥じ易し | |
寵愛(ちょうあい)昂(こう)じて尼になす | |
寵辱(ちょうじょく)皆忘る | |
徴羽(ちう)の操(そう) | |
暢師坊(ちょうしぼう)の夜の聞き | |
朝には富児(ふじ)の問を扣き、夕べには肥馬(ひば)の塵に随う | |
朝に紅顔(こうがん)ありて夕べに白骨(はっこつ)となる | |
朝恩(ちょうおん)に背く者は近くは百日、遠くは三年を過ぎず | |
朝華(ちょうか)の草は、夕べにして零落す、松柏(しょうはく)の茂るは、隆寒(りゅうかん)なるも衰えず | |
朝霞(ちょうか)には門を出でず、暮霞(ぼか)には千里を行く | |
朝菌(ちょうきん)は晦朔(かいさく)を知らず | |
朝日栴檀(せんだん)乾(いぬい)森 | |
朝半に宵丁(よいちょう) | |
朝比奈に路次(ろじ)の戸を叩かせる | |
朝夕(ちょうせき)に邑敝(ゆうへい)に辱くすと雖も、寡君(かくん) 猜 わん | |
潮先の鯔(いな)で飛び上がっている | |
聴言(ちょうげん)には則ち対え、誦言(しょうげん)には酔うが如し | |
腸(わた)持ちのお大黒笄髷・笄鬟(こうがいわげ)の尊像 | |
腸(わた)持ちの弥陀如来(みだにょらい) | |
跳馬(ちょうま)遣る | |
長い草鞋(わらじ)を履く | |
長安一片(ちょうあんいっぺん)の月、万戸(ばんこ)衣を擣つ声 | |
長居する鷺、蟇目(ひきめ)に逢う | |
長局(ながつぼね)の煤掃き | |
長口上は欠伸(あくび)の種 | |
長者(ちょうじゃ)の脛(はぎ)に味噌(みそ)を塗る | |
長袖(ちょうしゅう)善く舞い多銭(たせん)善く買う | |
長短(ちょうたん)の説(せつ) | |
長短(ちょうたん)を度る者は、毫釐(ごうり)を失わず、多少を量る者は、圭撮(けいさつ)を失わず | |
長範(ちょうはん)の当て飲み | |
長柄(ながら)の橋の人柱 | |
長鞭(ちょうべん)馬腹(ばふく)に及ばず | |
長夜(ちょうや)の飲(いん) | |
長幼(ちょうよう)の序(じょ) | |
長鋏(ちょうきょう)帰らんか、食うに魚無し | |
頂を摩して踵・踝・跟(くびす)に放る | |
頂門(ちょうもん)の一針(いっしん) | |
頂門(ちょうもん)の金槌・金椎(きんつい) | |
頂礼(ちょうらい)昂(こう)じて尼になる | |
鳥なき里の蝙蝠(こうもり) | |
鳥を弾ずれば即ち千金も丸泥(がんでい)の用に及ばず | |
鳥獣は高きを厭わず、魚鼈(ぎょべつ)は深きを厭わず | |
鳥鵲(ちょうじゃく)の智 | |
鳥黐・黐(とりもち)で馬を刺す | |
鳥黐・黐(とりもち)で蠅を刺すよう | |
直(ちょく)を好みて学を好まざれば、その弊や絞(こう)なり | |
直絃(ちょくげん)の如きは道辺に死し、曲鉤(きょっこう)の如きは侯(こう)に封ぜらる | |
直心(じきしん)是れ道場(どうじょう) | |
直木(ちょくぼく)に恬翼(てんよく)有り、静流に躁鱗(そうりん)無し | |
直木(ちょくぼく)先ず伐らる | |
直諫(ちょっかん)は一番槍より難し | |
直躬(ちょっきゅう)父を証す | |
沈香(じんこう)も焚かず屁(へ)も放(ヒ)らず | |
沈丁花・瑞香(じんちょうげ)は枯れても芳し | |
沈竈(ちんそう)蛙(あ)を産す | |
珍(ちん)を識る者は必ず濁水(だくすい)の明珠(めいしゅ)を拾う | |
珍客も長坐(ちょうざ)に過ぎれば厭われる | |
珍事(ちんじ)中夭(ちゅうよう)時の過ち | |
陳(ちん)の後主(こうしゅ)荒淫(こういん)なり、隋(ずい)の文帝(ぶんてい)曰く、豈一衣(いちい)帯水(たいすい)に限り之を拯わざるべけんや | |
陳陳(ちんちん)相因る | |
陳蔡(ちんさい)の厄(やく) | |
津(しん)を問う | |
追風(おいて)に帆(ほ)を上げる | |
痛処(つうしょ)に針錐(しんすい)を下す | |
痛棒(つうぼう)を食らわす | |
痛痒・痛癢(つうよう)を感ぜず | |
通(つう)を栄(えい)とせず、窮(きゅう)を醜(しゅう)とせず | |
通榜(つうぼう)の士(し) | |
辻褄(つじつま)が合う | |
蔦蘿(ちょうら)、喬松(きょうしょう)につく | |
椿葉(ちんよう)の影再び改まる | |
爪で拾って箕(み)で零す | |
爪牙(そうが)の士(し) | |
釣りして綱(こう)せず、弋(よく)して宿(しゅく)を射ず | |
釣瓶(つるべ)縄井桁(いげた)を断つ | |
釣鼇(ちょうごう)の客(きゃく) | |
鶴、遼海(りょうかい)に帰る | |
鶴の鶏群(けいぐん)に立つが如し | |
鶴の脛・骭(はぎ)も切るべからず | |
鶴を断ちて鳧(ふ)に続く | |
鶴、九皐(きゅうこう)に鳴き声天に聞こゆ | |
鶴鳴(かくめい)の士(し) | |
鶴翼(かくよく)の囲 | |
鶴翼(かくよく)の陣(じん) | |
鶴脛(かくけい)長しと雖もこれを断たばすなわち悲しむ | |
亭主の好きな赤烏帽子(あかえぼし) | |
亭主の前の見せ苧小笥・麻小笥(おごけ) | |
剃刀(かみそり)に鞘無し | |
剃刀(かみそり)の研ぎ置きと分別のし置きは間に合わぬ | |
剃刀(かみそり)の刃渡り | |
貞女(ていじょ)は二夫(にふ)に見えず | |
堤は蟻孔(ぎこう)より潰え、気は鍼芒(しんぼう)より洩る | |
定業(じょうごう)が極まる | |
庭訓(ていきん)三月四書(ししょ)大学 | |
提・提子(ひさげ)の水が湯となる | |
提灯(ちょうちん)で餅を搗(つ)く | |
提灯(ちょうちん)持ちが泥濘・濘(ぬかるみ)へ入る | |
提婆(だいば)が悪も観音の慈悲、槃特(はんどく)が愚痴も文殊(もんじゅ)の知恵 | |
程孔(ていこう)蓋を傾く | |
程朱(ていしゅ)の学 | |
程門(ていもん)雪に立つ | |
蹄窪(ていわ)の内、蛟竜(こうりょう)を生せず | |
鄭衛(ていえい)の音(おん) | |
鄭家(ていか)の奴(ど)は詩(し)をうたう | |
鄭声(ていせい)雅(が)を乱る | |
鄭白(ていはく)の衣食(いしょく)に飽く | |
鼎の軽重(けいちょう)を問う | |
鼎足(ていそく)の勢い | |
鼎俎(ていそ)に免れず | |
鼎鐺(ていとう・ていそう)も尚耳あり | |
泥中(でいちゅう)の蓮 | |
泥棒を捕らえて縄を綯(な)う | |
泥裏・泥裡(でいり)に土塊(どかい)を洗う | |
泥鰌(どじょう)の地団駄(じだんだ) | |
泥鰌(どじょう)汁に金鍔・金鐔(きんつば) | |
敵国破れて謀臣(ぼうしん)亡ぶ | |
敵存すれば禍を滅ぼし、敵去れば過(か)を召く | |
溺(でき)を拯うに石を錘にす | |
溺れる者は遂(すい)を問わず、亡人(ぼうじん)は独(どく)を好む | |
轍鮒(てっぷ)の急(きゅう) | |
鉄を点(てん)じて金と成す | |
鉄桶(てっとう)を翻倒(ほんとう)す | |
鉄桶(てっとう)水を漏らさず | |
鉄杵(てっしょ)を磨く | |
鉄硯(てっけん)を磨穿(ません)す | |
鉄中(てっちゅう)の錚錚(そうそう) | |
鉄鉢(てっぱつ)ひっかける | |
鉄漿(かね)を付ける | |
天(あま)の邪鬼(じゃく) | |
天(てん)の濃漿(こんず) | |
天、勾践(こうせん)を空しゅうすること莫れ時に范蠡(はんれい)無きにしも非ず | |
天にあらば比翼(ひよく)の鳥、地にあらば連理(れんり)の枝 | |
天に私覆(しふ)無く地に私載(しさい)無く日月に私照(ししょう)なし | |
天に事うることを知る者は、其の孔竅(こうきょう)虚し | |
天に接する蓮葉(れんよう)は無窮(むきゅう)に碧(へき)にして、日に映ずる荷花(かか)は別様に紅(こう)なり | |
天に二日(にじつ)無く、土に二王(におう)無し | |
天に跼(せくぐま)り地に蹐(ぬきあし)す | |
天の日月星辰(せいしん)の行を司り、宿離貸わず、経紀(けいき)を失うこと毋からしむ | |
天の配剤(はいざい) | |
天の美禄(びろく) | |
天の聞くこと雷(らい)の如し、地を見ること稲光のごとし | |
天の方に蹶くや、然く泄泄(えいえい)することなし | |
天の未だ陰雨(いんう)せざるにおよんで彼の桑土(そうど)を徹りて牖戸(ゆうこ)を綢繆(ちゅうびゅう)す | |
天(てん)の暦数(れきすう) | |
天は災いを降し祥(しょう)を布き、並びに其の職るところに有り | |
天意(てんい)幽草(ゆうそう)を憐れみ、人間晩晴(ばんせい)を重んず | |
天、一人(いちにん)を生ずれば地一穴(いっけつ)を生ず | |
天一天上に雨なし、十方(じっぽう)暮れに日和なし、八専(はっせん)に雨あり | |
天運の寒暑は避け易きも、人世の炎涼(えんりょう)は除き難し | |
天下 忠を尽くせば、淳化(じゅんか)行わる | |
天下の広居(こうきょ)に居り、天下の正位(せいい)に立ち、天下の大道を行く | |
天下の至柔(しじゅう)は、天下の至堅(しけん)を馳騁(ちてい)す | |
天下の難事は必ず易(い)に作る | |
天下、帰(き)を同じくして塗(と)を殊にし、致(ち)を一にして慮(りょ)を百にす | |
天下、道あれば、走馬(そうば)を却けて以て糞(ふん)す | |
天涯(てんがい)比隣(ひりん)の如し | |
天機(てんき)洩漏(せつろう)すべからず | |
天機(てんき)泄らすべからず | |
天工(てんこう)は人其れ之に代わる | |
天工(てんこう)を奪う | |
天行(てんこう)は健(けん)なり | |
天子(てんし)に戯言(ぎげん)無し | |
天子(てんし)は四海(しかい)を以て家と為す | |
天子(てんし)に戯言(ぎげん)無し | |
天子(てんし)始めて舟に乗り、鮪(い)を寝廟(しんびょう)に薦む | |
天子(てんし)青陽(せいよう)の左個に居り、鸞路(らんろ)に乗り、倉竜(そうりゅう)に駕し | |
天竺(てんじく)から褌(ふんどし) | |
天上の果より下界の帝王を見れば、恰も乞丐人(こつがいにん)の如し | |
天人に瓔珞(ようらく)取らしたような | |
天人(てんにん)の五衰(ごすい) | |
天水桶の孑孒(ぼうふら) | |
天地(あめつち)を袋に縫う | |
天地は不仁、万物を以て芻狗(すうく)と為す | |
天地は万物の逆旅(げきりょ)、光陰は百代(ひゃくたい)の過客(かかく) | |
天地を以て大鑢(だいろ)と為し、造化(ぞうか)を以て大冶(だいや)と為す | |
天地全功(ぜんこう)無し | |
天柱(てんちゅう(折け地維(ちい)欠く | |
天津橋上杜鵑(とけん)の声を聞く | |
天道(てんどう)に親(しん)なし | |
天道(てんどう)は盈てるを虧きて謙(けん)に益す | |
天道(てんどう)は善に福し淫(いん)に禍す | |
天道(てんどう)に依怙(えこ)なし | |
天日(てんじつ)の表 | |
天府(てんぷ)の国 | |
天淵(てんえん)の差(さ) | |
天満の神輿(しんよ)で嘲斎坊(ちょうさいぼう) | |
天命(てんめい)を知る | |
天網(てんもう)の漏(ろう) | |
天網(てんもう)恢恢(かいかい)疎(そ)にして漏らさず | |
天篷(てんぽう)魚缸(ぎょこう)石榴樹(せきりゅうじゅ) | |
転んでから尻端折(はしょ)る | |
転柿が吐逆(とぎゃく)したよう | |
転石(てんせき)苔生ぜず | |
点(てん)を打つ | |
伝聞は親見(しんけん)に如かず、景を視るは形を察るに如かず | |
田鼠(でんそ)化(か)して鶉(うずら)となる | |
田走るより畦(くろ)走れ | |
田夫・田父(でんぷ)の功(こう) | |
田夫(でんぷ)は坐殺(ざさつ)すべし | |
田有りて耕さざれば倉廩(そうりん)虚し、書有りて教えざれば子孫愚かなり | |
田螺(たにし)も魚(とと)交じり | |
兎(う)の毛で突いた程 | |
兎あり爰爰(えんえん)たり、雉羅に離る | |
兎に祭文(さいもん) | |
兎を得て蹄(てい)を忘る | |
兎角(とかく)の弓に亀毛(きもう)の矢を矧げ空花(くうげ)の的を射る | |
兎糸(とし)女蘿(じょら)に附く | |
兎唇・欠唇(いぐち)も靨(えくぼ) | |
兎唇(いぐち)の嘯(うそ)も心慰み | |
吐言(とげん)は覆水(ふくすい)の若し、舌を揺かして追うべからず | |
堵(と)に安んず | |
塗り箸で素麺(そうめん)食う | |
塗り箸薯蕷(とろろ) | |
塗炭(とたん)の苦しみ | |
妬忌(とき)の心は、骨肉尤も外人よりも狠だし | |
屠者(としゃ)は藿を羹にす、車を為る者は歩行す | |
屠所(としょ)の羊 | |
屠蘇(とそ)は延年(えんねん)の仙薬(せんやく) | |
屠毒(とどく)の筆墨(ひつぼく) | |
屠門(ともん)を過ぎて大嚼(たいしゃく)す | |
屠羊(とよう)の肆(し) | |
屠竜(とりょう・とりゅう)の技(ぎ) | |
屠沽(とこ)の家 | |
徒(あだ)や疎か | |
徒居(ただい)しょうより膝麻(ひざそ)績(う)め | |
徒労(とろう)に帰(き)する | |
斗酒(としゅ)なお辞(じ)せず | |
斗升(としょう)の禄(ろく) | |
斗斛(とこく)の禄(ろく) | |
斗筲(とそう・としょう)の人 | |
渡り鵯(ひよどり)に戻り鶫(つぐみ) | |
渡口(とこう)の郵船(ゆうせん)は風静まって出ず | |
渡江(とこう)の楫 | |
渡世(とせい)は八百八品 | |
都城(とじょう)百雉(ひゃくち)に過ぐるは、国の害なり | |
都鄙(とひ)に歩みを失う | |
鍍・鍍金(めっき)が剝げる | |
努力餐飯(さんはん)を加えよ | |
土に灸(きゅう) | |
土の美なる者は善く禾(か)を養い、君の明なる者は善く士を養う | |
土器(かわらけ)の欠けも用あり | |
土用(どよう)布子(ぬのこ)に寒(かん)帷子(かたびら) | |
奴(ど)には白飯を与え、馬には青芻(せいすう) | |
奴(ど)は婢(ひ)を見て慇懃(いんぎん) | |
怒りて罪無きの人を犯さず、喜びて戮(りく)すべきの士に従わず | |
怒りは逆徳(ぎゃくとく)なり、兵(へい)は凶器(きょうき)なり、争いは末節(まっせつ)なり | |
怒気(どき)ある者も飄瓦(ひょうが)は咎めず | |
怒髪(どはつ)冠に衝く | |
怒猊(どげい)の石を抉るが如し | |
倒懸(とうけん)の急(きゅう) | |
党錮(とうこ)の禍い | |
冬の令を行えば、則ち水潦(すいろう)敗れを為す | |
冬瓜(とうが)の花の百一つ | |
冬至(とうじ)に南瓜(かぼちゃ)を食うと中風(ちゅうぶう)にならぬ | |
冬至(とうじ)から藺(い)の節だけ伸る | |
冬日(とうじつ)の温(おん) | |
冬日は麑裘(げいきゅう)、夏日は葛衣(かつい)、監門(かんもん)の服養(ふくよう)と雖も、此れよ虧けず | |
凍硯(とうけん)を呵(か)す | |
刀(とう)を売り犢(とく)を買う | |
刀下(とうか)の鳥、林藪(りんそう)に交わる | |
刀鋸(とうきょ)の罰 | |
刀鋸(とうきょ)の余 | |
刀上(とうじょう)の蜜(みつ)、酒中(しゅちゅう)の鴆(ちん) | |
刀筆(とうひつ)の吏(り) | |
刀俎(とうそ)魚肉(ぎょにく)の際(さい) | |
唐鍬(とうぐわ)で味噌を起こすよう | |
唐人(とうじん)の寝言 | |
唐土(とうど)の虎は毛を惜しみ日本の武士は名を惜しむ | |
唐棣(とうてい)の華、偏として其れ返せり | |
投杼(とうちょ)の疑い | |
東家(とうか)の丘(きゅう) | |
東海(とうかい)を踏みて死す | |
東海の墓普請(ぶしん) | |
東閤(とうこう)を開いて、以て賢人を延く | |
東作(とうさく)の業(ぎょう) | |
東西(とうざい)眩(く)る | |
東道(とうどう)の主 | |
東風凍りを解き、蟄虫(ちっちゅう)始めて振き、魚氷に上り、獺(だつ)魚を祭り、鴻雁(こうがん)来る | |
東風木を択ばず、吹煦(すいく)して長く未だ已まず | |
東方朔(とうぼうさく)は八千歳、三浦大介百六つ | |
桃の夭夭(ようよう)たる、その葉蓁々(しんしん)たり | |
桃園(とうえん)の契り | |
桃源(とうげん)の夢 | |
桃李(とうり)は一旦の栄花、松樹(しょうじゅ)は千年の貞木(ていぼく) | |
桃李(とうり)は艶なりと雖も、何ぞ松蒼柏翠(しょうそうはくすい)の堅貞(けんてい)なるに如かんや | |
桃李(とうり)もの言わざれども下自ら蹊(けい)を成す | |
桃李(とうり)門(もん)に満つ | |
棟折れ榱(すい)崩る | |
棟梁(とうりょう)の材(ざい) | |
盗(とう)は主人を憎む | |
盗(とう)も五女(ごじょ)の門を過ぎらず | |
盗みは貧(ひん)から、密夫(みっぷ)は栄耀(えよう)から | |
盗人を見て縄を綯(な)う | |
湯の辞宜(じぎ)は水になる | |
湯屋(ゆや)の喧嘩(けんか) | |
灯火(とうか)稍く親しむべく、簡編(かんぺん)巻舒(けんじょ)すべし | |
灯花(とうか)の報(ほう)、喜鵲(きじゃく)の噪ぎ | |
灯花(とうか)喜びを報ず | |
灯心(とうしん)で須弥山(しゅみせん)を引き寄せる | |
灯心(とうしん)で竹の根を掘る | |
灯篭(とうろう)の火で尻焙る | |
当(とう)を失する | |
当たらぬものは夢と樗蒲一(ちょぼいち) | |
当たる罰は薦・菰(こも)着ても当たる | |
当て事と越中褌(えっちゅうふんどし)は向こうから外れる | |
当て事と畚褌(もっこふんどし)は先から外れる | |
当て鏝(ごて)なしに左官(さかん)は出来ぬ | |
当住(とうじゅう)と隠居(いんきょ)は犬と猿 | |
当路(とうろ)の人 | |
痘瘡・痘・疱・皰(もがさ)靨(えくぼ)に見える | |
等閑(とうかん)に付す | |
董狐(とうこ)の筆 | |
豆を植えて稗(ひえ)を得る | |
豆腐に鎹(かすがい) | |
踏鞴(たたら)を踏む | |
鐙(あぶみ)踏ん張る | |
陶者(とうしゃ)は欠盆(けつぼん)を用い、匠人(しょうじん)は狭廬(きょうろ)に処る | |
陶朱(とうしゅ)猗頓(いとん)の富 | |
頭(かぶり)を振る | |
頭巾と見せて頰冠・頰被(ほおかむり)り | |
闘(とう)を佐くる者は傷つく | |
闘雀(とうじゃく)人を恐れず | |
動(どう)は敬(けい)に若くは莫し | |
同じ一荷(いっか)の命 | |
同じ穴の貉・狢(むじな) | |
同気(どうき)相憐れむ | |
同坑(どうこう)異土(いど)無し | |
同姓(どうせい)娶らず | |
同美(どうび)相ねたみ、同業相仇す | |
堂(どう)に怡ぶ燕雀(えんじゃく)後災(こうさい)を知らず | |
堂構(どうこう)を紹ぐ | |
堂堂(どうどう)の陣(じん) | |
洞(ほら)が峠 | |
洞庭(どうてい)濬しと雖も之を負む者は北る | |
童と公方人(くぼうにん)には勝たれぬ | |
胴殻(どうがら)を誑(たら)かす | |
道に遺(い)を拾わず | |
道のべの木槿(むくげ)は馬に食われけり | |
道の大原(たいげん)は天に出ず | |
道は小成(しょうせい)に隠れ、言は栄華(えいが)に隠る | |
道を虞(ぐ)に借る | |
道遠くして驥(き)を知り、世偽にして賢(けん)を知る | |
道徳に棲守(せいしゅ)する者は一時に寂寞(せきばく)たり | |
道風(とうふう)のふるい筆 | |
道風(とうふう)の朗詠集(ろうえいしゅう) | |
道謀(どうぼう)を是用いる | |
銅(どう)は以て弩(ど)と為すべからず、鉛(えん)を以て刀(とう)と為すべからず | |
銅脈(どうみゃく)食わす | |
鴇羽(ほうう)の嗟き | |
得心(とくしん)がいく | |
得難き貨(か)を貴ばず | |
徳に在りて険(けん)に在らず | |
徳は細(さい)なく、怨み小(しょう)無し | |
徳は不祥(ふしょう)に勝ち、仁は百禍(ひゃっか)を除く | |
徳日に新たになれば万邦(ばんぽう)これに懐く | |
徳有る者は必ず言(げん)有り | |
特立(とくりつ)の士 | |
督(とく)に縁りて以て経と為す | |
禿筆(とくひつ)を呵(か)する | |
篤恭(とっきょう)にして天下平らかなり | |
毒水(どくすい)に獰鱗(どうりん)多し | |
独往路尽き難く、窮陰(きゅういん)人傷み易し | |
独学(どくがく)にして友無きは孤陋(ころう)にして寡聞(かぶん) | |
独楽(こま)の舞い倒れ | |
独活(うど)の煮え太り | |
独活(うど)の大木(たいぼく)柱にならぬ | |
独知(どくち)の契(けい) | |
独陽(どくよう)生ぜず | |
読書甚解(じんかい)を求めず | |
読書万巻(まんがん)を破る | |
栃(とち)ほどの涙 | |
突(とつ)を曲げて、薪(しん)を徙す | |
鳶が孔雀(くじゃく)を生む | |
豚も煽(おだ)でりゃ木に登る | |
豚肩(とんけん)、豆(とう)を掩わず | |
呑牛(どんぎゅう)の気(き) | |
呑舟(どんしゅう)の魚は枝流(しりゅう)に游がず | |
呑舟(どんしゅう)の魚蕩(とう)して水を失えば、即ち螻蟻(ろうぎ)に制せらる | |
呑波(どんぱ)の魚 | |
呑鉤(どんこう)の魚は飢えを忍ばざるを嘆く | |
鈍間 (のろま)が箱を食らう | |
鈍間(のろま)の一寸馬鹿の三寸 | |
内に怨女(えんじょ)無く外に曠夫(こうふ)無し | |
内の病は膏薬(こうやく)で治らぬ | |
内外(うちと)の典 | |
内外(ないがい)の分(ぶん) | |
内股膏薬(ごうやく) | |
内助(ないじょ)の(功こう) | |
内踝(うちくるぶし)は蚊(か)に食われても悪い | |
内閻魔(えんま)外恵比寿(えびす) | |
鍋に耳あり銚釐(ちろり)に口あり | |
鍋の月代・月額(さかやき)石の髭 | |
縄鋸(じょうきょ)も木を断ち、水滴も石を穿つ | |
南に樛木(きゅうぼく)有り、葛塁(かつるい)之に累なる | |
南に翔り北に嚮えども、寒温(かんうん)を秋雁(しゅうがん)に付け難し | |
南瓜(かぼちゃ)が嚔(くさめ)する | |
南華(なんか)の悔い | |
南山(なんざん)の寿(じゅ) | |
南山(なんざん)律律(りつりつ)たり、飄風(ひょうふう)沸沸(ふつふつ)たり、民穀からざるは莫きに、 我独り卒えず | |
南山(なんざん)寿杯(じゅはい)を送る | |
南枝(なんし)の悲しみ | |
南人駝(だ)を夢みず、北人象(ぞう)を夢みず | |
南風(なんぷう)の薫(くん) | |
南風(なんぷう)の詩(し) | |
南風(なんぷう)競わず | |
南面(なんめん)して天下に聴く | |
南柯(なんか)の夢 | |
南牕に倚りて以て寄傲(きごう)し、膝を容るるの安んじ易きを審らかにす | |
楠榴(なんりゅう)の木、相思(そうし)の樹 | |
難(なん)に臨んで遽かに兵(へい)を鋳(い)る | |
難しき講(こう)に入らぬがよい | |
難中(なんちゅう)の難(なん) | |
二一天(にいちてん)作(さく)の五(ご) | |
二十坊主と牛の陰嚢(ふぐり) | |
二姓(にせい)の好(こう) | |
二鼠(にそ)藤を嚙む | |
二足(にそく)の草鞋(わらじ)を履く | |
二庭(にてい)を踏む | |
二兎(にと)を負う | |
二桃(にとう)三士(さんし)を殺す | |
二年、市に予賈(よか)せず | |
二匹目の泥鰌(どじょう) | |
二卵(にらん)を以て干城(かんじょう)の将を棄つ | |
二竜(じりょう)の闘い | |
尼や沙弥(しゃみ)や茄子の蔕(へた)や | |
尼御前(あまごぜ)の紅 | |
尼父(じほ)無き世に自律無し | |
肉を以て餓虎(がこ)に委す | |
肉腐りて虫生ず、魚枯れて蠹(と)生ず | |
肉味の美を知れば即ち屠門(ともん)対って大いに笑う | |
肉袒(にくたん)して荊(けい)を負う | |
肉袒(にくたん)して羊を牽く | |
日、西山(せいざん)に薄る | |
日に就り月に将み、学びて光明(こうめい)に緝熙(しゅうき)する有らん | |
日に陵(りょう)し月に替(たい)す | |
日陰の豆も弾ける時分(じぶん) | |
日計(にっけい)足らず、歳計(さいけい)余りあり | |
日月に私照(ししょう)無し | |
日照りの高木履(たかぼっくり) | |
日中(ちゅう)すれば則ち昃き、月盈つれば則ち食く | |
日日是れ好日(こうにち) | |
日本は棒三本(ぼうさんぼん)に治まり切った | |
日傭(ひよう)取りと西の風はその日限り | |
日昃(にっしょく)の労(ろう) | |
乳狗(にゅうく)虎を搏ち伏鶏(ふくけい)狸を搏つ | |
入幕(にゅうばく)の賓(ひん) | |
如才(じょさい)がなくば枇杷葉湯(びわようとう) | |
如才(じょさい)と小遣い銭は切らさぬもの | |
忍(にん)の一字(いちじ)は衆妙(しゅうみょう)の門(もん) | |
忍辱(にんにく)の袈裟(けさ) | |
濡需(じゅじゅ)なる者居れば、巻婁(けんる)なる者普く居る | |
寧ろ小人の忌毀(きき)する所と為るも、小人の媚悦(びえつ)する所と為ること毋れ | |
寧ろ野中の双鳧(そうふ)と作るも、雲間(うんかん)の別鶴(べっかく)を願わず | |
猫が燠(おき)いらうよう | |
猫と庄屋(しょうや)に取らぬはない | |
猫に木天蓼(またたび)お女郎(じょろう)に小判(こばん) | |
猫は傾城(けいせい)の生まれ変わり | |
猫も杓子(しゃくし)も | |
猫を殺せば七代祟(たた)る | |
猫糞(ねこばば)でしゃあしゃあまじまじ | |
熱(ほとぼり)が冷める | |
熱しても悪木(あくぼく)の陰に憩わず | |
熱火(あつび)子に払う | |
年寄の言う事と牛の鞦・紂・尻繋(しりがい)は外れない | |
年寄りの強情(ごうじょう)と昼過ぎの雨はたやす | |
年季(ねんき)を入れる | |
年劫(ねんごう)の兎 | |
念(ねん)は生(しょう)を引く | |
念者嫉妬は嚊・嬶(かか)以上 | |
撚・縒(よ)りを戻す | |
燃えついてからの火祈禱(ひきとう) | |
燃犀(ねんさい)の明(めい) | |
燃眉(ねんび)の急(きゅう) | |
乃公(だいこう)出でずんば蒼生(そうせい)を如何せん | |
之を東隅(とうぐう)に失い桑楡(そうゆ)に収む | |
之を亡地(ぼうち)に陥れて然る後に存す | |
之を毫釐(ごうり)に失えば差うに千里を以てす | |
之繞(しんにょう・しんにゅう)を掛ける | |
嚢沙(のうしゃ)の計(けい) | |
嚢中(のうちゅう)の錐 | |
嚢中(のうちゅう)の物を探るが如し | |
濃い仲の夫婦(めおと)諍い | |
濃餅汁(のっぺいじる)の芋の子のよう | |
納所(なっしょ)から和尚(おしょう) | |
能く生を尊ぶ者は貴富(きふ)と雖も養(よう)を以て身を傷らず | |
能事(のうじ)促迫する莫れ、快手(かいしゅ)粗疏(そそ)多し | |
能事(のうじ)畢わる | |
能書(のうが)きと矮鶏(ちゃぼ)の時は当てにならぬ | |
脳漿(のうしょう)を絞る | |
農(のう)は国の本 | |
農(のう)は工(こう)に如かず、工(こう)は商(しょう)に如かず、繡文(しゅうぶん)を刺すは市門(しもん)に倚るに如かず | |
蚤(のみ)の夫婦 | |
蚤蚊(のみか)の夜詰め蠅の朝起き | |
蚤知(そうち)の士 | |
播州(ばんしゅう)へ行って浄瑠璃(じょうるり)語るな | |
覇王(はおう)の輔(ほ) | |
覇者(はしゃ)の民は、驩虞如(かんぐじょ)たり、王者の民は、皡皡如たり | |
破瓜(はか)の年 | |
破鏡(はきょう)再び照らさず | |
破竹(はちく)の勢 | |
馬と縞(しま)とは好き好き | |
馬に轡、牛に牛縻(はなづら) | |
馬に乗りても陰核(へのこ)安からず | |
馬の止動(しどう)、狐の困快(こんかい) | |
馬を華山(かざん)の陽に帰し、牛を桃林(とうりん)の野に放つ | |
馬を相(そう)する之を痩(そう)に失す | |
馬を相るに輿(よ)を以てし、士(し)を相るに居(きょ)を以てす | |
馬、逸足(いっそく)と雖も輿(よ)に閑わざれば良駿(りょくしゅん)と為さず | |
馬革(ばかく)に屍(しかばね)を裹む | |
馬脚(ばきゃく)を露す | |
馬子(まご)に縕袍(わんぼう) | |
馬歯(ばし)徒らに増す | |
馬、駿足(しゅんそく)と雖も輿(よ)に関わざれば良駿(りょうしゅん)と為さず | |
馬上(ばじょう)に居りて之を得 | |
馬蹄(ばてい)に掛ける | |
馬舞(ばぶ)の災(さい) | |
馬方、船頭(せんどう)、お乳(ち)の人 | |
馬陸(やすで)、臭亀を笑う | |
馬簾(ばれん)の浸し物 | |
拝み掛かりの雪隠(せっちん) | |
敗軍(はいぐん)の将(しょう) | |
杯に推参(すいさん)無し | |
杯杓(はいしゃく)に勝えず | |
杯中(はいちゅう)の蛇影(だえい) | |
背戸(せと)の馬も相口 | |
背水(はいすい)の陣(じん) | |
背負投(しょいな)げを食らう | |
肺肝(はいかん)を摧く | |
肺腑(はいふ)の言(げん) | |
肺腑(はいふ)を衝く | |
倍称(ばいしょう)の息(そく) | |
梅花(ばいか)は莟めるに香(か)あり | |
梅酸(ばいさん)渇(かつ)を休む | |
売り家と唐様(からよう)で書く三代目 | |
秤、天秤、扛秤(ちぎ)釐等具(れいてんぐ) | |
伯夷(はくい)の清(せい) | |
伯牙(はくが)琴を破る | |
伯楽(はくらく)の一顧(いっこ) | |
伯楽(はくらく)一たび冀北(きほく)の野(の)を過ぎて馬群(ばぐん)遂に空し | |
伯氏(はくし)壎(けん)を吹き仲氏(ちゅうし)篪(ち)を吹く | |
伯仲(はくちゅう)の間(かん) | |
伯兪(はくゆ)杖に泣く | |
博士驢(ろ)を買い、書券(しょけん)三紙(さんし)未だ驢字(ろじ)有らず | |
博奕(ばくち)は色より三分濃し | |
博奕(ばくち)博労(ばくろう)五十集(いさば) | |
博奕(ばくち)博労(ばくろう)掏摸(すり)強盗(がんどう) | |
柏舟(はくしゅう)の操(そう) | |
白屋(はくおく)の士(し) | |
白玉楼中(はくぎょくろうちゅう)の人となる | |
白駒(はっく)の隙(げき)を過ぐるが如し、忽然(こつぜん)あるのみ | |
白圭(はくけい)の珠は磨くべし悪言の玉は磨き難し | |
白圭(はっけい)を三復(さんぷく)す | |
白砂(はくさ)は泥に在りて之と皆黒し | |
白鷺(はくろ)は塵土(じんど)の穢れを禁ぜず | |
白首(はくしゅ)の相知(そうち)も猶剣を按(あん)じ、朱門(しゅもん)の先達は弾冠(だんかん)を笑う | |
白刃(はくじん)前に交われば流矢(りゅうし)を顧みず | |
白扇(はくせん)倒(さかしま)に懸かる東海の天 | |
白頭(はくとう)新の如く、傾蓋(けいがい)故の如し | |
白虹(はっこう)日を貫く | |
白馬(はくば)蘆花(ろか)に入る | |
白眉(はくび)最も良し | |
白面(はくめん)の書生(しょせい) | |
白木の合子(ごうし) | |
白目の多き者は疳癖(かんぺき)が強い | |
白璧(はくへき)の微瑕(びか) | |
箔(はく)が付く | |
箔(はく)の小袖に縄の帯する | |
薄酒(はくしゅ)も茶よりは勝り、醜婦(しゅうふ)も空房(くうぼう)よりは勝れたり | |
薄氷(はくひょう)を踏む | |
縛(ばく)に就く | |
莫逆(ばくぎゃく・ばくげき)の交 | |
莫逆(ばくぎゃく・ばくげき)の友 | |
莫邪(ばくや)の剣も持ち手による | |
莫耶・莫邪(ばくや)を鈍(どん)と為し鉛刀(えんとう)を銛(せん)と為す | |
麦曲(ばくきょく)の英(えい) | |
麦秀(ばくしゅう)の歌 | |
麦秀(ばくしゅう)の嘆(たん) | |
麦秀でて漸漸(ぜんぜん)たり、禾黍(かしょ)油油(ゆうゆう)たり、彼の狡僮(こうどう)、我と好からず | |
函蓋(かんがい)相応ず | |
函谷関(かんこくかん)の鶏鳴(けいめい) | |
箸に虹梁(こうりょう) | |
八つ子も癇癪(かんしゃく) | |
八卦(はっけ)は八段嘘八百 | |
八景(はっけい)に花なし | |
八月のあばれ蚊(か) | |
八朔(はっさく)は婿の泣く節供(せっく) | |
八正(はっしょう)の道は広しと雖も十悪(じゅうあく)の人は往かず | |
八専(はっせん)太郎、槌次郎、土用(どよう)三郎、寒(かん)四朗 | |
八斗(はっと)の才(さい) | |
八咫(やた)の鏡 | |
発破(はっぱ)を掛ける | |
髪(はつ)を簡(かん)して櫛る | |
髪結いの茶筅・茶筌(ちゃせん)髪 | |
髪結(かみゆ)いの乱鬢(らんびん) | |
伐性(ばっせい)の斧 | |
伐氷(ばっぴょう)の家 | |
罰(ばつ)も利生(りしょう)もある | |
鳩に三枝(さんし)の礼あり烏に反哺(はんぽ)の孝(こう)あり | |
鳩車(きゅうしゃ)竹馬(ちくば)の友 | |
判(はん)を貸すとも人請けするな | |
半肩(はんかた)担ぐ | |
半座(はんざ)を分かつ | |
半鐘(はんしょう)泥棒 | |
半畳(はんじょう)を入れる | |
半面(はんめん)の識(しき) | |
反間(はんかん)の計(けい) | |
反間(はんかん)苦肉(くにく)の策(さく) | |
反哺(はんぽ)の羞(しゅう) | |
帆掛け船に櫓・艪(ろ)を押す | |
斑衣(はんい)の戯れ | |
板倉殿の冷え炬燵(ごたつ) | |
汎く衆(しゅう)を愛して仁(じん)に親しむ | |
汎汎(はんはん)たる楊舟(ようしゅう)、沈むを載せ浮かぶを載す | |
班女(はんじょ)が扇 | |
班女(はんじょ)が閨(ねや) | |
班門(はんもん)斧を弄(ろう)す | |
繁簡(はんかん)宜しきを得る | |
繁盛の市は箕(み)の手なりに立つ | |
繁文(はんぶん)縟礼(じょくれい)は躬化(きゅうか)に如かず | |
般若(はんにゃ)の船 | |
藩籬(はんり)の鷃 | |
範(はん)を垂れる | |
煩悩(ぼんのう)なければ菩提(ぼだい)なし | |
頒白(はんぱく)の者、道路に負戴(ふたい)せず | |
飯貝(いいがい)の先の違えば鋸の先が違う | |
飯後(はんご)の鐘(しょう) | |
飯匙(いいがい)の先の違えば鋸の先が違う | |
飯粒(いいぼ)してもつ釣る | |
晩学(ばんがく)と雖も碩学(せきがく)に昇る | |
晩食(ばんしょく)以て肉に当て、安歩(あんぽ)以て車に当つ | |
晩節(ばんせつ)を全うする | |
番匠屋(ばんじょうや)の童 | |
盤根(ばんこん)錯節(さくせつ)に遇いて利器(りき)を知る | |
盤石・盤石(ばんじゃく)の固 | |
蕃茄(とまと)が赤くなると医者が青くなる | |
蛮触(ばんしょく)の争い | |
匪石(ひせき)の心 | |
匪躬(ひきゅう)の節(せつ) | |
卑譲(ひじょう)は徳(とく)の基なり | |
庇(ひさし)を貸して母屋(おもや)を取られる | |
彼の高岡(こうこう)に陟れば 我が馬玄黄(げんこう)たり | |
彼方(あちら)立てれば此方(こちら)立たぬ | |
彼硜硜として名を沽る者に類する有りと雖も,囂埃(ごうあい)の中より蟬蛻(せんだつ)、自らを寰区(かんく)の外に致せしは、夫の智巧(ちこう)を飾り以て浮利(ふり)を追う者に異なるか | |
批点(ひてん)を打つ | |
斐然(ひぜん)として章(しょう)を成す | |
比丘尼(びくに)に笄(こうがい) | |
比近(ひきん)説ばざれば修遠(しゅうえん)を務むる無かれ | |
比目(ひもく)の魚 | |
比翼連理(ひよくれんり)の契り | |
皮一枚剥げば美人も髑髏(されこうべ) | |
皮膚(ひふ)の見(けん) | |
皮裏(ひり)の陽秋(ようしゅう) | |
秘事(ひじ)は睫(まつげ) | |
緋縮緬(ひぢりめん)虎の皮より恐ろしい | |
罷士(ひし)は伍(ご)無く罷女(ひじょ)は家無し | |
罷軟(ひなん)任(にん)に勝えず | |
罷馬(ひば)は鞭箠を畏れず | |
肥桶も百荷(ひゃっか) | |
肥馬(ひば)に乗り、軽裘(けいきゅう)を衣る | |
被衣(かずき)着た御居処(おいど)はつめられず | |
誹謗(ひぼう)の木 | |
非業(ひごう)の最期(さいご) | |
非細工(ひざいく)の小刀減らし | |
非常(ひじょう)の功(こう) | |
非理法権天(ごんてん) | |
飛蛾(ひが)の火に入るが如し | |
飛雁(ひがん)は行を乱さず、老狐(ろうこ)は塚を蹤にせず | |
飛脚に三里(さんり)の灸(きゅう) | |
飛鴻(ひこう)雪泥(せつでい)を踏む | |
飛鳥(ひちょう)の摯つや其の首を俛(ふ)す | |
飛鳥(ひちょう)人に依れば自ずから憐愛(れんあい)を加う | |
飛鳥(ひちょう)故郷を過ぐるや猶躑躅(てきちょく)徘徊(はいかい)す | |
飛蓬(ひほう)風に乗ず | |
飛竜(ひりょう)は雲に乗り、騰蛇(とうだ)は霧に遊ぶ | |
備後表に高麗縁(こうらいべり) | |
尾(お)を塗中(とちゅう)に曳く | |
尾羽(おは)をうち枯らす | |
尾州(びしゅう)に殿なく、紀州(きしゅう)に臣なし | |
尾生(びせい)の信(しん) | |
尾大(びだい)掉わず | |
尾鰭(おひれ)が付く | |
尾鰭(おひれ)を付ける | |
微塵(みじん)積りて山となる | |
微醺(びくん)にして止むべし | |
枇杷(びわ)黄にして医者忙しく橘黄にして医者蔵る | |
眉を顰(ひそ)める | |
美しい鳥も餌(え)に寄る | |
美人も黄土(こうど)と為る、況んや乃ち粉黛(ふんたい)の仮をや | |
美中(びちゅう)に刺あり | |
鼻赤賓頭盧坊(びんずるぼう) | |
鼻中(びちゅう)の白毛(はくもう)は閻王(えんおう)の使い | |
鼻糞丸めて万金丹(まんきんたん) | |
鼻毛で蜻蜓(やんま)を釣る | |
匹馬(ひつば)隻輪(せきりん)も反るなし | |
匹夫(ひっぷ)の志を奪うべからず | |
匹夫(ひっぷ)の勇(ゆう) | |
菱蔓(ひしづる)ほど子ができる | |
必由(ひつゆう)の路 | |
筆は一本なり、箸は二本なり、衆寡(しゅうか)敵すべからず | |
筆を投じて戎軒(じゅうけん)を事とす | |
筆硯(ひっけん)を新たにする | |
筆紙(ひっし)に尽くし難い | |
筆力(ひつりょく)鼎を扛ぐ | |
百荷(ひゃっか)に編笠 | |
百貫(ひゃっかん)のかたに編み笠一蓋(いっかい) | |
百貫(ひゃっかん)の鷹も放さねば知れぬ | |
百貫(ひゃっかん)の馬にも騺 | |
百合若大臣(ゆりわかだいじん)のよう | |
百尺(ひゃくしゃく)竿頭(かんとう)一歩(いっぽ)を進む | |
百尋(ひゃくじん)の屋(おく)も突隙(とつげき)の煙を以て焚く | |
百世(ひゃくせい)の師(し) | |
百世(ひゃくせい)の利(り) | |
百星(ひゃくせい)の明(めい)は、一月(いちげつ)の光(こう)に如かず、十牖(じゅうゆう)の開(かい)は、一戸(いっこ)の明(めい)に如かず | |
百舌(もず)の速贄(はやにえ) | |
百川(ひゃくせん)海に朝(ちょう)す | |
百足(ひゃくそく)蜈蚣(ごこう)の違い | |
百足に草鞋(わらじ)を履かすよう | |
百日(ひゃくにち)の説法(せっぽう)屁(へ)一つ | |
百年の歓楽(かんらく)も一日に満つる | |
百年の業(ぎょう) | |
百年の死樹(しじゅ)琴瑟(きんしつ)に中る | |
百年の柄(へい) | |
百年河清(かせい)を俟つ | |
百服(ひゃくふく)の本非(ほんぴ) | |
百薬(ひゃくやく)の長(ちょう) | |
百里(ひゃくり)の才(さい) | |
百里(ひゃくり)の命(めい) | |
百里樵(しょう)を販がず千里糴(てき)を販がず | |
百里奚(ひゃくりけい)、虞に居て虞亡び、秦に在りて秦覇(は)たり | |
百揆(ひゃっき)を統ぶ | |
謬悠(びゅうゆう)の説(せつ) | |
氷炭(ひょうたん)は器を同じくして久しからず、寒暑(かんしょ)は時を兼ねて至らず | |
氷炭(ひょうたん)相愛す | |
氷壺(ひょうこ)の心 | |
瓢(ひょう)を挙げて天漿(てんしょう)を酌む | |
瓢箪(ひょうたん)で鯰(なまず)を押さえる | |
瓢簞(ひょうたん)から駒が出る | |
瓢簞(ひょうたん)に釣り鐘 | |
表白(ひょうばく)を言う | |
表木綿(もめん)の裏甲斐絹(かいき) | |
廟堂(びょうどう)の器(き) | |
病は小愈(しょうゆ)に加わる | |
病獲麟(かくりん)に及ぶ | |
病膏肓(こうこう)に入る | |
病雀(びょうじゃく)尚恩(おん)を忘れず | |
病無くして自ら灸(きゅう)す | |
病有りて治めざるは恒に中医(ちゅうい)を得 | |
苗の莠(ゆう)有るが如く、粟(ぞく)の秕(ひ)有るが如し | |
苗を食らうは実に碩鼠(せきそ)、白を珀すは信に蒼蠅(そうよう) | |
苗裔(びょうえい)茲茲(しし)として、土を有つ者乏しからず | |
貧(ひん)は諸道(しょどう)の妨げ | |
貧(ひん)は菩提(ぼだい)の種、富は輪廻(りんね)の絆(きずな) | |
貧しきには親知(しんち)少なく、卑しきには故人(こじん)疎んず | |
貧すれば緞子(どんす)の帯を売り | |
貧賎(ひんせん)の知は忘るべからず | |
貧僧(ひんそう)の重ね斎(どき) | |
貧乏な烏は盆に霍乱(かくらん)する | |
貧乏寺の大龕灯(おおがんどう) | |
貧賤(ひんせん)に戚戚(せきせき)たらず、富貴(ふうき)に汲々(きゅうきゅう)たらず | |
貧賤(ひんせん)に戚戚(せきせき)たらず、富貴(ふうき)に忻忻(きんきん)たらず | |
貧賤(ひんせん)に隕穫(いんかく)せず、富貴に充詘せず | |
貧賤憂戚(ひんせんゆうせき)は庸て汝を成るに玉にす | |
賓頭盧(びんずる)ほど塗る | |
頻伽羅(びんがら)は卵(かいご)の中にありて声衆鳥(しゅうちょう)に勝る | |
瓶(へい)の尽くるは維れ罍(らい)の恥なり | |
瓶中(へんちゅう)の氷を睹て天下(てんか)の寒きを知る | |
不刊(ふかん)の書(しょ) | |
不堪(ふかん)の佃田(でんでん) | |
不帰(ふき)の客(きゃく) | |
不急(ふきゅう)の務(む) | |
不虞(ふぐ)の誉 | |
不屑(ふせつ)の教誨(きょうかい) | |
不繋(ふけい)の舟 | |
不言(ふげん)の教 | |
不孝(ふきょう)の者をば同じ道をも行くべからず | |
不孝(ふこう)の子が可愛い | |
不時(ふじ)の需 | |
不浄説法する法師、平茸(ひらたけ)に生まる | |
不信の亀は甲(こう)を破る | |
不身(ふみ)持ちの儒者(じゅしゃ)が医者の不養生をそしる | |
不善人と居るは鮑魚(ほうぎょ)の肆(し)に入るが如し | |
不争(ふそう)の徳(とく) | |
不足は天下の公患(こうかん)に非ず | |
不足奉公(ぼうこう)は両方の損 | |
不断よいなりする人に内証(ないしょう)のよいは無し | |
不敗(ふはい)の地(ち) | |
不抜(ふばつ)の志 | |
不毛(ふもう)の地(ち) | |
不予(ふよ)の色 | |
不惑(ふわく)の年 | |
不羈(ふき)の才(さい) | |
不脛(ふけい)にして走る | |
夫れ、佳兵(かへい)は不祥(ふしょう)の器なり | |
夫れ、動静(どうせい)軽脱(けいだつ)、視聴(しちょう)陝輸(せんゆ)、入りては即ち、乱髪壊形、出でては則ち窈窕(ようちょう)として態を作す | |
夫れ塩は、食肴(しょっこう)の将、酒は百薬(ひゃくやく)の長、嘉会(かかい)の好、鉄は田農の本 | |
夫家(ふか)の征(せい) | |
夫子(ふし)自ら道う | |
夫里(ふり)の布(ふ) | |
婦に長舌(ちょうぜつ)あるは維厲(れい)の階(かい) | |
富、経業(けいぎょう)無し | |
富貴(ふうき)なる者は人を送るに財(ざい)を以てし、仁人(じんじん)は人を送るに言(げん)を以てす | |
富貴(ふうき)も淫(いん)する能わず、貧賤(ひんせん)移す能わず | |
富貴は驕奢(きょうしゃ)を生ず | |
富而し求むべくんば執鞭(しつべん)の士と雖も吾亦之を為さん | |
富楼那(ふるな)の弁舌、舎利弗(しゃりほつ)の知恵、目連(もくれん)が神通(じんつう) | |
布は緯(ぬき)から男は女から | |
布衣(ふい)の極(きょく) | |
布衣(ふい)の交 | |
布衣(ふい)の友 | |
布衣(ほうい)に靴(か)の沓 | |
布施ない経に袈裟(けさ)落とす | |
怖(お)めず臆(おく)せず | |
怖気(おぞけ)を震う | |
斧の柄(え)朽つ | |
斧斤(ふきん)時を以て山林に入る | |
斧質(ふしつ)に伏す | |
斧鉞(ふえつ)を加える | |
斧鑿(ふさく)の痕 | |
普請(ふしん)と葬式は一人でできん | |
普天・敷天・溥天(ふてん)の下、率土(そっと)の浜(ひん) | |
浮雲(ふうん)の志 | |
浮生(ふせい)夢の若し | |
父、厳かに子孝(こう)あり | |
父讐(ふしゅう)と共に天を戴かず | |
父母に事うるには幾諫(きかん)す | |
父命じて呼べば唯(い)して諾(だく)せず | |
符節(ふせつ)が合するがごとし | |
腐儒(ふじゅ)、百年麤糲(それい)を食らう | |
腐鼠(ふそ)の嚇(かく) | |
腐草(ふそう)化して蛍となる | |
腐木(ふぼく)は柱と為すべからず、卑人(ひじん)は主と為すべからず | |
膚受(ふじゅ)の愬え | |
譜代(ふだい)相伝(そうでん)の分領(ぶんりょう)、一所(いっしょ)懸命(けんめい)の地(ち)に於いては、子細(しさい)の者あるべからずや | |
負け惜しみは一生文盲(もんもう) | |
負け相撲の痩せ四股(しこ) | |
負薪(ふしん)の資(し) | |
負薪(ふしん)の病(へい) | |
負薪(ふしん)の憂い | |
賦斂(ふれん)の鞭笞(べんち)県庭(けんてい)赤し | |
附耳(ふじ)の言(げん)千里に聞こゆ | |
武を黷(とく)するの衆は動き易く、弓に驚くの鳥は安んじ難し | |
武士の三忘(さんぼう) | |
舞馬(ぶば)の災い | |
舞舞(まいまい)と鮨の飯は辻の犬も食わぬ | |
舞舞螺(まいまいつぶり)も一軒(いっけん)の主 | |
部屋見舞いに卯(う)の花 | |
部婁(ほうろう)には松柏(しょうはく)無し | |
封爵(ほうしゃく)の誓い | |
封豕(ほうし)長蛇(ちょうだ)を為す | |
楓(ふう)呉江(ごこう)に落つ | |
楓葉(ふうよう)衰えて盧橘(ろきつ)花開く | |
風、破窓(はそう)を射て灯火(とうか)滅し易し | |
風雨震雷(ふううしんらい)は天地の御政事 | |
風雲(ふううん)の会(かい) | |
風雲(ふううん)の器(き) | |
風雲(ふううん)の志 | |
風下に笊(ざる) | |
風急に天高くして猿嘯(えんしょう)哀し、渚清く沙白くして鳥飛び廻る | |
風魚(ふうぎょ)の災(さい) | |
風樹(ふうじゅ)の嘆(たん) | |
風塵(ふうじん)の会(かい) | |
風塵(ふうじん)の警(けい) | |
風前(ふうぜん)の灯 | |
風草(ふうそう)の徳 | |
風霜(ふうそう)の気(き) | |
風霜(ふうそう)の任(にん) | |
風霜(ふうそう)を飽経(ほうけい)す | |
風波(ふうは)の民 | |
風木(ふうぼく)の悲 | |
風旙(ふうはん)の論(ろん) | |
風蕭蕭(しょうしょう)として易水(えきすい)寒し | |
伏櫪(ふくれき)の志 | |
副急(ふっきゅう)の涙 | |
服の衷(ちゅう)ならざるは身の災いなり | |
福の生ずるは基有り、禍の生ずるは胎(たい)有り | |
福は隠約(いんやく)に生じて、禍いは得意に生ず | |
福は無為(むい)に生ず | |
福禄寿(ふくろくじゅ)の市だち | |
腹心(ふくしん)の疾(しつ) | |
腹心(ふくしん)の臣(しん) | |
腹心(ふくしん)を布く | |
腹蔵(ふくぞう)ない | |
腹中(ふくちゅう)に鱗甲(りんこう)有り | |
腹誹(ふくひ)の法(ほう) | |
覆車(ふくしゃ)の戒め | |
覆巣(ふくそう)の下復完卵(かんらん)あらんや | |
覆轍(ふくてつ)を踏む | |
淵中(えんちゅう)の魚を知る者は不祥(ふしょう)なり | |
淵明(えんめい)菊を把る | |
沸羹(ふっこう)に懲りし者、冷齏(れいぜい)を吹く | |
仏になるも沙弥(しゃみ)を経る | |
仏に刻めば験(げん)あり、神に祭れば石も祟る | |
仏に方便(ほうべん)聖人に権道(けんどう) | |
仏に妄語(もうご)なし | |
仏に佞(ねい)す | |
仏の沙汰(さた)は僧(そう)が知る | |
仏の箔(はく)を剝がす | |
仏も百味(ひゃくみ)の飲食(おんじき) | |
仏法(ぶっぽう)に飢渇(けかち)ない | |
仏嬲(なぶ)りの暇潰し | |
物には理勘攻学(りかんこうがく)あり | |
物には料簡(りょうけん)品もある | |
物に必至(ひっし)あり、事に固然(こぜん)あり | |
物に暴かに長ずる者は必ず夭折(ようせつ)し、功の卒かに成る者は必ず亟壊(きょくかい)する | |
物に本末あり、事に終始(しゅうし)あり | |
物の成毀(せいき)は、亦、自ずから定数あり | |
物は言い残せ、菜(さい)は食い残せ | |
物言わじ父は長柄(ながら)の橋柱 | |
物相(もっそう)飯を食う | |
物其の平(へい)を得れば則ち鳴る | |
物知らぬこそ活計(かっけい)なれ | |
物知りの家は田が三反(さんたん)荒れる | |
物得書かねば祐筆・右筆(ゆうひつ)置く | |
分(ぶん)の斗掻(とか)きがおろす | |
分陰(ふんいん)を惜しむ | |
分分(ぶんぶん)に風は吹く | |
分憂(ぶんゆう)の寄(き) | |
墳墓(ふんぼ)の地(ち) | |
憤(ふん)せざれば啓(けい)せず | |
粉米(こごめ)も嚙めば甘くなる | |
糞に箔(はく)を塗る | |
糞仕(ふんし)が悪い | |
糞土(ふんど)の牆(しょう)は杇るべからず | |
文は貫道(かんどう)の器(き)なり | |
文は質を滅ぼし、博(はく)は心を溺らす | |
文字(もんじ)は貫道(かんどう)の器(き)もの | |
文字半銭・寸半(きなか)盗まぬ人 | |
文質彬彬(ひんぴん)として、然る後に君子なり | |
文章は経国(けいこく)の大業、不朽の盛事(せいじ) | |
文籍(ぶんせき)腹に満つと雖も、一嚢銭(いちのうせん)に如かず | |
文選(もんぜん)は天下の半才(はんさい) | |
文選(もんぜん)爛(らん)すれば秀才半ばなり | |
文鏤(ぶんる)ありて、款識(かんし)なし | |
聞き取り法問(ほうもん) | |
聞く時は九鼎(きゅうてい)より重く、見て後は一毫(いちごう)より軽し | |
聞こゆる無きを病むこと勿れ、其の曄曄(ようよう)たるを病め | |
丙丁(へいてい)に付す | |
兵(へい)に常勢(じょうせい)無し | |
兵(へい)は死地(しち)なり | |
兵(へい)は精(せい)を務めて多きを務めず | |
兵(へい)は不祥(ふしょう)の器なり | |
兵(へい)久しければ則ち変(へん)、事苦しめば則ち慮(りょ)易わる | |
兵(へい)には奇変(きへん)有り、衆寡(しゅうか)に在らず | |
兵(へい)は詭道(きどう)なり | |
兵(へい)を養うこと千日、用は一朝(いっちょう)に在り | |
兵革(へいかく)の事 | |
兵車(へいしゃ)の会(かい) | |
兵端(へいたん)を開く | |
兵馬(へいば)の権(けん) | |
幣(へい)重くして言甘きは、我を誘うなり | |
平気の平左(へいざ) | |
平生(へいぜい)節季(せっき)也、不断晦日(みそか)也 | |
平旦(へいたん)の気(き) | |
平地(へいち)に波瀾(はらん)を起こす | |
平二(へいじ)が瓜を作れば、源太(げんた)座して之を食らう | |
平明(へいめい)の治(ち) | |
平仄(ひょうそく)が合わない | |
弊履・敝履(へいり)を棄つるが如し | |
柄の無い所に柄を挿(す)げる | |
柄杓(ひしゃく)で海をかえる | |
閉戸(へいこ)先生 | |
米の飯より思(おぼ)し召し | |
米泉(べいせん)の精(せい) | |
米搗(つ)き飛蝗・蝗虫(ばった)が礼に来たよう | |
碧玉破瓜(へきぎょくはか)の時、郎情を為して顚倒、君に感じて羞赧(しゅうたん)せず、身を回らして郎に就きて抱く | |
別条(べつじょう)と小遣い銭とはあったことがない | |
偏(へん)無く、党(とう)無く、王道(おうどう)蕩蕩(とうとう) | |
偏聴(へんちょう)姦・奸(かん)を生ず | |
偏諱(へんき)を賜う | |
変じ易き心は鴻毛(こうもう)より軽く、撓まざる志は麟角(りんかく)より稀なり | |
片屋貸して母屋(おもや)取らる | |
片言も(へんげん)拱璧(きょうへき)より崇く、一徳(いっとく)も華袞(かこん)を踰ゆ | |
片口聞いて公事(くじ)を分くるな | |
片手で錐は揉(も)めぬ | |
辺(へん)無く碍(がい)無し | |
辺幅(へんぷく)を修飾すること、偶人(ぐうじん)の形の如し | |
辺烽(へんぽう)の急(きゅう) | |
返歌(へんか)せんば口無き虫に生まれる | |
弁慶から暑寒(しょかん)を遣う | |
弁慶に薙刀・長刀・眉尖刀(なぎなた) | |
鞭に鐙(あぶみ)を合わす | |
鞭辟(べんぺき)して裏に近づく | |
保呂(ほろ)を乱す | |
歩(ほ)のない将棋は負け将棋 | |
歩歩(ほぼ)是れ道場(どうじょう) | |
墓木(ぼぼく)已に拱(きょう)なり | |
母の折檻(せっかん)より隣の人の扱いが痛い | |
菩薩(ぼさつ)は実が入れば俯(うつぶ)く | |
菩提(ぼだい)即涅槃(ねはん) | |
包公(ほうこう)が笑み | |
呆気(あっけ)に取られる | |
奉加(ほうが)に付く | |
奉公(ほうこう)は仕勝ち、恩(おん)は取り勝ち | |
奉書(ほうしょ)に炭団(たどん) | |
宝を掏摸(すり)に預ける | |
宝剣(ほうけん)は烈士(れっし)に贈り、紅粉(こうふん)は佳人(かじん)に贈る | |
宝墨(ほうぼく)を払拭すれば楚愴(そそう)生ず | |
庖丁(ほうてい)牛を解く | |
抱柱(ほうちゅう)の信(しん) | |
放島(ほうとう)の試み | |
方位家(ほういか)の家潰し | |
方外(ほうがい)の友 | |
方正(ほうせい)の士(し) | |
方便の殺生は六波羅蜜(ろくはらみつ)に勝る | |
方枘を持って円鑿(えんさく)に内れんと欲す | |
朋友(ほうゆう)には相踰えず、半白・斑白・頒白(はんぱく)には提挈(ていけつ)せざれ | |
朋友(ほうゆう)は六親(りくしん)にかなう | |
法華(ほっけ)と念仏、犬と猿 | |
法(ほう)、貴きに阿らず。縄(じょう)、曲(きょく)に撓まず | |
法師(ほうし)の櫛(くし)だくみ | |
法師(ほうし)の公事(くじ)だくみ | |
法文(ほうもん)と円座(えんざ)はゆうに上がる | |
法螺(ほら)と喇叭(らっぱ)は大きく吹け | |
法論味噌(ほろみそ)売りの夕立 | |
芳(ほう)を後世(こうせい)に流す | |
蓬の麻中(まちゅう)に生ずるがごとく、翰墨(かんぼく)を労せず | |
蓬麻中(まちゅう)に生ずればたすけずして直し | |
蓬萊(ほうらい)弱水(じゃくすい)の隔たり | |
蜂房(ほうぼう)には鵠卵(こくらん)を容れず | |
蜂蠆(ほうたい) 懐袖(かいしゅう)より発す | |
豊年は飢饉(ききん)の元 | |
鋒(ほう)を銷し、燧(すい)に灌ぐ | |
鋒鏑(ほうてき)に膏す | |
飽かぬは君の御諚(ごじょう) | |
鳳鳥(ほうちょう)至らず、河(か)図(と)を出ださず | |
鳳(ほう)鳴いて鷙(し)翰きす | |
鳳凰(ほうおう)は卵(かいご)の中にして超境(ちょうきょう)の勢いあり | |
鳳凰(ほうおう)は卵(かいご)の中にして超群(ちょうぐん)の勢いあり | |
鳳凰(ほうおう)頓(とん)に家鴨(あひる)と変ず | |
鳳凰(ほうおう)鳴く、彼の高岡(こうこう)に、梧桐(ごどう)生ず、彼の朝陽(ちょうよう)に | |
鳳凰(ほうおう)笯に在り鶏鶩(けいぼく)翔舞(しょうぶ)す | |
亡国(ぼうこく)の音(おん) | |
亡羊(ぼうよう)の嘆(たん) | |
傍輩・朋輩(ほうばい)の笑み敵 | |
坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い | |
忘形(ぼうけい)の交わり | |
忘年(ぼうねん)の交わり | |
忘憂(ぼうゆう)の物 | |
忙裏・忙裡(ぼうり)閑(かん)を偸む | |
房州(ぼうしゅう)の炒り倒れ | |
暴虎(ぼうこ)馮河(ひょうが)の勇(ゆう) | |
望雲(ぼううん)の情(じょう) | |
望塵(ぼうじん)の拝(はい) | |
望洋(ぼうよう)の嘆(たん) | |
望蜀(ぼうしょく)の願い | |
望蜀(ぼうしょく)の嘆(たん) | |
紡錘・錘(つむ)の緒の切れたよう | |
謀る者をば近づけ讒(ざん)する者をば覆す | |
謀夫(ぼうふ)孔だ多し是を用て集らず | |
貌(ぼう)には恭(きょう)を思う | |
貌(ぼう)を以て人を取る | |
貌言(ぼうげん)は華なり、至言(しげん)は実なり | |
貿首(ぼうしゅ)の讐(しゅう) | |
吠日(はいじつ)の怪しみ | |
北向きの道陸神(どうろくじん) | |
北州(ほくしゅう)の千年も蜉蝣(ふゆう)の一時 | |
北州(ほくしゅう)の命(めい)も千年の限りを保つ | |
北辰(ほくしん)その所に居て衆星(しゅうせい)之に向かう | |
北門(ほくもん)の鎖鑰(さやく) | |
北門(ほくもん)の嘆(たん) | |
墨は餓鬼(がき)に磨らせ筆は鬼に把らせよ | |
墨を磨るは病児(びょうじ)の如くし筆を把るは壮士(そうし)の如くす | |
穆(ぼく)として清風(せいふう)の如し | |
穆穆(ぼくぼく)たる文王、於緝熙(しゅうき)にして敬す | |
没我(ぼつが)の境 | |
奔車(ほんしゃ)の上に仲尼(ちゅうじ)無く、覆舟(ふくしゅう)の下に伯夷(はくい)無し | |
奔命(ほんめい)に疲れる | |
本卦(ほんけ)還りの三つ子 | |
本木に勝る末木(うらき)無し | |
翻筋斗(もんどり)を打つ | |
磨礪(まれい)は当に百煉(ひゃくれん)の金の如くすべし | |
麻になるとも苧(お)になるな | |
麻姑(まこ)痒きを掻く | |
麻中(まちゅう)の蓬 | |
麻矢(まし)は直く蓬箭(ほうせん)は曲がれり | |
枚(ばい)を銜む | |
枚挙(まいきょ)に遑(いとま)がない | |
枕を扇ぎ衾(ふすま)を温む | |
枕籍(ちんせき)を薦む | |
末成(うらなり)の瓢箪(ひょうたん) | |
末大(まつだい)必ず折る | |
万悪(ばんあく)淫(いん)を首とし、百行(ひゃくぎょう)孝(こう)を先とす | |
万一を僥倖・徼幸(ぎょうこう)す | |
万機(ばんき)公論(こうろん)に決すべし | |
万言万当(ばんげんばんとう)も一黙(いちもく)に如かず | |
万乗(ばんじょう)の君を刺すを視ること、褐夫(かっぷ)を刺すが如し | |
万全(ばんぜん)の策(さく) | |
万卒(ばんそつ)は得やすく、一将(いっしょう)は得難し | |
万能(まんのう)足りて堂(どう)の隅 | |
万能(まんのう)足り一心(いっしん)足らず | |
万夫(ばんぷ)の望 | |
万物は一府(いっぷ)、死生(しせい)は同状(どうじょう)たり | |
万篇(ばんぺん)に富みて一字(いちじ)に貧す | |
万里(ばんり)の望 | |
万里一条鉄(いちじょうてつ) | |
万緑(ばんりょく)叢中(そうちゅう)紅(こう)一点(いってん) | |
慢蔵(まんぞう)は盗(とう)を誨え、冶容(やよう)は淫(いん)を誨う | |
満(まん)は損(そん)を招き、謙(けん)は益(えき)を受く | |
満面(まんめん)朱(しゅ)を濺ぐ | |
蔓草(まんそう)猶除くべからず | |
味も素(そ)っ気も無い | |
味わいを二(じ)せず | |
味噌汁拵(こしら)えて初産する | |
味有る物、蠹虫(とちゅう)必ず生ず、才有る人、讒言(ざんげん)必ず至る | |
未だ顔色を見ずして言う、之を瞽(こ)と謂う | |
未だ人に事うること能わず、焉んぞ能く鬼(き)に事えん | |
未通女(おぼこ)の臍 | |
未必(みひつ)の故意(こい) | |
未来の福田(ふくでん)を蒔く | |
未了(みりょう)の因(いん) | |
未練未酌(みれんみしゃく)が無い | |
巳午(みうま)女卯辰(うたつ)男 | |
箕(み)売り笠にて簸(ひ)る | |
箕山(きざん)の志 | |
箕山(きざん)の節(せつ) | |
箕帚(きしゅう・きそう)の妾(しょう) | |
箕帚(きしゅう・きそう)を執る | |
箕帚(きしゅう・きそう)を奉ずる | |
箕裘(ききゅう)の業(ぎょう) | |
蓑を披て火を救い、瀆(とく)を毀りて水を止む | |
脈の大なるものは、尺の皮膚また賁(ふん)して起こる | |
民、疎懶(そらん)の情を懐けば、七歳蝗損(こうそん)に遇う | |
民に菜色(さいしょく)あり | |
民は三(さん)に生ず | |
民を貴しと為し社稷(しゃしょく)之に次ぐ | |
民を視ること子の如く、不仁者(ふじんしゃ)を見ては、之を誅(ちゅう)すること鷹鸇の鳥雀(ちょうじゃく)を逐うが如し | |
夢に佳句(かく)を得 | |
夢は五臓(ごぞう)の疲れ | |
夢熊(むゆう)喜 | |
夢寐(むび)にも忘れない | |
夢賚(むらい)の良(りょう) | |
無為(むい)にして化(か)す | |
無何(むか)の郷(きょう) | |
無官(むかん)の大夫(たいふ)おつもり | |
無患子(むくろじ)は三年磨いても黒い | |
無眼(むげん)の村翁(そんおう) | |
無稽(むけい)の言(げん) | |
無稽(むけい)の談(だん) | |
無絃(むげん)の素琴(そきん) | |
無功の師(し)は君子は行らず | |
無功の賞は不義の富、禍の媒(なかだち)なり | |
無孔笛(むくてき)何ぞ音を為さん | |
無告(むこく)の民 | |
無赦(むしゃ)の国は其の刑(けい)必ず平らかなり | |
無常(むじょう)の風は時を選ばず | |
無常の刹鬼・殺鬼(せっき) | |
無心にして岫(しゅう)を出ず | |
無尽(むじん)の頼母子(たのもし)を頼むよう | |
無声(むせい)の詩(し) | |
無病(むびょう)にして呻吟(しんぎん)す | |
無服(むふく)の殤(しょう) | |
無妄(むぼう・むもう)の福(ふく) | |
無用(むよう)の用(よう) | |
無累(むるい)の人 | |
無辜(むこ)の民 | |
冥加(みょうが)につきる | |
冥行(めいこう)して埴(しょく)を擿る | |
冥冥・瞑瞑(めいめい)の裡 | |
冥冥(めいめい)の志なき者は昭昭(しょうしょう)の明なし | |
名は実の賓(ひん)なり | |
名よき島に木(もく)寄る | |
名を好む人は、能く千乗(せんじょう)の国を讓る。苟し其の人に非ざれば、簞食(たんし)豆羹(とうこう)にも色見る | |
名を竹帛(ちくはく)に垂る | |
名下(めいか)に虚士(きょし)なし | |
名歌名句も聞く人の気気(きぎ)によって変わる | |
名教(めいきょう)の内自ずから楽地あり | |
名馬有りと雖も、祗奴隷の手に辱しめられ、槽櫪(そうれき)駢死(べんし)して、千里を以て称せられざるなり | |
名聞は焦熱(しょうねつ)の爪木 | |
名利は飴のごとく甘けれども、一たび死地に想い到れば、便ち味は嚼蠟(しゃくろう)の如し | |
命(めい)を知る者は巌牆(がんしょう)の下に立たず | |
命は鴻毛(こうもう)より軽し | |
命は槿花(きんか)の露の如し | |
命を鯨鯢(げいげい)の腮(あぎと)に懸く | |
命を信ずる者は寿夭(じゅよう)亡し | |
命世(めいせい)の才(さい) | |
命長ければ蓬萊(ほうらい)に会う | |
明(めい)なれども察(さつ)に及ばす、寛(かん)なれど縦(しょう)に至らず | |
明(めい)は闇(あん)を規さず | |
明は以て秋毫(しゅうごう)の末を察するに足れども而も輿薪(よしん)を見ず | |
明を明にし、側陋(そくろう)をも揚げよ | |
明夷(めいい)は艱貞(かんてい)に利なり | |
明鏡(めいきょう)は醜婦(しゅうふ)の仇 | |
明君賢将(めいくんけんしょう)、能く上智を以て間(かん)と為す者は、必ず大功(たいこう)を為す | |
明月(めいげつ)の珠 | |
明月(めいげつ)を燭(しょく)と為す | |
明月(めいげつ)地(ち)に墜ちず、白日(はくじつ)度(ど)を失わず | |
明者は遠く未萌(みぼう)に見、智者は危を無形(むけい)に避く | |
明主はその過(か)を聞くを務めて、その善を聞くを欲せず | |
明主は一顰・一嚬(いっぴん)一笑(いっしょう)を愛しむ | |
明珠兼乗(めいしゅけんじょう)も未だ一言に若かず | |
明哲(めいてつ)身を保つ | |
明日は無間(むげん)果羅国(からこく)の閻浮(えんぶ)の塵ともならばなれ | |
明日は閻浮(えんぶ)の塵ともならばなれ | |
明日一理を弁え、久しくすれば自然に浹洽(しょうこう)す | |
明駝(めいだ)千里の足 | |
迷う者は路を問わず、溺るる者は遂(すい)を問わず | |
銘木(めいぼく)の伽羅(きゃら)におと無きが如し | |
鳴鐸(めいたく)は声を以て自ら毀る | |
鳴鶴(めいかく)陰に在り其の子之に和す | |
牝を牧に遊ばしめ、犠牲駒犢(くとく)は其の数を挙げ書す | |
牝鶏(ひんけい)の晨(しん) | |
牝鶏(ひんけい)晨(あした)す | |
牝馬(ひんば)の貞(てい) | |
滅頂(めっちょう)の災い | |
綿蛮(めんばん)たる黄鳥(こうちょう)丘隅(きゅうぐう)に止まる | |
綿綿(めんめん)を絶たずんば縵縵・蔓蔓(まんまん)を如何せん | |
綿綿(めんめん)絶たざれば必ず乱の結ぶ有り、繊々(せんせん)伐たざれば必ず妖孽(ようげつ)を成す | |
面に唾(だ)せば自ら乾く | |
面面(めんめん)の楊貴妃(ようきひ) | |
面誉(めんよ)は忠(ちゅう)にあらず | |
面牆(めんしょう)の譏り | |
茂林(もりん)の下豊草(ほうそう)無し | |
妄りに自ら菲薄(ひはく)とす | |
妄りに与うるは物を溝壑(こうがく)に遺棄(いき)するに如かず | |
妄想(もうぞう)の縄 | |
孟春(もうしゅん)の月、日は営室に在り、昏参中(しんちゅう)し、旦に尾中(びちゅう)す | |
孟母(もうぼ)三遷(さんせん)の教え | |
孟浪(まんらん)の言を為す | |
孟浪(もうろう)の言 | |
孟賁(もうほん)の倦るるや、女子之に勝つ | |
毛を吹いて小疵(しょうし)を求む | |
毛氈(もうせん)を被る | |
猛火(もうか)燎原(りょうげん)より甚だし | |
猛虎(もうこ)の猶予するは蜂蠆(ほうたい)の螫(せき)を致すに如かず | |
猛虎(もうこ)は伏肉(ふくにく)を飡せず | |
猛虎(もうこ)深山(しんざん)に在れば百獣(ひゃくじゅう)震恐(しんきょう)するも、檻穽(かんせい)の中にあるに及んでは尾を揺るがして食を求む | |
猛獣の将に搏たんとするや耳を弭れ俯伏(ふふく)す | |
猛勢(もうせい)節所(せっしょ)なし | |
盲亀(もうき)の浮木(ふぼく) | |
盲人(もうじん)瞎馬(かつば)に騎りて夜半(やはん)に深池(しんち)に臨む | |
蒙(もう)を発き落(らく)を振るうが如し | |
儲積山崇々(すうすう)たり、探求海茫茫(ぼうぼう)たり | |
木(き)は規(き)に依って直く人は人に依って賢し | |
木(き)は縄(じょう)を受くれば則ち直く、金は礪(れい)に就ければ則ち利し | |
木(き)の罌缶(おうふ)を以て軍を度す | |
木は欣欣(きんきん)として以て栄ゆるに向かい、泉は涓々(けんけん)として始めて流る | |
木を伐ることを禁じ止め、巣を覆す毋からしめ、孩虫(がいちゅう)胎夭飛鳥を殺すこと毋からしめ | |
木を伐ること丁丁(とうとう)たり、 鳥鳴くこと嚶嚶(おうおう)たり | |
木瓜(ぼけ)咲くや漱石(そうせき)拙(せつ)を守るべく | |
木萱(きかや)も眠る | |
木朽ちて蝎(かつ)中にあり、草腐りて蛍飛ぶ | |
木鶏(ぼくけい)に似たり | |
木梗(もっこう)の患い | |
木耳(きくらげ)の看板 | |
木実(ぼくじつ)繁き者は其の枝を披く | |
木曾(きそ)の深山(みやま)で木が多い | |
木賊・砥草(とくさ)に兎 | |
木欒子(もくれんじ)は白くならず | |
黙(もく)に過言(かげん)なく愨(かく)に過事(かじ)なし | |
黙然(もくねん)和尚(おしょう)もお経読む | |
目、鏡を失えば以て鬚眉(しゅび)を正すこと無し | |
目に秋毫(しゅうごう)の末を察すれば耳に雷霆(らいてい)の声を聞かず | |
目の下開山(かいさん) | |
目は臆病、手は蚰蜒(げじげじ) | |
目は毫毛(ごうもう)を見るも睫(まつげ)を見ず | |
目を過(よぎ)れば忘れず | |
目光(もっこう)炬(きょ)の如し | |
目高は石菖鉢(せきしょうばち)を廻り、鯨は大海を泳ぐ | |
目眥(もくし)尽く裂く | |
目睫(もくしょう)の間 | |
目籠被れば梵論・暮露(ぼろ)になる | |
目褄(めつま)に掛かる | |
目褄(めつま)を忍ぶ | |
勿怪・物怪(もっけ)の幸い | |
勿体(もったい)をつける | |
勿翦(ぶっせん)の歓(かん) | |
尤物(ゆうぶつ)人を移す | |
問罪(もんざい)の師(し) | |
問訊(もんじん)は知の本、念慮(ねんりょ)は知の道なり | |
紋体(もんたい)が無い | |
門に入りて諱(き)を問う | |
門を開きて盗みに揖(ゆう)す | |
冶家(やけ)の刀無し | |
夜雨(やう)に春韮(しゅんきゅう)を剪り、新炊(しんすい)に黄粱(こうりょう)を間う | |
夜行くに繡(しゅう)を被る | |
夜叉(やしゃ)が嫁入り | |
夜声八町(はっちょう) | |
夜鷹の食(じき)だくみ | |
夜鶴(やかく)子を思う | |
夜尿(よばり)垂れ嫌うて夜糞垂れ貰うた | |
夜半(よわ)の嵐 | |
夜明けの一揃(ぴんぞろ) | |
爺(じい)の鉢巻き景気(けいき)ばかり | |
爺(じい)はしんどする子は楽する孫の代は乞食する | |
野に遺賢(いけん)なし | |
野に死麕(しきん)あり | |
野に伏勢(ふくぜい)あるときは帰雁(きがん)列を乱る | |
野猿(やえん)を吹く | |
献芹(けんきん)の意 | |
野猪(やちょ)にして介(かい)するものなし | |
野鶴(やかく)鶏群(けいぐん)に在り | |
野豊かなれば百物殷阜(いんぷ)たり | |
弥蔵(やぞう)を極める | |
弥猛(やたけ)にはやる | |
矢(や)弦(げん)の上にあり発せざるべからず | |
役夫(えきふ)の夢 | |
薬の灸(きゅう)は身に熱く、毒な酒は甘い | |
薬を用いずして中医(ちゅうい)を得 | |
薬餌(やくじ)に親しむ | |
薬缶(やかん)で茹でた蛸のよう | |
薬九層倍(くそうばい) | |
薬食(やくしょく)は先ず卑(ひ)に嘗めて然る後に貴(き)に至る | |
薬石(やくせき)の言(げん) | |
薬石(やくせき)効(こう)無し | |
薬、瞑眩(めんげん)せざればその疾癒えず | |
柳の下に何時も泥鰌(どじょう)は居ない | |
柳下恵(りゅうかけい)は飴を見て老人を養う物とし、盗跖(とうせき)は錠(じょう)を開くるに良き物とす | |
柳眉(りゅうび)を逆立てる | |
柳絮(りゅうじょ)の才(さい) | |
油を以て油烟(ゆえん)を落とす | |
油幕(ゆうばく)の遊び | |
輸贏(しゅえい)を争う | |
唯、好鬚(こうしゅ)を称するのみ | |
唯識(ゆいしき)三年、俱舎(くしゃ)八年 | |
唯心(ゆいしん)の浄土(じょうど)、己心(こしん)の弥陀(みだ) | |
優曇華(うどんげ)の花待ち得たる心地 | |
優孟(ゆうもう)の衣冠(いかん) | |
勇(ゆう)を好みて学を好まざれば、その弊や乱(らん)なり | |
勇将(ゆうしょう)の下に弱卒(じゃくそつ)無し | |
友に交わるには須く三分の俠気(きょうき)を帯ぶべし | |
友于(ゆうう)の情 | |
宥坐(ゆうざ)の器(き) | |
幽谷(ゆうこく)を出でて喬木(きょうぼく)に遷る | |
幽明(ゆうめい)を黜陟(ちゅっちょく)す | |
幽明(ゆうめい)境を異にする | |
幽壑(ゆうがく)の潜蛟(せんこう)を舞わしめ、孤舟(こしゅう)の寡婦(かふ)を泣かしむ | |
悠長の趣は、醲釅に得ずして、菽(しゅく)を啜り水を飲むに得 | |
憂えを掃う玉帚(たまははき) | |
憂患は所忽(しょこつ)に生ず | |
憂勤(ゆうきん)に始まり、逸楽(いつらく)に終わる | |
有らば即ち書楼(しょろう)を起てよ、無くば即ち書櫃(しょき)を致せ | |
有夏(ゆうか)昏徳(こんとく)にして民塗炭(とたん)に墜つ | |
有涯(うがい)は秋の月 | |
有卦 (うけ)に入る | |
有司(ゆうし)に命じて、囹圄・囹圉(れいぎょ)を省き、桎梏(しっこく)を去り、肆掠(しりゃく)すること毋からしむ | |
有識(ゆうしき)の士(し) | |
有終(ゆうしゅう)の美(び) | |
有待(うだい)の身 | |
有漏(うろ)の身 | |
柚(ゆ)が色づくと医者が青くなる | |
柚(ゆ)の木に登るような奴 | |
柚橙(ゆとう)十三年 | |
由言(ゆうげん)を易くすること無かれ | |
遊刃(ゆうじん)余地あり | |
邑(ゆう)、勝母(しょうぼ)と名づく曾子(そうし)入らず | |
雄鶏(ゆうけい)自ら其の尾を断つ | |
夕虹(ゆうにじ)百日(ひゃくにち)の旱(ひでり) | |
予且(よしょ)の患(かん) | |
予譲(よじょう)炭を呑む | |
余(よ)の蓋 | |
余(よ)の儀(ぎ) | |
余韻嫋嫋(よいんじょうじょう)として絶えざること縷(る)の如し | |
余音(よいん)梁欐を繞りて三日絶えず | |
余桃(よとう)の罪 | |
余喘(よぜん)を保つ | |
与太(よた)を飛ばす | |
輿馬(よば)を仮る者は足を労せずして千里を致す | |
妖(よう)は徳に勝たず | |
容貌(ようぼう)を動かして、斯に暴慢(ぼうまん)に遠ざかる | |
庸医(ようい)性命(せいめい)を司る | |
庸言(ようげん)の謹(きん) | |
庸中・傭中(ようちゅう)の佼佼(こうこう) | |
庸庸(ようよう)は厚福(こうふく)多し | |
揚がるれるの水、束薪(そくしん)を流さず | |
揚州(ようしゅう)の夢 | |
楊弓場(ようきゅうば)の癆咳・労咳(ろうがい) | |
楊子(ようし)岐(き)に泣く | |
楊震(ようしん)の四知(しち) | |
楊布(ようふ)の狗 | |
楊宝(ようほう)黄雀(こうじゃく)の病を扶く | |
楊柳(ようりゅう)の風に吹かるるが如し | |
用(よう)を国に取り、糧(りょう)を敵に因る | |
用ある時の地蔵顔、用なき時の閻魔(えんま)顔 | |
用いられぶり手斧(ちょうな)頭 | |
用捨(ようしゃ)身の害、五分(ごぶん)の損 | |
羊をして狼に将(しょう)たらしむ | |
羊を亡いて牢(ろう)を補う | |
羊質(ようしつ)にして虎皮(こひ)を着す | |
羊裘(ようきゅう)、釣を垂る | |
耀蝉(ようぜん)の術(じゅつ) | |
葉公(しょうこう)の竜 | |
要害(ようがい)の地(ち) | |
要領(ようりょう)を得ず | |
謡い天狗、碁(ご)自慢 | |
陽気発する処は金石(きんせき)亦透る | |
陽候(ようこう)の波 | |
陽春(ようしゅん)の曲、和する者は必ず寡なし | |
陽台(ようだい)の夢 | |
養って愛せざるは之を豕交(しこう)するなり | |
養花(ようか)の天(てん) | |
養虎(ようこ)の患え | |
養子児(ようしご)の癇・疳(かん)の出たよう | |
養志(ようし)の孝(こう) | |
養由(ようゆう)に弓を言う | |
抑抑(そもそも)から着きにけりまで | |
欲炙(よくしゃ)の色 | |
浴(よく)は江海(こうかい)を必とせず、之が垢を去るを要す | |
浴沂(よくき)の楽しみ | |
羅宇(らう)仕替えも職の中 | |
羅浮(らふ)の夢 | |
羅綺千箱(らきせんばこ)一暖(いちだん)に過ぎず | |
螺貝・海螺貝(つぶがい)の念仏 | |
螺子・螺旋・捻子・捩子(ねじ)が緩む | |
裸で道中(どうちゅう)はならぬ | |
来者(らいしゃ)は追うべし | |
雷に先だつこと三日、木鐸(ぼくたく)を奮いて以て兆民に令して曰く | |
雷の川垢離(せんごり) | |
雷声(らいしょう)浩大(こうだい)雨点(うてん)全く無し | |
雷霆(らいてい)撃たば摧折(さいせつ)し、万鈞(ばんきん)圧さば糜滅(びめつ)する | |
洛陽(らくよう)の紙価(しか)を高める | |
洛陽(らくよう)負郭(ふかく)の田(でん) | |
落ち零れは沙弥(しゃみ)のもの | |
落月(らくげつ)屋梁(おくりょう)の想い | |
落人(おちうど)は薄の穂にも怖じる | |
落落(らくらく)として晨星(しんせい)の相望むが如し | |
乱の生ずる所は、則ち言語以て階(かい)と為す | |
卵に玄翁・玄能(げんのう) | |
卵を見て時夜(じや)を求む | |
卵翼(らんよく)の恩(おん) | |
欄干・欄杆・欄桿・闌干(らんかん)に共に倚ると雖も山色を看ること同じからず | |
濫妨・乱妨(らんぼう)の取り残し | |
藍子膾(あいごなます)で皿舐る | |
藍田(らんでん)玉(ぎょく)を生ず | |
蘭(らん)摧け、玉(ぎょく)折る | |
蘭摧玉折(らんさいぎょくせつ)と為るも蕭敷艾栄(しょうふがいえい)とな作らず | |
蘭艾(らんがい)若し分かたずんば、安んぞ馨香(けいこう)を用んや | |
蘭艾(らんがい)同に焚く | |
蘭麝(らんじゃ)の室に入る者は自ら香ばし | |
利の在る所皆賁諸(ほんしょ)たり | |
利を争うこと蚤甲(そうこう)の如くにして其の掌を失う | |
利勘(りかん)が素勘(すかん) | |
利眼(りがん)雲に臨めば、照(しょう)を垂るる能わず | |
利口(りこう)の卍・卍字(まんじ)立て | |
利根気根黄金の三こん無くしては学匠(がくしょう)になり難し | |
利物(りもつ)の垂迹(すいじゃく) | |
吏(り)たるに習わずば已成(いせい)の事を視よ | |
履(り)鮮やかなりと雖も枕に加えず | |
履霜(りそう)の戒め | |
李下(りか)に蹊径(けいけい)無し | |
李花(りか)一枝(いっし)春雨を帯ぶ | |
李白(りはく)一斗(いっと)詩(し)百篇(ひゃっぺん) | |
梨の礫(つぶて) | |
梨園(りえん)の弟子 | |
梨花(りか)一枝(いっし)春雨(しゅんう)を帯ぶ | |
理は高声(こうしょう)によらず | |
理は万人の悦び、非は諸人(しょにん)の嘆き | |
理屈と膏薬(こうやく)はどこへでもつく | |
離朱(りしゅ)が明(めい)も睫上(しょうじょう)の塵を視る能わず | |
離朱(りしゅ)の明(めい)は箴末(しんまつ)を百歩(ひゃっぽ)の外に察すれども淵中(えんちゅう)の魚を見る能わず | |
離婁(りろう)の明(めい) | |
離婁(りろう)微かに睇(てい)す、瞽(こ)は以て明無しと為す | |
陸(ろく)に居る | |
陸地(ろくじ)に舟漕ぐ | |
陸物(おかもの)良ければ米悪し | |
律は大簇(たいそう)に中たり、其の数は八、其の味わいは酸 | |
律は夾鐘(きょうしょう)に中たり、其の数は八、其の味わいは酸 | |
率土(そっと)の浜(ひん) | |
立ち仏を居仏にも檀那(だんな)はからい | |
立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹(ぼたん)歩く姿は百合(ゆり)の花 | |
立錐(りっすい)の地(ち) | |
葎(むぐら)の宿 | |
流れに棹(さお)さす | |
流丸(りゅうがん)は甌臾(おうゆ)にとどまり流言は知者でとどまる | |
流水腐らず、戸枢(こすう)螻(ろう)せず | |
流翠(りゅうすい)滴らんと欲す | |
流星(りゅうせい)光底(こうてい)長蛇(ちょうだ)を逸す | |
溜飲(りゅういん)が下がる | |
隆準(りゅうせつ)にして竜顔(りゅうがん) | |
竜あり矯矯(きょうきょう)たり、頃く其の所を失う | |
竜に攀(よ)じ驥(き)に附く | |
竜は一寸にして昇天(しょうてん)の気あり | |
竜は初夜後(しょやご)に吟じ、虎は五更(ごこう)前に嘯く | |
竜、雲津(うんしん)に躍る | |
竜華(りゅうげ)の三会(さんえ) | |
竜蛇(りゅうだ)の歳 | |
竜象(りゅうぞう)の力 | |
竜馬(りゅうめ)の躓(つまず)き | |
竜門(りゅうもん)原上(げんじょう)の土、骨を埋むとも名を埋めず | |
竜鱗(りょうりん)に攀(はん)じ、鳳翼(ほうよく)に附く | |
竜蟠(りゅうばん)鳳逸(ほういつ)の士(し) | |
両脚(りょうきゃく)の書厨(しょちゅう) | |
両虎(りょうこ)食(しょく)を争う時狐其の虚(きょ)に乗る | |
両虎(りょうこ)相闘って駑犬(どけん)其の弊(へい)を受く | |
両高(りょうこう)は重ぬ可からず | |
両刃(もろは)の剣 | |
両豆(りょうとう)耳を塞げば雷霆(らいてい)を聞かず | |
両鳳(りょうほう)斉しく飛ぶ | |
両葉(りょうよう)去らずんば斧柯(ふか)を用うるに至る | |
両両(りょうりょう)相俟(あいま)って | |
両驂(りょうさん)舞うが如し | |
凌雲(りょううん)の志 | |
凌霄(りょうしょう)の志 | |
梁(うつばり)の燕 | |
梁(うつばり)の塵を動かす | |
梁(うつばり)の埃(ほこり)落つ | |
梁上(りょうじょう)の君子(くんし) | |
梁塵(りょうじん)を動かす | |
梁麗(りょうれい)は以て城を衝くべきも、以て穴を窒ぐべからず | |
猟(りょう)ある猫は爪を隠す | |
猟(りょう)は鳥が教う | |
猟禽(りょうきん)尽きて走狗(そうく)煮らるる | |
猟虎・獺虎・海獺・海猟(らっこ)の毛に触る如し | |
猟虎・獺虎・海獺・海猟(らっこ)の皮 | |
良き仏師(ぶっし)も斧の躓き | |
良玉(りょうぎょく)尺(しゃく)を度れば十仞(じゅうじん)の土有りと雖も其の光を掩う能わず | |
良禽(りょうきん)木を相て棲む | |
良剣(りょうけん)は断(だん)にして莫耶(ばくや)に期せず | |
良工(りょうこう)は矩鑿(くさく)の中に漸う | |
良工(りょうこう)は人に示すに朴(ぼく)をもってせず | |
良匠(りょうしょう)も金を斲る能わず、巧冶(こうや)も木を鑠かす能わず | |
良心を放つ所以のものは、猶、斧斤(ふきん)の木に於けるがごとし | |
良田(りょうでん)には晩歳(ばんさい)無く、膏沢(こうたく)には豊年多し | |
良田(りょうでん)の万頃(ばんけい)なるも日に二升を食う | |
良農(りょうのう)は水旱(すいかん)の為に耕さずんばあらず | |
良冶(りょうや)の子は必ず裘(きゅう)を学び、良弓(りょうきゅう)の子は必ず箕(み)を為るを学ぶ | |
良賈(りょうこ)は深く蔵して虚しきが如し | |
良驥(りょうき)の足を絆(ほだ)して責むるに千里の任を以てす | |
遼東(りょうとう)の豕(いのこ) | |
陵谷(りょうこく)の変(へん) | |
陵谷(りょうこく)処を易う | |
陵土(りょうど)未だ乾かず | |
力は貧(ひん)に勝ち、慎(しん)は禍(か)に勝つ | |
力田(りょくでん)も年に逢うには如かず | |
緑陰(りょくいん)幽草(ゆうそう)、花時(かじ)に勝る | |
林下(りんか)の風気(ふうき) | |
林泉の下に処りては、須らく廊廟(ろうびょう)の経綸(けいりん)を懐くことを要すべし | |
林中(りんちゅう)に薪(たきぎ)を売らず湖上(こじょう)に魚を鬻(ひさ)がず | |
林中(りんちゅう)疾風多し | |
琳琅・琳瑯(りんろう)、目に満つ | |
臨済(りんざい)の喝(かつ)、徳山(とくざん)の棒(ぼう) | |
臨池(りんち)の志 | |
輪廻(りんね)に迷う | |
輪奐(りんかん)の美 | |
隣の疝気(せんき)を頭痛に病む | |
隣の糂粏(じんだ)味噌 | |
隣人の父(ふ)を疑う | |
鱗を清流(せいりゅう)に濯い、翼を天衢(てんく)に飛ばす | |
麟喩(りんゆ)の独覚(どっかく) | |
麟趾(りんし)の化 | |
瑠璃(るり)は脆(もろ)し | |
瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る | |
塁(るい)を摩(ま)する | |
涙、肌骨(きこつ)を絞る | |
涙淵(るいえん)に沈む | |
累の面から運上(うんじょう)を取る | |
累卵(るいらん)の危(き) | |
類(るい)は悖らず | |
類(るい)を出で萃(すい)を抜く | |
令苛(か)なれば聞かれず、禁多ければ行われず | |
令女(れいじょ)の節 | |
冷や飯食っても娑婆(しゃば)に居たい | |
礼(れい)は未然(みぜん)の前に禁じ法は已然(いぜん)の後に施す | |
礼に腰折れず、恐惶(きょうこう)に筆費えず | |
礼の人に於けるや、猶、酒の糵(げつ)あるがごとし | |
礼はその奢らんよりは寧ろ倹(けん)せよ | |
礼楽を矜まざれば觥撻(こうたつ)に処す | |
礼楽刑政(れいがくけいせい)その極は一なり | |
礼儀は富足(ふそく)に生ず | |
礼義は人の大端(だいたん)なり | |
霊威(れいい)承けて外国を降す、流沙(るさ)を渉りて四夷(しい)服す | |
霊犀(れいさい)一点(いってん)通ず | |
霊蛇(れいだ)の珠 | |
霊神(れいじん)怒る時は災害衢に満つ | |
麗沢(れいたく)の契り | |
烈女(れつじょ)二夫(にふ)を更えず | |
烈風枯葉(こよう)を掃う | |
廉(れん)にして、化(か)あり | |
廉士(れんし)は人を恥じしめず | |
恋の山には孔子(くじ)の倒れ | |
練糸(れんし)を悲しむ | |
連歌師(れんがし)が露の字を質に置く | |
連鶏(れんけい)俱に棲(せい)に止まる能わず | |
連城(れんじょう)の璧(へき) | |
連木(れんぎ)で腹を切る | |
連理(れんり)の枝 | |
連理(れんり)の中にも切る期(ご) | |
錬金(れんきん)は堅貞(けんてい)を索め、洗玉(せんぎょく)は明潔(めいけつ)を求む | |
呂翁(りょおう)の枕 | |
魯(ろ)の男子(だんし) | |
魯魚(ろぎょ)の誤り | |
魯魚(ろぎょ)の謬(びゅう) | |
魯酒(ろしゅ)薄くして邯鄲(かんたん)囲まる | |
魯般(ろはん)が雲 | |
魯般(ろはん)の雲梯(うんてい) | |
魯陽(ろよう)、日をさしまねく | |
魯陽(ろよう)の戈 | |
櫓・艪(ろ)三年に棹(さお)八年月 | |
櫓(ろ)を押して櫂(かい)は持たれぬ | |
櫓櫂・艪櫂(ろかい)の立たぬ海もなし | |
櫓櫂(ろかい)なし | |
路上の行人(こうじん)、口は碑(ひ)に似たり | |
路傍(ろぼう)の人 | |
露隠(つゆごもり)りの葉月 | |
露命(ろめい)を繫ぐ | |
労(ろう)を多(た)とする | |
廊廟(ろうびょう)の器(き) | |
弄花(ろうか)は一年、看花(かんか)は十日 | |
弄瓦(ろうが)の喜び | |
弄璋(ろうしょう)の喜び | |
漏甕(ろうおう)を奉じて焦釜(しょうふ)に沃ぐ | |
牢(ろう)として破るべからず | |
牢乎(ろうこ)として抜くべからず | |
狼煙・燧・烽(のろし)を上げる | |
老(ろう)して学する者は燭(しょく)を秉りて夜行くがごとし | |
老いては騏驎(きりん)も駑馬(どば)に劣る | |
老いて妬婦(とふ)の功(こう)を知る | |
老いて当に益々壮んなるべし、寧んぞ白首(はくしゅ)の心を移さん | |
老いの僻耳(ひがみみ) | |
老いの方人(かたうど) | |
老い妻の痴(し)れ笑い | |
老より少を視れば、奔馳(ほんち)角逐(かくちく)の心を消すべし | |
老亀(ろうき)烹て爛(らん)せず、禍いを延きて枯桑(こそう)に及ぶ | |
老牛、犢(とく)を舐(ねぶ)る | |
老鼠(ろうそ)生薑(しょうきょう)を咬む | |
老馬(ろうば)の智(ち) | |
老来(ろうらい)を待ちて自ら悔ゆること莫れ | |
老槐(ろうかい)悲しむ | |
老蚌(ろうぼう)珠を生ず | |
老驥(ろうき)千里を思う | |
老驥(ろうき)櫪(れき)に伏すとも志千里に在り | |
六宮の粉黛(ふんたい)顔色なし | |
六具(ろくぐ)を囲む | |
六具(ろくぐ)を締むる | |
六月三十日は年の臍(へそ) | |
六言の六蔽(りくへい) | |
六合(りくごう)、風を同じうす | |
六斎機(ろくさいばた)を織るよりも日すみ掻け | |
六尺(りくせき)の孤(こ) | |
六親(りくしん)和せずして孝慈(こうじ)有り | |
六大無碍・無礙(むげ)の月 | |
六馬和せざれば、造父(ぞうほ)も以て遠きを致す能わず | |
六方(ろっぽう)を踏む | |
禄(ろく)を食む | |
論(ろん)は無益(むやく) | |
和すること琴瑟(きんしつ)のごとし | |
和は天下の達道(たつどう)なり | |
和氏(かし)の璧(へき) | |
話は庚申(こうしん)の晩 | |
話頭(わとう)を転じる | |
歪んだ釜に歪んだ甑(こしき) | |
賄賂(わいろ)には誓紙(せいし)を忘れる | |
脇櫓(わきろ)を入れる | |
藁苞(わらづと)に黄金 | |
藁苞(わらづと)に国傾く | |
腕に縒(よ)りを掛ける | |
腕を撫(ぶ)す | |
腕一本脛(すね)一本 | |
腕無しの振り毬杖・毬打(ぎっちょう) | |
腕無しの振り飄石(ずんばい) | |
于公(うこう)門閭(もんりょ)を高大(こうだい)にす | |
亢竜(こうりょう)悔い有り | |
仗(じょう)に立つの馬を見ずや | |
仟佰(せんぱく)は交わり通じ、鶏犬(けいけん)相聞こゆ | |
伉儷(こうれい)の約を結ぶ | |
佚・逸(いつ)を以て労(ろう)を待つ | |
侈言(しげん)も験無ければ、麗(れい)なりと雖も経(けい)に非ず | |
侏儒(しゅじゅ)は飽いて死せんと欲し、臣朔(しんさく)は饑えて死せんと欲す | |
俎(そ)を越えて庖(ほう)に代わる | |
俎上 (そじょう)の肉 | |
俎上(そじょう)に載せる | |
俎上(そじょう)の魚江海(こうかい)に移る | |
俎上(そじょう)の鯉 | |
俎板(まないた)の鯉(こい) | |
俛(ふ)して胯下(こか)を出づ | |
俑(よう)を作る | |
倚玉(いぎょく)の栄(えい) | |
倚馬(いば)の才(さい) | |
倚門(いもん)の望(ぼう) | |
倚楹(いえい)の戚(せき) | |
倚閭(いりょ)の情(じょう) | |
倚閭(いりょ)の望(ぼう) | |
俯仰・俛仰(ふぎょう)の間(かん) | |
俯仰(ふぎょう)天地に愧(は)じず | |
偃(えん)を起こして豎(じゅ)と為す | |
偃鼠・鼴鼠(えんそ)河に飲むも満腹に過ぎず | |
偃蹇(えんけん)たる鯨鯢(げいげい)に人海涸る | |
偕生(かいせい)の疾(しつ) | |
傲霜(ごうそう)の枝 | |
儻来(とうらい)物 | |
兪扁(ゆへん)の術(じゅつ) | |
冕弁(べんべん)旧(きゅう)しと雖も必ず首に加う | |
冢中(ちょうちゅう)の枯骨(ここつ)、何かを言わんや | |
几案(きあん)の才(さい) | |
刎頸(ふんけい)の交 | |
刎頸(ふんけい)の朋友(ほうゆう) | |
刮目 (かつもく)して相待つ | |
刳腸(こちょう)の患い | |
勁松(けいしょう)は歳寒(さいかん)に彰れ、貞臣(ていしん)は国危(こっき)に見る | |
勁草(けいそう)の節(せつ) | |
匕首・合口 (あいくち)に鍔(つば) | |
匕箸(ひちょ)を失う | |
匕蜉(ひふ)大樹(たいじゅ)を撼がす | |
燮和(しょうか)の官(かん) | |
叺(かます)が馬呑んでいる | |
吮疽(せんそ)の仁(じん) | |
吝(しわ)ん坊(ぼう)の柿の種 | |
吝(しわ)ん坊(ぼう)と灰吹きは溜まるほど汚い | |
吝嗇(けち)な稲荷(いなり) | |
吝嗇・吝(けち)をつける | |
呵責(かしゃく)の鬼 | |
呱呱(ここ)の声をあげる | |
咄咄(とつとつ)の怪事(かいじ) | |
咄咄(とつとつ)人に迫る | |
咆哮(ほうこう)する者必ず勇(ゆう)ならず | |
咸陽(かんよう)市中(しちゅう)に黄犬(こうけん)を歎く | |
咸陽宮(かんようきゅう)も滅ぶ時は滅ぶ | |
咫尺(しせき)の書(しょ) | |
咫尺(しせき)の地(ち) | |
咫尺(しせき)を弁ぜず | |
哺(ほ)を吐く | |
啖呵(たんか)を切る | |
喇叭(らっぱ)を吹く | |
嗟来(さらい)の食(し) | |
嘲斎坊(ちょうさいぼう)にする | |
噫気・噯気・噯 (おくび)にも出さぬ | |
噤むこと寒蟬(かんせん)の若し | |
圄空(ごくう)の世 | |
坎井(かんせい)の蛙(あ) | |
坎井(かんせい)の鼈(べつ)は江海の大を知らず | |
坎井(かんせい)の黿鼉無きは隘ければなり、園中の脩木(しゅうぼく)無きは小さければなり | |
埒(らち)が明く | |
埒(らち)も無い | |
埒(らち)を付ける | |
塒・蜷局(とぐろ)を巻く | |
壺中(こちゅう)の天(てん) | |
夸者(かしゃ)は権(けん)に死し、衆庶(しゅうしょ)は生を馮む | |
夸夫(かふ)日影を追う | |
夸父(こほ・かほ)の日を追うよう | |
奸人(かんじん)の前には機巧(きこう)を言うこと勿れ | |
佞言(ねいげん)は忠(ちゅう)に似たり | |
佞者(ねいしゃ)は賢者に似る | |
妲己(だっき)のお百(ひゃく) | |
妍皮(けんぴ)は癡骨を裹まず | |
娑婆(しゃば)で見た弥三郎 | |
婀娜(あだ)な素足も貧(ひん)から起こる | |
婬酒(いんしゅ)の二つは一時の快意(かいい)に百年の定命(じょうみょう)を縮めるなり | |
媚(こび)を売る | |
嫩蕊(どんずい)高量(こうりょう)にして細細に開け | |
嬶(かかあ)に孱夫(せんぷ) | |
嬶・嚊(かかあ)天下(でんか)に空っ風 | |
孑遺(けつい)あること無し | |
孺慕(じゅぼ)の思 | |
寇に兵を藉し、盗(とう)に糧を齎(もたら)す | |
寇準(こうじゅん)、殿に上りて、百僚(ひゃくりょう)股栗・股慄(こりつ)す | |
尨(ぼう)をして吠しむることなかれ | |
屁(へ)とも思わない | |
屁(へ)を放(ひ)って尻窄め | |
屁糞・屁屎(へくそ)葛も花盛り | |
屏風(びょうぶ)は曲がらねば立たぬ | |
岑楼(しんろう)に末を同じくす | |
崑山(こんざん)の下、玉(ぎょく)を以て烏に抵つ | |
崑山(こんざん)玉(ぎょく)を出だし麗水(れいすい)金を生ず | |
崑崙(こんろん)火を失して玉石(ぎょくせき)倶に焚く | |
嶄然(ざんぜん)として頭角(とうかく)を現す | |
巫山(ふざん)の夢 | |
已往(いおう)の諫められざるを悟り、来者の追うべきを知る | |
帙(ちつ)を繙(ひもと)く | |
帛(はく)を散じて亡卒の遺骸(いがい)を収む | |
帷(い)を下す | |
帷薄(いはく)修まらず | |
帷幕(いばく)修まらず | |
帷幄(いあく)に参ずる | |
帷幄(いあく)の臣(しん) | |
帷牆(いしょう)の制(せい) | |
并州(へいしゅう)に客舎(かくしゃ)すること已に十霜(じっそう)、帰心(きしん)日夜咸陽(かんよう)を憶う | |
并州(へにしゅう)の情(じょう) | |
庠序(しょうじょ)の教え | |
廂間(ひあわい)から日食を拝むよう | |
廬山(ろざん)の真面目(しんめんもく) | |
彝(い)を秉る | |
弋(よく)して宿(しゅく)を射ず | |
弖爾乎波(てにをは)が合わない | |
弭・弓弭・弓筈(ゆはず)の調 | |
彭祖(ほうそ)の寿(じゅ) | |
彭殤(ほうしょう)を斉しうするは妄作(もうさく)たり | |
彭蠡(ほうれい)の浜には魚を以て犬に食らわしむ | |
徙木(しぼく)の信(しん) | |
徼幸(ぎょうこう)は性(せい)を伐つ斧なり、嗜欲(しよく)は禍を追う馬なり | |
忝・辱 (かたじけな)さに涙こぼるる | |
忿忿(ふんぷん)の心 | |
怫然(ふつぜん)として色を作す | |
恍惚(こうこつ)の人 | |
悋気(りんき)は女の七つ道具 | |
悋気(りんき)言い腹立てたらば贔屓(ひいき)無理 | |
惆悵(ちゅうちょう)の藤は松に離れて便り無し | |
愆らず忘れず旧章(きゅうしょう)に率由(そつゆ)す | |
惻隠(そくいん)の心は仁(じん)の端なり | |
慇懃(いんぎん)を通ずる | |
慳貪(けんどん)屋の冷や飯 | |
慷慨(こうがい)死に赴くは易く、従容(しょうよう)義に就くは難し | |
懈意(かいい)一たび生ずるは、便ち是、自棄自暴なり | |
懈怠者(けだいもの)の食(しょく)急ぎ | |
罹網(りもう)の鳥 | |
懦夫(だふ)を立つたしむ | |
懺悔(ざんげ)に十罪(じゅうざい)を滅ぼす | |
懿公(いこう)鶴を好む | |
懿律(いりつ)嘉量(かりょう)、金科(きんか)玉条(ぎょくじょう)、神卦(しんか)霊兆(れいちょう),古文畢く発し、炳煥(へいかん)として照曜(しょうよう)し、宣く臻らざるは靡し | |
扁鵲(へんじゃく)でも治らぬ | |
拗者(すねもの)の苦笑い | |
拱木(きょうぼく)は危(き)に生ぜず | |
挈瓶(けっぺい)の知も、守器(しゅき)を失わず | |
掎角(きかく)の勢い | |
掉尾(ちょうび)の勇(ゆう)を奮う | |
揆(き)を一(いつ)にする | |
搴旗(けんき)の士(し) | |
摶飯(たんぱん)すること毋れ、放飯(ほうはん)すること毌れ、流歠(りゅうせつ)すること毌れ | |
擂(す)り粉木(こぎ)で芋を盛る | |
擂(す)り粉木(こぎ)で腹を切る | |
擂(す)り粉木(こぎ)に注連・標・七五三(しめ) | |
擲果(てきか)、車に満つ | |
攤(だ)打つ | |
敝履(へいり)を棄つるがごとし | |
敝蹤(へいしょう)を棄つるがごとし | |
敝笱梁(りょう)に在り、その魚魴鰥(ほうかん) | |
数罟(さくこ)洿池に入らずんば、魚鼈(ぎよべつ)勝げて食うべからず | |
旁く俊彥(しゅんげん)を求めて、後人(こうじん)を啓き迪く | |
旁らより時に掣肘(せいちゅう)す | |
旱・魃(ひでり)に不作(ふさく)無し | |
旱魃(かんばつ)に飢饉・饑饉(ききん)なし | |
旱魃(かんばつ)に水 | |
昊天(こうてん)極まりなし | |
昴(すばる)まん時粉(こ)八合 | |
晏嬰(あんえい)の狐裘(こきゅう) | |
晏子(あんし)の高節 | |
晏子(あんし)の御(ぎょ) | |
晨(しん)を失うのは鶏は、補わんと思いて更に鳴く | |
晨光(しんこう)の熹微(きび)なるを恨む | |
晨昏(しんこん)燕蝠(えんぷく)の争い | |
暄(けん)を負う | |
暘谷(ようこく)より升り、虞淵(ぐえん)に落つ | |
曠世(こうせい)の感(かん) | |
曠世(こうせい)の才(さい) | |
朸(おうご)を折る | |
朸(おうご)屋の火事で棒焼く | |
杞梓(きし)連抱(れんぽう)にして数尺の朽(きゅう)あるも良工(りょうこう)は棄てず | |
杞人(きじん)の憂(ゆう) | |
杙(よく)を以て楹(えい)と為す | |
枉(おう)を矯めて直(ちょく)を過ぐ | |
柯会(かかい)の盟(めい) | |
枳棘(ききょく)は鸞鳳(らんぽう)の棲む所に非ず | |
枸木(こうぼく)は必ず将に隠括(いんかつ)烝矯(じょうきょう)を待たんとす | |
桀(けつ)にも得事有り、尭(ぎょう)にも遺道(いどう)有り、嫫母にも美(び)なる所あり、西施(せいし)に醜(しゅう)なる所あり | |
桀(けつ)の犬、尭(ぎょう)に吠ゆ | |
桀(けつ)を助けて虐(ぎゃく)を為す | |
桀紂(けっちゅう)は天子たりしかども、顔閔(がんびん)が賤しき身に劣れり | |
桀紂(けっちゅう)其の身を忘る | |
梟鸞(きょうらん)は翼を交えず | |
梭(さ)を投ぐる間 | |
梔子(しし)は禅友(ぜんゆう)なり | |
梃子(てこ)でも動かない | |
梵糸(ぼんし)の海針(かいしん) | |
棘木(きょくぼく)の聴(ちょう) | |
椒(はじかみ)の食い合わせ | |
棣鄂(ていがく)の情(じょう) | |
棠棣(とうてい)の花 | |
楔(くさび)を刺す | |
椽大(てんだい)の筆 | |
槐安(かいあん)の夢 | |
槁(こう)を折き落(らく)を振るう | |
槊を横たえて詩(し)を賦(ふ)す | |
榻(しじ)の端書(はしが)き | |
榻(とう)を懸く | |
槃特(はんどく)が愚痴も文殊(もんじゅ)の知恵 | |
榧(かや)は一斗(いっと)なっても木は樅(もみ)の木 | |
榑(くれ)は桶屋の棚にあり | |
榑木(ふぼく)の地(ち) | |
槿花(きんか)一朝(いっちょう)の夢 | |
槿花(きんか)一日(いちじつ)の栄(えい) | |
槿花(きんか)一晨(いっしん)の栄え | |
橙(だいだい)が赤くなれば医者の顔が青くなる | |
橦末(とうまつ)の伎(ぎ) | |
檄 (げき)を飛ばす | |
櫂(かい)は三年櫓(ろ)は三月 | |
櫂(かい)は使えず舵より取れず | |
鬱金(うこん)の鉢巻き | |
鬱鬯(うっちょう)は百艸(ひゃくそう)の華 | |
殀寿(ようじゅ)弐はず、身を修めて以てこれを俟つ | |
殷鑑(いんかん)遠からず、夏后(かこう)の世に在り | |
毋望(ぶぼう)の人 | |
毋望・無望・毋妄・無妄(むぼう・ぶぼう)の禍 | |
毬栗(いがぐり)も内から割れる | |
毫末(ごうまつ)の利(り) | |
毫釐(ごうり)の差は千里の謬り | |
氛埃(ふんあい)を絶ちて淑郵(しゅくゆう)し、終に其の故都に反らず | |
沂(き)に浴し舞雩に風(ふう)し詠じて帰らん | |
汨羅(べきら)の鬼(き) | |
沐猴(もっこう)にして冠す | |
沽券・估券 (こけん)に関わる | |
泛駕(ほうが)の馬 | |
洟(はな)も引っ掛けない | |
涓滴(けんてき)岩を穿つ | |
涓流(けんりゅう)寡しと雖も、浸く江河(こうが)を成す | |
涓埃(けんあい)の功(こう) | |
涓涓(けんけん)壅がざれば終に江河(こうが)となる | |
涅(でっ)すれば緇まず | |
涅槃(ねはん)に入る | |
淹数(えんさく)の度 | |
涸沢(こたく)の蛇 | |
涸轍(こてつ)の鮒魚(ふぎょ) | |
渭城(いじょう)の朝雨軽塵(ちょううけいじん)を浥し、客舎(かくしゃ)青青柳色(りゅうしょく)新たなり | |
渭浜(いひん)の器(き) | |
渭浜(いひん)の漁父(ぎょほ) | |
渙然(かんぜん)氷釈(ひょうしゃく)す | |
渾崙(こんろん)、棗(なつめ)を吞む | |
湍水(たんすい)の深壑(しんがく)に赴くが若し | |
渟膏(ていこう)碧(へき)を湛う | |
滄海(そうかい)の遺珠(いしゅ) | |
滄海(そうかい)の一粟(いちぞく) | |
滄海(そうかい)変(へん)じて桑田(そうでん)となる | |
滄桑(そうそう)の変(へん) | |
滄浪(そうろう)の水清まば以て吾が纓(えい)を濯うべし | |
滔天(とうてん)の勢い | |
漿(しょう)を乞いて酒を得る | |
潯陽江頭(じんようこうとう)夜客を送る、楓葉荻花(ふうようてきか)秋瑟瑟(しつしつ)たり | |
潘楊(はんよう)の好 | |
澣衣(かんい)濯冠(たっかん)して以て朝せり、君子以て隘(あい)と為す | |
澹泊(たんぱく)の士は必ず濃艶(のうえん)の者の疑う | |
炙(しゃ)を欲する色 | |
炬(きょ)に付す | |
炬燵・火燵(こたつ)で河豚汁(ふぐじる) | |
炬燵(こたつ)俳諧・誹諧(はいかい)、夏将棋 | |
烙印(らくいん)を押される | |
烽火(ほうか)三月に連なり、家書(かしょ)万金(ばんきん)に抵る、白頭(はくとう)を掻けば更に短く渾て簪(しん)に勝えざらんと欲す | |
焜炉(こんろ)に目鼻 | |
焙烙・炮烙(ほうろく)千に槌一つ | |
焙烙(ほうろく)の一倍(いちばい) | |
煦煦(くく)を以て仁(じん)となし孑孑(けつけつ)を義となす | |
煢煢(けいけい)として独立し、形影(けいえい)相弔う | |
煢煢(けいけい)として孑立(けつりつ)し、形影(けいえい)相弔う | |
煬竈(ようそう)を以て主を貶す | |
燻腐(くんぷ)の余(よ) | |
熨斗(のし)を付ける | |
燎原(りょうげん)の火 | |
燠(おき)は金火箸 | |
燠(おき)を割れば恋しい人に逢われぬ | |
燧(すい)を鑽る | |
爛腸(らんちょう)の食(しょく) | |
爛爛(らんらん)として巌下(がんか)の電の如し | |
爰立(えんりつ)の命(めい) | |
牆(しょう)に耳あり、微謀(びぼう)外に泄るる | |
牆(しょう)に耳あり、伏寇(ふくこう)側に在り | |
牆(しょう)を負いて立つ | |
牆(しょう)の壊るるや隙(げき)よりす | |
犂牛(りぎゅう)の尾を愛するが如し | |
犂牛(りぎゅう)の喩え | |
狆(ちん)が嚔(くしゃみ)をしたよう | |
狡(こす)い子身をもたぬ | |
狡兎(こうと)死して走狗(そうく)烹らる | |
猗頓(いとん)の富 | |
猩猩(しょうじょう)は血を惜しむ、犀(さい)は角を惜しむ | |
猩猩(しょうじょう)能く言えども禽獣(きんじゅう)を離れず | |
獺(だつ)多ければ則ち魚擾る、鷹多ければ則ち鳥乱れ、有司(ゆうし)設くれば則ち百姓(ひゃくせい)苦しむ | |
琥珀(こはく)は腐芥(ふかい)を取らず | |
瑕瑜(かゆ)相揜わず | |
瑶池・瑤池(ようち)に咲きし芙蓉(ふよう) | |
瑾(きん)を懐き瑜(ゆ)を握る | |
瑾瑜(きんゆ)瑕を匿す | |
瓊瑶(けいよう)は少なきを以て貴なりとし、石礫(せきれき)は多きを以て賤しとす | |
瓠巴(こは)瑟(しつ)を鼓すれば流魚(りゅうぎょ)出でて聴き、伯牙(はくが)琴(きん)を鼓すれば六馬(ろくば)仰ぎ秣(まぐさ)す | |
甌窶(おうろう)篝(こう)に満つ | |
甍(いらか)破れて霧不断の香を焚く | |
畛域(しんいき)を撤して諸生(しょせい)を待つ | |
畚土(ほんど)の基は高きを成す能わず | |
疇昔(ちゅうせき)の夜(よ) | |
疇咨(ちゅうし)の憂 | |
疝気(せんき)の虫 | |
疝気(せんき)も釣り方 | |
疝気(せんき)下風奉公道具 | |
疳(かん)の虫 | |
疵瑕(しか)が見える | |
疱瘡(ほうそう)は見目定め、麻疹(はしか)は命定め | |
痺(しび)れ京へ上れ | |
瘍疔(ようちょう)百日 | |
瘧・疥(おこり)が落ちる | |
瘡(かさ)と蝨(しらみ)は隠すほど増える | |
瘡(かさ)を掻(か)く | |
癇(かん)に障る | |
癇症(かんしょう)病みの汚いもの知らず | |
癇癪(かんしゃく)の虫 | |
癇癪(かんしゃく)持ちの事破り | |
癆咳・労咳(ろうがい)病みの肉の落ちるよう | |
癘(れい)、王(おう)を憐れむ | |
癩(かったい)の瘡(かさ)うらみ | |
癪(しゃく)に障る | |
癪(しゃく)の種 | |
癪(しゃく)を言う | |
皓首(こうしゅ)の匹夫(ひっぷ) | |
盂(う)方なれば水方なり | |
盧(ろ)に当たる | |
盧生(ろせい)の夢 | |
眸子(ぼうし)は其の悪を掩う能わず | |
睚・眥(まなじり)を決する | |
睚眥(がいさい)の怨み | |
瞋恚・嗔恚(しんい)の炎 | |
瞋恚(しんい)去り難し家を守る狗の如し、慈心(じしん)失い易し彼の野鹿(やろく)の如し | |
瞽(こ)ならず聾(ろう)ならざれば公(こう)たる能わず | |
瞽者(こしゃ)は文章の観に与ること無し | |
瞽女(ごぜ)の日高に着いたよう | |
矜寡(きんか)侮らず、彊禦(きょうぎょ)畏れず | |
矜高(きょうこう)倨傲(きょごう)は、客気に非ざるはなし | |
矮子(わいし)の看戯(かんぎ) | |
矮人(わいじん)の観場(かんじょう) | |
磔攘(たくじょう)して以て春の気を畢う | |
磧礫(せきれき)になれて玉淵(ぎょくえん)をうかがわず | |
礫・飛礫(つぶて)発句(ほっく)は誰もする | |
礫石(せきれき)は変じて瑜瑾(きんゆ)と成り、莨莠(ろうゆう)は化して芝蘭(しらん)と為る | |
禹(う)旨き酒を悪みて、善い言(げん)を好む、湯(とう)は中(ちゅう)を執り賢(けん)を立つること | |
稟性(ひんせい)は改むべからず | |
窈窕(ようちょう)たる淑女は君子の好逑(こうきゅう) | |
竈・爨(かまど)を一つにする | |
竈・爨(かまど)を分ける | |
竈・爨(かまど)に媚(こ)ぶ | |
竈(くど)の火は前で焚け、風呂の火は奥で焚け | |
竈(へっつい)より女房 | |
笊器・筲箕(そうき)を被ると丈が低くなる | |
笊籬(いかき)で水を掬う | |
笊籬(いかき)俯けたような | |
笙歌(しょうか)遥かに聴く孤雲の上、聖衆来迎(しょうじゅらいごう)す落日の前 | |
筐(かたみ)の水 | |
筐底(きょうてい)に秘(ひ)する | |
筺を以て屋(おく)を持つべからず | |
笄髷(こうがいわげ)の尊像 | |
箍(たが)が緩む | |
箜篌(こうこう)夢に入る | |
箒を擁(よう)し門に迎う | |
箙(えびら)を叩く | |
篩(ふるい)に掛ける | |
篦増(へらま)しは果報持ち | |
篦白(のしろ)になる | |
籠(こ)の中の鳥、網代(あじろ)の魚 | |
籠禽(ろうきん)帰翼(きよく)を羨む | |
籠中(ろうちゅう)の鳥 | |
籠鳥(ろうちょう)雲を恋う | |
簀(さく)を易う | |
簀(す)の子の下の舞 | |
籌を帷幄(いあく)の中に運す | |
籌策・籌筴(ちゅうさく)を帷帳(いちょう)の中に運らし、勝を千里の外に決す | |
籤・鬮(くじ)は三度(さんど) | |
粤犬・越犬(えっけん)雪に吠ゆ | |
糯米(もちごめ)と年寄りは節季(せっき)に果て要る | |
糲粢(れいし)の食(し) | |
綺羅(きら)を飾る | |
綵衣(さいい)以て親を娯しましむ | |
綽綽(しゃくしゃく)として余裕あり | |
綸言(りんげん)汗の如し | |