漢字検定1級用四字熟語(リピーター編)
YOJIJUKUGO compounds for the Kanken level 1 (advanced)
漢検1級学習において四字熟語が大変重要な位置を占めている。下記の四字熟語は主に漢検一級合格の経験のあるいわゆる『リピーター』向けのものです。
漢字検定一級(漢検1級)用四字熟語(リピーター編)
漢検1級用四字熟語 | 作者:ウスコフ・エフゲニ(漢検1級に受かったロシア人) |
---|---|
阿傍羅刹 | あぼうらせつ 獄卒の一種 |
哀感頑艶 | あいかんがんえん どんな心境の人でも感動されるほどの素晴らしい声 |
哀悼痛惜 | あいとうつうせき 人が亡くなるのを悼む |
愛執染着 | あいしゅうぜんちゃく 恋煩悩 |
悪湿居下 | あくしつきょか 矛盾:濡れたくないのに、湿ったところにいる |
旭日東天 | きょくじつとうてん = 旭日昇天 |
粟粒芥顆 | ぞくりゅうかいか 極小のもの |
安常処順 | あんじょうしょじゅん 如何なる心配がない |
安歩当車 | あんぽとうしゃ 代替行為を通して不足していることを疑似的に得る |
按部就班 | あんぶしゅうはん 順序正しく文章を執筆する |
暗渡陳倉 | あんとちんそう 人に気づかれないように関係を持つ |
以湯沃雪 | いとうようせつ 容易に遣り遂せること |
以弁飾知 | いべんしょくち 言葉で言いつくろう |
依流平進 | いりゅうへいしん 年齢と経験を考慮した出世順番 |
委曲求全 | いきょくきゅうぜん 細部にわたって全体を書きあらわす |
意義活恩 | いぎかつおん = 大義滅親 |
意先筆後 | いせんひつご 考えてから筆をとる |
意料無限 | いりょうむげん 無限に思いを巡らす |
易如反掌 | いじょはんしょう 容易にできる |
為山止簣 | いざんしき 大きなことを成し遂げようとして、最後に少しの努力不足で挫折する |
異榻同夢 | いとうどう = 同床異夢 |
維摩一黙 | ゆいまいちもく 沈黙は多弁より有意義である |
医鬱排悶 | いうつはいもん 憂いや心配を無くす |
一円一帯 | いちえんいったい あたり一面、周辺 |
一往深情 | いちおうしんじょう 強く感動する |
一牛吼地 | いちぎゅうこうち 直ぐ傍の距離 |
一結杳然 | いっけつようぜん 文の絶妙な後味 |
一言九鼎 | いちげんきゅうてい 大きな意味が含有されることば |
一言蔽之 | いちげんへいし たった一言で全てを言いつくす |
一糸不苟 | いっしふこう 全てのことにまじめにとりくむ |
一笑置之 | いっしょうちし 相手にしない態度 |
一新更始 | いっしんこうし 刷新 |
一身軽舟 | いっしんけいしゅう 自他の区別がなくなる |
一身是胆 | いっしんしたん 懼れない態勢 |
一成一旅 | いっせいいちりょ 土地が狭く、民の数が少ない国家;勢力が復活すること |
一成不変 | いっせいふへん 一度できてしまえば、もう変えられない |
一生補処 | いっしょうふしょ 現世は一時的な現象で、来世で成仏する |
一旦豁然 | いったんかつぜん いきなり悟りを得る |
一発双貫 | いっぱつそうかん = 一石二鳥 |
一筆勾消 | いっぴつこうしょう これまでのことを全部取り消す |
一筆勾断 | いっぴつこうだん = 一筆抹殺 |
一筆抹倒 | いっぴつまっとう = 一筆抹殺 |
一物一景 | いちぶついっけい 景色全体 |
一放一収 | いっぽういっしゅう 放したり、掴めたり |
一飽一襲 | いっぽういっしゅう 質素な暮らし向き |
一里撓椎 | いちりどうつい 多くの人間が同一のものを唱えたら、それが事実として定着する |
逸事奇聞 | いつじきぶん 珍しいはなし |
咽喉右臂 | いんこうゆうひ 重要なこと、場所を抑える |
因陋就簡 | いんろうしゅうかん 雑ではあるが、機能的 |
飲馬投銭 | いんばとうせん 恩返しする |
飲流懐源 | いんりゅうかいげん = 飲水思源 |
飲讌贈遺 | いんえんぞうい 人をもてなして、贈り物を贈る |
陰匿鉤距 | いんとくこうきょ 陰で他人を貶めようとしている |
陰狡巧黠 | いんこうこうかつ 密かに悪だくみ |
烏孫公主 | うそんこうしゅ 特定の目的を達成するために婚姻関係を結ぶ |
烏瑟膩沙 | うしつにしゃ 仏陀の頂にある髻 |
羽翼既成 | うよくきせい 基盤や土台が整備される |
雨笠煙蓑 | うりゅうえんさ 漁業関係者の様子 |
窺山通谷 | きゅうざんつうこく = 窮山幽谷 |
窺伺傚慕 | きしこうぼ 真似すること |
嘘寒問暖 | きょかんもんだん 他人の生活にいろいろと気を配る |
噂沓背憎 | そんとうはいぞう 面前で媚び諂う、後ろで讒言する |
雲外蒼天 | うんがいそうてん 苦労や困難の向こうにいいことが待っている |
雲笈七籤 | うんきゅうしちせん 道教の書籍 |
影迹無端 | えいせきむたん 手がかりが皆無 |
栄枯休咎 | えいこきゅうきゅう 栄えると衰える;幸福・不幸 |
永世中立 | えいせいちゅうりつ 変わらない中立 |
英雄好色 | えいゆうこうしょく 英雄たる人物は目合う行為を嗜好する |
厭穢欣浄 | おんえごんじょう = 欣求浄土 |
円孔方木 | えんこうほうぼく 物事が合わない |
延陵季子 | えんりょうきし 世の中を治政する |
怨気満腹 | えんきまんぷく これ以上ない恨むこと |
怨徹骨髄 | えんてつこつずい 怨めしく思う念が身体髪膚に染み込む |
怨望隠伏 | えんぼういんぶく 恨みを隠匿する |
掩耳偸鈴 | えんじとうりん = 掩耳盗鐘 |
掩目捕雀 | えんもくほじゃく = 掩耳盗鐘 |
煙視媚行 | え ん し びい こう 雄が雌を待ち望んでいる |
燕昭築台 | えんしょうちくだい = 先従隗始 |
猿号擁柱 | えんごうようちゅう 弓術に長けた人物 |
艶言浮詞 | えんげんふし 媚びる姿勢 |
艶麗繊巧 | えんれいせんこう 美しく煌びやか |
遠御長駕 | えんぎょちょうが 長旅;広くに亘る統治 |
横徴暴斂 | おうちょうぼうれん 厳しく税金を徴収する |
王公大人 | おうこうたいじん = 王侯将相 |
王述忿狷 | おうじゅつふんけん 怒りっぽい性格 |
王述擲卵 | おうじゅつてきらん = 王述忿狷 |
王楊盧駱 | おうようろらく 中国の唐代初期にいた有名な詩人 |
鴬語花舞 | おうごかぶ 麗らかな春 |
黄茅白葦 | こうぼうはくい = 荒瘠斥鹵 |
黄絹色糸 | こうけんしきし = 黄絹幼婦 |
黄中内潤 | こうちゅうないじゅん 有能者がその才能を秘匿している |
沖漠無朕 | ちゅうばくむちん 全てがぼんやりしている |
恩沢洪大 | おんたくこうだい 深い慈しみ |
温文儒雅 | おんぶんじゅが = 温文爾雅 |
穏着沈黙 | おんちゃくちんもく 言葉数少なく、落ち着いている |
化居懋遷 | かきょぼうせん 品物を交易する |
仮公済私 | かこうさいし 立場を利用して私腹を肥やす |
嘉耦天成 | かぐうてんせい 婚姻を寿ぐ言葉 |
嫁娶不同 | かしゅふどう 自分側にとって有利な婚姻関係構築方法 |
家徒壁立 | かとへきりつ = 家徒四壁 |
寡見鮮聞 | かけんせんぶん = 寡聞少見 |
寡二少双 | かじしょうそう 無双無敵 |
歌舞優楽 | かぶゆうらく 歌ったり、踊ったり楽しむ |
河漢斯言 | かかんしげん = 河漢の言 |
河東獅吼 | かとうしこう 嫉妬の感情の強い妻 |
火樹銀花 | かじゅぎんか 華やかな街の様子 |
花鳥月露 | かちょうげつろ 見目良い風景 |
花天月地 | かてんげっち 花が咲き、月が明るし |
花天酒地 | かてんしゅち 歓楽街 |
花晨月夕 | かしんげっせき = 花鳥風月 |
華山帰馬 | かざんきば = 偃武修文 |
華封三祝 | かほうさんしゅく 人生における三つの幸福:長生き・金持ち・息子が多い;対してそれらは三つの不幸の元でもある |
華胄家世 | かちゅうかせい 貴族 |
蚊雷殷殷 | ぶんらいいんいん 蚊が沢山で、煩い |
画虎成狗 | がこせいく = 画虎類狗 |
解甲帰田 | かいこうきでん 軍を辞めて、農業する |
解脱幢相 | げだつどうそう 仏教神職者の衣装 |
快語満堂 | かいごまんどう 快い言葉が話されるところ |
快馬加鞭 | かいばかべん 能力のあるものにさらなる努力をさせる |
怪誕不経 | かいたんふけい 怪しくて、不稽 |
懐才不遇 | かいさいふぐう いろいろ上手くいかない;有能な者が重宝されていない |
懐宝迷邦 | かいほうめいほう 才能があるが、生かされていない |
戒驕戒躁 | かいきょうかいそう 驕らないで、慌てないこと |
改易蟄居 | かいえきちっきょ 謹慎刑 |
改弦更張 | かいげんこうちょう = 改弦易轍 |
改邪帰正 | かいじゃきせい 悪事をやめ、正しい道を歩む |
改轍易途 | かいてつえきと = 改弦易轍 |
改頭換尾 | かいとうかんび = 改頭換面 |
晦人不倦 | かいじんふけん 絶えず人に教え諭す |
海翁失鷗 | かいおうしつおう 卑しい魂胆が見破られる |
海屋添籌 | かいおくてんちゅう 長生きをほとごぐ |
海内冠冕 | かいだいのかんべん 随一で無双 |
蟹行鳥跡 | かいこうちょうせき 東洋と西洋のそれぞれの文字 |
開懐暢飲 | かいかいちょういん 悠悠自適に酒を飲む |
開源節流 | かいげんせつりゅう 収入源を確保し、出費を抑える |
開三顕一 | かいさんけんいち = 開権顕実 |
開示悟入 | かいじごにゅう 人を悟らせ、仏門に誘導させる |
開宗明義 | かいそうめいぎ 冒頭で全体の内容を明かす |
開誠布公 | かいせいふこう = 開心見誠 |
開迹顕本 | かいしゃくけんぽん = 仏陀は現象世界に現れた昔に悟りを得た存在の仮の姿であるとする教え |
凱風寒泉 | がいふうかんせん 両親と子供が互いを大事にしあう |
外円内方 | がいえんないほう = 外柔内剛 |
外寛内明 | がいかんないめい 他の人に対して穏健で、自分自身に厳格 |
外強中乾 | がいきょうちゅうかん 外観は強そうだが、中は脆い |
廓然無聖 | かくねんむしょう 究極の心理を悟った境地に入る |
格調高雅 | かくちょうこうが 高貴で優雅 |
隔靴爬痒 | かっかはよう = 隔靴掻癢 |
学知利行 | がくちりこう 学んで、学んだことを行う |
楽羊啜子 | がくようてっし 忠心を見せるために身内を殺す |
活火激発 | かっかげきはつ 勢いの激しい火 |
活計歓楽 | かっけいかんらく 悠悠自適にして贅沢三昧 |
活発婉麗 | かっぱつえんれい 生き生きで美しい |
渇塵万斛 | かつじんばんこく 人を強い気持ちで待つ |
乾乾浄浄 | かんかんじょうじょう 潔白である |
寒煙迷離 | かんえんめいり 人けもなく、寂しい |
寒花晩節 | かんかばんせつ 老いても節操を守る |
巻甲韜旗 | かんこうとうき 戦をやめる |
姦声乱色 | かんせいらんしょく けしからんな音楽と淫らな人 |
完璧帰趙 | かんぺききちょう 貴重なものが帰ってくる |
干名采誉 | かんめいさいよ 名誉をほっしがる |
干戈不息 | かんかふそく 戦いに明け暮れる |
感応道交 | かんのうどうこう 仏陀の人間の感情、教える側と教えられる側の感情の統合 |
感慨悲慟 | かんがいひどう 大変悲しむ |
感孚風動 | かんぷふうどう 感化と感動させる |
敢為邁往 | かんいまいおう 思い切った行動 |
敢作敢当 | かんさくかんとう 果敢にことに当たる |
歓欣鼓舞 | かんきんこぶ 大いに喜ぶ |
歓言愉色 | かんげんゆしょく 楽しい言葉と楽しい面持ち |
汗顔無地 | かんがんむち =冷汗三斗 |
汗馬刀槍 | かんばとうそう 激しい戦闘 |
簡明扼要 | かんめいやくよう 要点をちゃんと理解した明確な説明 |
緩歌縵舞 | かんかまんぶ ゆっくりとした拍子で歌って舞う |
緩弦朗笛 | かんげんろうてき 緩やかな弦楽器と朗らかな笛の音 |
肝腎肝文 | かんじんかんもん 極めてに大事なこと |
肝胆胡越 | かんたんこえつ 遠いもの同士は似たり、近いもの同士が異なったりする場合がある |
貫朽粟陳 | かんきゅうぞくちん 財産が多い |
閑花素琴 | かんかそきん 穏やかな春 |
閑人適意 | かんじんてきい 隠居して、悠悠自適 |
含牙戴角 | がんがたいかく 動物全般 |
頑執妄排 | がんしゅうもうはい 専念する |
顔子一瓢 | がんしいっぴょう = 箪食瓢飲 |
危言聳聴 | きげんしょうちょう 壮語過言で聴く側を驚かせて怯ませる |
喜燥悪湿 | きそうあくしつ 脾臓の特徴:乾燥に強く湿気に弱い |
奇偉俶儻 | きいてきとう 優れて並々ならぬ |
揮汗成雨 | きかんせいう 人込み |
帰真反璞 | きしんはんはく 自然の素朴さに帰る |
帰命稽首 | きみょうけいしゅ 心から拝め敬う |
紀事本末 | きじほんまつ 中国の歴史書の書式 |
貴紳淑女 | きしんしゅくじょ = 紳士淑女 |
起居動静 | きこどうじょう 様々な動作;生活 |
飢厭糟糠 | きえんそうこう 空腹時、劣悪な食べ物でも食べる |
飢腸轆轆 | きちょうろくろく お腹が空いたとき胃腸から聞こえる音 |
鬼家活計 | きかかっけい 無意味なこと |
鬼気森然 | ききしんぜん 緊迫した雰囲気 |
鬼手仏心 | きしゅぶっしん 酷い行為にみえても、実は優し故 |
鬼出神行 | きしゅつしんこう = 神出鬼没 |
欺軟怕硬 | ぎなんはこう 弱いものをいじめ、強いものに媚び諂う |
吃喝嫖賭 | きっかつひょうと 食べる、酒を飲む、春を買う、博打する |
久遠実成 | くおんじつじょう 仏陀の輪廻転生 |
宮車晩駕 | きゅうしゃばんが = 宮車晏駕 |
弓調馬服 | きゅうちょうばふく 基礎を習得するのは重要 |
弓馬槍剣 | きゅうばそうけん 様々な武芸 |
急功近利 | きゅうこうきんり 急いで功を立てようと間近の利益を得ようとする |
救過不贍 | きゅうかふせん どうしようもないほど堕落した状態 |
求聞持法 | ぐもんじほう 記憶力増強方法 |
窮斯濫矣 | きゅうしらんい 生活が苦しくなれば、心も荒れる |
窮鼠噛狸 | きゅうそごうり = 窮鼠嚙猫 |
窮途潦倒 | きゅうとろうとう 苦しい境遇;失意 |
窮閭阨巷 | キュウリョヤクコウ 狭苦しい貧民街 |
窮閻漏屋 | きゅうえんろうおく 大逵の裏にあるあばら家 |
牛糞馬涎 | ぎゅうふんばせん = 牛溲馬勃 |
牛驥一皁 | ぎゅうきいっそう = 牛驥同皁 |
牛驥共牢 | ぎゅうききょうろう = 牛驥同皁 |
去華就実 | きょかしゅうじつ 見た目を度外視して、本質を究める |
巨眼赭髯 | きょがんしゃぜん 精悍な風貌 |
拒諫飾非 | きょかんしょくひ 忠告に耳を傾けず、自分の失態を取り繕おうとする |
挙一反三 | きょいちはんさん =挙一明三 |
挙世無双 | きょせいむそう = 天下無双 |
虚有縹渺 | きょうひょうびょう ぼんやりである |
虚霊不昧 | きょれいふまい 観念し、諦観する |
魚目混珠 | ぎょもくこんしゅ = 魚目燕石 |
魚竜爵馬 | ぎょりょうしゃくば 古代中国の武芸の一種;贅沢な遊び |
魚鱗鶴翼 | ぎょりんかくよく 魚の鱗と鶴の翼に似た陣形 |
強理勁直 | きょうりけいちょく 理に強く、直情である |
恐惶敬白 | きょうこうけいはく = 恐惶謹言 |
教学相長 | きょうがくあいちょうず 教える側と教わる側の関わり合いで発生する相乗効果 |
狂悖暴戻 | きょうはいぼうれい 道理に暗く、乱暴 |
脅肩諂笑 | きょうけんてんしょう 卑屈である |
驚喜雀躍 | きょうきじゃくやく = 欣喜雀躍 |
驚浪雷奔 | けいろうらいほん 波が強い |
仰事俯畜 | ぎょうじふちく 生計を立てる、家のもの豢擾 |
玉石在間 | ぎょくせきざいかん = 玉石混淆 |
玉肌香膩 | ぎょくきこうじ = 肌肉玉雪、美肌 |
玉趾珠冠 | ぎょくししゅかん 身分の高い人(の召しものとその姿) |
僅有絶無 | きんゆうぜつむ ほぼ何もない |
斤斤計較 | きんきんけいこう 細部まで注意して、考える |
琴棋詩酒 | きんきししゅ 上品な娯楽、隠者の嗜み |
琴心剣胆 | きんしんけんたん 優雅なことを嗜み、尚武の心構えもある |
禽息鳥視 | きんそくちょうし 無駄に生きること |
襟韻灑落 | きんいんさいらく 綺麗な風景;穢れのないこと |
近朱必赤 | きんしゅひっせき 直接関われば、その影響を受ける |
金屋貯嬌 | きんおくちょきょう 愛人を抱える |
金枝花萼 | きんしかがく = 金枝玉葉・瓊枝玉葉、皇族の子孫 |
金石糸竹 | きんせきしちく 諸々の楽器 |
金泥精描 | きんでいせいびょう 金色の塗料で精密にえがく |
金泥精描 | きんでいせいびょう 金色の塗料で精密にえがく |
金碧輝煌 | きんぺききこう 綺麗なかがやき |
銀河倒瀉 | ぎんがとうしゃ 大きい瀑 |
銀鱗躍動 | ぎんりんやくどう 活発な活動 |
九流百家 | きゅうりゅうひゃっか = 諸子百家 |
句駮省便 | こうはくせいべん しっかりとした財政管理体制 |
矩步引領 | くほいんりょう 項を延ばした歩き方 |
苦尽甘来 | くじんかんらい = 一陽来復 |
具膳餐飯 | ぐぜんさんはん 食事を作法に従ってすべきである |
空花乱墜 | くうげらんつい いいかげんで、でたらめ |
空穴来風 | くうけつらいふう 噂にも根拠 |
空山一路 | くうざんいちろ 奥深い山脈の一本道 |
空梁月落 | くうりょうげつらく = 屋梁落月 |
櫛風浴雨 | しっぷうよくう = 櫛風沐雨 (苦労すること) |
君子懐徳 | くんしかいとく 人を導く者は徳を目指さないといけない |
君子固窮 | くんしこきゅう 君子も人間である |
君子自慊 | くんしじけん 賢い人は自分の力量にいつまでも満足せず努力を重ねる |
君子徳風 | くんしとくふう 君子なる人物の徳は草に対する風のよう |
君臣佐使 | くんしんさし 漢方薬の分類 |
薫陶成性 | くんとうせいせい 菁莪 |
群分類聚 | ぐんぶんるいじゅう 同じ物を集め、違うものを分ける |
群盲評象 | ぐんもうひょうぞう 多数の視力障がい者が象を議題に語り合う |
傾家蕩産 | けいかとうさん 金を蕩尽して、破産する |
傾盆大雨 | けいぼんのたいう 強い雨 |
傾揺解弛 | けいようかいし 不安で、ことを疎かにする |
形影相親 | けいえいそうしん =形影相弔 |
形息名彰 | けいそくめいしょう 後世に名声に残す |
形名審合 | けいめいしんごう =形名参同 |
恵風和暢 | けいふうわちょう めぐみの風でなごやかな気持ち |
掲斧入淵 | けいふにゅうえん 間違ったやりかた |
敬頌新禧 | けいしょうしんき 新年の喜び |
継往開来 | けいおうかいらい 昔のことを受け継いで、進歩させる |
計日程功 | けいじつていこう あっという間に遣り終える |
軽描淡写 | けいびょうたんしゃ 大事な部分を取り扱わない |
鶏犬不寧 | けいけんふねい 不安で落ち着かない |
鶏骨支床 | けいこつししょう 喪にあって、羸痩している |
撃排冒没 | げきはいぼうぼつ 力がゆるす限り攻める |
結縁八講 | けちえんはっこう =結縁灌頂 |
血気方剛 | けっきほうごう 力が漲る壮丁者 |
月寒江清 | げっかんこうせい 月光が水に映って、涼しい天気 |
月白風清 | げっぱくふうせい 月様が白く光り、風が清らか |
月明星稀 | げつめいせいき 一人の豪傑で多数の人物の存在感が薄れる |
兼愛交利 | けんあいこうり 汎愛精神 |
喧嘩囂躁 | けんかごうそう うるさい |
堅苦卓絶 | けんくたくぜつ 苦難に忍耐する素質 |
堅甲利刃 | けんこうりじん =堅甲利兵 |
堅守自盗 | けんしゅじとう 見守る筈のものが、任されたものを盗む |
堅石白馬 | けんせきはくば =堅白同異 |
懸河瀉水 | けんがしゃすい 流暢な話し方 |
懸鶉楽道 | けんじゅんらくどう みすぼらしい恰好で赤貧に甘んじる清い生活 |
権貴栄達 | けんきえいだつ 地位や立場が高い |
牽羊悔亡 | けんようかいぼう 真の教えがあれば、憂えることはない |
犬牙相錯 | けんがそうさく = 犬牙相制 |
軒渠笑悦 | かんきょしょうえつ 笑うこと |
言近旨遠 | げんきんしえん 普通の言葉でも、深長な意味合いを含有する |
言行枢機 | げんこうすうき 言行は何より肝心 |
固陋蠢愚 | ころうしゅんぐ 井見の蛙にして、優柔不断 |
孤影悄然・狐影蕭然 | こえいしょうぜん ショボンだ気持ちで寂しい |
孤臣孼子 | こしんげつし 侮られる庶子 |
孤灯一穂 | ことういっすい 一つの灯び |
故歩自封 | こほじふう 旧態依然に拘泥している |
狐凭鼠伏 | コヒョウソフク = 城狐社鼠 |
虎吻鴟目 | こふんしもく = 人面獣心 |
虎嘯風洌 | こしょうふうれつ = 虎嘯風生 |
五角六張 | ごかくろくちょう 縁起がよくない日 |
五方雑処 | ごほうざっしょ 都会でにおけるどこも雑多な感じ |
呉市吹簫 | ごしすいしょう 有能なものがそのとき苦しい生活を強いられる |
御溝紅葉 | ぎょこうこうよう =紅葉良媒 |
梧前灯火 | ごぜんとうか 読書する |
功虧一簣 | こうきいっき =一簣の功 |
厚貌深情 | こうぼうしんじょう 外見は真面目で、心が深い |
巧語花言 | こうごかげん うわべの言葉 |
広宵大暮 | こうしょうたいぼ 死を悲しむ |
康衢通逵 | こうくつうき 大きい通り |
攻苦食啖 | こうくしょくたん 根気強く苦境に耐える |
昂首闊歩 | こうしゅかっぽ 恣に傍若無人に行動する |
考証該博 | こうしょうがいはく = 博引旁証 |
行不由径 | こうふゆけい こそこそせず、堂々と行う |
高下相傾 | こうげそうけい 物事の相違が相対的に現れる |
合浦珠還 | ごうほしゅかん 遺失したものが又帰ってくる |
黒歯雕題 | こくしちょうだい 歯を染めたり、刺青をしたり |
困知勉行 | こんちべんこう 根気強く頑張る |
座食逸飽 | ざしょくいっぽう 苦労せず、楽な生活を送る |
才学博通 | さいがくはくつう 才能と深い学がある |
才芸器量 | さいげいきりょう 才知才能 |
才藻富贍 | さいそうふせん 博い知識・造詣 |
罪障消滅 | ざいしょうしょうめつ 成仏への妨げが消える |
三月庭訓 | さんがつていきん 勉強をすぐやめる |
三徴七辟 | さんちょうしちへき 礼儀を尽くして立派な人を招聘する |
三密瑜伽 | さんみつゆが 密教における修行 |
三逕就荒 | さんけいしゅうこう 庭の三本の道が荒れ始める |
参天弐地 | さんてんじち 天の徳と地の徳が等しい |
山岳重畳 | さんがくちょうじょう 重なっている山々 |
山簡倒載 | さんかんとうさい 飲酒を嗜好する |
山筆海硯 | さんぴつかいけん 書き尽す |
山木自寇 | さんぼくじこう = 膏火自煎 |
散官遊職 | かんさんゆうしょく = 尸位素餐 |
散髪箕踞 | さんぱつききょ 何にも束縛されていない隠者 |
刺股懸梁 | しこけんりょう 自分自身を酷使して、勉強する |
史魚黜殯 | しぎょちゅつひん 自分の死を以て諌める |
四絃一撥 | しげんいっぱつ 琵琶の全ての弦を同時に鳴らす;寂寥たる心情 |
四顧寥廓 | しこりょうかく 周囲にものがなく、寥落している |
四分五落 | しぶんごらく 睡眠を削ってまで勉強すべき |
子虚烏有 | しきょうゆう 無の状態 |
志士仁人 | ししじんじん 知識も人格がすぐれている人物 |
孜孜不倦 | ししふけん 頑張りぬく |
紫緋紋綾 | しひもんりょう 偉い人の服装 |
至孝貞淑 | しこうていしゅく 究極の孝行と貞操 |
詞人墨卿 | しじんぼっけい = 騒人墨客 |
資弁捷疾 | しべんしょうしつ 先天的に弁舌が上手くて、行動力ある |
事序繽紛 | じじょひんぷん 順序が乱れる |
持盈保泰 | じえいほたい 盤石で安定していて、安泰である |
次第梯磴 | しだいていとう 順序と秩序 |
耳提面命 | じていめんめい 細部に亘った説明 |
鹿死誰手 | ろくしすいしゅ 勝者が誰なのかまだ不明 |
識途老馬 | しきとろうば = 老馬の智 |
七花八裂 | しちかはちれつ ばらばらになる |
七歩成詩 | しちほせいし = 七歩の才(詩を作る才能に溢れる) |
叱咤督励 | しったとくれい = 叱咤激励 |
舎虎逢狼 | しゃこほうろう どこにいっても危険な状況 |
捨閉閣抛 | しゃへいかくほう 念仏を唱えるだけの修行方法 |
尺呉寸楚 | せきごすんそ 遠いところからみたら、ものが小さく見える |
尺牘書疏 | せきとくしょそ 文章の上手なこと |
尺蚓穿堤 | せきいんせんてい 微々たることで、大きな被害が発生する |
灼然炳乎 | しゃくぜんへいこ 輝かしいほど明らかである |
爵禄封侯 | しゃくろくほうこう 東洋画題:雀、鹿、蜂、猿 |
弱能制強 | じゃくのうせいきょう 弱いものが強いものに勝つ |
手甲脚絆 | てっこうきゃはん 四肢を守るために身に付ける道具 |
朱脣榴歯 | しゅしんりゅうし 美しい女性 |
酒色財気 | しゅしょくざいき 人間を堕落させる要因に気をつけよという戒め |
首施両端 | しゅしりょうたん 遅疑逡巡 |
秀外恵中 | しゅうがいけいちゅう 外形も内心も優れている |
秀色神采 | しゅうそくしんさい 素晴らしい風景 |
秋空霽海 | しゅうくうせいかい 我欲のない清い心 |
衆蟻慕羶 | しゅうぎぼせん = 群蟻附羶 |
集腋成裘 | しゅうえきせいきゅう ちょっとずつあつめれば、大きなものを作れる(比喩的にも使われる) |
集葯雄蕊 | しゅうやくゆうずい 管状となった合着した雄蕊の葯の部分 |
柔能克剛 | じゅうのうこくごう = 柔能制剛 |
柔茹剛吐 | じゅうじょごうと 弱い者に強くあたって、強い者に対して諂う |
重見天日 | ちょうけんてんじつ 状況が好転する |
重蹈覆轍 | じゅうとうふくてつ 二の舞 |
峻宇雕牆 | しゅんうちょうしょう 極めて豪華な住居 |
峻抜雄健 | しゅんばつゆうけん 他より遙かに強い |
循規蹈矩 | じゅんきとうく 決まり事を守ったうえの行動 |
循常習故 | じゅんじょうしゅうこ 旧態依然のやり方 |
順従謙黙 | じゅんじゅうけんもく 素直に従う |
順理成章 | じゅんりせいしょう 順を追って文章を構成する、理路整然 |
除狼得虎 | じょろうとくこ = 前虎後狼 |
傷化敗俗 | しょうかはいぞく 風俗にとって有害なこと |
匠石運斤 | しょうせきうんきん 優れた技 |
升堂入室 | にゅうしつしょうどう 知識・技量が蓄積して進化する |
小時了了 | しょうじりょうりょう 寧馨児 |
小草生月 | おぐさおいづき 2月の異称 |
招木先伐 | しょうぼくせんばつ = 甘井先竭 |
招揺過市 | しょうようかし 偉そうに住宅街を闊歩する |
晶瑩玲瓏 | しょうえいれいろう 美しい宝石のように透き通っている |
松柏後凋 | しょうはくごちょう 苦境にこそ人の本当の価値が試される |
焦熬投石 | しょうごうとうせき 憔悴していて、脆い |
祥月命日 | しょうつきめいにち 死亡月日 |
称体裁衣 | しょうたいさいい = 量体裁衣 |
笑面老虎 | しょうめんろうこ = 笑面夜叉 |
上行下効 | じょうこうかこう 下が上を見倣う |
上漏旁風 | じょうろうぼうふう あばら家 |
浄潔快豁 | じょうけつかいかつ 平常心あってさっぱりしている様子 |
信口開河 | しんこうかいが 放言する |
信口雌黄 | しんこうしおう 出任せなことを述べる |
信誓旦旦 | しんせいたんたん 心から誓いをたてる |
心寛体舒 | しんかんたいじょ 落ち着いた態度 |
心堅石穿 | しんけんせきせん 根気強く行えば、何でも成し遂げられる |
心慌意乱 | しんこういらん 大変慌て乱心する |
心曠神怡 | しんこうしんい 大らかな性格で落ち着いた感じ |
神蛇先暴 | しんだせんばく = 甘井先竭 |
身言書判 | しんげんしょはん 登用する際の人物評価 |
辛苦遭逢 | しんくそうほう 苦しいことを経験する |
人頭畜鳴 | じんとくちくめい = 人面獣心 |
塵垢粃糠 | じんこうひこう 役に立たない |
塵思埃念 | じんしあいねん 俗世の邪念 |
塵羹土飯 | じんこうとはん = 塵飯塗羹 |
図窮匕見 | ときゅうひけん 策略;政治的暗殺 |
垂頭喪気 | すいとうそうき ショボンである |
翠繞珠囲 | すいじょうしゅい 美人や華美なものが沢山 |
随珠弾雀 | ずいしゅだんじゃく 高価なものを適切ではない方法で使う |
随処為主 | ずいしょいしゅ 常に自立的である |
正笏一揖 | しょうしゃくいちゆう 礼装を着て礼儀正しく振る舞う |
清浄寂滅 | しょうじょうじゃくめつ 老子と釈迦牟尼の教えそれぞれ |
聖衆来迎 | しょうじゅらいごう 諸菩薩 、仏の臨終の際に死者を迎える |
青楼薄倖 | せいろうはっこう 遊女を買うところに通う浮気男 |
積功累徳 | しゃっくるいとく 修行を通して、功徳を修める |
積厚流光 | せきこうりゅうこう 先祖の功績が子孫に恩恵を及ぼす |
赤口毒舌 | せきこうどくぜつ 罵詈・中傷 |
赤箭青芝 | せきせんせいし = 牛溲馬勃 |
摂引容受 | しょういんようじゅ 温和に勧誘する (折伏の反対) |
折槁振落 | せっこうしんらく たやすいこと |
窃鉤者誅 | せつこうしゃちゅう 小さなものを盗む者は罰せられるが、大きなものを盗むものは何もされない |
雪中送炭 | せっちゅうそうたん 困っている人を助ける |
絶観忘守 | ぜっかんぼうしゅ 悟りの境地 |
先苦後甜 | せんくこうてん 苦労してから楽して、利益を得る |
千緒万縷 | せんしょばんる = 千緒万端 |
千変万軫 | せんぺんばんしん = 千変万化 |
羨魚結網 | せんぎょけつもう = 臨淵羨魚 |
遷徙偃仰 | せんしえんぎょう 時世の変貌に従って、自ら変化する |
鮮美透涼 | せんびとうりょう 美しくて、透き通っている |
前度 劉郎 | ぜんどりゅうろう 去った人が帰る |
漸至佳境 | ぜんしかきょう いよいよ絶妙なところに至る |
狙公配事 | そこうはいじ = 朝三暮四 |
粗鹵迂遠 | そろうえん 品質が劣っていて、無益 |
粗鹵狭隘 | そろきょうあい 見識が狭いこと |
鼠牙雀角 | そがじゃっかく 裁判沙汰 |
宋弘不諧 | そうこうふかい = 糟糠の妻 |
層峰塁巒 | そうほうるいらん 峨峨たる山脈 |
挿花俗物 | そうかぞくぶつ 華道の人は教養がない |
操奇計贏 | そうきけいえい 好機を利用して、利益をむさぼる |
操刀傷錦 | そうとうしょうきん 力量不足で自分を損なう、若しくはことを駄目にする |
燥荻枯柴 | そうてきこさい 敵軍の戦艦を燃やす |
相如四壁 | しょうじょしへき 家が貧乏で壁以外なにもない |
草間求活 | そうかんきゅうかつ しょうがなく辺鄙なところで暮らす |
草頭天子 | そうとうてんし 泥棒の親方 |
束皙竹簡 | そくせきちくかん 資料を解読できる才能 |
尊尚親愛 | そんしょうしんあい 愛して親しむ |
多感多愁 | たかんたしゅう 感傷的 |
多生曠劫 | たしょうこうごう 幾たび生まれ変わるほど長い時間;永遠 |
帯金佩紫 | たいきんはいし 高い位 |
戴封積薪 | たいほうせきしん 皆の役に立つ目的のために自分を犠牲にすること |
大寒索裘 | たいかんさくきゅう ことに及んでから準備対策に取り掛かる |
大時不斉 | だいじふせい 本当に偉大な物事は凡俗的な尺度で測れない |
大醇小疵 | たいじゅんしょう 良いものに少しばかりのきずが含まれる |
大成若欠 | たいせいじゃくけつ = 立派なことは、あたかも天然で粗野にみえる |
大徳不官 | だいとくふかん = 大道不器・大信不約 |
大名鼎鼎 | たいめいていてい = 名声赫赫 |
大壑拐然 | たいがくかいぜん 強く波打っている状態 |
大梵高台 | だいぼんこうだい 豪華な建築物 |
大貉小貉 | たいばくしょうばく 野蛮な為政者 |
卓爾不群 | たくじふぐん 群を抜くこと |
拓落失路 | たくらくしつろ 落ちぶれること |
丹沢山塊 | たんたくさんかい 孤立した山岳 |
単槍匹馬 | たんそうひつば 独力でことに臨む |
単峰駱駝 | ひとこぶらくだ 一瘤駱駝 |
単樸浅近 | たんぼくせんきん 素朴にして洗練されていない |
旦暮周密 | たんぼしゅうみつ ずっと真面目に取り組み続けること |
短褐孤剣 | たんかつこけん 貧しい武士 |
断根枯葉 | だんこんこよう 悪いことを根括ぎに芟除する |
知勇弁力 | ちゆうべんりょく 知恵あって、勇敢である |
馳騁縦横 | ちていじゅうおう 思うように振る舞う |
竹苑椒房 | ちくえんしょうぼう 皇室の子孫 |
茶煙鬢糸 | ちゃえんびんし 年をとって昔を思い出す |
虫臂鼠肝 | ちゅうひそかん 役に立たない、価値のないもの |
兆載永劫 | ちょうさいようごう 途轍もなく長い年月 |
張甲李乙 | ちょうこうりいつ = 張三李四;平凡な人間 |
張三呂四 | ちょうさんりょし = 張三李四;平凡な人間 |
彫肝琢腎 | ちょうかんたくじん = 彫心鏤骨 |
長江天塹 | ちょうこうてんざん 長江という川 は自然の壕のようなもの |
頂門金椎 | ちょうもんきんつい 的を射た諫言 |
直言無諱 | ちょくげんむき = 直言極諫 |
直情真気 | ちょくじょうしんき 偽りのない真心 |
沈毅雄武 | ちんきゆうぶ 落ち着いていて、力強い |
沈湎冒色 | ちんめんぼうしょく 酒や色事に溺れる |
沈竈産蛙 | ちんそうさんあ 激甚の洪水 |
陳思七歩 | ちんしちちほ 繍腸 |
追根究蔕 | ついこんきゅうたい 徹底的に研究する |
通功易事 | つうこうえきじ 分業して貿易する |
亭亭皎皎 | ていていこうこう 遠くに輝く |
定位対沖 | ていい(じょうい)たいちゅう 凶方位 |
提綱挈領 | ていこうけつりょう 要点をおさえる |
梯山航海 | ていざんこうかい 何か大きなことを成し遂げようとするものが、険しい修行する |
程孔傾蓋 | ていこうけいがい 旧知と偶然に出会う |
程門立雪 | ていもんりっせつ 学生が先生を尊敬する、教わりたい気持ちでいる |
泥牛入海 | でいぎゅうにゅうかい = 雲散霧消 |
敵愾同仇 | てきがいどうきゅう 敵の敵を相手にその敵とともに戦う |
滴水嫡凍 | てきすいてきとう 高い集中力で修行する |
適怨清和 | てきえんせいわ 憎らしいほど立派 |
適口充腸 | てきこうじゅうちょう 食べられるさえであるなら十分 |
鉄梃大尽 | かなてこだいじん 頑固 |
填街塞巷 | てんがいそくこう 賑やかな繁華街 |
天下布武 | てんかふぶ 信長のモット |
天涯海角 | かいかくてんがい 遠い地 |
天香桂花 | てんこうけいか 美人の婉曲表現 |
天高気清 | てんこうきせい 清々しい天気 |
天高聴卑 | てんこうちょうひ 神様は下々の考えを把握して、聞いている |
天資英明 | てんしえいめい 生まれつき賢いである |
天資刻薄 | てんしこくはく 生まれつき無慈悲であること |
天人冥合 | てんじんめいごう 自然と人間の一致 |
天造草昧 | てんぞうそうまい 世界が始まったころは渾沌とした状態だった |
天地一指 | てんちいっし あらゆる物は同一である |
天地四時 | てんちしいじ 年の四つの季節 |
天魔波旬 | てんまはじゅん 修行を邪魔する悪魔 |
天門登八 | てんもんとうはち 最高位置にいこうとしたら身の危険がある |
転彎抹角 | てんわんまっかく 歪な道;回りくどいこと |
顛委勢峻 | てんいせいしゅん 河川の流れが勢いがいい |
顛越不恭 | てんえつふきょう 我儘で傲慢、謙虚ではない |
顛撲不破 | てんぼくふは 論駁不可能 |
点睛開眼 | てんせいかいがん 物事を最期まで完成させる |
伝観播弄 | でんかんはろう 大勢の人に弄われる |
田園将蕪 | でんえんしょうぶ 田畑があれる |
田夫野嫗 | でんぷやおう 粗野な人たち |
吐気揚眉 | ときようび 成功をおさめて、よろこぶ |
妬賢嫉能 | とけんしつのう 有能なものを羨み妬む |
屠門大嚼 | ともんたいしゃく 代替行為で満足する |
杜口結舌 | とこうけつぜつ 黙ること |
杜漸防萌 | トゼンボウホウ 良くないことを起こる前に防ぐ |
杜門却掃 | ともんきゃくそう 世俗と縁を切る |
杜鵑啼血 | とけんていけつ ホトトギスが鳴くときに血を吐くとされている |
都門桂玉 | ともんけいぎょく 物価が高い |
度衆生心 | どしゅじょうしん 仏が衆生を救いたい心 |
土豪悪覇 | どうごうあくは = 土豪劣紳 |
土扶成牆 | どふせいしょう 力を合わせれば大きなことを成し遂げられる |
奴顔婢膝 | どがんひしつ 卑屈なる振る舞いや態度 |
怒髪指冠 | どはつしかん = 怒髪衝天 |
冬月赤足 | とうげつせきそく 貧しい生活 |
刀耕火耨 | とうこうかどう = 刀耕火種 |
唐明友悌 | とうめいゆうてい 兄弟仲の良いこと;親密な交際 |
投瓜得瓊 | とうかとくけい 親密な関係のしるしとしてものを授受する;価値の少ないものを贈って、返しに高価なものを受け取る |
投閑置散 | とうかんちさん 閑職 |
投珠報宝 | とうしゅほうほう = 投桃報李・桃来李答 |
投鞭断流 | とうべんだんりゅう 強大な兵力 |
東海揚塵 | とうかいようじん 世の変かすることは激しい |
東岳大帝 | とうがくたいてい 寿命を支配する神 |
東山高臥 | とうざんこうが 世間を離れて自由に暮らす |
東岱前後 | とうたいぜんご 人生の儚さを現した表現 |
東塗西抹 | とうとせいまつ 綿密な文章、細かい化粧 |
東倒西歪 | とうとうせいわい ふらふらする |
東扶西倒 | とうふせいとう 迷走すること、上手くいかないこと |
東風解凍 | とうふうかいとう 春のこと |
桃源洞裡 | とうげんどうり 理想的環境でゆっくり暮らす |
桃林処士 | とうりんしょし 牛の異称 |
当頭一棒 | とうとういちぼう = 頂門の一針 (肝心なところを押える、急所を責める) |
当面蹉過 | とうめんさか 直ぐ傍に居乍ら見落とす |
董遇三余 | とうぐうさんよ = 読書三余 |
陶侃運甓 | とうかんうんぺき 筋トレ;自らに負担を掛け、励ます |
頭会箕斂 | とうかいきれん 税金を沢山聚める |
頭北面西 | ずほくめんさい 遺体を置ける方角 |
頭曼単于 | とうまん ぜんう 匈奴族の領袖の名前 |
闘志満満 | とうしまんまん 戦う意志に満ち溢れる |
闘諍堅固 | とうじょうけんご 宗派同士の譲らない論争 |
同甘共苦 | どうかんきょうく 同じ運命を共有する |
同室操戈 | どうしつそうか 親戚同士が仲が悪い |
洞庭春色 | どうていしゅんしょく 柑橘類をもとに作って熟成させた酒類 |
洞天福地 | どうてんふくち 仙人や神が済む洞窟 |
童牛角馬 | どうぎゅうかくば ありえないこと |
道心堅固 | どうしんけんご 悟りを求める心が強い |
道之以徳 | どうしいとく 正しい教えは徳を涵養する手段である |
道貌岸然 | どうぼうがんぜん 威厳のある雰囲気;賢者ぶっている人を皮肉る表現 |
匿影蔵形 | とくえいぞうけい 他人から隠匿すること |
得匣還珠 | とっこうかんしゅ 外見を重視して、本質を度外視 |
徳高望重 | とくこうぼうじゅう 徳と人望があること |
徳性滋養 | とくせいじよう 道徳を育成する |
徳量寛大 | とくりょうかんだい 寛容な性格 |
独具匠心 | どくぐしょうしん 独創的であること |
独鈷鎌首 | どっこかまくび 議論が好きな人 |
独出心裁 | どくしゅつしんさい 独創的であること |
敦厚周慎 | とんこうしゅうしん 厚い人情にして、慎みを以て行動する |
曇華一現 | どんげいちげん 問題が解決してほっとする |
南山不落 | なんざんふらく 堅固な城 |
南箕北斗 | なんきほくと 名実が伴わない |
軟紅車塵 | なんこうしゃじん 華やかなまち |
難透難徹 | なんとうなんてつ 遣りにくいこと |
二桃三士 | にとうさんし 謀略で他人を失脚させる |
日省月試 | にっせいげっし 官僚組織業務のチェック体制 |
日暮道遠 | にちぼどうえん 時間が足りない |
如意宝珠 | にょいほうじゅ 願いを叶えてくれる魔法の宝石 |
如是我聞 | にょぜがもん 他者から言われたことを無条件に信じる |
如法暗夜 | にょほうあんや 究極の闇 |
認奴作郎 | にんどさくろう 本質を理解しない |
年高徳邵 | ねんこうとくしょう 年を重ねるにつれて徳も高まる |
年老竜鍾 | ねんろうりょうしょう 老年になって衰える |
嚢蛍映雪 | のうけいえいせつ 苦学 |
能事畢矣 | のうじひつい できるだけのことをやっておく;終わる |
波流弟靡 | はりゅうたいび 世の中が変化すること |
破天荒解 | はてんこうかい 前代未聞 |
馬痩毛長 | ばそうもうちょう 貧乏状態で知恵が回らなくなる |
廃格沮誹 | はいかくそひ 妨害し、そしること |
排斥擠陥 | はいせきせいかん 排除したり、陥れたりする |
敗亡怪顛 | はいぼうけでん 驚愕し、狼狽する |
杯水輿薪 | はいすいよしん = 足りない・役に立たない |
杯盤酒肴 | はいばんしゅこう 宴会の酒と肴 |
背井離郷 | はいせいりきょう 生まれた地を離れて、他所のところで暮らす |
背山起楼 | はいざんきろう = 建築物で美しい風景を台無しにする |
伯夷叔斉 | はくいしゅくせい 兄弟姉妹の順番 |
伯牙絶弦 | はくがぜつげん 友達が亡くなる |
博学才穎 | はくがくさいえい 卓越した知識 |
博学能文 | はくがくのうぶん 豊富な知識と文才 |
白玉楼成 | はくぎょくろうせい 文学の人の死 |
白手起家 | はくしゅきか 何もない状態から成功を収める |
白荼赤火 | はくとせきか 大規模な戦闘 |
薄唇軽言 | はくしんけいげん 饒舌を批判する表現 |
八元八凱 | はちげんはちがい 高い徳、正しい心 |
八字打開 | はちじだかい 真意を打ち明ける |
発蒙振落 | はつもしんらく 容易いこと |
抜角脱距 | ばっかくだっきょ 敵を無力化する |
抜茅連茹 | ばつぼうれんじ 共存共栄 |
抜山翻海 | ばつざんほんかい = 抜山蓋世 |
反行両登 | はんこうりょうとう 通常と違うやりかたで利益を得る |
反聴内視 | はんちょうないし 反省する |
反躬自省 | はんきゅうじせい 自分自身を反省する |
叛服不常 | はんぷくふじょう 態度を変えること |
汎濫停蓄 | はんらんていちく 膨大な知識の量 |
班門弄斧 | はんもんろうふ 名人に対してその分野ぼ技量を誇示する |
煩言砕辞 | はんげんさいじ くどいこと |
煩悩劫苦 | ぼんのうごうく 悩みと苦しみ |
煩悶懊悩 | はんもんおうのう 悩む、苦しむ、悶える |
煩労汚辱 | はんろうおじょく 苦労と辱しめ |
盤楽遊嬉 | ばんらくゆうき 楽しみ三昧 |
悲歌悵飲 | ひかちょういん 悲しい気持ちで歌って、不満をこぼす |
悲歓離合 | ひかんりごう 嬉しいことと悲しいこと、会うと別れること |
披毛求瑕 | ひもうきゅうか = 吹毛求疵 |
斐然成章 | ひぜんせいしょう 豪奢な錦;文理が成就する;優れていること |
比目同行 | ひもくどうこう 仲の良い夫婦 |
皮開肉綻 | ひかいにくたん 肉体的に苦しめられた体 |
誹刺諷誡 | ひしふうかい 間接的に誡める |
非驢非馬 | ひろひば なんともいえない状態 |
飛雪千里 | ひせつせんり 激しい吹雪 |
備荒貯蓄 | びこうちょちく 苦しい時のための備え |
美妙巧緻 | びみょうこうち 複雑できめ細かくて、美しい |
必求壟断 | ひっきゅうろうだん 利益の独り占め |
百下百全 | ひゃっかひゃくぜん 完璧に完全 |
百怪魑魅 | ひゃっかいちみ = 魑魅魍魎 |
百骸九竅 | ひゃくがいきゅうきょう 人の体 |
百口嘲謗 | ひゃっこうちょうぼう = 万目睚眥 |
百舎重繭 | ひゃくしゃちょうけん 長い旅で苦労する |
百川学海 | ひゃくせんがっかい その分野の碩学に学べば、自分も立派になれる |
百端待挙 | ひゃくたんたいきょ やるべきことが多い |
標新立異 | ひょうしんりつい 斬新なことを成し遂げる |
氷清玉潤 | ひょうせいぎょくじゅん 父親と娘は立派な人物である |
評頭品足 | ひょうとうひんそく 批評し、議論する |
貧窮福田 | びんぐうふくでん 布施をすれば、自分が幸運に恵まれる |
貧賤憂戚 | ひんせんゆうせき いやしくてまずしい |
貧賤驕人 | ひんせんきょうじん 身分の低い人が威張っていること |
不学亡術 | ふがくむじゅつ = 無知蒙昧 |
不堪佃田 | ふかんでんでん 農業に不向きな土地 |
不屈不絆 | ふくつふはん 困難に負けない;自由 |
不渉階梯 | ふしょうかいてい 急に悟りの境地に到達する |
不得要領 | ふとくようりょう 肝心なところを掴めていない |
不昧不落 | ふまいふらく 即物的な欲望がない |
不名一銭 | ふめいいっせん 極貧 |
不遑枚挙 | ふこうまいきょ 数えるのも手間のかかるほど沢山 |
婦怨無終 | ふえんむしゅう 棄てられた女の怨みは計り知れない |
赴湯蹈火 | ふとうとうか 危険性を顧みず、果敢に行う |
風雲際会 | ふううんさいかい 有能なものがその能力を生かせる機会に恵まれる |
風狂無頼 | ふうきょうぶらい 我流 |
風塵僕僕 | ふうじんぼくぼく 旅で苦労を経験すること |
風檣陣馬 | ふうしょうじんば 力強い文 |
覆水難収 | ふくすいなんしゅう = 覆水盆に返らず |
淵広魚大 | えんこうぎょだい 然るべき環境が整備されていれば、その規模や性質にあった当事者が現れる |
淵明把菊 | えんめいはきく 風流を楽しむ人 |
沸反盈天 | ふつはねいてん 極めて騒がしい |
仏足石歌 | ぶっそくせきか 仏陀の足を拝める聖歌 |
仏籬祖室 | ぶつりそしつ 仏陀の教えの宗派 |
物我一体 | もつがいったい 自他の境界がない |
物議洶然 | ぶつぎきょうぜん = 物論囂囂 |
噴薄激盪 | ふんぱくげきとう 激しい水しぶきと揺れ |
紛華奢靡 | ふんかしゃび 煌びやかで派手 |
紛紅駭緑 | ふんこうがいりょく 綺麗な花が咲いて、風に靡かれている |
紛擾雑駁 | ふんじょうざっぱく いろんなものが入り乱れる |
紛紛聚訴 | ふんぷんしゅうそ = 諸説紛紛 |
文人相軽 | ぶんじんそうけい 文系の人が他人をバカにしている |
兵貴神速 | へいきしんそく イクサにおいては早さが一番 |
兵荒馬乱 | へいこうばらん 戦争で世が乱れる |
米塩瑣屑 | べいえんさせつ とても細かく複雑で、めんどい |
米珠薪桂 | べいしゅしんけい 生活する上で必要なものの値段が大変高い |
別有洞天 | べつゆうどうてん = 別有天地 |
偏露右肩 | へんろうけん 屈服する |
鞭笞策進 | べんちさくしん 励む |
保泰持盈 | ほたいじえい 安寧で豊かな状況 |
包羞忍恥 | ほうしゅうにんち 屈辱を耐え忍ぶ |
報仇雪恨 | ほうきゅうせっこん 敵に復習して、雪辱を果たす |
宝篋印塔 | ほうきょういんとう 仏教の塔 |
抱残守闕 | ほうざんしゅけつ 不完全なもの;保守的な考え |
抱頭鼠竄 | ほうとうそざん 頭を抱えて、逃げる |
放虎帰山 | ほうこきざん 禍根を残す |
放縦恣横 | ほうじゅうしおう わがまま |
方領矩歩 | ほうりょうくほ 儒学者 |
朋党比周 | ほうとうひしゅう 徒党を組んで、他者を排除する |
法誉無上 | ほうよむじょう 仏法の世界において最も高い名誉の地位 |
縫衣浅帯 | ほういせんたい 儒者の服装 |
蓬戸甕牖 | ほうこおうゆう ぼろい家 |
蓬首散帯 | ほうしゅさんたい だらしない身なり |
蓬頭赤脚 | ほうとうせききゃく = 蓬頭垢面 |
蜂房水渦 | ほうぼうすいか 家が沢山密集している |
褒衣博帯 | ほういはくたい 儒者の服装 |
鋒芒逼人 | ほうぼうひょくじん 力強い論で相手を圧倒させる |
飽飫烹宰 | ほうよほうさい 満腹時、美味しくても食べたくない |
鳳泊鸞飄 | ほうはくらんぴょう 別れた夫婦;失望と落胆する |
鳳友鸞諧 | ほうゆうらんかい = 鳳友鸞交 |
鵬霄万里 | ほうしょうばんり = 鵬程万里 |
傍観縮手 | ぼうかんしゅくしゅ 袖手傍観 |
望洋興嘆 | ぼうようこうたん 途轍もないな前途を前に歎く |
冒頓単于 | ぼくとつ ぜんう 匈奴族の領袖の名前 |
貌合心離 | ぼうごうしんり 表向きで仲良くしているが、内心で反目の気持ちを抱く |
撲朔謎離 | ぼくさくめいり 性別不明 |
朴魯疎狂 | ぼくろそきょう 自分が世渡りが上手だと勿体ぶるより、愚直で直情径行のほうがいい |
凡俗非議 | ぼんぞくひぎ 凡人達があげつらう事柄 |
磨揉遷革 | まじゅうせんかく 善なる方に育成する |
麻縷糸絮 | まるしじょ 織物の素材 |
枕経藉書 | ちんけいしゃしょ 本を読むに夢中になる |
枕冷衾寒 | ちんれいきんかん 孤独な睡眠 |
亦歩亦趨 | えきほえきすう 学生が先生から学ぶ |
又打又罵 | ゆうたゆうば 打つ、𠮟る |
抹月批風 | まつげつひふう 文人の貧しい暮らし向き |
万物一府 | ばんぶついっぷ 存在するものは同一の性質を持っている |
万里長風 | ばんりちょうふう 偉業を立てる、立派で大きいこと |
慢業重畳 | まんごうちょうじょう 傲慢極まりない |
満漢全席 | まんかんぜんき 中華料理の宴会品揃い |
蔓草寒煙 | まんそうかんえん 古跡の寂れた様子 |
未練未酌 | みれんみしゃく 諦めがついていない |
妙手回春 | みょうしゅかいしゅん 上手な医者に治療される |
無見頂相 | むけんちょうそう 仏陀の頭にある肉髻 |
無始曠劫 | むしこうごう 遠い昔 |
無師独悟 | むしどくご 一人で悟りを得る |
無上趣味 | むじょうしゅみ 最高のものを欲望する |
無常因果 | むじょういんが 世が儚いこと |
無憂無風 | むゆうむふう 平和で安寧 |
名山勝川 | めいざんしょうせん 美しい自然の景色 |
名声籍甚 | めいせいせきじん 名声が世の中に広く知れ渡る |
名僧知識 | めいそうちしき 悟りを得た僧侶 |
命令一下 | めいれいいっか 下された指令 |
明月清樽 | めいげつせいそん 綺麗な月と美味しい酒 |
迷頭認影 | めいとうにんえい 重要なことを見失う、重要ではないことに気を取られる |
牝鶏司晨 | ひんけいししん = 牝鶏の晨 |
面授口訣 | めんじゅくけつ 師匠が弟子に言葉で奥秘を伝える |
面従背毀 | めんじゅうはいき = 面従腹背 |
面従腹誹 | めんじゅうふくひ = 面従腹背 |
茂林修竹 | もりんしゅうちく 繁茂した竹藪と林 |
妄談臆解 | もうだんおくげ 捻くれた勝手な解釈 |
孟浪杜撰 | まんらんずさん・もうろうずさん いいかげん |
孟浪咄嗟 | もうろうとっさ 適当な処置 |
毛挙細故 | もうきょさいこ 些細なことに拘泥する |
毛骨悚然 | もうこつしょうぜん 強く怖がる |
網目不疎 | もうもくふそ 逃れられない綿密な法律 |
木牛流馬 | ぼくぎゅうりゅうば 兵糧運搬装置;敵対勢力を欺くからくり |
木戸御免 | きどごめん 見世物が行われる会場に無料で入れる特権 |
黙契秘旨 | もっけいひし = 以心伝心 |
黙識心通 | もきししんつう = 以心伝心 |
目迷五色 | もくめいごしき 装飾的な事柄に目を奪われ、実状を見失う |
門巷填集 | もんこうてんしゅう = 門巷填隘 |
門衰祚薄 | もんすいそはく 一族が落ちぶれる |
門庭若市 | もんていじゃくし 人が集まって、賑やかで騒々しい |
門当戸対 | もんとうこたい よく釣り合う家柄 |
夜深人静 | やしんじんせい 静かな夜 |
柳媚花明 | りゅうびかめい = 柳暗花明 |
柳陌花街 | りゅうはくかがい = 柳巷花街 |
輸攻墨守 | しゅこうぼくしゅ 防衛と攻撃が拮抗している |
輸写心腹 | ゆしゃしんぷく 内心を打ち明ける |
優美高妙 | ゆうびこうみょう 上品で美しい |
優孟衣冠 | ゆうもういかん 他の人の真似る |
優游不断 | ゆうゆうふだん = 優柔不断 |
勇壮活発 | ゆうそうかっぱつ 勇ましくて、力強い |
勇邁卓犖 | ゆうまいたくらく 恐れない性格と優れた才能 |
幽趣佳境 | ゆうしゅかきょう 上品な趣きのある状況 |
悠悠舒舒 | ゆうゆうじょじょ 落ち着いた感じ |
憂来無方 | ゆうらいむほう 問題はいつどこで発生するか分からない |
有為多望 | ゆういたぼう 有望で期待できる |
有夏昏徳 | ゆうかこんとく 人民を苦しめる政治体制 |
有脚陽春 | ゆうきゃくようしゅん 有徳者 |
有志竟成 | ゆうしきょうせい 目的に向かって頑張れば、いずれ必ずそれを達成できるはず |
有職故実 | ゆうそくこじつ 古い仕来りに準拠した制度や習慣 |
有相執著 | うそうしゅうじゃく 現象世界に拘泥する |
有朋遠来 | ゆうほうえんらい 同志が遠方から訪れる |
誘引開導 | ゆういんかいどう 悟りへ導く |
遊戯三昧 | ゆげざんまい 即物的なものに捉われず、仏法の境地に浸る |
雄健蒼勁 | ゆうけんそうけい 筆の運びが力強い |
雄風高節 | ゆうふうこうせつ 優れた人格 |
予譲呑炭 | よじょうどんたん 復讐のために苦労を厭わない |
傭書自資 | ようしょじし 執筆等、文系で生計を立てる |
庸中佼佼 | ようちゅうのこうこう 凡人のなかで優れている者 |
揚威耀武 | よういようぶ 武力を誇示する |
楊子岐泣 | ようしききゅう = 哭岐泣練 |
楊朱泣岐 | ようしゅきゅうき 人間は環境によって善にも悪にもなれる |
楊震四知 | ようしんしち 常に清廉潔白であるべき |
羊頭馬脯 | ようとうばほ 外見と実態が乖離している |
耀武揚威 | ようぶようい 武の威勢を誇示する |
踊躍歓喜 | ゆやくかんぎ 喜ぶ |
羅織虚構 | らしききょこう 冤罪 |
羅雀掘鼠 | らじゃくくっそ 飢餓で苦しむ |
羅綺千箱 | らきせんばこ 実用性を欠いた贅沢 |
来迎引接 | らいごういんじょう 仏教上の神秘的存在が死に際で信者を迎えに来る |
頼芸求食 | らいげいきゅうしょく 芸能で生計を立てる |
落紙雲煙 | らくしうんえん 筆勢が強い |
落地成根 | らくちせいこん 生命の循環 |
落落穆穆 | らくらくぼくぼく 細かいことに拘らない |
乱離骨灰 | らりこっぱい = ばらばら散る |
蘭亭殉葬 | らんていじゅんそう 骨董品に大変なほど執着する |
李絶杜律 | りぜつとりつ 優れた詩文 |
理世撫民 | りせいぶみん 平和な世の中 |
陸梁跋扈 | りくりょうばっこ = 跳梁跋扈 |
劉寛温恕 | りゅうかんおんじょ 大らかで穏やか |
流血浮尸 | りゅうけつふし 戦で流れる血と屍の山々 |
竜逢比干 | りゅうほうひかん 忠臣 |
竜肝豹胎 | りょうかんひょうたい 珍奇なもの |
竜瞳鳳頸 | りょうどうほうけい 気品と高貴さ溢れる風貌 |
亮遺巾幗 | りょういきんかく めめしい |
涼風一陣 | りょうふういちじん 爽やかな風 |
良士休休 | りょうしきゅうきゅう すぐれた人物ははげみ慎んで心がゆったりする |
良士瞿瞿 | りょうしくく すぐれた人物は慎む |
良士蹶蹶 | りょうしけつけつ すぐれた人物は事にはげむ |
緑葉成陰 | りょくようせいいん 女性が子孫を残す |
林下風気 | りんかのふうき 女性の上品な振る舞い |
林下風致 | りんかのふうき 女性の上品な振る舞い |
淋漓尽致 | りんりじんち 素晴らしい文 |
令狸執鼠 | れいりしつそ = 適材適所 |
冷吟閑酔 | れいぎんかんすい 酒を飲んで、歌を歌って、自由に暮らす |
礼勝則離 | れいしょうそくり 細かい規則が多ければ、人心が離れる |
礼煩則乱 | れいはんそくらん 細かい規則が多ければ、それが守られることない |
霊台方寸 | れいだいほうすん 胸中;心中 |
霊龜先灼 | れいきせんしゃく = 甘井先竭 |
廉頗負荊 | れんぱふけい 真面目に謝る |
魯魚陶陰 | ろぎょとういん = 魯魚亥豕 |
魯般雲梯 | ろはんうんてい 腕のいい大工が工作した天に届く梯子 |
炉火純青 | ろかじゅんせい 学問や技芸が最高の域に到達する |
狼心狗肺 | ろうしんこうはい 残忍で、貪欲 |
老生常譚 | ろうせいのじょうだん なんども聞かされたことある陳腐な話し |
老当益壮 | ろうとうえきそう 年をとっても衰えることない |
老莱戯綵 | ろうらうぎさい 年とっても親に尽くす |
六言六蔽 | りくげんのりくへい 徳は弊害に変貌し得る |
六趣輪廻 | ろくしゅりんね = 六道輪廻 |
論功行賞 | ろんこうこうしょう 実績に合った報酬 |
和気香風 | かきこうふう 和やかな天候で、馨しい風 |
和泥合水 | わでいがっすい 仏が衆生を済度する |
和盤托出 | わばんたくしゅつ 隠さず、全部見せる |
和風細雨 | わふうさいう 優しい接し方 |
和容悦色 | わようえつしょく = 和気藹藹 |
佇立瞑目 | ちょりつめいもく 悲しんで立ち止まる |
俛出胯下 | ふしゅつこか = 韓信匍匐 |
偃武恢文 | えんぶかいぶん = 偃武修文 |
傅粉施朱 | ふふんししゅ 化粧 |
冤家路窄 | えんかろさく 避けたい人に出くわす |
刮目相看 | かつもくそうかん = 刮目相待 |
匏瓜空繫 | ほうかくうけい 優れた人が登用されない |
曼倩三冬 | まんせんさんとう 優れた才能;学を修める速度が速い |
咬牙切歯 | こうがせっし 悔しい気持ち |
哄堂大笑 | こうどうたいしょう 大笑い |
咨咀逡巡 | しそしゅんじゅん = 優柔不断 |
嘔心瀝 | おうしんれきけつ 力いっぱいでことに当たる |
嗷嗷待哺 | ごうごうたいほ 空腹のとき腹部から聞こえる音;助けを待つ |
嚼歯穿齦 | しゃくしせんぎん 憤懣すること |
夸父逐日 | かほちくじつ 自分の力量を弁えずに、達成できない目標にはしる |
屹然特立 | きつぜんとくりつ 山が高く聳える |
巫馬戴星 | ふばたいせい = 戴月披星 |
帷蓋不棄 | いがいふき 使えなくなったものでも、惜しんで、捨てない |
怡然自得 | いぜんじとく 落ち着いていて、満足している |
恍然大悟 | こうぜんたいご 小さい閃きから悟りの境地へ入る |
憑虚御風 | ひょうきょぎょふう 俗世間を超越している気分 |
懊悩焦慮 | おうのうしょうりょ 悩む |
懊悩呻吟 | おうのうしんぎん 様々な事柄を考えて悩む |
懿公喜鶴 | いこうきかく 大事なものを蔑ろにして、些末的なものに拘泥する |
截髪易酒 | せっぱつえきしゅ 自分を犠牲にしても来客を手厚く饗す |
截趾適履 | せっしてきり 合わないものを無理に合わせようとしている |
捐金抵璧 | えんきんていへき お金を大切にしない |
揣合逢迎 | しごうほうげい 他人の気持ちを推測して、取り入られる |
摧眉折腰 | さいびせつよう 卑屈な態度 |
摶沙一散 | たんさいっさん 人心が分散して纏まっていない |
撥弓曲矢 | はっきゅうきょくし 撥ねかえった弓と曲がった矢 |
擠陥讒誣 | せいかんざんぶ 讒言で相手に冤罪を掛ける |
擲身報国 | てきしんほうこく 国のために身を投げる |
攀轅扣馬 | はんえんこうば 強く役人を慰留する |
斫樹摧花 | しゃくじゅさいか 妻の嫉妬 |
昊天罔極 | こうてんもうきょく 自分の両親に対する恩 |
昃食宵衣 | しょくしょくしょうい 天子が政治に明け暮れる |
晨煙暮靄 | しんえんぼあい 朝の霧、夕方の靄 |
梟盧一擲 | きょうろいってき 博奕 |
棣華増映 | ていかぞうえい = 棣鄂の情 |
棠陰比事 | とういんひじ 裁判実話集 |
槁項黄馘 | こうこうこうかく 衰えて落ちぶれる |
橙黄橘緑 | とうこうきつりょく 冬のはじめの暖かい天気 |
殷天動地 | いんてんどうち = 驚天動地 |
殷殷奨飾 | いんいんしょうしょく 素直に鼓舞する |
無望之禍 | むぼうのわざわい 想定外の不幸 |
泓崢蕭瑟 | おうそうしょうしつ 深い水と険しい山が静かなさま |
洒掃薪水 | さいそうしんすい 日常的な家事 |
浹髄淪膚 | しょうずいりんぷ 深く感銘する |
淪肌浹髄 | りんきしょうずい 潤いのある皮膚・感銘を受ける |
游移不定 | ゆういふてい 踏み出せず、ぐずぐず |
滾瓜爛熟 | こんからんじゅく 習熟度の高い造詣や技能 |
焉哉乎也 | えんさいこや 様々な助辞 |
烽火連天 | ほうかれんてん 兵燹が多方面に広がっている |
猜忌邪曲 | さいきじゃきょく 妬んで、邪な考えをする |
瑾瑜匿瑕 | きんゆとくか 立派なものにも隠された欠点がある(あっても、さほどの問題ではない) |
瓊葩綉葉 | けいはしゅうよう 華美な花卉、刺繍のような葉っぱ |
皎皎冽冽 | こうこうれつれつ 清いこと |
眄視指使 | べんししし 横柄で傲慢な態度をとる |
睹物思人 | とぶつしじん 遺品で亡き人をしのぶ |
瞻前顧後 | せんぜんこコウ = 狐疑逡巡 |
矜高倨傲 | きょうこうきょごう = 傲慢不遜 |
稠人広衆 | ちゅうじんこうしゅう 群衆・公衆 |
箝口結舌 | かんこうけつぜつ 口を噤んで、黙る |
篳門閨竇 | ひつもんけいとう 貧しい家 |
簪纓縉紳 | しんえいしんしん 高貴な人・役人 |
縉紳楷範 | しんしんかいはん 厳格な人物の手本 |
羌無故実 | きょうむこじつ = 未曾有・斬新奇抜 |
羚羊挂角 | れいようけいかく 害を防ぐ;痕跡を残さない;詩境の超脱 |
羸縢履蹻 | えいとうりきゃく 落ちぶれる |
翹首企足 | ぎょうしゅきそく = 鶴立企佇 |
翹足引領 | ぎょうそくいんりょう 強く俟つ |
耆老久次 | きろうきゅうじ 年とっても昇格できない |
胝肩繭足 | ちけんけんそく 努力する |
芒刺在背 | ぼうしざいはい いてたまらなおい |
范冉生塵 | はんぜんせいじん = 甑塵釜魚 |
茹毛飲血 | じょもういんけつ 未開の生活様式 |
菲履赭衣 | ひりしゃい 罪人 |
蒹葭玉樹 | けんかぎょくじゅ 劣っている人が上の人に依存する |
蓼虫忘辛 | りょうちゅうぼうしん その環境になれたら、たとえその悪い部分でも受け入れる |
蕭敷艾栄 | しょうふがいえい 雑草のようなとるにたらない人物 |
藕断糸連 | ぐうだんしれん 密接に継続されている関係 |
蛛糸馬迹 | ちゅうしばせき 追跡の手がかり;痕跡 |
蜩螗沸羹 | ちょうとうふっこう かまびすしい |
蠹紙堆裏 | としたいり 古い本が沢山 |
誨婬導欲 | かいいんどうよく 淫らなことを教えて、唆す |
諂上欺下 | てんじょうぎか 上のものに媚びて、下のものに横柄な態度をとる |
譎詐百端 | けっさひゃくたん 偽りと策略が多い |
譎詭不経 | けっきふけい 誇張ででたらめ |
豎窮横亙 | じゅきゅうおうこう どこまでも行き渡る |
貪小失大 | どんしょうしつだい 小さな欲望で大損する |
趁熱打鉄 | ちんねつだてつ 鉄は熱いうちに打て |
趙州洗鉢 | ちょうしゅうせんぱつ 仏教の修行を日常生活のようにする |
跌蕩放言 | てっとうほうげん 周りを構わず好き勝手に振る舞う |
踰牆鑽隙 | ゆしょうさんげき 不純交際 |
邂逅相遇 | かいこうそうぐう 偶々であう |
邨醸野肴 | そんじょうやこう 田舎のご馳走 |
銖積寸累 | しゅせきすんるい 少量でも集まれば大量になる |
銷鋒灌燧 | しょうほうかんすい 兵乱を鎮める |
鑿飲耕食 | さくいんこうしょく 天下が平和で、生活が安らか;誰にでも支配されない |
鑿竇止水 | さくとくしすい 悪い事を除こうと、逆にその拡大の原因を作る |
閨英閣香 | けいえいかっこう 学問に優れ、才能の有る婦人 |
阡陌交通 | せんぱくこうつう 複数の道が交差している |
雍也論語 | ようやろんご 学問をすぐにしなくなる |
雕虫小技 | ちょうちゅうしょうぎ = 咬文嚼字 |
鞦韆院落 | しゅうせんいんらく ぶらんこがある中庭付きの邸宅 |
韜光養晦 | とうこうようかい = 韜光晦迹 |
飄飄踉踉 | ひょうひょうろうろう ふらふら |
駟不及舌 | しふきゅうぜつ 一回喋ったら、もう取り返しがつかない |
驍勇無双 | ぎょうゆうむそう 天下無双 |
髻中明珠 | けいちゅうみょうしゅ 秘匿された奥義 |
鬢乱釵横 | びんらんさいおう 身なりの調わない女性の寝姿 |
鬨堂大笑 | こうどうたいしょう 大笑い |
魏紫姚黄 | ぎしようこう 牡丹;美人 |
魴魚赬尾 | ほうぎょていび 国を治めるものの努力 |
麋蒙虎皮 | びもうこひ 珍しい獲物 |
麪市塩車 | めんしえんしゃ 雪景色 |
黯然失色 | あんぜんしっしょく ショックによる脱力感に襲われる |
喑噁叱咤 | いんおしった 怒って、怒鳴る |
囊蛍映雪 | のうけいえいせつ = 車胤聚蛍 |
壎篪相和 | けんちそうわ 兄弟が仲のいい |
禍棗災梨 | かそうさいり 無駄な書物 |
四分五剖 | しぶんごぼう = 四散五裂 |
軽便信用 | けいべんしんよう すぐに獲得できる信用 |
軽薄才子 | けいはくさいし フットワーク軽く、且つずるかしこい |
舎本事末 | しゃほんじまつ = 舎本逐末 |
十行倶下 | じゅうぎょうぐか = 一目十行 |
愁苦辛勤 | しゅうくしんきん 思い悩む |
就毒攻毒 | しゅどくこうどく = 以夷征夷 |
十人十腹 | じゅうにんとはら = 十人十色 |
夙夜夢寤 | しゅくやむご = 夙夜夢寐 |
殊俗帰風 | しゅぞくきふう その土地に移り住めば、その風俗に染まる |
珠聨玉映 | しゅれんぎょくえい 素晴らしい人物が集まること |
春恨秋懐 | しゅんこんしゅうかい = 春愁秋思 |
情意投合 | じょういとうごう = 意気投合 |
上下天光 | しょうかてんこう 光が水面に輝く |
小心狷介 | しょうしんけんかい 度量が小さく、頑固 |
正風俳諧 | しょうふうはいかい = 蕉風俳諧 |
従容就義 | しょうようしゅうぎ 落ち着いて懼れない |
縦容就義 | しょうようしゅうぎ 落ち着いて懼れない |
除旧更新 | じょきゅうこうしん = 吐故納新 |
初唐四傑 | しょとうしけつ 初唐期に活躍した優れた詩人 |
自力甦生 | じりきこうせい = 自力更生 |
神機妙道 | しんきみょうどう = 神機妙算 |
神出鬼行 | しんしゅつきこう = 神出鬼没 |
人心大快 | じんしんたいかい 世間の人々は嬉しい気持ちである |
水月鏡像 | すいげつきょうぞう = 鏡花水月 |
推究根源 | すいきゅうこんげん 知識を究める、物事を解き明かす |
吹竹弾糸 | すいちくだんし 音楽を奏でる |
赤縄繋足 | せきじょうけいそく 結婚する運命・準備 |
孝子約酒 | こうしやくしゅ 酒を慎む |
綜理微密 | そうりびみつ 細部まで気を配る緻密な性格の役人 |
多聞多見 | たもんたけん 沢山の知識と経験 |
抗拒不承 | こうきょふしょう 相手をいっていることを否定する |
後患無窮 | こうかんむきゅう のちのちの問題が尽きない |
黄花晩節 | こうかばんせつ 年をとってても信念を貫く |
星燧貿遷 | せいすいぼうせん 歳月の進行 |
経史子集 | けいしししゅう 古典漢籍の種類 |
子見南子 | しけんなんし 周囲に惑わされず自分の信念を貫く |
山容水態 | さんようすいたい 美しい自然の景色 |
三多三上 | さんたさんじょう 執筆によいところ |
三世同堂 | さんせいどうどう 三世帯が同じところに住む |
三世同爨 | さんせいどうさん 三世帯が同じところに住む |
三足鼎立 | さんそくていりつ 三竦み |
三豕金根 | さんしきんこん 誤字 |
三豕己亥 | さんしきがい 誤字 |
三三両両 | さんさんりょうりょう 別々に行動する |
山窮水尽 | さんきゅうすいじん 進退窮まる |
勁勇無双 | けいゆうむそう 力強くて勇ましい |
才気横溢 | さいきおういつ = 才気煥発 |
枯木逢春 | こぼくほうしゅん 苦しい状況を脱する |
孤立無親 | こりつむしん = 孤立無援 |
枯木冷灰 | こぼくれいかい = 槁木死灰 |
枯木生葉 | こぼくせいよう = 枯樹生華 |
骨肉相軌 | こつにくそうき = 骨肉相食 |
胡説八道 | こせつはちどう = 胡説乱道 |
五穀豊登 | ごこくほうとう = 五穀豊穣 |
孤影孑然 | こえいけつぜん = 孤影悄然 |
光禄池台 | こうろくちだい 立派な屋敷 |
考績幽明 | こうせきゆうめい 成績に応じて進退させる |
口耳末学 | こうじまつがく = 口耳四寸 |
元軽白俗 | げんけいはくぞく 詩人を貶す言葉 |
兼弱攻昧 | けんじゃくこうまい 弱い者同士が力を合わせて、反対勢力を襲う |
見性自覚 | けんしょうじかく 自分の本性に悟る |
倹存奢失 | けんそんしゃしつ 倹約者が生き残る、贅沢するものは亡びる |
錦繍心肝 | きんしゅうしんかん 優れた文才 |
驚魂動魄 | きょうこんどうはく = 驚心動魄 |
窮年累世 | きゅうねんるいせい いつまでも |
権理通義 | けんりつうぎ 根本的な原理と基本的権利 |
灰身滅智 | けしんめっち 煩悩、執着から解放される |
雅人深致 | がじんしんち 趣きのある人は物事の神髄まで至る |
縁木希魚 | えんぼくきぎょ = 縁木求魚 |
雨過天晴 | うかてんせい 好転する |
因循守旧 | いんじゅんしゅきゅう 古い仕来りに凝り固まる |
勲労功伐 | くんろうこうばつ 功績をあげる |
苦心孤詣 | くしんこけい 自分一人の力で芸術に精通する |
空手還郷 | くうしゅげんきょう 手ぶらで帰還する |
分崩離析 | ぶんぽうりせき ばらばらになる;人民の心が為政者から離れる |
満目荒涼 | まんもくこうりょう 見渡すかぎり寂しい様子 |
陵谷遷貿 | りょうこくせんぼう 世の中の激しい変化 |
謹厚慎重 | きんこうしんちょう 慎みがあって、情に厚い |
衣帯一江 | いたいいっこう = 一衣帯水 |
以義割恩 | いぎかつおん 恩返しにおいても正義を重視する |
安養宝国 | あんようほうこく = 極楽浄土 |
局促不安 | きょくそくふあん 臆病 |
喬木故家 | きょうぼくこか 旧家に高い木がある |
怯防勇戦 | きょうぼうゆうせん 守りのときは慎重、攻めるときは果敢に |
凶終隙末 | きょうしゅうげきまつ 最初によかった仲が悪い関係に替わる |
挟山超海 | きょうざんちょうかい 不可能なこと |
興言利口 | きょうげんりこう 即興的にできる優れた話術 |
旧調重弾 | きゅうちょうちょうだん = 旧態依然 |
窮愁著書 | きゅうしゅうちょしょ 苦しい状況を書に表す |
窮形尽相 | きゅうけいじんそう 迫真的な描写 |
求栄反辱 | きゅうえいはんじょく 名誉を獲得しようとするが、返って屈辱を味わう |
詭道険語 | きどうけんご 人々を惑わせる言葉 |
寄田仰穀 | きでんぎょうこく 他所の農地と作物に依存する |
乞食飯牛 | きっしょくはんぎゅう 低い身分 |
四字熟語は漢検1級の中で、30点が配点されている第4部だけでなく、読みや故事・諺などの部分にも幅広く出題されるので、四字熟語に関する知識は漢検1級の合格を目指すものにとっては極めて重要な意味をもっている。
A list of advanced-level 4 kanji-character idioms (“yojijukugo”) for the Kanji Kentei level 1 (Kanken level 1).
Yojijukuko have a heavy significance for the Kanken level 1 with almost 1/4 of all questions for each individual test being directly or indirectly related to these expressions, mastering of which is absolutely essential for passing the Kanji Kentei level 1 test.